箱雑記ブログ

色々まとめています

秒殺。

『秒殺』見てきました。
ふと思い立ったというおかゆさんに便乗して、私もーと。

ライブ前には、千駄ヶ谷レピシエでランチした後、おかゆさんを私の買い物に連れまわしてしまいました。新宿の街を文字通りあちこちに。その節は本当に申し訳ないことを・・・。
そして結局何も買わない私。服はともかく、靴とバッグを選ぶときはひとりでなくちゃ駄目だ・・・迷惑かける(というのを少し前にブーツ買うときにむるさんに付き合ってもらって学んだんじゃなかったのか私)
仕事ではいてる靴はもう限界なので、近いうちになんとか確保しないと。

というわけで、秒殺初参戦でございました。
ずっと気になっていたのだけれど、なかなかタイミングが合わず。
しかし、いざ見てみたらば、本当に文字通り2時間一発ギャグのみのライブ。
えらい楽しかったです。他のコーナーとか何もない、ぶっ通しでただただ一発ギャグだけを披露するライブだったので、休みなく笑うという状態でした。
面白かった!これは病みつきになります。
カメラが入っていたので、ファンダンゴTVで放送があるかも。
以下ネタバレにはならない程度の感想。

秒殺を見てて思ったのは、ライブ全体に横たわるグルーヴ感がすごく大喜利ライブに似ているということ。
みんながそれぞれのカラーの一発ギャグを打っていって、たまに誰かの一発ギャグにかぶせるノリが出来てチームワークが見えたり、毎回その人が決まってやるシリーズがあったり。
最初は「バトルオワライヤルの道具がない版」という認識でいたのですが、始まってしばらくしたら「大喜利ライブみたいだー」とずっと思って見てました。
これは・・・これはねえ、そりゃ病み付きになりますって(笑)秒殺という名前のライブの箱の形がまずあって、その中でいろんなパターンが行き交ってて、かぶせていったり乗っていったり救済したり、誰かのギャグにかぶせるパターンになると「きたきた!」と思うし、たとえば金成さんのホンコンさんシリーズだったりFBIシリーズだったり職人シリーズが来ると、「出た!」って思う。
これは楽しいよ。絶対楽しいって。
大喜利ライブのあのグルーヴ感が好きな人だったら、一度行ったらきっと気に入ってしまうと思います。少なくとも私は、次の秒殺も行くよ!という気になりましたもの(笑)

大喜利に比べたら私の中での優先順位は低かった一発ギャグですが、これはちょっと、やっぱりちゃんと見とこうと思いました。
ちょっと○と×の判定基準がしっくりこないところがあったけど、リズムさえ狂わなければ、後半はほとんど気にならなくなりました。慣れだろうか。

参加者のギャグにも本当にカラーがあって、その個性も本当に面白い。
多田さんのシンプルな職人ギャグは隙が無いし、アップダウン阿部さんの歌ギャグも楽しいし、サバンナ八木さんのギャグはあの中で見るととっても素敵な脱力系だと分かったし(笑)、何故か右へ右へ流れていくガリットチュウ熊谷さんとか、何故か暗いバックグラウンドを背負ったギャグばかりのグランジ佐藤さん(すごく笑いました)とか、可愛いのと楽しいのと面白いのが一緒になってるさっくんのギャグはいろんなところをくすぐられたり。
ゲストの小藪さんにはびっくり!そうか、COWCOWさんと同期ですよね。こんなところで見られる贅沢さ。もう座長でいらっしゃるのに(笑)バトルオワライヤルでも楽しかったけれど、一発ギャグの小藪さんもまた格別。
金成さんのギャグは、多彩だしシリーズものが多くて、そもそも金成さんていろんなジャンルがそれぞれ上手な人だけれども、それにしたってあの柔軟性は素晴らしいなあ。FBIシリーズが大好きです。たまらない(笑)
そして滑った芸人さんの救済措置も、拾っていくのは全て金成さんでした。もう見事としか言いようがないくらい、みんなのギャグの後ろに割って入ってフリを入れてギャグをさせる、というのを、2時間ずっとやってた。金成さんが居なかったら、結構ルミネの舞台上に屍が晒されていたと思うなあ(笑)
この日のMVPをかっさらって行ったのは家城さんでした。先日の「遊戯のススメ」でも思ったことですが、改めて、なんて舞台芸人スキルの高い人なんだと。
コント作って漫才できてお芝居作れる人が、顔芸できて一発ギャグまで出来るなんて、ちょっと凄すぎる。バランスが良いというより、全部の数値が高いという印象。と言っても、何しろ見る人を選ぶ物を作る人だから、そこらへんの判断は人それぞれだと思うんですけど(笑)、個人的には、このオールマイティさはなかなか成し難いと思うわけです。
もう家城さんの世界は他と比べてかなり突き抜けて独特で、相変わらずこの人の頭の中ってどうなってんだろうと疑問に思わずにいられない。その独特さがいちいち好みで、最終的には家城さんに釘付けでした。
ギャグ前のタイトルで大笑いなのに、ギャグを見たらその上を行って爆笑してしまう。タンチョウヅルは毎度のことですがとことん卑怯だ(笑)

そんなわけで、楽しんでまいりました。
またひとつ通いたいイベントに出会ってしまった。困ったなあ(笑)