箱雑記ブログ

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犬の心オールナイトトークライブ

今回とうとうチケットが取れないという事態だったのですが、譲っていただけたため無事に6回目も足を運ぶことができました。ありがとうございました!
毎回楽しいライブなので忘れがちですが、恐らくこのトークライブに犬の心ファンじゃない人が来ていたとしたら、きっと全然面白くはないんだろうなあ・・・と改めて思った次第です(笑)覚書も作りたいところですが、とりあえず感想を。長めです。



いつものように三部構成で、一部は犬の心二人のトークと後半にゲスト、二部は9期生の企画コーナー、三部は今回もちょっとした企画。


一部の二人のトークは、いつにも増してまったりとした雰囲気でした。何しろ押見さんが途中で「いい意味でお客さんに甘えてるライブ」「笑いを取る気がない」とか言い出すくらいですから(笑)
出てくるなり、押見さんの左乳首に穴の開いたロングTシャツに客席大笑い、という困った展開(笑)ブログに載せて以来、押見さんの左乳首はみんなのものになったそうです。「パブリックビューイングです」と言われたところでどうしたらいいのか。その隣で池谷さんは押見さんの左乳首とその付近のほくろの位置を確認して、くまさんみたいで可愛い!耳を書こう!と言い出して止まらない、という。自由な池谷さんも好きだし、訳の分からない勢いで突っ走る池谷さんも大好きなので、見ているこちらはひたすら笑うしかなかったわけですが。
面白かったのが、池谷さんが感じたという「夏が終わる瞬間」。感じたというか、池谷さんは夢で夏の終わりを見たそうですが、その内容が「海で泳いでいるとサメに追いかけられて、必死で逃げるがなぜかサメに追い越され、サメの後姿を見送っていると、サメに5GAP秋山さんが乗っていて、『お疲れサマー!』と言った」というものでした。ものすごく笑いました(笑)なんて夢見てるんでしょうあの人。確かにそれは夏の終わり。*1
あとは、二人のトークというか押見さんのトークではほぼ恒例になりつつある、ブログの話とmixiの話。mixiに「ソフトクリームの会」なるものが出来ていたそうで、お二人ともテンション上がってました。(ソフトクリームについては前回のトークライブ覚書を参照。)そこから派生してネットの話。神保町花月グランジ班の顔合わせ時に、脚本担当のプラン9の久馬さんに自分達のことをどう調べたのか押見さんが聞いたところ、wikipediaなどでチェックをした、とのことだったそうですが、wikipediaをめぐってまたもまったくちんぷんかんぷんの池谷さんに大ホラを吹き込みまくる押見さん、の図にとにかく笑いました。ウィキペディアは「鼻にぬる薬」で「ウィッキーとペディアさんの略」だそうな(笑)「鼻にぬる薬」が嘘なのは察した池谷さんが、「ウィキペディアは略称で、ウィッキーとペディアさんなんだよ」という説明には若干納得の素振りを見せていたあたりが可笑しくてもう。とにかく押見さんがしれっとなんでもない顔して大嘘をつくから楽しいんです。あれ、楽しいんだろうなあ(笑)そういえば、ネットつながりで相変わらず2ちゃんねるの話にも花が咲いてました。池谷さんは押見さんから聞く2ちゃんねるの話が大好きだそうで。
男から見てかっこいい男、なりたい男という話もしてましたか。押見さんが奥田民夫氏になりたいと言っていたのにはものすごく納得。押見さんは井上陽水氏もいい、と。頑張ってない感じが良いのだそうです。分かる気がする。佐野元春氏までいっちゃうとふわふわしすぎ、というのもなんとなく分かる(笑)池谷さんは照英氏が良いそうです。頼れる兄貴っぽさがいいという話でしたか?それを聞いて押見さんが「お前わかるわー」と笑っていたのも、分かる気がします(笑)池谷さんは中肉中背の照英だそうな(笑)
子供の頃どんな大人になっていると思ったか、とかそんな話もありました。押見さんは小学校の頃は、30の自分は絶対スポーツカーに乗ってると思っていたそう。実際は免許すら取れていない、とか(笑)押見さんが文集?に書いた将来の夢は「死んで生まれ変わってキーパーコーチ」。尖りすぎです。お二人とも学生時代にバンドやったことがある、という話はなかなか新鮮でした。押見さんがベースだったと知ってものすごく納得しました!ちなみに池谷さんはドラムだったそうで、犬の心はリズム隊のコンビだそうな(笑)ものすごーく分かる気が・・・。
あと私が好きだったのが、押見さんが最近時間通りに仕事に来ない、という話から派生した、押見さんが池谷さんに目覚まし時計を買ってくれとねだるくだり。誕生日プレゼントにくれ、とねだる押見さんと、プレゼントあげたじゃないか!と反論する池谷さんの会話が最高でした。今年は池谷さんはタバコを1カートンプレゼントしたそうですが、目覚まし時計が欲しいがために「形に残るものじゃなきゃ駄目だよ」と池谷さんを丸め込もうとする押見さんでもう延々笑いっぱなしでした。池谷さんは「あんたは俺に何もくれないのになんでそんなに偉そうなんだ!」と反論するのですが、対する押見さんの論法がすごくずるいんですよ。いい人池谷さん相手に確実に情に訴えようとするあたりが本当にいやらしい(笑)口調は偉そうなままなのでさらにいやらしい。「9年ずっと形に残るものをプレゼントしてきたんだから、続けようよ」「継続は力なり、だよ」「残らないと寂しいんだよ」ときて、池谷さんが「そっか、今年は残ってないからなあ」となってしまうまでを目の当たりにして、池谷さん騙されてる!と思いながらもひたすら笑いました。なんかごめんなさい(笑)
他、亀田某と連動してレアレアの仕事を心配する押見さん*2とか、ファンレターが少ないのでもらえると嬉しい池谷さんと、そんな池谷さんの前をファンレターを見せびらかして通り過ぎる押見さんとか、Mr.マリックの話に夢中になりすぎて事故を起こした押見さんのお母様とか、お茶と水は服で吹いたり頭から被ったり顔を洗ったりいくらでもする押見さん*3とか、ロフトプラスワンノブシコブシ吉村さんにおにぎりを隠されてブチ切れる押見さんの話とか(笑)色々ありました。


ゲストはカナリア安達さんと、もう中学生。なんとなくゲストとのトークの時間が短かった気がするのは、気のせいなのか何なのか。はたまたもう中学生の破壊力で体内時計が狂ったのか(笑)
安達さんは「何ですかこのだらっとした感じは」と笑っていて、押見さんは自分がこのライブでは仕事スイッチが限りなくオフに近いらしく、「安達は仕事スイッチ入ってるわ」などと返す始末。安達さんは自分がしっかりしなくてはと思ったらしいですが、ゲストにそこまで思わせるだらっと感というのもすごい、気がする。
安達さんは、カナリア単独に池谷さんが出たときの話*4や、押見さんがボンさんに異様に厳しい話をしてくれました。ボンさんのちゃんとしてなさは、フットボールアワーの後藤さんがさじを投げたほどらしい(笑)
もう中学生は、お味噌汁を作って鍋ごと持ってきたり、お味噌汁を食べる前に「味噌汁斉唱」をしたり(味噌汁の旗がするする登っていく小道具付き)、その「味噌汁斉唱」時にもう中学生自作の歌をラジカセで流したり、八面六臂の活躍ぶりでした。涙流して笑いました。すごいんですよ味噌汁の歌。近年稀にみる破壊力。誰かあれを着ボイスにしてくれないものだろうか(笑)
ちょっと興味深い話としては、安達さんが東京に来た際、「東京に来たんだなあ」と実感したのは、東京の3組の芸人さんのネタを見たときで、その3組がカリカと佐久間さんと犬の心だったそうです。あとは、もう中学生はAVを季節の変わり目に見るそうです(笑)


二部は、今回はライス企画。動きに関してのゲームで、万歩計をつけて与えられたシチュエーションでミニコントをこなしながら、動きのあるシチュエーションでは動かないように、動きのないシチュエーションではより動くように、コントの中で自然に行動できるかどうか、というもの。
コーナー中に事あるごとにM-1を1回戦で落ちてしまったことをみんなにいじられるライスが、面白いやら涙ぐましいやら。
何しろ動きメインの企画なので、言葉で説明が難しいので簡単に。とにかく橘さんが、動かないこと(=万歩計が数字を刻まないこと)に冠しては神がかってまして、「これで世界狙える」というレベルでした(笑)周りとの動かなさと比べると破格の才能。しずる二人は何故か動かないのも動くのも上手くて、結局決勝はしずる対決だったのですが、試合には負けても勝負に勝っていたのは橘さんであった、と個人的には断言したい(笑)
それにしても、前回前々回と見てきて今回も改めて思ったことですが、二部の企画って、いつも参加者8名が全員しっかりそれぞれの個性を発揮していること。今回でいえば、MCだった田所さんはともかく、最終的にコントの内容もひっくるめて綺麗に勝ってのけた村上さん、力技も甚だしい池田さん、動かないことで神がかっていた橘さん、万引きしたことないのに万引きのシチュエーションに当たる西島さん、相変わらず不思議な発言を多々零しながら美味しいところを持っていく関町さん、ときて、最終的に犬の心が凄みを見せ付けてくれる、というのがまた嬉しいんです。どこまでものびのびしている池谷さんも素晴らしいし、コントの入りでガッツポーズをかました瞬間に眼鏡を飛ばした押見さんには文字通り泣くほど笑いました(笑)またそのすっ飛んだ眼鏡をうまいこと利用するあたりが、さすがなんですよねえ!
歩数を抑えながら相撲で対決する、というやつは、あれだけで1コーナー出来そうなくらい面白かったです。橘さんの銃身の低さが半端じゃなかった(笑)押見さんに「奇跡の人」「万歩計に愛されない男」等の素晴らしきコピーをつけてもらってました。


三部はオコチャさん裁判。オコチャさんを正式にレギュラーとするか否かを、お客さんとレギュラー(犬の心+エリートヤンキー+ライス+しずる+ゆったり感)で投票して決める、というもの。とんだオコチャさんヒューチャリング企画でした(笑)
とりあえずオコチャさんが残るか否かで色々と話し合いをしているときの、オコチャ弁護士団となった池谷さんと池田さんの、本当にどうにもこうにも役にも立たずフォローにもならない弁護の数々で大笑いしました。特に池田さんは酷かった(笑)池田さんはピントの外れた合いの手をよく入れてた印象です。あと、「オコチャさんで笑ったことがありますか!」だの「駆除するまでも無いです!」だの、池田さんの気持ちは弁護のつもりなのに、言葉のチョイスを間違ってオコチャさんを奈落の底に何度突き落としていたか(笑)ああいうときの池田さんは、最高に輝いているなあと思いました。何を言っても面白かった。
池谷さんと池田さんのコンビは、オコチャさんを弁護するのに「身長は勝ってるんですよ」「体重も勝ってるんだよ」という、本当にどうしようもない弁護をしていたのでした。笑ったなあ。
あと、やけに印象に残っているのが、この時点でもまだ普通に見えていた押見さんの左乳首を、オコチャさんが「第三の目」と名づけていじるたびに、関町さんがものすごくツボに入ってずっと笑っていたことでしょうか(笑)あと、陪審員制度に異様に詳しい西島さんとか。
結局投票結果でオコチャさんはレギュラーとして正式に迎えられることになってました。


そんなところでしょうか。長くなりました。感想だけのつもりだったのに。
6回目にして、だいぶ力の抜け具合が顕著になってきたな、と思ったりしてました。だるっとしてるのは一部が特に、なのですが。いい意味でお客さんが甘やかしてくれる、と押見さんも言ってましたが、多分あのまったり感が楽しめる人が集まっている、ってことだろうな、と思ったりしました。
二部の企画は本当に毎回ちゃんと面白くて、これだけ期待して見に行ってても「面白かった!」と思えるくらいすっきり笑える企画になるのは、企画のよさもあるだろうけれど、やっぱり個々の個性とか立ち回りのうまさや強引さがいいのかな、と。あと、ああいうチャレンジ企画だと押見さんの普段見られない意外な様子が見られたりするのがいいのかもしれません。池谷さんも、個人対決になると池谷さん個人が持つ独特のリズムとか発想が実はかなり犬の心的だというのが分かったり、そのくせポップスターぶりが炸裂していたりと、犬の心二人のふり幅の広さにはただただ驚かされます。
三部の企画は、ひょっとすると初めてのお客さん参加型企画でしたか?色々考えてきてくれるのが単純に嬉しい。
最終的に、人がだいぶ多くなったという話をしていたのですが、個人的にはもはや今のレギュラーには変な愛着みたいなものがあったりするので、しばらくはまだこのメンバーで見ていたいな、という気がします。犬の心だけでも十分楽しめると思うのですが、大勢でわちゃわちゃしてる犬の心はまた別の楽しさがあるもので。
そういえば、最初の方で、来年からは月1回のペースで、場所も変わるかも?(もちろん確定ではないようです)という話をしてました。開催ペースについてはあまり考えたことがないのですが、場所はもうちょっとキャパの広いところがあれば、嬉しいかな、とも思いました。
とにかく今回もすごく面白かったです。そのうち覚書を作りたいところ。

*1:ただしその週?のAGEAGEにて秋山さんは「エンドレスサマー!」とも言っていたそうです。さすがです兄貴。

*2:家の近くの公園で練習しているレアレアを何度も見ているのだそう。

*3:ジュース類はべたべたするからやらないんだそうです。

*4:池谷さんは舞台上でキンキを捌いたそうです。楽屋にて「いいキンキ入りましたよ!」と嬉しそうだったらしい。