箱雑記ブログ

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第2回無限大漫才コンテスト

無限大ホールにて開催される、最強の漫才師を決めるコンテストの第2回に行ってきました。
前回の第1回では参加資格が『囲碁将棋、マヂカルラブリーであること。』であったこの世紀の大茶番漫才ライブ、1時間で今回も笑い疲れてへろへろになるくらい面白かったので感想を残しておきます。
ネタバレについては極力避けていますが、念のためご注意ください。


(※ネタのタイトルは便宜上つけたもので、正確なものではありません。)
[VTR]第2回無限大漫才コンテスト開催会見
[VTR]エントリーの様子(二組以外は参加費40万円)
・2回戦(2013年月日)
マヂカルラブリー:巨人に襲われたときの対処法
囲碁将棋:前世
[VTR]結果発表時の様子(マヂカルラブリー敗退するも追加合格)
・3回戦(2013年月日)
マヂカルラブリーバイク王
囲碁将棋:俳句
[VTR]結果発表時の様子(二組とも敗退するも村上さんが見ていた夢だったオチ)
・準決勝(2013年月日)
マヂカルラブリー:車にひかれそうな子供を助けたい
囲碁将棋:結婚式のスピーチ
[VTR]結果発表時の様子(無限大ホールにて)
・決勝
[VTR]マヂカルラブリーの意気込み
マヂカルラブリー:竜宮城でもてなしたい
[VTR]囲碁将棋の意気込み
囲碁将棋:モテない理由
・結果発表→該当者なし

ちなみに今回は前回優勝者の囲碁将棋及びマヂカルラブリーは1回戦免除となるが、今回より3回戦が追加されたため4本のネタで戦うこととなる、という説明が。そして今回は囲碁将棋とマヂカルラブリー以外にも参加権が与えられているが、前回優勝者の二組以外のエントリー費用は40万円であるため、結局今回も二組での開催となった、そうです。設定がしっかり入り組みすぎてて何がなにやら。

そんな漫才コンテストという大茶番にのっかった、二組の漫才師のネタ4本をがっつり楽しめるすごいライブなのですが、本当に本当に面白かったです。行き過ぎた気合が全面に出すぎてどうかしていたVTRも含めて、それはもうずっと笑えるライブでした。
何しろ漫才が8本全部面白かったというのが!私がこの二組の漫才が特に好きなのもありますが、それにしても抜群に面白かったです。出てくる漫才がどれもこれもめちゃくちゃ笑えるライブってすごい。

囲碁将棋は4本が4本とも個人的に大好きなネタばかりだったので、それだけでもう見に来た甲斐があったと感激する4本。
前世のネタは初めて見たときから好きですが、たまたま最近よく見ることができてるので本当に嬉しいです。前世というものに対する目の付け所がまずもって素晴らしいのでそれだけで笑えてしまうネタで面白いなあ。なんであそこが面白いって気付けるんだろうなあ、とその視点の鋭さに惚れ惚れします。
俳句のネタは初めて見るネタでしたが面白かった!前半のネタ運びにこの感じで行くのかなーとか思ってたら足元をすくわれる後半の展開がまーらしかったです。詳しく言ってしまうとネタバレになってしまうので言えませんけど、たまらなかったなーものすごく練られた美しいネタだなと。
結婚式のスピーチも大好きなネタですが、なんだか俄然面白さが増してた気がして見てておおってなりました。そもそもここにこんな面白の余地があるってことを発掘できるということが凄すぎるな、と思うようなネタで、結婚式のスピーチのネタ、と聞いてこの囲碁将棋のネタの中身を想像することは難しいと思うんです、それくらい視点がどうかしてるネタである意味この人達の真骨頂でもあるのかな、と。その上で展開やら伏線やらもこれでもかってくらいに面白くて、さらに放り込まれる根建さんのフレーズがキレキレで笑いっぱなしでした。
決勝がモテない理由だったので、わーとなったのは私がこのネタが本当に好きだからなのですが、少し前の彩で見たときよりもまとまってきてるように見えて、これまた俄然面白くなっていたのでもう見ててわくわくしかないです。改めて見ても本当に見事なネタだなあと。仕掛けと展開と裏切りとが、囲碁将棋でなかったら出会えないような形の漫才で本当に見てて興奮しっぱなしです。

マヂカルラブリーは4本中3本が見たことないネタだったので、その意味でも本当に見られてよかったなーと思いました。
巨人に襲われたときのネタは安心して笑えるマヂカルラブリーの形で当たり前に面白いです。時期的にもタイムリーでいいな、進撃進撃言われるだけで楽しくなります。
2本目が唯一知っていたバイク王のネタで、最初に若手漫才協会本公演で見たときから大好きなんですが、なんだかまた色々と変わってて面白くなってた…!ああいうところで引っ張ってくるゲーム的な題材の数々は面白いなあ、絶妙だなといつも思います。
3回戦のネタはマヂカルラブリーのこの日のネタでは一番好きだったかもです、何しろどうかしてました。独特のしつこさを独特の間合いでもって進めていったところで村上さんのもはやツッコミですらないブチ切れを目の当たりにしたら笑うしかないです(笑)マヂカルラブリーの魅力爆発。
決勝は、囲碁将棋がゴリゴリに勝ちに来たネタだとすると、マヂカルラブリーはぶっこんできたな!という印象のネタで笑った笑った。これが他所の劇場やらなにやらであそこまでうけるかは分かりませんが、少なくとも私はそれはもう笑いました、もうずるいですあんなの。

最後は審査員7名中3名が囲碁将棋、3名がマヂカルラブリーに投票し、最後のお一人がその場で亡くなってしまわれたために今回は該当者なしとなりました。…酷い話ですよ!(笑)

どちらの漫才師も口に出して言いたいフレーズがわんさか出てくるので、本当に言いたくてしょうがないんですがぐっと堪えます、本当に面白かったので!
1時間のライブで珠玉の漫才8本、やりすぎな茶番にいきすぎなくらい作りこまれたVTRと、本当に見所しかないライブで大好きです。第3回も楽しみなので是非開催してほしいです。