箱雑記ブログ

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囲碁将棋単独ライブ「想い出のリボン」

囲碁将棋の単独ライブはいつもしっかりフラットな気分で期待だけを携えて見に行って、私の好みも大いにありますが毎度まいったなあ!と面白さに唸りながら帰ってくるというライブなのですが、今回も例に漏れず。囲碁将棋の狭いテーマから深く掘って面白いものを見つけてくる漫才は本当にすごいな、と思いました。以下今更のざっくりした感想。ネタバレは少なくしているつもりですが、今後ライブなどで披露するネタもあると思いますので、ネタバレが嫌な方はご注意ください。




今回も囲碁将棋の単独は1時間半ちょっと舞台に出ずっぱり、冒頭のド茶番は馬鹿馬鹿しいまでの大袈裟な演出で染まっているし、狭いテーマを掘り下げる漫才は相変わらず抜群に面白かったです。狭いというか、それを題材にするんですか!という驚きが毎回あるのが凄い。それが面白いと気付くことが出来る、という面白いものに対するアンテナの高さにいつもすごいなあと思うばかりです。涙そうそうのネタはだいぶとっつきやすいかなあと思うんですが、Jリーグの審判のネタに至っては、そこをつくのかという狭さでたまりません。
シングル100枚のネタは私の思う囲碁将棋の真骨頂だったかなあと勝手に思ってます。100枚をどう使う、みたいなところは千鳥の100択のネタを思い出すような流れですが(笑)、そこに単純に使い方だけを並べるんじゃなくて、桑田のCDだから○○なんだ、というあの屁理屈がいちいち差し込まれるのが本当にたまらない。これ本当に好きでした。細かい中身はひたすらくだらないんですけど。
真骨頂といえば同窓会のネタも。あれ大好きだったなあ。珍しく文田さんが一方的に分が悪い状態で流れていくというのも新鮮だったんですが、二つの同窓会の対比もくだらないし馬鹿馬鹿しいし、本当に面白かったです。
どのネタもとりあえずもう一回見たいなあと思わせられるもので、本当にいろんな部分をくすぐられてしまって困ります。


コントについては、あれは要するにあれですよね、漫才では前振りである曲の長い部分がもたないネタだからコントでやりました、みたいな感じですよね、とか思ってしまってごめんなさい(笑)ボケひとつでしたけど(笑)面白かったのがまた憎らしい。
あとは根建さんの車を使った漢字の時間…考えてみると、単独の時間の中で根建さんの時間こそが最も狭かったような気がしないでもない(笑)そういえば前回もそんなだったような気がしないでもないような。根建さんの極端な知識の偏りはもうそれだけで面白いです。
そして何より、チームによるネタづくりの模様をドキュメントタッチでおおくりした情熱大陸的VTR。最高の茶番ぶりで大笑いしました。文田さんのああいう社会的エリート願望の具現化を目指したネタはもういつなにを見ても漏れなく面白いです。ばっかだなー。どんだけばかなのかな!


あとは、ネタの中身とはまた別に、やっぱりこの人たちの言葉選びが私は大好きで、今回もとにかくいちいちずるかったなあ!
歌ネタで、勝手にコーラスで入ってくるなら事前に申請してくれだの、「促したい」をサーモグラフィで見たら真っ青、小説とか企画書にしか出てない色だの、「面倒見るなら最後まで見ろよ!日本政府みたいな真似してんじゃねえよ!」だの、芸人さんからはそうそう聞くことのない若手ベンチャー企業の社長的用語の数々がお笑いとして置き換えられていく様は本当にどうかしている(笑)文田さんの歌のコーラスをするには、三日前までに申請しておかないと駄目らしいです。最高ですね。
あとは単純に、根建さんが使った脅し文句「汚すぞ。経歴汚すぞ」がツボでひたすら笑いました。経歴汚すぞって脅しも、ある意味社会的地位のある人が使う、というか社会的地位のある人に対して効果を発揮するはずの脅し文句…囲碁将棋面白いなあ。


時間が経ってしまっているのでだいぶざっくり書いてしまいましたが、とにかく今回も面白かったです。決して派手さはないのだけれど、どうしたって面白いというのはやっぱり凄いな、と改めて思いました。次回も楽しみです。