吉本コントBATTLE GROUP3

行ってきました。ざっと感想を以下に。

MC：ハイキングウォーキング
※ネタの名称はこちらが勝手につけたものです
[1]ハイアンドロー：メガネ屋
[2]しずる：テニス
[3]若月：暴走族のインタビュー
[4]ライス：人形マニアとその友人
[5]グレートホーン：ガソリンスタンド
[6]ふくろとじ：いつもの（笑）
[7]マキシマムパーパーサム：原宿でストリートスナップ
[8]ピクニック：いじめについて話す先生
[9]ナイーブ：野球部の部室の掃除
[10]どりあんず：不良
[11]オオカミ少年：PTAへインタビュー
[12]ゆったり感：プロボクサー・ピーナッツ江崎とセコンド
[13]ザ・パンチ：牧場見学
[14]はんにゃ：本能寺の変
[15]ジパング上陸作戦：兄と妹
[16]ポテト少年団：おしゃれなスーツを作ってくれる
[17]増谷キートン：キートンの部屋（徹子の部屋的な）
[18]シューレスジョー：音楽の先生
[19]グリーンランド：ジャクソンくんに日本語を教える
[20]ものいい：バイト面接

3分間という限定された時間の中でどれだけ出来るかというのは結構大変のようですが、さすがに若手コント師が揃っているだけあって、全体通してすごく楽しんで見てました。投票用紙にお客さんが面白かったコンビに○をつけるという形式だったのですが、うっかりするとあれもこれもと○をつけてしまう羽目になりそうだったので、逆に面白かった＋αを自分の中に設定して○をつけるようにせざるをえなかった（笑）
基本的に、普段漫才の人たちもコントをやっていたのが新鮮でした。単独とかに行かないとなかなか見られないネタだろうから、ちょっとしたお得気分。若月とかゆったり感のコントは特に新鮮でした。普段コントの人が漫才をやるときに見られる慣れてないなあと思えるギャップは、逆の場合もあるんですね。
そんな中でも、ザ・パンチとかは逆に全然違和感なかったのですが（笑）やっぱり松尾さんのツッコミがいわゆるツッコミではない物だからだろうか。もしくは元々浜崎さんのキャラクターがコントみたいな状態だからかもしれない（笑）コントでも、「おかしい人とそれを嘆く（嫌がる）人」という図式は変わりなかったし（笑）面白かったです、すごく。
あと、どりあんずもまったく違和感なく面白くて、どりあんずは漫才しか見たことなかったので見入ってしまいました。平井さんが上手いんですとにかく（笑）
しずるのテニスのネタは、U-8で見たものでしたが、やっぱり面白いなあ。入り口の奇抜さがインパクト十分。天井が高いので池田さんが思いっきりラケット振れててほっとしたり（笑）
ライスは、無限大かな？で見たことのあるネタだったのですが、すごく面白かった！人形マニアって何それ、で笑って、その後の田所さんのドタバタ加減に笑って、後半の問題の展開でトドメを差されて笑いました。ライスはハズレがないなあ。二人ともすごくコント芝居が上手いなーと思うのですが、関町さんのさりげない微妙な演技が妙にツボにきます（笑）
ハズレがないといえばシューレスジョー氏で、本当にいつも間違いなく面白いと思えるのってすごいなあ。音楽の先生が、会話の途中でちらっと歌うときにそこだけすごく深い歌声で歌ったりする感じとか、笑うしかない（笑）細かいところがいちいち楽しい。
キートンさんはやっぱりさすがとしか言い様がないです。一種のキワモノ的貫禄を感じっぱなしの3分間。しかしキートンさんのネタは、いつでも真っ向から下ネタ気味なのに必ずどこか知的で叙情的なのはなぜだろう（笑）

結果は、1位：ライス、2位どりあんず。この2組がGROUP2に昇格。どちらも抜群に面白かったので納得です。ライスは並み居る先輩方を押しのけて首位、賞金5千円だけじゃなく、松田さんが勝手に言い出した、Q太郎さんのポケットマネー5千円までも獲得することに（笑）しかもお札が1万円しかなかったQ太郎さん、自棄になって1万円札を田所さんに押し付ける（笑）5千円の賞金を持った関町さんと、1万円を押し付けられた田所さん。ライスの中で獲得賞金に格差が（笑）
2位が先に発表された際、どりあんず堤さんが舞台狭しと動き回って喜びを表現していたのですが、全力すぎるガッツポーズがやたらと可笑しかったのも覚えてます（笑）
下位5組が、若月/ナイーブ/オオカミ少年/グリーンランド/ものいい。この5組は降格となって、次回のG3には出られない、らしいです。

オープニングで、松田さんがしずるを呼び込む際に「打倒ジャルジャル・東のしずる！」というハードル高すぎる呼び込み文句があって笑いました。しかしこのジャルジャルの東京側でのこれだけの認知度はすごい。ジャルジャルの大きな波といい、犬の心の波といい、この手のジャンルのネタが注目される時期だったりするのでしょうか。
そういえば、しずるが2番手を引き当てた時、「一番手で頑張ります」としれっと言い放った村上さんを見て、一緒に見ていた友人と「シュール」という呟きが丸被りした記憶が蘇りました（笑）