箱雑記ブログ

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プライムライブ POISON GIRL BAND漫才ライブ

本当は、ゲストもたくさん出るので単独ライブとは銘打たないでください、と社員さんには言っておいたはずが、うまく伝わらなくて単独って入っちゃった、というライブ。ポイズンのネタを3本見られて、ゲストのネタもがっちり見られて、エキストラの皆様もなぜか素敵人選で(笑)楽しかったです。なぜか3回もM-1決勝に行っているポイズンならではの企画もにやにやして見てました。以下感想。



※以下は正式タイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
POISON GIRL BAND:サウナ
企画「決勝記者会見及びネタ順抽選会」
POISON GIRL BAND:相撲
ゆったり感:水戸黄門
イシバシハザマ:肝だめし
チーモンチョーチュウ:すぐ負けしりとり
POISON GIRL BAND:やり方

ポイズンの3本目はもっと違う言い方があるような気がしますがどうしたらいいのか分からない(笑)
ポイズン1本目は本当に足慣らしって感じの、ボケが純粋に1つだけの短いネタ。まあ足慣らしなんだろうと思うことにしました。でも「胸倉ないよ」「胸倉できてくるから」あたりはたまらないものが。
2本目は8月の屋根裏での漫才トークで見たネタで、ネタ中に相撲の立会いをする阿部さんと、何よりそれを真っ向から突っ込まずにやんわりと諭すだけの吉田さんという不条理さがたまらないネタなのですが、屋根裏のときよりもさらに面白く見られました。屋根裏よりもルミネの方が舞台が広いから、立会いで押し出される吉田さんも勢いよく舞台隅に追いやられていておかしい。
3本目は見たことないネタでしたが、いろんなものに関して阿部さんなりのやり方を披露する、という中身はだいぶ原始的な題材なのですが、その中身がポイズンらしい捻くれた力技でいちいち面白くてたまりませんでした。意外性というよりは明らかに力技(笑)そこにのっかる吉田さんのフレーズが、かわいそうな子を静かに言い含めるような相変わらずの他人行儀な優しさとよそよそしさで、大好きだと思いました。ボケが力技でも、ツッコミの仕方でその先はわりと幅広くどうにでも転がるものだなあ。とはいえ阿部さんのボケがただの力技にしては歪でぶっ飛んでるのはいつものことでした(笑)


ゆったり感はあいうえお作文の漫才。すっかりゆったり感定番、という感じで見てて頼もしい。そのわりにはよく江崎さんが飛ばしているのに出くわすので、あのネタでテンポ維持するのって大変なんだなあとしみじみ思いました。それにしても最近中村さんの佇まいが意味も無く笑えてしょうがないのはなぜだろう。
イシバシハザマは相変わらず彼ら独特の形で。トークのところで、漫才として認めてもらえるかどうか、みたいなことを言ってて、そういう悩みもあるんだなあと。ころころとリズムよくネタが転がっていくので見ていて気持ちいいです。
チーモンチョーチュウのすぐ負けしりとりのネタは大好きなのでここで改めて見ることが出来て嬉しいです。先に進んでいくボケの展開がいちいち絶妙で楽しい。菊地さんは本当に達者だなあ!しっかりつっこむことは大前提として、ただワンフレーズでつっこむだけでは終わらないので中身がぎゅっとしていて情報量も多くて、見てて嬉しくなります。白井さんのボケがシンプルなのにあさっての方角からひん曲がって飛んでくるから、それくらいできっとちょうどいい(笑)正しくお客さんへの通訳的役割も果たしてくれてるんだなあと思います。


合間の企画は、決勝進出したという前提で、記者会見での紳介さんとのやりとりと、ネタ順の抽選のシミュレーション。なんという決勝に上がる気満々の頼もしい企画(笑)ポイズンはこの時期になるとちょくちょく決勝裏側エピソードや舞台裏がどうなってる、みたいな話をライブでたくさん水平展開してくれるので、本当に興味深いです。要するに、決勝に東京吉本の顔見知りがひとりもいない→決勝当日の長い待ち時間においてメンタル面でしんどい→顔見知りがみんな決勝に上がったら緊張しないで普段どおりに出来るよ!という理論は前々から言ってますけど、案外真理なのかなあ(笑)
今回新たに吉田さんから出てきたのが、「記者会見で笑いを取る→記者の人達に面白いと思われる→各種メディアで『こいつら結構面白いよ』という扱われ方をされる→追い風!」説(笑)これもある意味真理、かもしれない。ただ、朝の会見で紳介さんも朝のテンション、しかも記者さんは笑いに来てるわけではなく取材に来ているので笑わない、という稀に見るハードルの高さゆえに、難しい、だからやってみよう、という話でしたか確か。
紳介さん役ということで山本吉貴さんが登場。決勝行ったことないし会見見たこともない、という山本さんの紳介さん司会が上手すぎて笑う(笑)そしてインタビューをされては撃沈していく一同(笑)こういうのやらせたら本当に山本さんは上手いな!お元気そうで何よりです、と思ったけどキングオブコントの準決勝で見たばかりでした。


ネタ抽選も、やはりネタ順は大いに順位に影響するということで、くじ運だめしをしてました。4組だけしかいなかったので、ちゃんとエキストラを4人つれて8組での抽選。エキストラに登場したのが、LLR福田さんにクレオパトラ桑原さんにふくろとじてっちゃんにエリートヤンキー橘さんという、エキストラにしては豪華な面々。山本さん曰く「じゃあこいつらは関西芸人やな」のひと言で、全員がエセ関西弁で参加するという流れが面白すぎました(笑)全員が好き勝手にやりたい放題で楽しすぎたー。
吉田さん曰く、決勝に選ばれるような人達は、えらいもんで本当に1番とか2番とかは簡単には引かないのだそうです。ポイズンが2番だったときも、1番と2番だけが残っていた状態で、前の年に1番を引いていた吉田さんがびびって阿部さんに引いてもらって、阿部さんがなんとか2番を引いた、という状況だったそう。こういう話もすごく興味深いなあ。
そういえば、くじ引きというと、チーモンが以前のシチサンライブで占い師さんに占ってもらったときに、白井さんのくじ運がいいので何かあるときは絶対に白井さんが引くべきと言われた話を思い出します。決勝行ったらもちろん白井さんが引くんだろうな。


その他、覚えていることなど。


・客席を見て、「昔は満員にしたんですよ」「単独やったときその年で2位の動員数だった」という話。懐かしい!
吉田「単独で悪ふざけすぎてお客さんがどんどん減っていって」(笑)
そういえば昔からそんなことやってたんですねこの人達!余談ですが先日のシュール5の阿部プロデュースでポイズン単独の「ちゃんこ番」を思い出した人は結構いると見ました。
「もう人気ねえよ」と笑う阿部さんが面白すぎた(笑)
吉田「え、ぼやき漫才に転向するの?」
・突然の阿部さんの「ロリコンで熟女好き」というきわどいボケに対して、「低めか高めしか打たないんだね」という吉田さんのツッコミが秀逸すぎて笑う。
・楽屋に東京吉本芸人がいっぱいいてほしいという話。
阿部「(菊地さんに)ブレイクダンスしてよ楽屋で」
漫才アワードの話。合格ボーダーが600点前後で、低くても500点前後は取っている中、300点台で最下位をぶっちぎるポイズン(笑)楽屋で見ていた芸人さんが「低!」となったらしい。
・阿部さんに携帯の番号を教えてもらえない中村さん。囲碁将棋の根建さん経由で遊びのお誘いがくるらしい(笑)
・中村さんキャンセルのため、サマーランドに根建さんと二人で行ってきた阿部さん(笑)
M-1決勝の日の楽屋の話。みんなで敗者復活を見ているそうです。
数年前の敗者復活で、カリカ越冬つばめを熱唱しているのを見て楽屋が沸いたとか(笑)
M-1決勝事前番組でひとりひたすらボケ倒す笑い飯哲夫さんの話が何度聴いても面白すぎる。


そんなところです。
もうM-1の時期なんですね。またわくわくどきどきはらはらの日々がやってきます。
それにしてもポイズンさんは今年の新ネタであんなにもいまどきのM-1らしくない(=いかにもポイズンらしい)ネタをたくさん作っておいて、ちゃんと決勝に行く気満々らしいので、それがだいぶ楽しくて笑ってしまいました。いっそ頼もしい!