箱雑記ブログ

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エリートヤンキー単独ライブ「エイゴとしゃべらナイト」

毎度のことですが、エリートヤンキー単独のタイトルはどうにも秀逸すぎます。「タチバナシ」の時点でもうタイトルネタ尽きちゃいそうだと思っていたのにこれですから素敵です。言葉を繰る人達らしい単独タイトルでいつも楽しみにしてます。
ライブもすごく良かったです。私はまだ3回しかエリートヤンキーの単独見てないですが、そのたびに一番新しい単独が一番よかった、と思えるのはすごいことかもしれない。
以下極力ネタバレをひかえて感想を書いてますが、まったくネタバレなしとはいかないので、ご注意ください。


※以下は正式タイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
・オープニングVTR
・[漫才]ロックバンド
・[VTR]今日のわんこ
・[コント]シミ
・[漫才]ジャングル探検
・[VTR]今日のわんこ(と見せかけて今日のたちばなくん)
・[コント]小説家
・[漫才]西島エイゴ知ってますか?
・[VTR]自由研究:トマトを育てる
・[漫才]絶対音感
・[コント]クーポン
・[漫才]我慢

1時間でしたがボリューム満点で面白かったです。本当に、前回よりも今回の方がより面白かった!と思えるのがすごい。漫才がみんな面白かったのがすごくいいなあと思いました。5本どれも面白い。最初に見た単独は、漫才だけを立て続けに見せる単独だったんですが、その時は漫才の数に対してふり幅が狭いというか、バリエーションがもっとあったらいいのになーと思った記憶があるんですが、今回はそのバリエーションが抜群に豊かで本当に飽きずにあれもこれも面白い、という仕上がりだったように見えました。ジャングルのようなエリートヤンキーらしい形のものもあれば、ジューシーズ松橋さん作という西島エイゴを知ってますか?の漫才もあり。この漫才は本当に面白かったです。ネタそのものが、エリートヤンキーではまず見られないような不可思議なノリで終始していて、リズムに乗って西島さんが変な動きをしているというだけで、新鮮どころの話ではないです(笑)こんなこともやるんだー!と感動してたらエンディングで松橋さんの名前が出てきて、ものすごーく納得してしまったのでした。一連の不条理さも手伝って、やたらと笑ってしまったなあ。これはこの場だけでしか見られないのかな。だとしたら惜しい。
最後の我慢をする漫才が、形としてちょっと新しさを感じるもので、すごく好きでした。手数が多くなっていて、ツッコミのリズムと言葉選びに重きが置かれるタイプで、それこそM-1あたりに持っていったら面白いかも?なんて妄想してみました。ネタそのものは短かったので、また色々変えていったり詰め込んでいったら楽しくなりそうでわくわくしました。


コントはいかにも漫才師の人が作るコントって感じで、基本切り口勝負(笑)クーポンのとか、目の付け所が楽しいなあとにやにやしました。分かりにくいよねクーポン。小説家のコントは橘さんの瞬発力ありき、なのかな。橘さんのああいうポテンシャルを眺めるのが大好きなので満足です。シミも醤油のシミを模様にしちゃえ、という発想ありき。とにかくそのありきが全てというのが漫才師さんのコントだなあと(笑)


VTRもそれぞれ楽しかったです。恒例の長期企画は、今回はトマトを育てて片方を褒めて片方をけなして、育ったトマトの味は本当に変わるのか?というもの。今は懐かしいワイ!ワイ!ワイ!水曜カリカのあの企画を思い出した人が私以外にもきっといるはず(笑)実際に舞台上で食してみて、「まったく一緒」という素敵結果(笑)実験は橘さん宅で行われていましたが、毎日トマトの苗に声をかけまくっていたそうで、怪しまれなかったかと問われて「近所で評判ですよ!」と(笑)
あとは、噂の西島さん(の彼女さん)のわんこと西島さんの映像だったり、それを前フリにしての、「たちばなくん」の映像だったり(笑)「たちばなくんは、えいごくんと漫才をするのがだーいすき!」というナレーションがシュールすぎる(笑)


とにかく、1時間があっという間で、もっと見ていたいなあと今回も思わされたライブでした。エリートヤンキーの漫才が持つポップで前向きな楽しさは、いつ見ても本当にいいなあ楽しいなあ面白いなあと、混じりけのないポジティブな感想を持つことが出来て、私にとってはとても大事な時間を与えてくれる人達です。完全に好みの問題なので、贔屓目も大いにあるのは自分でも重々承知です!