箱雑記ブログ

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さよらな絶景雑技団

ピース又吉さんが立ち上げた?ユニットコントライブを見てきました。又吉さんがこういう形で作る物は多分見ておかないと後悔しそう、と思って見に行ったところ、これが本当に全編通して隅々まで面白くて、終わった後は友人と本当に面白かった!すごかったーと言い合いっぱなしでした。以下がっつりネタバレした上での感想です。だいぶ長くなりました。


※以下は、「」『』以外のタイトルは正式タイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したものです。
・又吉さんのお詫びの口上
・オープニングVTR
・『雪山山荘殺人事件』
・根建の絶景「桜の木」
・中村の絶景「空港の動く歩道
・『絶叫あるある部』
・向井の絶景「幼なじみ」
・五明の絶景「サザンオールスターズ
・『女教師』
・関町の絶景「父と息子」
・池田の絶景「教育」
・2009年6月某日
・中村の絶景「巨大マグロ」
・五明の絶景「発進」
・『甲子園』
・関町の絶景「夕立」
・好井の絶景「相談」
・児玉の絶景「ドラゴンボール
・『震度5〜その時殺意が〜』
・『2015年 北海道』
・根建の絶景「仲間」
・村上の絶景「あの女(ひと)のコトバ」
・『手紙』
・又吉の絶景
・エンディングVTR
・エンドトーク


書き出してみてびっくりです。こんなにやったんだ!そりゃあ2時間半近くの公演時間にもなります。ユニットコントが8本、頭の又吉さんのお詫びの部分とエンドトークの部分も結局はコントだったのでそれを入れれば10本。それに加えて出演者それぞれの絶景があって、このボリューム。アンケートに好きだったネタを書く場所があったのですが、その時点でひとつには絞れず、あとで思い返してみてあれもあったあんなのもあったと思い出して後悔するという。


とにかく又吉さんが作り出すコントの力に脱帽です。いろんなタイプのコントがあったと思うのですが、どれも面白いというのが凄い。捨てるところがないんです。瞬発力メインだったり力技だったり、じっくり見せてくれたり、突拍子も無かったり、無駄に深くてずしんときたり、そんなコントの数々がどれもこれも面白くて、でもそれぞれがきちんと又吉さん独特の世界の色を持っていて、全部見終わったあとに、本当にいいものを見た!と感激したのでした。又吉さんは凄い。
基本的にどこか陰の空気を持っているあたりも、又吉さんらしいというか、ポップさよりは奇妙な空気優先、みたいな感じがいいなあ、と。ひょっとしたらそれだけだと見てて疲れてしまったかもしれませんが、前述のようにとにかくバラエティに富んでいてめまぐるしかったのと、出演芸人さんがそれぞれ提示していく「絶景」がこれまたそれぞれのカラー全快で、絶妙のアクセントになっていたのかな、とも思います。
何しろ一番最初、全員が舞台に揃って、全員で絶叫してからのタイトルコール、あの力いっぱいのタイトルコールの時点でちょっとぞくぞくきました。ちょっとすごいことが始まるかもしれない、という期待感をあおられた上でのオープニング映像のオシャレぶり!そしてその期待感を損なうどころか上回るコントの数々で、もうやられたーという気分になりました。
ラストのエンドトークを模したコント(本当に隅から隅までユニットコントだらけだったなあ)において、又吉さんが、台詞はうろ覚えですが、「みんなで面白いものを作り上げたかった」みたいな台詞を言っていて(ニュアンスが違いましたらご指摘いただけると嬉しいです)、それを聞いて、何となく合点がいった気分になったのですが、あれだけの人数がいて、みんながみんなちゃんとポジションがあって見せ場があって、等しく存在感を発揮する、というのはなかなか無いんじゃないかな、と。又吉さんは、本当に一緒にやりたい人とみんなで作り上げるライブをやりたかったのかもなあ、と思ったものです。そんなこんながあっての、最後のリンダリンダでの全員のハイジャンプは、それはもう見ていて格別なものがありますって!
みんなで一緒になってわちゃわちゃごちゃごちゃと楽しい時間を作り上げていく様子に、「思い出中学校」*1を思い出したりしてました。ユニットライブに最初に夢中になったのが思中だったのですが、あのライブの、出演芸人さんが一緒になって隅々まで楽しみ尽くしていた感じを、なんとなーくですが髣髴とさせてくれて、勝手に嬉しくなってました。
そんな個人的な感傷を抜きにしても、本当に面白くてしかも濃密な、いろんな気持ちをたくさん刺激されたライブでした。見ることが出来てよかったです。


オープニングコント、又吉さんのお詫びの口上は、ジュースじゃんけんで又吉さんが負けたが、その前の日にじゃんけん関係なしに奢ってるやん、おかしない?と言ったら全員が怒ってしまって出てくれなくなってしまった、という前提で、14期生の子を客席野次に配置しのんびり世間話と先輩としてのアドバイスを話し、そうこうしているうちに他の出演者が青春ドラマばりに一人ずつもどってくる、というもの。全員が舞台に上がってくる際に又吉さんの解説ナレーションSEが入るのも面白く。「グランジという前世が山賊だった3人」「(恵比寿出身なのに)奇跡の田舎者顔」「井下好井の井下じゃない方」「ピース又吉のことを尊敬している(←村上さんについて)」等々面白すぎる。挙句、中村さんの場合は中村さん本人のナレーション、池田さんに至っては「エバートン」と紹介される(笑)そして橋本さんには何もなし(笑)


オープニングVTRは近年稀に見るオシャレさかっこよさ!文豪スタイル(和装)の又吉さんが、天狗面の誰かと狐面の誰かと何らかを語らうVTRでとことん素敵。


『雪山山荘殺人事件』は10年ぶり?に再会して旅行にきた学生時代の友人達が、その中の一人(関町さん*2)が殺されているのが発見され、互いを疑ったり、弁解したり。ぱっと見は、完全に返り血を浴びている風の又吉さんが犯人としか思えないのに(笑)話はそれを関係なしに進んでいき、途中で根建さん(服装普通)が自分がやったと告白、その後向井さんが学生時代はよかったという話を語りますが、スクリーンに映し出される過去の写真において、又吉さんがことごとく血しぶきを浴びた白シャツを着ている、という(笑)不条理だなあ。


『絶叫あるある部』は、あるあるを絶叫していくだけの体育会系な部活。非常にシンプル且つくだらない(笑)ただ、オープニングでもそうだったんですが、あの人数で絶叫するということそのものが絵として迫力があって、その上で何やってるんだろうこの人達みたいな馬鹿馬鹿しさもあって、面白かったなあ。ちなみにどうやら中村さんがこのコントで喉をつぶしてしまったようで、以後の出番においてかっすかすの声にて不本意な笑いを取ることに(笑)


『女教師』は又吉さんの一人コント。線香花火時代から漫才などでよくやっている、「…あの人と、同じです」のあの先生の、長いコントでした。これがもう、途中から圧巻です。ちょっとおかしな空気の中に自分が居る又吉さんの陰の要素を思い切り浴びた気分です。オチのにゅるっとしたいやーな感じもさすが。全て終わって暗転した後の、客席のきゃーとかうわーみたいなざわざわ感が素晴らしい(笑)


2009年6月某日、というのは、前段がVTRで、好井さんと向井さんが、日ごろお世話になっている先輩である又吉さんに、恩返しがしたいということで、ギャグを作ってきた、とVTRを撮るスタッフさんに宣言し、それを聞いた又吉さんが「やってもいいけどスベったらしばくつもり」と答え、もちろんです、となる、というもの。ここまでがVTRなのですが、これ、スタッフさんを間に介してやりとりする必要があったのかな、なんてところでまず引っかかる(笑)
で、最終的に舞台で実際に、二人が考えたギャグを又吉さんが決行、見事にスベり、二人につかみかかるも2対1ということで逆に後輩につぶされ(笑)、挙句「俺が尊敬してんのはキング コングの西野さんじゃ!」(好井さん)等と捨て台詞を食らわされる又吉さん、という展開(笑)なんだったんですかこれ。
オチは又吉さんの「村上と児玉は俺やろ」という自らを励ます発言だったのも可笑しい(笑)


『甲子園』これ大好きでした。甲子園に恐らく優勝した一同が校歌斉唱中に、ひとりひとりスポットが当たって、彼らの皮肉な未来をナレーションが語っていくというもの。どうしても又吉さんの作るこういうネタって、容赦なく鬱な展開になっちゃうんだなあ(笑)ことごとく犯罪を犯したり犯されたり借金背負ったりハゲたり(笑)して、最後の一人だけが平穏無事、という…。成功があればどうしても裏側の失敗や失脚を描きたくなるのが又吉さんなのかもなあ。ちょっとシニカルでブラックな笑いはなかなか重いんですけど、でもやっぱり面白い。
ここも最後に中村さんと根建さんの後日談あり。高校生のわちゃわちゃぶりが微笑ましい。


『震度5〜その時殺意が〜』これも大好きでした!自分の中での爆発力は1、2を争うかもしれない(笑)短いコントなんですが、その場の人々があらゆる手段でその場の人々を「地震のドサクサにまぎれて」殺していくというのが、勢いに任せて笑いになっちゃうのがある意味凄い(笑)というか、「地震のドサクサにまぎれて」というのがこんなに笑いになるということに気付く又吉さんが凄いというか。あとは出てくる人達が全員狂気じみてたりぶっ飛んでたりするのが凄い。全員です全員。奇妙な格好をして出てくるなり殺される又吉さんも、鉄の爪(@DQ)的なものを両手に装備してヒャッハー!みたいな笑い方をするイっちゃった村上さんも凄かったんですけど、個人的にはキャスター付き椅子で袖から滑り出して無表情でマシンガンをぶっ放す池田さんに撃沈しました。似合う…。それにしても又吉さんの作るコントは死人が出過ぎ!
ここも中村さんと根建さんの後日談あり。ちょっとホラーテイストな終わり方でこれもさすがと言うべきか。しかし中村さんと根建さんのこの役割ってなんなんだろう(笑)


『2015年、北海道』タイトルがこれだったかはちょっと忘れてしまったのですが、2015年、「僕らは確かに売れていた」というモノローグから始まるコント。この世界ではグランジもしずるもジューシーズもライスも売れに売れているが、あの人だけが居ない、というような話。展開としてはもう書き始めるときりが無いストーリーなので割愛しますが、要するに久々に揃った売れっ子達が北海道の風俗に行ったらそこにあの人=又吉さんが働いていて、みたいな展開。又吉さんなのにキャンディちゃんで女子的風俗に勤めてるってなにそれ?とかそんなことを考えていると置いていかれてそれどころじゃなくなります。短いコントの中に伏線は張ってあるわやたらと深い台詞があるわ熱い芝居で胸を打たれるわ根底に笑い飛ばしきれないシビアさもあるわで、とんでもないコントだなーと思いました。密度と情報量が凄まじい!頭のネジを2、3個はずしてないと作れないし演じられないんじゃないのかなあと思うくらいの訳のわからない迫力と隠微さで、これ本当に大好きです。又吉さんて天才に片足突っ込んでるのかもと思ったコントでした。そんな目も回るような展開の末にある、中村さん登場時の脱力感たらもう(笑)五明さんの芝居がとんでもない迫力で、これは本当に五明さんがいるのといないのとじゃコントのテイストが全然違っちゃうんじゃないのかな、と思うほど。


『手紙』は、オープニング以来の登場となる烏龍パーク橋本さんと、又吉さんの対談形式で始まるコント。稽古(打ち合わせ?)に一度も呼ばれていない橋本さんは、何が行われるのか知らない様子だったのですが、そんな橋本さんとちょっとした思い出話(小樽での住み込み営業の話。まだバーッチャルトーイと線香花火の頃の話でした。)の後で、橋本さんに対して又吉さんが手紙を書いてきたので読みます、というのが前段で、そこからの展開がもう!(笑)袖から突如吹っ飛ばされてくる関町さんとか、ガチ芝居で立ち位置が一切揺るがない池田さんとか、止めに入る一同の真剣さとか、呆然とする橋本さんとか(笑)、気にせず手紙を読み進める又吉さんとか(笑)、無駄に二人を気遣う様が逆に鬱陶しい村上さんとか(笑)もう大変。挙句喧嘩の理由が「あいつドラゴンボール6つ持ってるんですよ」って!「それなら話が変わってくる」って!後半以降完全に放置されてしまう橋本さんもひっくるめて最高です。面白いなあ。
そして、このコントのオチにより派生する、最後の又吉さんの絶景…(笑)笑いました。心底笑いました。しずるだけがコンビで呼ばれた理由がここで分かってそういうことか!と(笑)


エンドトークまで隙なくコントで。
最初の方にも書きましたが、リンダリンダを歌いだすところのモノローグで、又吉さんはこういうノリは苦手だというのに、突如現れた太宰先生(シュール!笑)に問いかけられ、こんなのもいいのかもしれないとひとりごちた上で、最後はみんなでリンダリンダを歌いながら全力で飛び跳ねる、という一連の流れが、面白い上に眩しくて、いいなあ素敵だなあと思ったのでした。男の子っていいよね、と思わずにいられない光景でした。


○○の絶景、と銘打たれて出演者が思う「絶景」をそれぞれ演じていく時間がコントの合間に差し込まれていまして、これがまた、それぞれの個性が存分に発揮された時間で面白かったんです。みんな面白かったなー。すごいなあ。
みんな好きだったんですが、特に好きだったのは、池田さんの絶景「教育」と、向井さんの絶景「幼なじみ」と、あと五明さんの絶景はふたつとも抜群に面白かったし、中村さんの絶景も好きだったなあ。好井さんの絶景はすごくわかる!と思ったし。なんだかきりがないです。
池田さんの絶景は、なにやら北斗の拳的な世界において、やばめの4人組相手にクールに決める池田さん。荒れた土地(イメージです)にやってきた男に、ぎらぎらと目を異様に光らせた4人の男(中村さんと村上さんと根建さんと、あとどなたでしたか)が目をつけ、ここの掟を教えてやろうぜとか言われて、「その前に長旅で疲れてるんだ、椅子を用意してくれないか」と投げかける池田さん。もちろんそれを鼻で笑った4人組は池田さんに襲い掛かり、暗転、そして明転後、積み重なった4人の男の上に座り、「きたねえ椅子だぜ」と呟く池田さん、という(笑)なんだこれ(笑)カンフー映画としては世界観がおどろおどろすぎる。めちゃくちゃ笑ったなあ。馬鹿だなあ。阿呆だなあ。
向井さんの絶景は、幼なじみの女の子(村上さん)がアイドルで同じクラスにいてクラスの人気者で、でも向井さんは地味な普通の生徒で、でも幼なじみの女の子は「一緒に帰ろうよ」なんて気さくに言ってくる。向井さんは「俺なんかと帰ったら色々言われちゃうよ」と遠慮するけど、彼女はお構いなしに「昔は一緒にお風呂に入ったよね」「また入る?」「うそうそー!」なんて向井さんを辛かったりして、照れる向井さん、という。ばかだ…(笑)男子のこういうばかさ加減、真剣すぎると本当に面白い。
中村さんの「巨大マグロ」も馬鹿だったし(巨大マグロを釣ったら結婚しようと約束した女性(根建さん)と船に乗ってマグロを釣りにいくも、釣れず、「これしか釣れなかった」と指輪を取り出し、彼女びっくり)、男の子の絶景にはこういうのがつきものなのだろか(笑)中村さんのはスターとなって記者の待ち受ける空港の歩く歩道を無言で歩くというのもシンプルながら面白かったです。中村さん+サングラス+タンクトップって、ちょっと鉄板に近い気がします(笑)
好井さんの絶景は、研究所?で優秀な同期(向井さんでしたか?)?に研究の疑問点を聞かれ、回答を出すが「そんなんじゃ無理だろ」と言われるものの、その同期が先生(村上さん)に同じ疑問点を投げかけたところ、自分と同じ回答を出すのを見て、おおー…となる、という。これは分かる!と思いました(笑)好井さんは他の皆さんと違ってこういうシビアでリアルなシーンを突いてくるというのが面白い。
違ったという点では、五明さんの絶景の独自性ったらなかったです。ひとつめではサザンの曲名をさらりと決め、二つ目では碇 シンジ的に発進した挙句の残酷な天使のテーゼ絶唱(笑)分かるけど、分かるけどその発想はどこから!(笑)
心置きなくサイテーと思ったのは関町さんで、特に2つ目の「夕立」のサイテーぶりは目に余るものが(笑)1年生の関町さんと、先輩の女子生徒(池田さん)が、突然の夕立に降られて誰も居ない小屋に避難する、という。その先の展開は、ええもう想像通りの展開なわけですが、蓮っ葉な先輩の言葉遣いや行動もさることながら*3、実際にハプニングついでに押し倒してベルトを緩めるところまでのゲスい流れをやってみせる必要がどこに!(笑)あと地味に小屋に逃げ込むという展開に笑いました。小屋って。冷静に考えて、小屋って何。
その点根建さんのは微笑ましかったなあ。2つあって二つとも熱い友情モノなのがいかにも根建さんらしい微笑ましさ。喧嘩で強い不良にやられる友達のところに単身かけつけて、無理だといわれても殴りかかるなんて、善良にも程があります。
同じ助けに入る絶景でも、児玉さんのは一味違っていて、ドラゴンボールクリリン(根建さん)とピッコロ(中村さん)にフリーザ(関町さん眼鏡無しバージョン)がやられて絶対絶命のところを、他の誰でもない「児玉さん」が助けに入る、というもの(笑)これはこれで男子の夢なのかもしれないなあ、でも悟空になりたいとかじゃなくて、児玉さんとして助けに入るというのが意外すぎました。
村上さんの絶景も、他の皆さんとはちょっと違って、暗転使うわモノローグは入るわそこそこの尺はあるわでちょっとしたミニ芝居状態(笑)やりたい放題かと(笑)付き合っている彼女(又吉さん)が、ある日普段は着ていなかった黒い服を着ていて、村上さんが理由を聞くと彼女は「汚れが目立たないから」と言う。その時は何も思わなかったけれど、その日彼女と別れてから、彼女の「汚れが目立たないから」という言葉を幾度となく反芻し(何度も又吉さんのフレーズがエコーとともにこだまする。笑)、その言葉の真の意味にやっと気付いた村上さんは、彼女の元へ走り出す。そして彼女を見つけて後ろから抱きしめて、「気付いてあげられなくてごめん」それに彼女は答える「ありがとう…」。
村上さん、絶好調に馬鹿ですね!もちろん褒めてますけど心置きなく馬鹿だと思いました(笑)いい話過ぎて逆になんだあれ、です(笑)村上さんが走り出すときの曲は、しずるの最初の単独でも使われていたユーミンでした。村上さんのキラーソングなのかもしれない…気持ちは分かるんですけど、それにしても馬鹿ですね!他の皆さんが女子との絶景を描いているのに比べて、ディテールというか、いっそ執念が違う。一体村上さんの何がそこまでさせるのか…(笑)


そして又吉さんの絶景が、まさかの「しずるに入りたい」とは(笑)青春コント「二度書き」において、第三のキャラクターとして佇む白シャツの又吉さんが、終始にやけ顔で参加しているのがひたすら面白すぎました。文鎮のくだりで「よっ文鎮!」みたいなことを言う又吉さんで大笑い。そして最後の抱き合うシーンで「又吉ー!」と呼ばれ、3人で抱き合って終わっていく青春コント…又吉さんのふり幅に感激するしかないわけです(笑)


オープニング映像がオシャレでかっこよかったのは書きましたが、エンドロールの映像も素晴らしかった!代々木公園?における、ふんどし一丁の五明さんと、文豪スタイルの又吉さんのギターセッション(笑)二人してずっと左利きスタイルでギターをかき鳴らしていたのが気になったのですが、あれはなんだったんだろう。映像のレベルの高さはちょっと目を見張るものがあった、気がします。門外漢なので勝手な感想ですが。


がっつり書いてしまいました。書いてて楽しくてしょうがなかったー(笑)本当にネタバレが酷くて申し訳ないです。最初から最後までひたすら作り上げられた又吉さんの世界を、これでもかと堪能できて幸せでした。さよならといわず、またぜひこの素晴らしき世界を私達に見せてほしいなあ、と心から思いました。

*1:チャイルドマシーントータルテンボス・線香花火のユニットコントライブ。途中ではなすい(吉田サラダ氏の昔のコンビ)も参加して思い出第二中学校と銘打ってましたか。懐かしい。

*2:なぜ誰かを殺すという発想のときにみんな関町さんを選ぶんでしょう。

*3:「〜なさいよ」という口調や、雨に濡れてくしゃみをする関町さんのシャツを脱がせようとする行動。ドリームっぷりが凄い。