箱雑記ブログ

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東京シュール5 ツアー2011 in 仙台

ツアーなのか何なのか良く分かりませんがとりあえず地方開催めでたいということで、おいしいものも食べられるし!と思って行ってきました。何気に仙台には良く行っている気がします。お笑いでもそうですが、音楽とかでも。
田所さんが体調不良につき欠席となってしまったことがつくづく悔やまれますが、それはそれとしてそんな隙にも有無を言わさず色々をねじ込んでくるシュールって素敵です。以下簡単に流れと感想。ちょっと長めです。
※林姓がお二人いるため、一部カリカ林さんを「林」、かたつむり林さんを「か林」と表記しています。




主な流れとしましては、「オープニングトーク→各コンビネタ→企画→エンドトーク茶番→一斉同時ネタ披露→本当にエンドトーク」という流れです。企画というのは、タイトル忘れましたが、シュールメンバーについてある質問(今回は「抱かれたいのは?」)をお客様に投げかけて拍手の多かった人から順番に並べて、順位を見てその質問が何かを当てるという定番のやつです。説明下手すぎてごめんなさい。
上記の流れを踏まえまして、以下気になったところだけ箇条書きします。


■オープニングトーク
・MC押見さんと池田さん。呼び込んで全員登場。ライスも二人揃っています。*1
・客席から阿部さんに歓声、阿部さんが手を振ってこたえる。お母様とそのお友達?が3名でいらっしゃっている模様。
吉田「本当に?」
お母様「はい」
吉田「アケミ?」
お母様「はい!」
・阿部さんのお母様方に対するむちゃくちゃな態度に対して、か林「気ぃふれちゃってんなー」
・宮城は地元だという阿部さん。石巻市出身。
阿部「まあ今でも実家に住んでますけど」
か林「通いなのかよ」
・阿部さん、生まれたのはココ、と舞台上をピンポイントに示す。お母様はお産ショーを生業にしていたとか凄い嘘を言う。そして食いつく家城さんは自分もお産ショーで生まれたと凄い乗っかり方をする。
林「家城さんお産ショー広げすぎ」
・仙台に来ているにもかかわらず、シュールらしいにゅるっとしたトークぶり。
池田「皆さん進んで楽しくなっていきましょう」
シュール5は見る側の心がけによって満足度が天と地ほどに違うライブであると常々思っています。
・流れを失念しましたが、なぜか山手線ゲームをする流れに。仙台の名産でやろうとして、ハードル高いとなって、まず世界の国名でやろうとなる。実際にやって、何で世界の国名でやった?ということになる。シュール5に来たなあとしみじみ思うのは重度のシュールファン。
・仙台の名産で山手線ゲーム。引っかかった人には罰ゲームとして、次のネタの時間の間、自分のネタの時以外は客席でネタを見なくてはいけない(楽屋に帰ってタバコが吸えない)ということに。
・MC二人がゲームに参加しないスタンスであることを咎められる。じゃんけんで負けた方が参加することになり、池田さんが負けたためゲーム参加、押見さんはMC残留。のはずが、カリカのどっちかが「じゃあ押見は客席に」と言い出し、じゃんけんに勝っただけの押見さんがまず客席に行かされることに。
・押見さん、仙台のお客様に暖かく迎えられ、後方の真ん中の席でお客様に和気藹々と囲まれる。そこからマイクで仕切る。すごい状況。
・山手線ゲーム、家城さんが引っかかったため罰ゲームに。最前列の真ん中の空席に座る。この時点で芸人が2人客席にいます。
・そのままネタの時間に入ろうとしたところで、池谷さんがストップを。
池谷「押見さーん、ネタのオチどっちー?」
押見「…今日の気分でいいよ」
何この状況。


■ネタは以下のとおり。
(※以下は正式タイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの)
かたつむり林:コンビニ強盗
しずる:野球部の同窓会
POISON GIRL BAND:ポエム
犬の心:毛虫
カリカ:犬?*2
ライス:借金*3
客席にいるお二人は、自分のネタ出番になるとするすると舞台に上がってくる。終わるとまたするすると客席に戻っていく。


■企画
・企画前に軽くトーク。なるべく笑わないようにしていたはずの家城さん、ポイズンのネタに出てきた「ドントノータッチ氷室(阿部さんの反り返るポーズ付)」だけは我慢しきれず笑ってしまったそう。
・池田さんがネタで噛んで、袖で村上さんに本当に謝ってきたらしい。
・今日の田所さんはいつもよりよかった、特に台詞がすごく聞き取りやすかった!と大評判。*4


・企画に入ります。MCは林さん。ある質問について、それぞれのメンバーに対してそう思うときは拍手をしていただき、拍手の多かった順に並んで順位で質問の内容を当てるというもの。
ちなみに質問は『抱かれたいか』で、仙台のお客様の順位は下記のとおり。
<拍手多い>池谷・押見・村上・池田・吉田・家城・か林・関町・阿部・田所*5<拍手少ない>
以下は、企画中のやり取りや、出てきた回答でどうかしてるなと思ったものなど。


・池田「クソ食いそう」
・吉田「こっち側(多い方)の人は核持たせても平気そう」
・家城さんの順位が良く分からないという一同、林さんに聞いてみたところ、「俺はやだよ」
・池谷「いい犬の名前をつけてくれそう」
・早々と少ない方に揃ってしまうライス二人。*6
・家城さん、村上さんがいい方にいるという前提で、
家城「グラビアの子とHしたことがありそう」
池田「あーこっち(ライス)は無いもんねー」
・関町さんが、まだ池田さんの結果を聞いていない時点で
関町「池田、こっち来いよ」「拍手とかいいからこっち来いよ」
・乳首なめたいとかその手の回答の流れで、
吉田「この人を首に巻いて乳首を隠したい」
個人的にこの日一番のぶっとびワード。
・乳首が関係あるかも、というヒントに、池田さんが勢いよく手を上げるも、一瞬ためらう。
池田「これ、言えることですか?」
林「言えることです」
池田「言えること?じゃあ駄目です!」
村上さんが池田さんをひっぱたく。


■エンドトーク
かたつむり林くんが納得がいかないと言い出す。シュール5のまとまりをまだ仙台のお客さんに見せられていない!と。
か林「みんなで同時にネタやるんすよ!」
第1回のシュール5で行われたあの同時ネタ企画をやろうとする。
最初は渋っていたが、徐々に林くんの意見に賛同していく一同。
吉田さんだけは「これだけ言えばやろうって言うんだろうけど、俺はやらない」と頑なに拒否。漫才師が一番ダメージがあると主張。相方が早い段階で賛同しているのに拒否。結局流されるように賛同に乗り換える。


■同時ネタ
先ほどのネタ披露順に徐々に登場。
漫才のポイズンはセンターで動かないため、他のコント師たちが真ん中で何かをやるたびに明らかに邪魔される。
カリカも出だしは林さんがセンターにいるため、ポイズンの間から林さんが見え隠れする。
関町さんが何度も何度も押見さんに体当たりをして倒したり転ばせたりする。本当に新弟子くんにしか見えない。
しずるのネタ中のやり取りで、身振り手振りがすべてポイズン二人の身体に絡む。鬱陶しそうながら無表情でやりすごすポイズン。シズルのコントの中での変なフリで、村上さんの両人差し指が阿部さんをつつくつつく。
関町さんは林くんが使っていた長机もぶつけてついでに林くんにも被害を及ぼしていました。新弟子くん将来有望すぎ。
とにかく言葉で説明ができないのですが、舞台のあちこちで事件事故が多発していて面白いことこの上ないです。
ポイズンの漫才が終わるタイミングで終了。


■今度こそエンドトーク
・同時ネタについて。かたつむり林くんは2週目に突入したらしい。逆に犬の心は1週終わってそのまま待機。ライスは1週終わった時点で出るべきか否かを袖からずっと伺っていたらしい。
・最後の最後でやっといじられる田所さん役の永井さん。始まる直前に突然出ないかと言われ、短時間でライスのネタを関町さんと合わせ、何をするかも分からずに参加したらしい。それであの適応力は素晴らしい。
・とりあえず永井さんは、企画のアンケートの順位が、自分としてなのか田所さんとしてなのかが気になってしょうがないとのこと(笑)
・こんな風に参加していいのかと疑問でしょうがない様子の永井さん。
ただ、そもそもかたつむりからしてしずる謹慎の代役で出てそのままレギュラーとなっているという事情がシュール5にはあるため、今後誰かが病欠したら永井さんが入ることも大いにある、と。
家城「インフルチャンス!」
・家城さんが、「こういう馬鹿なことを東京でやっているユニットです。あと手をつないだままネタやったりね」と。


そんな感じでした。うろ覚えすぎて申し訳ないです。
場所が仙台だろうと何だろうとシュール5は徹底的にシュール5だったため、わざわざ足を伸ばした甲斐がありました。仙台においてまでお客さんを粗い目のふるいにかけるシュール5ぶり。好きな人間にはたまりませんが、合わない人にはとことん合わないのだろうなーと改めて見てても思いました。
同時ネタが再び見られるとは思わなかったので、これは本当に嬉しかったです。よくも悪くもらしさが伝わりつつ、やっぱり見た目面白すぎます。舞台が広いのであまり交錯はしないのかと思いましたが、そのあたりは関町さんがきっちりやってくださったので問題なしです。モリエールのぎゅっとした舞台での同時ネタも格別でしたが、広い舞台でもまた違った趣があります。あとは1回目のときはしずるがいなかったので、そういう意味でもいいもの見ました。
とにかく同時ネタやるんだ!と分かった瞬間の自分のテンションの上がり方が尋常じゃなかったです。血液沸騰したのかと思いました。
田所さん欠席という惜しい要素もありましたが、それさえもひとつのっけてシュール5たるものを見せてしまうのだから、本当に面白いなあと思います。誰かのふりをして誰かが入っているというのが、初期シュール5のお家芸でもあったわけで(笑)結果的にシュール5が始まったころの面白企画を2つも盛り込んだことになるのだなあと。
誰もやらないことを本気で全身全霊でやるのがシュール5の大きな要素だと思っているので、改めて見ても大好きだなあと思いました。
あ、仙台ということで、阿部さんとお母様との交流が垣間見えたのも楽しかったです。ご当地の醍醐味ってあります。そういえばシュール5には地方出身の方が少ない気が。


次にツアーがあるときには、田所さんのいるシュール5でぜひ。

*1:田所さんポジションに永井祐一郎氏を添えてご想像ください。

*2:このコントの正式タイトル度忘れしました…。

*3:永井さん、ほぼパーフェクトに田所さん役を完遂。

*4:田所さん役=永井祐一郎氏。

*5:田所さん役=永井祐一郎氏。

*6:田所さん役=永井祐一郎氏。