箱雑記ブログ

色々まとめています

続・忙しい。

暇なときも忙しいときも変わらないのが通勤時間。
というわけで通勤時間の読書量だけは変わらず保っていられます。

「モダンガール論」(斎藤美奈子)読了。
姉から「面白いから読め!」と突きつけられた本(笑)
普段エッセイやコラムはほとんど読まないのですが、そこまで言われたからには読まなくては、ということで読んでみました。
確かに面白かった。昔から新しいスタイルを行っていた女の子はいつの時代もバッシングの対象だったんだね、とか。
職業婦人・労働婦人の現実とか。
革新的な女性は世の中が新しく動こうとする時期に頑張っちゃう=戦争を女性の社会進出の好機として張り切っちゃった、とか。
ひょっとしたら全体的な内容的には新しいことは何も言っていないのかもしれないけれど、視点が上手というか斬新というか。
「良妻賢母」思想が生まれた当時は、これは革新的な思想だった、なんて、知らなかったもの。
そういう、過去の女性に対する社会のあり方とか、社会に対する女性のあり方とか、そういうものを様々な文献を通して示してくれる本でした。
たまにはいいなあ、こういうのも。

閉店間際の近所の古本屋にて、高村薫を文庫・ハードカバーともにごっそり購入。
久々に「マークスの山」と「我が手に拳銃を」を読み直したくなりまして。「李欧」でなく「我が手に拳銃を」が読みたいの、という微妙な違いがね・・・高村好きの悩みどころですね(笑)