箱雑記ブログ

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神保町テレビ吉田トーク

1月で神保町テレビ吉田トークは1周年を迎えたそうです。こんなどうかしてるライブが1年続くなんて素晴らしいことです。世の中にはちょっと気の狂ったネタやトークがお好きな方がいると風のうわさで聞いたので、そうした方はぜひ神保町テレビ吉田トークへいらっしゃるといいことがありそうな気がします。と言えるくらい、今月もまたひときわどうかしてる仕上がりでした。以下流れと感想。長いです。




・吉田さん登場。今月でこのライブが1周年だと。そういえばそうでした。
吉田「(客席の)祝福ムードが凄いですけど」「袖までもれてきそうでしたよ」
花とかやめてね、と本当にいらない心配を心にもなく口にする吉田さん。
吉田「いろんな後輩からキ○ガイライブって言われてね」
・最近吉本の芸人さんの中で体調不良が流行っているらしい。インフルなり胃腸炎なり。
吉田さんによると、何かしらの体調不良となった人に共通することがあり、それはある場所に行ったということらしい。それはしずる池田さんの家。
池田さんの家に行った後輩がみんな体調不良になっている。でも当の池田は発症していない、と。*1
吉田「あいつなんかやってるぞ!って噂になってる」
吉田さんは極力池田さんに近づかないようにしているそう。
・シュール5での仙台ツアーについて。
仙台のシュール5ツアーのあとは、豪華な宿で合宿状態だったと。大部屋二つで喫煙部屋と禁煙部屋にしてあったとか。
温泉があるので、池谷さん村上さんとお風呂にいき、サウナがあったので入っていたが、場所柄か水風呂がびっくりするほど冷たかったそう。順番に入りに行く人のうめき声が必ず聞こえてくるほどだったと。
吉田「帰ってくる人がみんな必ず『多分14度!多分14度!』って言う」
・さらにお風呂の話。
浴場に肌の角質が面白いくらいに取れるものがあって、吉田さんはそれが凄かったので買ってきたそうです。
温泉では、誰かがものすごく熱心に角質を取っていたので誰だろうと思ってみたらそれが家城さんだったと。
みんながお風呂を上がる頃になってもまだ角質を取っている家城さん。部屋に戻ってご飯という段階になってもなかなか戻ってこない家城さん。
全員で、「ブサイク1位が何位になって戻ってくるだろうか」とうわさをしていたところ、家城さんが戻ってくる。
吉田「やっぱり1位だった」(笑)
・部屋での話。
長い夜になるのかと思っていたが、家城さんが早い段階で寝てしまったので、他のメンバーもそこそこの時間で部屋に戻ってしまったので、最終的に起きていたのは吉田さん、押見さん、かたつむり林さんの三人。
深夜1時を過ぎた頃から、かたつむり林さんが何かおかしなスイッチが入ってしまったらしく、押見さんが何かをあおるとたけしさんの物まねでものすごく喚く、という流れになってしまったそう。
あまりにもたけしさんで喚くので、家城さんが起きちゃうんじゃないかと心配だったがそれはなく、それぞれがみんな寝ようとなっても押見さんがつつくとたけしさんで喚く状態だったらしい。
吉田さんは一人、狭い個室?を確保して寝ていたが、それでも大部屋の方からたけしさんがずっと喚いているのが聞こえていたそうで、最終的に「なんでたけしさんお金持ってるのに大部屋にいるんだろう」と不思議に思っていたとか。


・ゲスト登場。この日のゲストは「A K B 48 の方」。
・紺ブレザー姿におばさん化粧メイクで登場した阿部さん、もといA K B 48 の方。髪の毛は無造作にしばって、小さいシルクハットのついた可愛らしいカチューシャをつけているという、普段のゲストに比べると若干無駄なクオリティ。
そして杖をついていて、腰が曲がっているため、歩くのが限りなく遅い。
吉田「何から聞いたらいいのか、わかんないけど…」
阿部「何でも聞いて下さい」
吉田「じゃあ……誰ですか」(笑)
・A K B 48 の方のお名前はムラキヨミさん。年齢48歳。
阿部「48歳」
吉田「…いたのかあー」
ファンの間ではムラ、と呼ばれているそうです。
吉田「間に合います?フォーメーション」
阿部「まあ、『ムラ早く!』とは言われますね」
吉田「…徘徊ですね」
・ムラさんの経歴。A K B 48 の初期メンバーは2人。ムラさんと、もう一人はコジマ(小島?)さん。コジマダイコさんというお名前らしい。
阿部「どっちなんだい!みたいな」←小なのか大なのか、という意味の模様。
コジマさんはすでに引退しているため、ムラさんは一番の古株。
・なぜA K B に入ることになったか?
当時娘さんがオーディションに出たいということで、付き添いで行ったところ見出されてしまったそうです。
阿部「娘連れてったら『あんたいいじゃない』って」
吉田「誰に?」
阿部「康さんに」
ムラさんは合格し、娘さんは落選。
阿部「娘は落ちたらね、泣いてたね。まあ鼻で笑ってやったけど」
吉田「…厳しい世界ですもんね」
ちなみにそのとき一緒に受かったコジマさんは、ムラさんの一回り上の年齢だったそう。
阿部「私が48の時に頂点を迎えるように、『A K B 48』って名前にしたんだと思うよー」
それがだいたい5、6年前の話。
・人気はあるのか?
阿部「地べたですもん私、人気が」
吉田「あ、人気か。控え室で地べたに座ってたのかと思った」
取りようによっては吉田さんの発想の方が厳しい(笑)
・このあたりで、
吉田「108って煩悩の数では」
阿部「ボンノ?」
吉田「ボンノガールみたいな?」
阿部「そうそう」
というどうしようもない会話があって、くだらなすぎて笑った覚えがあるんですが、何の話題だったか一切覚えていません。
・A K B 48 の他のメンバー。
人気者がいっぱい。あっちゃんとか。まゆゆとか。
吉田「大島さん」
阿部「あーあの子、選挙の」
吉田「トップとって」
阿部「市議会の」
吉田「そんなにちゃんとした選挙だったの?」(笑)
・娘さんの話から。
阿部「私の娘、30よ」
吉田「え? 18の時の子?」
娘さんが20代半ばくらいの時にオーディションに付き添ったそうです。
・A K B 48 の話がよく分からない吉田さん。
阿部「あんまり好きじゃないの?」
吉田「好きじゃないっていうか、年なので、子供にしか見えないんですよ」
阿部「あー私と一緒だ」
もはや今のメンバーの中ではお母さん的存在となっているというムラさん。


・歌とダンス。
いい年なので、歌も覚えていないというムラさん。後ろのほうでなんとなく歌っているそう。
阿部「マイクも持たされてるけど、よーく匂いかいだらカプリコ
吉田「溶けたりしそうですね」
阿部「溶けるよ」「上なくなってることあるからね」
吉田「食べるからでしょ」
阿部「だって…食べるでしょ」
以下マイクに関するあれこれ。
阿部「隣の子は、工事現場の三角コーン持たされてた」
吉田「………でかくないですか」
その三角コーンの底のところにドッジボールをはめ込んだものを持っていたと。
ドッジボールはまらないでしょ、という指摘には、三角コーンのXSサイズくらいのものだからはまる、と。
それを両手で持って歌っていたそう。しかもそれが三角コーンだと気付いていなかったらしい。
吉田「言ってあげないんですか」
阿部「気がついてないから言えなくて。もしかしたらあれがマイクだったのかもしれないし」
マイクに関する一連の話が全部たまりませんでした。どうかしてる。
吉田さんは後ろの方でそんなことになってるとは気付かなかったと。
阿部「前の方に可愛い子が揃ってるけど、後ろの方にいるわよ、間違い探し的な」
・恋愛禁止について。
A K B 48 は恋愛したらクビ。
吉田「…旦那さんは」
阿部「問題はそこ」
ただ、もはや愛はないので、恋愛禁止には引っかからないとのこと。
吉田「いいんですか?」
阿部「なんとも思ってないからね」
子供が生まれたくらいでもうすでに愛はなかった、というムラさん。
吉田「早いですね」
阿部「だってグーパンチがすごかったから」
吉田「…それは、結婚前に気付かなかったんですか」
阿部「隠してたのよ。男ってみんなそうなのよ」「あんただってそうでしょ!?」
・恋愛禁止の話が続く。
実際に恋愛してないのか?と疑問に思っている吉田さん。
吉田「どうせやってんだろーって思ってますけど」
阿部「それはね、人前では言っちゃだめ」
吉田「…いきなりちゃんと怒られましたね」


・A K B 48 の生活。
阿部「みんな一緒に住んでるんだけどー」
吉田「え! みんな一緒に?合宿所?」
阿部「体育館」
体育館にてみんなで布団しいて済んでいる。レッスンもそこでやるとのこと。みんなが常に一緒にいて、一人になることはない模様。
阿部「さすがに男連れ込む子はいないわね」
吉田「そりゃそうでしょ、見てますもん」
阿部「私、旦那と子供一緒にいるわよ」
吉田「え!」
旦那さんは働いておらず、娘さんも派遣社員だったが今は働いていないとのこと。聞いていて荒みそうになる家族…。
そして体育館に唯一の男性である旦那さんはハーレム状態なのでは?という吉田さん。
阿部「42はいってる」
・スリーサイズについて。
ムラさんの武器は104センチのヒップ。ヒップのサイズだけ公開されていて、バストとウエストは公開されていない。
阿部「旦那のものだから。ヒップはお客さんのもの」
吉田「お客さんのもの!? とんだアバズレじゃないですか!」
旦那さんは今でもグーパンチを欠かさないそう。家族だけでなく他のメンバーもほとんどがグーパンチの被害に。
阿部「みんな殴られて今の顔」
奥さんであるムラさんもグーパンチの結果が今の顔だそう。間をおかずグーパンチのため腫れがひかないので形状を保っているとか。腫れが引かず、ずっと熱を持っている状態。
阿部「あんたの顔マグマかよって触った人みんな言うよ」
吉田「他のみんなもですね」
阿部「みんなマグマ」
語幹が面白かったのか、なぜか笑うムラさん。
・総選挙について。
あからさまに人気の順位が分かるというのは残酷なシステムだという吉田さん。チームの中でもそういう話にならなかったのか、と聞くと、あったと。なんだったら残酷コールが起こったらしい。
阿部「総選挙って聞いたらくいぎみで残酷コールが」
・ファンについて。
初期メンバー(ムラさんとコジマさん)の初ライブでのお客さんは7名。その7名はまだ残っている。ちなみにその7人全員がムラさんのファンであったらしい。
・秋元さんのこと。
合宿所にはプロデューサーも一緒に住んでいる。彼は全部一人でやっていて、食事なども作る。何でも鉋ひとつで作ってしまう。
以前は鉋だけでボーリング場を作ったことがあるらしい。
阿部「そういう人だから」
・総選挙の話に戻る。
ムラさんの順位は何位かと聞くと、予想通りの48位。
吉田「何票入ったんですか」
阿部「7票」
もちろん初期からのファンの7人のもの。もしもこれが6票だったとしたら裁判になっていたと。
裁判とは、立会人のコジマさん(引退済み)が熱い鉄の棒を押し付けて「本当のことを言え」と詰め寄ること。
・じゃんけん大会のことも。後だしがどうこう言ってた気がしますが忘れてしまいました。
・お別れの時間に。
吉田「僕、応援してるから」
阿部「8人目になってよー」(笑)


・エンドトーク
題材だったので、実際のアイドルさんたちの話。吉田さんは本編で言ったように子供にしか思えない、と。
吉田「篠田さん以外可愛いと思ってないもん」
吉田さんの好みは非常に分かりやすい。
付き合ってくれって言われたらどうする?と阿部さんに言われても、どうでもいいと。
阿部「48人どばーって来たらどうする?」
吉田「逃げるよ!怖いもん」
阿部「胴上げされたら嬉しいだろ?」
一番売れっ子のあっちゃんについても吉田さんは懐疑的。
吉田「あっちゃんは、結局関町を虜にできてないから」*2
阿部「でもあいつ毎晩(自主規制)してるって…」
吉田「サイテーだな!」
本当に可愛いかどうか、みたいな話も。割愛しますが(笑)
吉田「俺、ここ(客席)に何人か紛れ込んでても、しばらく気付かないと思うもん」
阿部「俺一発で気付くわ」
阿部さんは相変わらずお客さんに攻撃的(笑)
可愛いかどうか話の中で。
阿部「俺の方がよっぽど…」
吉田「いや、分かる」
阿部「俺も枕持ってプロデューサーのところに…」
吉田「バレバレだから」
阿部「テンピュールの枕持って」
吉田「それ寝ること考えてるじゃん」


そんなこんなで終了。


長々書いてすみません。あんまり面白かったもので、見ててずっとふわふわしてました。
もちろん常に大きな笑いがあるとか、爆発的に客席がゆれるとか、そういうことじゃないんですけど、最初から最後までずっと設定から会話からリアクションからゆがみっぱなしだったので、もうそれがずっと面白くて脳内が1時間フルで喜んでる感じでした。
マイクのくだりの唐突さと、そのくせ何でもないことのようにぶっ飛んだマイク話が続いていく感じとか、これまた唐突に出てくるグーパンチのくだりのちょっとした怖さとか、もう色々面白すぎました。勝手な想像ですけど、これら全部その場でアドリブで考えている阿部さんの脳内フル回転ぶりを思うとちょっとすごい。対応する吉田さんの方は、対応する態度がとにかく一貫して他人行儀なテレビMC然としているところがぶれないのがとことん面白いです。明らかに気のおかしいゲストをきちんとお客様として扱いつつ、だから無駄に突っ込んだり否定したりは絶対にしないところが。阿部さんの脳みそフル回転での飛びすぎた発想の数々と、それをあくまでゲストとして扱って否定したりせず慇懃無礼に受け止める吉田さんの態度こそが、このライブを唯一無二たらしめているのだと勝手に思っています。そういう意味ではポイズンの漫才に本当に近いところがあるというか、ポイズンの漫才の原液のようなイメージがあったりします。これも思い込みかもですが。
キ○ガイライブと言われてなんぼのおかしなライブではありますが、癖になります。好き嫌いあるだろうし見る人を選ぶと思うのですが、それにしても面白いです。感想書くたびに言ってる気がしますが、他じゃなかなか感じられない中身だと思います。真っ当な芸人さんはこんなトークライブを1年も通してやろうと思わない気がします(笑)
なので、ちょっと頭のおかしい芸人さんのトークが好みだという方にはうってつけだと思われます。という書きぶりは逆にマイナスアピールだろうか…。


以上です。続いてくれるようでほっとしました。来月も楽しみです。

*1:実際は昨年末の時点で一足先に体調不良になってましたが。

*2:ご存知役者関町さんの初ドラマの主演が今をときめくあっちゃんでした。