箱雑記ブログ

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漫才ライブ「4分×2本」関東版B

今月もBへ行ってきました。
帰りに友人と話していて思ったのですが、この漫才ライブが捨てられないために、このライブが始まる以前と比べて単純に月に2本ライブが増えていることになるのでは。どうりで平日が慌しいはずです。
ざっと書いてみたのですが、ちょっとだけネタのネタバレしてるかも。すみません。


カリカ
POISON GIRL BAND/U字工事/コア/エレファントジョン/セブンbyセブン
MC:芦沢和哉



今回のMCは芦沢さん。MCチョイスの幅広いライブだなあ。芦沢さんを生で見るのは久々だったので嬉しかったです。相変わらずしゅっとした素敵な人だ。

オープニングでは、最初に出てきたセブンbyセブンからして、「楽屋でずっと風俗の話をしていた」という困った出だし(笑)
エレファントジョンは相変わらず胡散臭さすら感じる満面の笑みで登場し、明るくなった!と芦沢さんに言われ「ちゃんとどんよりさせますって!」と意味不明の笑顔(笑)毎回2本新ネタをやるが、必ず片腕を失って帰っているらしい(笑)
U字工事ははじめましての芦沢さんに礼をする、その腰があまりに低くて笑う。コアは芦沢さんに特攻服はもう着ないの?と聞かれ、「やめました!」ときっぱり。数年間着ていてずっとスベっていたという衝撃の告白(笑)
ポイズンは、出てくるなり阿部さんが「またお風呂の話したらいいですか」と余計なことを言い出したりする(笑)前回までAにいて、今回からBに移ってきたことについて、「ランクが下がったんです」とぽろりと言う阿部さんに一同非難轟々(笑)吉田さんも「昇格できるように頑張ります」と無駄に付け加える。ここまでエレファントジョンにコアと、テンションが上がって明るくなった舞台上がまた沈んだと芦沢さんが抗議(笑)テンション上げてください!といわれ、「俺達、テンション上げてがんばります」とものすごく無理矢理な棒読みで声を張る吉田さんに大笑い。
カリカは、月に新ネタ4本作るというとんでもないペースのため、最近は代々木公園で待ち合わせをしてネタあわせをすることも多いらしいです。この日もライブ前に家城さんが代々木公園に行くと、ベンチに座ってスーツのジャケットをぬいた林さんが手を振っていて、完全にリストラサラリーマンの装いだった、と。
スタジオパークに行きたくて道に迷った小学生達が、見た目が怖い家城さんを避けるように見た目がまともな林さんに道を聞いてきたが、「何処から来たの?」「どうして教えてほしいの?」等々質問攻めにして、「教えてください」というまで教えなかったという林さんの話が相当アレでした(笑)怖いやら面白いやら。林さん曰く、「東京の厳しさを教えてやりました」とのこと。

※以下はタイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
[1]
カリカ:飲酒運転
エレファントジョン:修学旅行
セブンbyセブン:服に気を使っていこう
コア:どっちが素人か
POISON GIRL BAND:ガッツポーズのやり方
U字工事:スナックでストレス解消
[2]
カリカリバーシブル
エレファントジョン:別れ話
セブンbyセブン:もてる男になるためにはクールさが必要
コア:憧れ
POISON GIRL BAND:優柔不断
U字工事:新聞の勧誘

カリカの漫才、林さん作があるという話だったのですが、どっちなのかどっちもなのかは分からなかったです。多分作り上げる作業は二人でやっているからなのかな、と想像。1本目の現実と妄想がごっちゃになった感じのネタも好きなんですけど、2本目のネタがものすごく好きで、カリカの表と裏、まではまだしも、カリカのポッケって何だ(笑)林さんのキャラが強固に作られているネタが私はどうもツボのようで、何処までも前向きな林さんの強さに大笑いでした。
あと、ちょっと前から思ってたんですけど、漫才をやっているときのカリカは「漫才をやる」ということを演じている、ような印象があるのですが、私だけかな。やろうと思えばもっと自然に演じることが出来るところを、あえて漫才風な喋りと漫才風な会話で漫才を装うというか演じてる、というような気が。漫才らしい会話をしているためにそうなっている、ということかもしれませんが、何となく会話や話し方を漫才風にデフォルメした形で見せているような気が。あるいはそう見えるのか、それとも私の気のせいか、そこらへんは分かりませんが。
あと、「紅茶を楽しむ感じで会話を楽しみたいんだけど」というフレーズにアホほど笑いました。漫才なのに!(笑)2本目で林さんが台詞でひとことを飛ばしたために家城さんがリアクションを返さない、というシーンもあったなあ。単語ひとつまで練って作ってるんだ!と思ってびっくりしました。そんな綿密な形で作る作業を、月に4回やっているのかと思うと、目が回るようです。


エレファントジョンはどっちも安定してどっちも楽しく見ることが出来ました。2本目は何となくどこかで見たことがあるようなフレーズがあったようななかったような気がしたのですが、自分の記憶に自信がないのでそうでもないかもしれない。どっちんしろ面白かったことに変わりはないです。
私は加藤さんのツッコミがとても好きなので、たまにネタの中に埋没しないフレーズがツッコミにくっついてくると、それが大抵可笑しくてしょうがなかったりしました。


セブンbyセブンは、どっちのネタだったかな、宮平さんが振り切れる瞬間があって、そうなるとここのネタは楽しくなるなあ、と改めて思ったものです。宮平さんが普段からことさらにしゅっとしていてさらっとツッコミをこなしているために、それが突然別のベクトルに振り切れると、ものすごく新鮮だし、キャラの違いぶりに衝撃だし(笑)


コアは、1本目はコアの定番の形で、2本目はまた違った形で、ふり幅を感じました。基本的なノリは一緒なんですけど、とぼけた調子でボケていく吉井さんもいいんですけど、それにしても梶本さんは上手いんだよなあ、と見るたびに感心。ものすごく安心して見てしまう。


ポイズンは先日の屋根裏部屋から2本。ガッツポーズのネタが、屋根裏のときよりもコンパクトになってて(このライブは制限時間があるので)、面白くなってて、おお!と感動。でも屋根裏のときに好きだったフレーズはなくなってたりしたから、本当にポイズンて分からない。
考えてみたら、ネタの作りは引っ越しのネタとちょっと似た感じで、最初の原型がどんどん見えなくなっていくのは相当に面白いんだなあ、と改めて実感しました。ガッツポーズが来るあたりは本当に笑うしかない(笑)「ガッツポーズはこないから」までならまだしも、「ピッチャーがガッツポーズしてきたら調子に乗りすぎ」あたりの掘り下げ方がたまらなく可笑しい。吉田さんのフレーズが可笑しいのは、、わざわざそれをここで言う必要はないけど、間違ったことは何一つ言っていない、というそのラインを絶対に崩さないからなのかも。納得して笑っちゃうんです(笑)*1その感じが絶妙。
優柔不断のネタも、屋根裏の感想にも書いたんですけど、普通は5つ目くらいにくる展開が頭からくるのがすごい急転直下ぶりで、そこが好きなんですけど、それにしても展開が捩れてて楽しい。おじいさんに久しぶりだなーとか言わせる必要は、多分このネタ本来の流れでいったらないなずなんですよね(笑)そういう余計なパーツがポイズンの魅力なのかもな、と。


U字工事はほのぼのとしつつも、1本目でやたらと笑った記憶があります。多分益子さんの素晴らしすぎる田舎のスナックのディテールにやられたのだと思う(笑)あと予想のつかない小ネタも多くて、いちいち楽しかったです。氷を砕くという態で顔を殴っていたので、そういうバージョンもアリなのかと検討違いの感想を持ちました(笑)2本目の新聞勧誘もあまりに横暴なのにどこか味わいがあって牧歌的なので、そのギャップが楽しかった。


エンディングでは、それぞれが告知をしてまして、芦沢さんに「お前らも告知があるはずだ」と言われて出てきたポイズンがぼそぼそと喋っているところに、後ろから梶本さんが阿部さんの頭を突然引っぱたいた瞬間がとにかく大笑いでした。涙流して笑ったわー。吉本内で今更阿部さんにそんな風にちょっかいかける人っていないから、新鮮で(笑)家城さんの「阿部はそういうことされるともっと殻に閉じこもるから!」という言があまりにも的を射ている気がして笑ってしまったのですが、一番戸惑っていたのは梶本さんだったように見えた(笑)涙目になる阿部さんも可笑しかった・・・言われてみれば、あの手のキャラでこういう弄られ方が珍しいく感じるのって不思議なことかも。
その後は、再び告知中に背後を警戒してヒーローよろしくだん!と床を鳴らして後ろを振り返る阿部さんに爆笑。何やってるんですか(笑)そしてカリカや他の芸人さんたち周囲の動乱に対し、微塵も動じず鉄のマイペースで淡々と告知を続ける吉田さんがやたらと可笑しかったです(笑)「こういうとき僕はどっちについたらいいんですか」と言い出して、家城さんに「どっちでもいいんだよ」と優しく声をかけられたのを幸いと、やはり何事もなかったように告知をし続ける吉田さん(笑)すごいコントラスト。
ちなみにヨシモト無限大の告知も一応していて、阿部さんはオロナミンCでお客さんを釣ろうとしてました。
その他、U字工事に明かされるアミーパークの3トップが明かされたりしてました。*2曰く「バーターゼロですよ!」とのこと(笑)エレファントジョンは、バカ爆の告知時に「みんなバカ爆から抜け出したくて頑張っている」という話が。先輩みんな脱出した、とかなんとか・・・。コア曰く、ナベプロのトップは秀ちゃんだそう。
最終的に、芦沢さんに告知を無茶ぶりされた森枝さんが、お子様が幼稚園で所属しているクラスの名前をクイズで出すという展開に(笑)芦沢さんが一発で当てるというミラクルとともに、ライブ終了。


そんな感じで、Bの新展開が可笑しくてしょうがないライブでした。ネタももちろんですが、それ以外のところでもどんどん楽しくて、すごく素敵なライブだと思うんだけどなあ!梶本さんの言う「クソライブ」フレーズを聞くと、ああBに来たなーと思います(笑)ちなみに今回は、カリカが自ら強制暗転×2回とクソライブの様相を・・・(笑)

*1:この感じどこかで・・・と思ったら、キングのネタもそれに近いかも。

*2:モト冬樹氏、大木凡人氏、あとお一人忘れました・・・。