箱雑記ブログ

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犬の心オールナイトトークライブ

今年最後の犬の心オールナイトに行ってきました。何回目になるんでしたか。結構な回数になりましたよね。去年の11月が最初でしたか。
とにかく今回は笑い疲れました。
そういえば前回の覚書が書きかけのままです。書き終わりたいけど時間がない!



いつものように三部構成で、一部は犬の心二人でのトーク、今回はゲストなし*1、二部は9期生3組と今回は永久ゲスト(笑)のオコチャさんを交えての企画、三部はお久しぶりの衝撃映像企画、というラインナップでした。


一部は毎回まったりとしつつも犬の心が好きな人間としては非常に楽しい時間なのですが、今回はものすごく楽しかった印象があります。なぜだろうと考えたのですが、おそらく、犬の心が語るやりたいライブとか、未来のこととか、とにかくそうした妄想の数々が見事に面白くさらに興味深いという仕上がりになりがちだからではないかと。本当に面白かったです。
押見さんが自ら「素に近い」と言うトークライブで、毎回のように「ライブでどんなことやりたい」という話がたくさん出てくるのって、ある意味すごいというか面白いというか。きっと押見さんは四六時中そんなことばっかり考えているんだろうな・・・(笑)家城さんを見ててもよく感じるのですが(というか家城さんにこそ誰よりも感じる)自分が何をやりたいか、それをどうやって実現するか、そのためにどんな手法を用いるか、ということを常日頃から突き詰めまくってるなろうなーといつも思います。ある意味舞台に対する執念と呼べるかもしれない。どうだろう。分かりませんが、そういう話は普通は裏方の話であって、私達客席側にはなかなか見えない部分だと思うのですが、犬の心のオールナイトにくると、芸人さんが作ることに関してどれだけ思考を費やしてるんだろうということを、なんとなく想像させてくれるのが面白い。
ちなみにライブ妄想として出てきたのが、「午前9時から2時間のコントライブ」「路上有料ライブ」「M-1にもう出られないのに急に漫才し始める」等々(笑)100vs2の大討論大会や24時間コントライブのこともまた言ってましたか。押見さんは、「このライブやってると何やってもいいと思っちゃうんだよ」とのことですが、じゃあやっちゃえばいいじゃない、と思ったとか思わないとか。無責任な客ですみません。
押見さんはデータがほしいんだそうです。お客さんの反応とか望んでいること望まないことなんかを、数値化というか具象化したい人なのかもしれない。その気持ちはすごく分かるなあ。


ライブ妄想以上に面白かったのが、未来の犬の心妄想。
池谷さんが結婚したら笑っちゃう、という押見さん(失礼な。笑)の話から、池谷さんが「来年30だし、そろそろ店を出したい」と言い出したのがきっかけ。
池谷店を出す→テレビに取り上げられる→犬の心がいいともの1コーナーに出演するようになる→押見自殺未遂→半年休業→吹っ切れた押見のカリスマが上がる→人気が上がる→ちょっと落ち着いた頃に池谷結婚→押見映画出演・・・
などという、壮大な物語が出来上がりました。笑ったーおなかかかえて笑いました。なんてくだらない(笑)これを二人がものすごく真剣な顔して(あくまで顔をして、です)考えているのが可笑しくてたまらない。自殺未遂のあたりがちょっともうおかしいですから。
さらに映画出演の頃に押見さんが誰か名のある女優さんとスキャンダルでさらにカリスマが上がる、という話になり、「長澤 まさみとうまいこと何かなんねえかなー」から、長澤嬢だとポップすぎるみたいな話になり*2、池谷「夏木マリ!」押見「高岡早紀!」あたりでお客さんが「ああー」とリアルなリアクションをこぼしたところで押見さんに「・・・バカでしょ」(笑)と落とされるという展開。だって面白いんですもん、その妄想が(笑)
そういえば、「タイムマシンで10年前に行けたらどうする」みたいな話もしてたなあ。


あとは、池谷さんのパブリックイメージを池谷さん自身が裏切ることに関する押見さんのダメ出しも多く、初回のオールナイトを思い出す原点回帰ぶり(笑)
家でニュースしか見ないという池谷さんに物申す押見さん。
押見「お前にそんなのいらねえよ!」
本もエッセイ(椎名誠など)ばかり読む池谷さんにも物申す押見さん。
押見「そんなのいらねえよ」「漫画読んでろよ」「コロコロ読めよ!」
楽屋でPSPや携帯を弄る池谷さんが嫌いな押見さん。
押見「キャッチボールしなさい!」「楽屋では積み木」
アイドルとかを分かりやすく好きでいろ、という押見さんに、最近あややはチェックしてるの?と聞かれて「バラード歌いだしちゃったからなあ」と答える池谷さん。押見さん大喜び、大笑いで「それ!」(笑)
押見「バラードって言わないでよ、『ゆっくりだからやだ』って言いなよ」
本当に面白い・・・。そして再び押見さんの印象が私の姉とかぶる(笑)理屈を駆使する人の全力の理屈トークは最高に面白いです。大好物。


あとは、若手単独祭りのチラシを元に他のコンビの単独ライブのタイトルを切ってみたり(これものすごく面白かったのですが、全部書き出したくなったので覚書でやります)、グランジ大さんは酒におぼれ始めている(笑)、大さんは「平成のやっさん」である、池谷さんは過去1回だけ浮気をしてそれがしんどかったのでもうやらない、押見さんは浮気ばっかりしている(笑)*3、楽屋から漏れてくる笑い声に「殺したいんだけど・・・」と不穏なことを言う押見さんとか、ルミネ単独が埋まるかどうか心配だとか、池谷さんの意外な他事務所芸人さんとの交友とか*4、池谷さんは忘年会シーズン恐ろしいほどに忙しいとか。
そういえば、押見さんがラーメンズが面白いという話をまたしてました。ファンの方にDVDをいただいたとかで、相当お好きのようです。「この中でも本公演とか行ってる人いるんでしょう」とのお言葉に、別に後ろめたいことなど何もないのにどきーとなった私と友人(笑)そしてそんな人がきっとあの会場には結構いらしたに違いない(笑)


そういえば、今回は頭から池谷さんまでもが「全然緊張しない!」なんて言ってたなあ(笑)押見さんは「お前も緊張してなかったらやばいよ」なんて言ってましたが、本当にどんなライブだ(笑)
あと、すごく印象に残っているのが、
池谷「ソフトクリームのみなさん!俺が結婚してもいいのかな?」
押見「・・・みーんないい顔してるよ」(笑)
というやり取りでした。押見さんが言うとおり、池谷さんの結婚はきっとみんなが幸せになる(笑)


2部は、永久ゲスト・オコチャさんの本気企画。企画内容や進行を紙に書いて持ってくるという徹底ぶり(笑)せっかく仲良くなってライブも一緒にやっているのだから、この中で通用したり協力したりできるくだり(BコースさんのギャグにMCがつっこむような)を作ろう、という企画。
生まれたくだりについては何しろ言葉で説明するのが難しいのでここではとりあえず割愛しますが、とにもかくにもゆったり感中村さんで涙出るほど笑わされました。目が泳ぎまくる中村さん、挙動不審を極める中村さん、どんどん追い詰められる中村さん、「お客さんがあったかいだけですよ!」とか言っちゃう中村さん、池谷さんのギャグ案を全力でやって全力でスベってしまう中村さん、「ヒウィーゴー!」な中村さん。どの中村さんでも漏れなく爆笑。そして、後に控えるメンバーのボケを全部つぶしてしまう破壊力の関町さん・・・(笑)いつも思うことですが、関町さんには笑いの神様が守護霊ならぬ守護神として憑いているに違いない。
もう、おなかいっぱいです。5時間の、しかもオールナイトのライブで、笑って笑ってもうぐったり疲れて笑えませんと思っているのにまだ笑わされるような、全力で爆笑させられるライブは、体力的に非常に厳しいので少し考えていただきたい!(笑)
もちろん、中村さんの横で一緒に超前向きにがんばる江崎さんも素敵だったし、そういえば江崎・村上・橘での「シュールトレイン出発〜!」*5も楽しかったし、というかやってる3人の方が楽しそうだったし、楽しそうといえば2部の間中ずーっと膝砕けるほど笑いっぱなしだった西島さんに笑ったし、ちょっとしたワンフレーズの芝居を120%でやりきる池田さんも楽しかったし。そういえば池ださんは西島さんに「お前が一番シュールだよ!」と言われていて、すごく納得したものです。池田さんは存在そのものが不条理(笑)
そんなどたばたな企画を、あくまで生真面目に本気で押し通すオコチャさんにも笑いました。本気すぎです(笑)
それにしても、毎回企画にはずれがないって素晴らしいなあ。


衝撃映像集は以下のとおり。
田所:『ディープ・ブルー』のアザラシとシャチ*6
池田:ブルース・リー死亡遊戯』におけるどや顔(笑)*7
中村:『恐怖キノコ男』完全なるB級どころかC級ホラーの素晴らしき脱力感
江崎:『軍艦島』ひとり「衝撃映像」の主旨を間違える江崎さん(笑)
池谷:『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー2』での衝撃の空耳アワー
村上:『怖い女』のとんでもなくぶっとんだおかしな話*8
オコチャ:『横浜エイティーズ』タイトルを言わずに映像を流す策士ぶり(笑)


そんなところでしょうか。思い出したら追記します。後ほど覚書にまとめたいです。いつになるかは分かりませんが。
なお、来年から犬の心オールナイトトークライブは月1回になり、奇数月は犬の心+ゲスト+永久ゲストオコチャさん、偶数組は犬の心+9期3組、という分かれ方になるようです。場所もいろいろ変わるようなことを言ってました。
あとは、ライスの単独ライブのタイトル『マフェ&バザバザ』の意味は、「シチューと干した鱈」とのことです(笑)シュール。

しかし毎度思うことですが、本当にこのライブは、犬の心ファンでないとこれっぽっちも楽しめないんだろうな(笑)

*1:ガリットチュウ熊谷さんにオファーを出したものの、お仕事の関係でダメだったそう。

*2:長澤嬢もまさかこんなところでそんな評価されてるとは思うまい・・・。

*3:ご本人の自己申告なのでおそらく間違いないに違いない(笑)

*4:耳なりから始まり、飛石連休岩見くん、どきどきキャンプの岸くん、東京03にまで及んでいるらしい。

*5:どこかで聞いたことがあるフレーズですね。

*6:ノブシコブシのルミネ単独時に使われていた例のシーン(笑)

*7:先日の「映話」で修士さんにレクチャーを受けた映画です。同じシーンを見ていて、あの時はただかっこいいと思って見ていたのに、池田さんの注釈で爆笑シーンになってしまった・・・(笑)

*8:押見さんも見たことがあったらしく、盛り上がってました。