箱雑記ブログ

色々まとめています

三連休。


免許の更新をしました。免許を更新するたびに必ず思い出すのが、更新の都度免許証の写真でいろんなチャレンジをしていたというかたつむり林さんの写真の話。あの話してたのってヨシモトスープのオールナイトでしたっけ、違いましたっけ。右から風が吹く写真、左から風が吹く写真ときて、次の更新ではこの写真になりました、って見せてもらったのが下から風が吹く写真で笑い転げた記憶。免許更新はオリンピックだと林さん言ってたな、今でもあれやってるのかなあ。

三連休の前の金曜日。彩Jrライブを見に行ったところ、サンシャインが先日のネタ展でおろしたネタを、よりコンパクトにより研ぎ澄ませて披露していてお見事!と言いたくなるくらいの仕上がりで、惚れ惚れしてしまった。KOCの準決勝からずっと、ネタの編集力のことを考えていたのもあって、余計に素晴らしいなあと。あのネタほんといいなあ、諸々のチョイスが絶妙なのと、まともであることが面白且つ裏切りになるという楽しさと。
あと、エレーンの漫才が見たことないネタで、脳が芯から喜ぶ類の面白さですごいな!となった。あとでエレーン野澤さんのツイートを見たら、新ネタだったと書かれていて度肝を抜かれる。Jrライブで新ネタおろすんですか。しかも数日後に新ネタライブ控えて。エレーンのファンの方は何もかも見逃せないんだな。

帰りにDVD借りる。三連休だし、と思って欲張って3本。いつ見るの。
寝る前に翌日返却しなきゃいけない別のDVDを見る。お友達が大好きな映画だという『犬猫』という映画。核心に迫るような大きな台詞があるわけでもなく、淡々と柔らかく切ない日常が言葉少な目に流れていくお話。難しい映画だったけど、犬も猫も可愛くて好きだな。あとお布団が魅力的に描かれすぎててときめいた。見終わって毛布に包まってぬくぬくと寝られて最高に幸せだった。

土曜日。起きてすぐ借りてきたDVD見る。『パニック・ルーム』デヴィット・フィンチャーの映画は真ん中に・のつく映画多い。
演出天才、脚本も天才!ぞっくぞくして見た。真昼間じゃなくて夜見たかったな。強くて美しくてかっこいい女子が好きなので、そりゃジョディ・フォスター嫌いなわけがないです。あと娘役の子がきっれーだな!と思って調べたら、トワイライトシリーズのヒロインの子だったので、成る程となる。美しいわけだ。
今まで映画を見てなさすぎて、まだまだ見てない名作があるので本当にありがたい。
休日にDVDを見るときは、前日寝る前に見ようと思っているDVDが何分あるのかを確認して、家を出る時間から逆算してDVD見てから準備して出かけるまでに何時間必要かを見極めて、目覚ましをセットするようにしている。なんせ根がだらしないので逆算して目覚ましをかけることが人生の癖になっている。そうやって逆算しながらDVDを見るから、どうしても時間の短い映画を優先して見ることになりがち。

大宮の劇場でおでかけずしゃる。大宮は微妙に遠いのだけれど、おでかけずしゃるにゲストがグランジであれば行く甲斐あります余裕です。
行ってみたらばしずるのネタが少し前にずしゃるかな?でかけてた金がないと泣く親友のコントで、しばらく見てなかったけど大好きなネタで来た甲斐!と嬉しくなる。改めて見てもいいネタ、脚本が楽しすぎる、と思ったので定期的に見られたらいいなと。グランジも見たことないネタだったので来た甲斐!となった。劇場に行く行かないは自分で決めてることだからライブがどんなだろうと足を運んだことを後悔するなんてことは無いけれど、足を運んでよかった来た甲斐あったと思えることは嬉しいものです。
トークの中で、グランジとしずるが準決勝での手ごたえ云々を割とリアルな手触りでもって話していたのと、グランジの悪夢のような初単独の様子を今までで一番詳細に聞けたのがとても嬉しく。
しずるの久しぶりのネタを見て、ベストセレクションは今までのよいネタをまとめて見られるという素晴らしい機会なんだろうけど、今日のネタみたいな、定期的に披露されてないと思われる(実は私が見られていない営業などで定期的に披露されてるようでしたらごめんなさい。)でも凄く面白いネタ、みたいなのは、本当に一期一会になっちゃうんだな、と思う。たとえばベストセレクションで昔の単独のレアなネタが披露されたとして、それはやっぱりそのときの特別なネタということでどんなに面白くてもそれ以降はまたお目にかかることは難しくなるのかなーと。そんなことを帰りの電車の中でつれづれと考えてた。

ライブ終わりに飲み会に合流。とことん気の置けない友人たちとの飲み会で、しかもあんなにちゃんとほぼ全員が集まれることはまずないって感じだったので盛り上がりすぎる。いつも集まれない側の面子ですけど私。申し訳ない。
獺祭があったから飲んだ。美味しかったけど、一合で獺祭よりも200円も安い銘柄のお酒(名前忘れちゃった)の方が舌に合ったので残念な安上がりぶりだなと思った。
あまりにも楽しすぎて気持ちよく酔っ払って、軽く目を回しながら帰宅して、大森靖子ちゃんを2曲ほど絶唱して、ベッドに倒れ込んで以降の意識がなくて、起きたら4時前で、服着たままで、なんという…って自分のことがとても嫌になって、なんだかんだあって5時過ぎてもまったく睡魔が迎えに来てくれなくて、なんか体中も乳酸たまってるみたいに痛くてしんどくて、多分寝たの5時半くらい。

日曜日。昼からJET GIG。新ネタをがっつり2時間。横澤夏子様の歯医者の受付の女性のコントが本当に面白くてとんでもない。スイランというコンビの漫才が脳が喜ぶタイプの面白さで、おお、となる。名前覚えた。サンシャインのネタがお互いの主張をぶつけ合う漫才でわくわくする中身だったので、コンパクトになったの見たらより面白そうだなと。7分以上やってたらしい。さすがだ。

夜のTHE MANZAI本戦サーキットについてはもう、全部面白すぎたわ!という気持ちでいっぱい。自分が審査員じゃなくて本当によかった、甲乙なんてつけられない。
今年のPOISON GIRL BANDの認定は、唯一無二で多分今凄いことをやっているPOISON GIRL BANDという漫才師の復権の第一歩になればいいと勝手にでも半ば本気で思っていて、この日のポイズンの漫才はそんな自分のヘビーな気持ちを軽やかに鼻で笑い飛ばしてくれるような素晴らしく面白い漫才だった。ので、ポイズンの漫才で自分が涙流して笑えたことが嬉しくてならない。サーキットでポイズンの漫才で笑い転げられる幸せったらない。
囲碁将棋の凄味は、中盤のフリーズで下がってしまったと思われる客席の温度を残りの漫才の中でピークに近いとこまで取り返してみせたあのリカバー力だと思う。あそこまで取り返せるなんて本当に凄い、尋常じゃない。漫才のテキストそのものが面白いのと、その漫才そのものの面白さを囲碁将棋自身がブレずに伝えてのけたから、結果ものすごく面白い漫才になってた。馬鹿よ貴方はさんが誰よりも4分を超えた漫才で、でも抜群の面白さで1位になったことを考えたら、コンマ数秒の失速を簡単に減点とするような見方はされてないんじゃないか、と翌日友人と話して、だとしたら囲碁将棋はむしろ評価されてる可能性大いにあるかもしれないね、なんてことを思う。そうだといいな。
馬鹿よ貴方はさん、三四郎、そりゃもう面白かった。三日月マンハッタンもう大好き。磁石とチーモンの肩に力の入らない見事な仕上がり。0番手ダイタクのたまらない面白さ。あったまった客席の熱をそのまま愛たっぷりの笑いに変換する1番手トップリードの素晴らしさ。

月曜日。昼からneeds。相変わらず笑い疲れてぐったりする2時間。マッチョゼスチャーはどこまでゆくのか。MCがロシモンさんだというだけで見に来た甲斐!となる。ゆったり感のMCでも思うことだけど、どんだけ素晴らしいんだ。らせん富田さんの、きもちわる、と言われて「気持ちええわ!」と返していくあれが面白すぎたけど、まったく富田さんと関係ないところでロシモンさんが何気なくきもちわる、と言った瞬間に舞台の一番端の方から富田さんが「気持ちええわ!」と反応した瞬間のけぞって笑った。芸人さんの笑いへの瞬発力ってたまに常軌を逸してるわーと思う。

夜のKOC。心の中で犬の心の優勝をがっちがちのごっりごりに祈りながら見てた。犬の心と、シソンヌを。思い入れの強い順に。
KOCの事前番組で犬の心を見るたびに涙ぐむ始末だったけれど、1本目のあのコントでがんがんに笑いを巻き起こしてるのを見て、感無量というか何というか。犬の心は面白いから通用するなんて当たり前だけど、でも、あまりにもいつもどおりに、賞レース決勝の気負いさえもかき消すほどに、ベテランらしく余裕を持ったコントぶりだったので、本当に凄い人たちだなあと。
東京のごく小さな範囲でのライブで名前を知られている人たちが、テレビでならお笑いを見るという全国の人たちに、面白いコントをする人たちだ、と一瞬で認知される、その魔法のような素晴らしさを一番実感したのは、やっぱり一番長く見ている犬の心の時だった。
最後の最後、KOCがチョコプラとシソンヌの対決にたどり着いたのを目撃したとき、普段はなんて難しくて意固地で冷たいんだと思ってしまうことの多い笑いの神様が、9年間苦労して苦労して苦労してきたチョコプラとシソンヌという盟友たちに、こんな極上の舞台を用意したことに、よく分からないけれど、くそう!と思った記憶。こんな、漫画や映画でやったらありえないと言われそうなドラマを、コント師にとって一番の舞台でチョコンヌに用意するなんて。勿論あのドラマを勝ち取ったのはチョコプラとシソンヌの力だと分かりつつも、なんとなくそんなことを。
シソンヌの2本目の途中からどういう訳か涙が止まらなかったんだけど、あのタクシーのコントが、それまでの14本のどれとも違う空気のドラマチックでお芝居らしいコントで、どちらかと言うとガツガツと笑いを取っていくようなコントではないコントで爆笑を起こしていて、シソンヌの凄味ってこういうことだよねーと思って、天才だな!と思って、シソンヌが天才なのが世間に知れ渡っちゃったな!と思って、で泣いてた。もうよく分からない。多分、あのちょっと頭はおかしいけど基本いい話、で笑いを取ってのけてたことがたまらなかったんだろうとは思うけど。
シソンヌをそれなりに見に行っておかなくては駄目だと思ったきっかけを、録画で改めてKOCを見直しながら思い出してた。その瞬間はもうはっきり覚えてて、いつだったかのライブで見たお祭りコントのラストの、じろうちゃんの「…雪。」でシアターブラッツが揺れた瞬間だった。

行けない大阪に思いを馳せるのがしんどすぎてブログに逃避した結果でした。だらだら長々書くの楽しいですね。