箱雑記ブログ

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よしもと若手ユニット公開オーディション(9期生以下対象)

見てきました。5時間のライブ。長丁場でしたが、これがなかなか、いや相当、楽しめるライブでした。
何しろ参加芸人さんが東京NSC9期生以下51組に上る、ということで、名前も知らない、知ってるけどコンビ名思い出せない、みたいな情けない状態なので、気になった点についてだけ以下に感想を。


ライブは、10組ずつ5グループに分かれて進んでいく形式。最初に1分ずつネタをやって、次に1分ずつ得意技の披露。その後、グループごとに10分ずつ、物を使った一発ギャグのコーナーと、大喜利のコーナー。
その間、MCであるカリカはずっと、舞台の隅でネタを見る、という状況です。これはお得!カリカ本人は立ちっぱなし出ずっぱりで相当大変だったと思いますが、特に特技部門では、カリカのコメントが色々と聞けて、それが相当面白かったです。
何しろMCカリカが面白すぎました。普段あまりMCとかやってる姿を見る機会がないですけど、5時間出ずっぱりなのにまったくだれないで楽しませてくれたのだから、素晴らしい。林さんがやたらと若手に詳しくて、情報源は無限大だったようですが、それにしてもよく知ってて驚きました(笑)MCが誰も知らないで見ている5時間と、やたらと知ってて見ている5時間では、実は結構違ってくると思うんですが。林さんがいつもの感じで仕切っていて、家城さんはもっと自由な感じで見ていた、という感じだったのですが、家城さんの言葉選びや食いつきポイントはやっぱり独特でいちいち可笑しかった。カリカのおかげで5時間が余すところなく面白かったです。一発ギャグコーナーも大喜利コーナーも全部で10回分仕切って、後半は林さんが息切れしてたように見えた(笑)本当にお疲れ様でした。

では個人的に気になったところ。


・ノスタルジック
漫才でボケをやっている方の人がピンで出てましたが、どうかしたのかな。


・フランクラン
芸人証券(ヨシモト無限大)でよく見るコンビ。この日、土曜日のヨシモト無限大レギュラー組は、無限大が終わってから駆けつけ、後からまとめてネタと特技を見る、ということになってました。フランクランはこの日の3番手で、ライブの頭でさっそく居ない、というポジションと、もうすぐ10年目のカリカが5時間頭から出ているのに後輩が遅刻してくるなんて!というカリカの個人的な話から、どういうわけか遅刻組で一番の注目株に(笑)
最初のネタと特技の時間は「まだいらっしゃいません」となっていたのが、遅刻組のネタ時間になると、カリカ二人が「もしかしてあの人達がとうとう・・・!」「はい、いらっしゃいました!」「うわあー!」と出てくる前から大騒ぎ(笑)とうとう彼らがこのライブ初登場に至っては、林さんが凄まじく気合の入った声で「フランクラン!!」と呼び込む(笑)そりゃもう最高に出にくそうな、居心地悪そうな様子で出てきたフランクランに客席爆笑。カリカは本当にこういうのが好きというか上手いというかなんというか(笑)最後の方で家城さんが「後であやまんなきゃなー」とぼそっと言っていたのが印象的。


エリートヤンキー
ネタはいつもどおり、ポップで軽快で楽しいものでしたが、特技が(笑)西島さんの特技、「グラビアアイドルの写真集で面白いところを見つけて紹介する」というもので、これが可笑しいったらない。客席から写真はよく見えないんですけど、明らかに可笑しいのが分かる上に、その写真をMCカリカに見えるようにして放置するんですね。で、それを見てカリカが大笑いする、という(笑)すごく1分の使い方が上手いなあと感心しきりでした。
西島さんが写真集を探している間、場を繋ぐのは橘くんの一発ギャグ。私は橘くんの一発ギャグは初めて見たのですが、これがすっごく面白かった!3つか4つくらいやってたかな。3つ目くらいまではみんな面白くて、最後のひとつでちょっと失速しましたが(笑)でも面白かったなあ。意外でした。橘くんは本当に出来ることが多いツッコミさんです。対する西島さんは大喜利がやっぱり面白かった。このくらいの若手だと、まだあまり大喜利に慣れてないのかどうなのか分かりませんが、全体通してコンスタントに良い回答ってなかなか難しいのかなーと思って見てまして。その中で西島さんは毎回面白くてさすがだなあと。エリートヤンキーってものすごくバランスの良いコンビなのかも、と思ったのですがどうだろう。


ジューシーズ
家城さん曰く、「なんで全員色が淡いの?」(笑)あわーい緑やあわーい黄色の服だったジューシーズ3人(笑)


山田カントリー
浅井さん(馬場の方)とネタ中目があった家城さん、浅井さんに会釈をされ、笑いがとまらず幕に引っ込む(笑)相当浅井さんがツボだったようで、その後の一発ギャグコーナーで、出てきて何か言えば「OK!」と言われる入れ食い状態に。それなのに大喜利コーナーで一転「おもしろくなーい」と言われ続け、戸惑う浅井さん。


・天狗
いつもの漫才も全然嫌いじゃないんですけど、この日1分ネタでやっていた「横山さんのツッコミで川田さんの眼鏡が飛びまくる」ネタは、個人的には不意打ちでかなり打ち抜かれました(笑)ビンタされて眼鏡が飛ばされては、新しい眼鏡をかけて、またそれを飛ばされて、また新しいのが出てきて・・・という(笑)あれは機会があればもう一度見てみたです、ぜひとも。いつものネタじゃなくて、1分間という短い時間で、50組以上の出場者の中からインパクトと個性を残す、という戦略を見た気がしました。上手いことやるなあ。それにしても横山さんは、本当によく出来たツッコミさんです。


・台風ワルツ
家城さんのブログで、後日「9割すべっていた」と暴露されていた台風ワルツ(笑)カリカファミリーみたいなもののせいか、終始MCにいじられる美味しいポジションでした。まあ9割すべってたんですけど(笑)一発ギャグで大スベリして、林さんに退場を命じられる大河さんに笑い、その後相方のかたきとばかりに出てきた佐藤さんもスベって退場、という美しき流れに笑いました。そういえば、佐藤さんはずっと林さんに「大河の相方」と呼ばれていて、最後の方でやっと「名前なんていうの」と聞かれ、「実は佐藤です」と答えてました。これで一部の客が大笑い、という(笑)数時間前のカリカトークの流れが続いているような錯覚に陥る私達。


・インポッシブル
名前も知らない、初めてみたコンビだったのですが、面白かったー!R指定ショートコントというから、どんな下ネタが・・・と構えてみてたら、違う方のR指定でした。いわゆるスプラッタ系の(笑)意味不明のパワー満載で、気付いたら笑わされてた、という感じ。この感じどこかで見たことある、と思ってたのですが、さくらんぼブービーと同じテイストなんだ、と途中で気付いてすっきりしました。そりゃあ、嫌いなわけがない(笑)すごく気になる人たちなのですが、今後どこに行けば彼らが見られるんですかね?(笑)


ブルースタンダード
無限大で本当に良く見ます。カリカ曰く、「とうとうニブンノゴ!の地位が脅かされてきた」(笑)


・かたつむり
どこがどう、と説明するのが難しいのですが、なんでか、なんとなく、嫌いじゃないです。不思議。ツッコミさんを無限大でピンでよく見ます、そういえば。


・しずる
1分ネタ、「これほんとにTシャツですか?」のネタで、生で見るのは初めてだったのですが、正面を見るときの店員さん(村上)の目がかなりやばいことになっていると今更気付きました(笑)ぼんやりしながら翻弄されるお客さん(池田)とのコントラストがいいなあ。このネタ好きです。
でももっと好きだったのが特技の1分間で、あるものに関して、声を出さずにそれがどんな意味を持っているかを表現します、というもの。要するに声を出さないショートコントだったわけで、しずるの特技はコントってことですか?と思って、そうだとしたらやってくれるなーと悔しくも感心(笑)ああいうネタだと本当に池田さんの実技(笑)が光ります。
一発ギャグでも大喜利でも、そつなく笑いを取っていくバランス感覚抜群の村上さんに対し、一発ギャグで下ネタ→猟奇ネタを爽やかに繰り出してくる池田さんは一体何なのだ(笑)カニバリズムなんて単語は若いお嬢さんはきっと知らないし、知ってたら余計に笑わないと思うよ!(笑)その代わり大喜利でやたらと笑った記憶があります。そういえばTOCでも池田さんは面白かったよなあ、と思い出したのでした。
そんな池田さんの面白回答は、しかし思い出せず、覚えているのは村上さんの回答。
 「1回しか取り組みをせずに引退した力士の名前は?」(うろ覚えです)
  村上:一山
これは面白かった(笑)


・ライス
奇しくもしずると同じグループでした。何が奇しくもなのか分かりませんが、なんとなく奇しくもっぽくないですか。
1分ネタが、芸能人にサインを貰うというやつだったのですが、これが静かに面白かったです。家城さんが「オチがオシャレでしたね」と言ってましたが、確かにオシャレだった(笑)ライスの大袈裟過ぎないコント演技ってとても好きです。微妙な細かいところ、関町さんは上手いなあ。田所さんの特技、目かくしでバイクのイラストを描くというものでしたが、あれは目かくしで描けるほど絵が上手いということなのか、目かくしで描けるほどバイクが好きということなのか、絵もバイクも関係なくただ目かくしして描けるということなのか、どうでもいいんですけど何か気になります(笑)
大喜利のコーナーで、関町さんの回答がいまいちだったとき、田所さんが戻ってきた関町さんひっぱたいてたのが印象的(笑)力関係が分かりやすいコンビです。でも上記の村上さんと同じお題での、関町さんの回答「芋の里」はくだらないけど大好きでした(笑)


・少年少女
やっぱりこの漂うまったり具合、嫌いじゃないです。


・パリコレ
このグループの大喜利で、ぐだぐだで終わりそうだったコーナーを最後、がっちり閉める笑いを取ってたのがものすごく印象に残っている(笑)お題も回答も覚えていないのが惜しい。大喜利が面白いと記憶に残るのは、単に私が大喜利が好きだからですきっと。


えんにち
この人たちは、ネタはいつも面白いので置いといて、特技のときの、望月さんの技は相当凄かった!ジャグリングをしながら、履いたズボンを手を使わず一度脱いでまた履く、というもので、なんであんなことが出来るのか不思議だし、そもそもなぜあんなことをやろうと思ったのか(笑)その経緯を知りたい。
そしてそれを披露している間、着流し(浴衣?)姿のアイバーさんが、ただただ舞台上で激しく木刀を振り回すだけ、というのが可笑しい。舞台上、ひたすらうろうろしながら木刀を振り続けるアイパーさんと、笑顔でジャグリングをしながらズボンを脱ぐ望月さん、というコントラストが摩訶不思議(笑)


トレンディエンジェル
この人たちも遅刻組。まだ来てない時点で、どんな人たちか知らない家城さんに、「若はげ二人だよ」とみもふたも無い説明をする林さん(笑)コンビ名のポップさから予想できなかったらしくて家城さんが衝撃を受けていた覚えがあります。
ネタも面白かったんだけど、とにかく特技!若はげなのに抜群に歌の上手い人と、若はげ+眼鏡なのにブレイクダンスをがっちりかっこよく踊ってウインドミル(床で足を振り回してくるくる回る技。チーモン菊池さんがよくやるあれです)を決める人の特技披露時間、1分笑いっぱなしでした。あれはもう異次元ですよ!ものすごいファンタジーなシーンで夢の国のようで、目が回りそうでした(笑)ものすごく笑った。


・作
水牛さんこと佐藤さんはずるい(笑)なぜあの人はあんなにも存在感抜群でずるいんだろう(笑)この人が出てるライブは、この人の「なんだよおー!」で笑いが出ないことがないみたいです。一発ギャグと大喜利のコーナーで、MCカリカに意図的に無視されては「もおー!」「なんだよおー!」(笑)


・チョコレートプラネット
無限大で毎週よくみるコンビで、確か11期の人たちだったと思うのですが、やたらとネタがしっかりしてて面白い。以前無限大で見た古代ギリシャ風のネタをやっていて、あれは好きだったなあ。カリカが再び「オシャレなネタでしたね」って言ってたのを覚えてます。あと、すごくどうでもいいことですが、よく見ると全然似てないのに、ぱっと見ると妙に二人が似ているように思えるのはどうしてだろう。背格好が似てるからかな、と思ったけど、髪形とか全然違うんですよねえ(笑)


囲碁将棋
今までも面白い面白いと思ってきたけど、やっぱり面白いです。ネタがまず好きだったので。漫才なんだかコントなんだか、みたいなネタで笑いました。特技をうっかり忘れてしまいましたが、一発ギャグでも大喜利でもよくやってたというか、根建さんの確実にばかっぽい(すみません。でも他に表現のしようがない。笑)発言がいちいち可笑しかったです。


結局のところ、ほとんど覚えていないというのが情けないです。あと、一発ギャグおよび大喜利にて、カリカに「顔が四角い人!」と呼ばれて寵愛されていた(笑)あの人のコンビ名を忘れてしまいました。私もカリカに習ってまんまと「顔が四角い人」としか覚えていないという。顔は絶対に忘れない自信があるのに。なんだかすみません。
最終的に、今回参加の51組から、お客さんの投票と作家さんなどの審査員さんの投票によって、10組が選ばれました。

エリートヤンキー/ジューシーズ/ブルースタンダード/ハイアンドロー/かたつむり/フルーツポンチ/しずる/ライス/えんにち/はんにゃ

漢字コンビがいない(笑)個人的には天狗か囲碁将棋が入っていただければ言うことなかったのですが。残念。
この10組を5組ずつに分けて、4/30と5/9にユニットライブがすでに決定しているそうです。4/30はエリートヤンキー西島さんのお誕生日だそうで。ユニットライブ好きとしては、この10組がどう分かれるのかを考えるだけでもわくわくします。しずるとライスはやっぱり分かれてしまうのか、でもいっそポップ系とシュール系で分かれて全然毛色の違うライブにしてみるのもいいんじゃない、とか。たしか5/9はブラッツのバトラーツシュールコント対決(しずるvsライス)があるから、まとめて見られるかもしれないのは嬉しいです。
関係ないけどシュールコント対決、こんなに早くしずるとライスの雌雄を決してしまっていいのだろうか(笑)この先連綿と続く戦いの幕開けとか、そんな認識は自分でもどうなのかと思う。何の印象なんだろう(笑)