箱雑記ブログ

色々まとめています

ペースにはまりやがって

POISON GIRL BAND単独ライブ『ちゃんこ番』に行ってきました。
三連休、日曜月曜と出勤で、たまたまぽっかりと今日だけが空きました。ありがたい。
今回も、ポイズン大好きな姉と一緒。

以下、ネタバレというより、今回のあのとんでもない(笑)問題児なコントの数々に関して、私なりの感想なぞ。

いやー、良くも悪くもこんなにお客さんに優しくない単独は初めて(笑)

正直、忙しいみたいだし、ちゃんと稽古とか出来てるかな?と余計なお世話で心配だったりしたのですが、その点に関しては気にならず。
ただ・・・ただ、ネタが。コントが。凄かった(苦笑)いろんな意味で。なんというか、総じて「おいおいおいおい!」って言いたくなるノリ。ひたすら繰り返して、客をぽかんとさせて、「え?」ていうオチで終わるコントの数々。
よくトークなんかで、同じことをずっと繰り返して笑いが起きなくなっても繰り返して(笑)「俺これあと1時間できるわ」とか言ったりしてますが、それが冗談でもなんでもないということをまざまざと思い知らされましたね・・・。
あるネタでは、同じ会話を何回も何回も何回も何回も繰り返して繰り返して繰り返して、あれ、どのくらいやってたんだろう・・・私が20分くらい?と言ったら、姉は「30分くらいやってた!」と言ってたので、それくらいやってたのかもしれない。
信じられない!何考えてるんだろう!(笑)(とアンケートにも書いてきた私)
執念というより、なんだろうな、もしかしたら一度は誰でも思いつくのかもしれませんが、それをいざ実行に移す人は、多分いない。いないはずだ(笑)
正直、あの時間後半は何気に苦痛で、お客さんにこんな状態を強いるコントが果たしてコントと呼べるのかどうかと思ったりもしつつ、それでも延々見ていたら、時間軸が分からなくなって頭もおかしくなりそうでした。ラーメンズで感じたのよりももっと明確な、「私このままだったら絶対変になる」という気分・・・(笑)
あれ、多分前代未聞ですよねえ。賛否両論ですよねえ。賛否が両論だったらまだいいんじゃないかってくらいかもしれませんよねえ(苦笑)多分「つまらなかった」と言われても、もうしょうがないよね、としか言いようが無い。
でも個人的には、単純に「笑えなかった」とは言い切れない気持ちがあります。

少し前のお笑いタイフーンかな?で、吉田さんが「あいつらやりやがったな、と思われたい」という話をしていて、私はそれがすごく印象的で、その頃見た漫才(最近やってる漫才、あの夏に何をやりたい、というあれです)も、それを読むと非常に説得力があって、なるほどなあ、有言実行ってことかなあ、と思っていたりしました。
で、今回の単独ではポイズンは何を持ってくるんだろうな、とひそかに期待と不安を持って見ていたので、やらかしてくれた事に関してはある程度の心構えがあったんですが、内容までは・・・あの30分はもう、ありえない、予想もつかない、とんでもない時間で、しかもそんなコントがあれほど強烈ではないにしてもあと3本くらいあって、とにかくとことんやりきってしまった感があったわけです。
正直、お笑いとしてはどうなんだよ、というのはかなりあると思うし、面白かった!と大手を振って言えないのもあるんですけど(笑)、じゃあ完全に駄作だった、どうしようもなかった、酷かった、と思ったかというと、これはとことん個人的意見ではありますが、それもちょっと違うかな、と。賛成もしませんが、否定もできないんだ、あの混沌とした凄み・・・。

例えば、これと同じことを次回の単独でもやられたとしたら、しんどいんです。もう絶対しんどいんです。
でも、次回を期待してしまうんですよねえ。例えば今回のあれらを、自棄にならず、迷走もしないで、もうちょっとお客さんに優しい形に練り上げてくれたとしたら、相当面白いことになると思うんですけどねえ。どうかな。期待しすぎかな(笑)
もうすでに迷走してるじゃん、と姉には言われましたが(苦笑)ただ、普段の彼らのトークや、上記の雑誌インタビューを考えると、迷走の結果が今回のコントたち、というよりは、何かもっと確信犯的な意志を感じるんですが・・・。
だから、次が楽しみです。
新しいことをやろうとする覇気って、ジャンルを問わず大好物なんです。実を結んでほしいなあと素直に思います。

単独でくらい、彼らがやりたいことを形にしてほしいよね、という気持ちも少々。
しかし、ネタ作ってる吉田さんがあれらを考えたとき、阿部さんはとりあえず否定はしないんですね(笑)一緒にやりきっちゃうんだなあ。
それがまず凄いかもしれない(笑)いや、コンビとしては当然のことかもしれないけれど。
潔いというか何と言うか。

ちなみに漫才は、最初と最後で2本ありましたが、さすがという感じで。
特に2本目は、ポイズンらしいかなり楽しい出来になっててわくわくしました。
コントでお客さんにとことん優しくなかった分、漫才でお客さんに歩み寄った、という印象。
2本目の漫才もう一度どこかで見たいなあ。

チャイマファンとしては、また作家に樅野さんの名前を発見しまして嬉しくなったり。
そういえば作家さんたちも、ポイズンのあれだけの暴挙(笑)を止めなかったってことだよなあ(笑)

覚書も書きたいですが、文字で表してもなあ・・・(笑)
そういえば前回のレポも上がっていない!書いて途中になってます。そっちが先かなあ。ためこみすぎ。