箱雑記ブログ

色々まとめています

ずしゃる

そういえばちゃんとここに書くのは初めてかもしれないずしゃる。ネタもやってました。前回は行けなかったんですが、ネタやってたよとお友達に教えてもらっていいなあと思っていたら、今回もしっかりネタ2本。二人のトークもありがたいんですけど、ネタが見られるということが何より嬉しいです。以下ネタのネタバレは避けつつ簡単にざっくり流れと感想。もしネタバレが嫌だという方はお気をつけください。




■ネタ1
なんて説明すればいいんだろう、難しいなこのネタ。
池田さんの家に遊びにきた村上さん。地味といえば地味ですけど、らしいといえばらしい気がします。無言で気まずさの空気をぐいぐい押し出すあたりはとても好きでした。


■合間1
なんと佐久間さん登場。単独の打ち合わせのためにルミネに来ていたら、こういうのがあると聞いて出てきました、と。ありがたい先輩。
ギャグを3つやって、綺麗に受けて、さらりと帰っていかれました。さわやか。


■合間2
倍速気味の嵐さんのA・RA・SHIがかかると同時に出てきたライス関町さん。
ものすごい大歓声、キャーキャーの嵐の客席。
先日の神保町で見たような、関町風の嵐を歌い、舞い踊ってくれました。もうお客さんのウェルカム具合が凄い。
関町「わーすごいな、これが嵐かあ」(笑)
倍速気味の曲のテンポについていけず、足がもつれていたのが関町さんらしくていい。
1番ではサビの嵐の部分を「しーずるー、しーずるー」と歌っていたのに2番ではすでに忘れているつめの甘さも関町さんらしくていい(笑)
市民権の得方が半端無くてちょっと感動すらしました。すごいよ関町さん。


■ネタ2
拘束されている後輩刑事と、それを助けにきた先輩刑事。
日本語の乱れをちくちくつついたさらに地味なネタ。らしいな、と思ったんですけど、ちょっと弱いかなあという気もしました。ネタの肝の言葉遣いとは関係ない先輩刑事のだめっぷりが妙に印象に残っている(笑)


トークについては箇条書きでざっくり。


・前日の話。突然休みになったそう。
村上「昨日何してましたか」
池田「実家帰ってました」
村上「あーくだらない」
村上さんが何をやっていたか。何だと思う?と聞かれて、池田さん「俺気付いてるからね!」と。それに驚く村上さん。
村上「何で言ってこなかったの?」
池田「言ったらお前自慢すんだろ!」(笑)
・村上さんはROCK IN JAPAN FES 2010の最終日に滑り込んで行っていたそうです。いいなあ。
休みが決まってから、チケット手配の電話かけまくりの村上さんだったため、池田さんは気付いたのだそう。
でもまだ言ってないことがあるよ、と含んだ言い方をする村上さん。考える池田さん。
池田「……俺の彼女に会った?」
村上「え、行ってたの?」
池田「え、それじゃないの?」
このやり取りが面白すぎて大変。
・なんと、バックヤードに入れるパスで行っていたという村上さん。
パスを渡されながら、「これ、楽屋も入れるんで」と言われてうわーとなったらしい。
池田「じゃあ歌えよ!!」(笑)
・以下、村上さんのRIJF良かった話の大洪水。
村上「斉藤和義ハンパなくかっこよかったよ!」
池田「え、コンタクトとったの?」
村上「あ、せっちゃんと?」
こういう何気ない風を装う嫌な言い方、村上さん上手いよなあ(笑)
・村上さん名言:「音楽が人を突き動かすのよ。それがロックよ」
・斉藤さんは、歌のあまりのよさに感激した村上さんが、酒の力を借りて(笑)最高でした!と言いに行ったところ、「じゃあ飲もうよ」と誘ってくれたらしい。ミラクル。
・さらに、バックヤードであるおば様に娘がファンだと声をかけられ、この日誕生日だというお嬢様に電話でおめでとうを言ってあげたりしたところ、それが奥田民生氏のツアースタッフの奥様だったため、憧れの奥田民生とコンタクトをとることが出来たという村上さん。いやーすごい。
・写真もライブでちょっとだけ紹介されてました。酔っ払いの村上さんがまーいい笑顔だった。
・小学生の頃から大好きだった奥田民生氏と話ができて、感無量の村上さん。
村上「OK!僕もう芸能界OK!解散!」
慌てる池田さんに笑うしかない。
・さらに凄いことに、斉藤氏、奥田氏、トータス松本氏、そして村上さんで、1時間ほど一緒に飲んでお話をしたそうな。えらいことです。
これを聞いて、あまりにも凄いメンバーにもう驚きを通り越して爆笑する池田さん。
池田「俺その状況見てたらまずお前見て笑うわ」「『ダウトー!』って」
・そんな池田さんは、実家へ帰り、学生時代のお友達とドライブをしていたらしい。お友達のちょっとゲスイ質問などをあしらいつつ、学生時代の思い出の地をめぐったそうです。
そのときの池田さんが、お友達に「こんなことしたよなー」と聞いたという学生時代の思い出が面白すぎました。「先生の車を自力で引っ張っていって別の駐車場に置いた」だの、「池田が全裸になって夜の学校のフェンスにのぼって、友達がライトでルパンみたいに照らす遊びをした」だの。
そしてそれらをまるで覚えていなかったという池田さん(笑)出てきた思い出話の5のうち4が全裸だったらしい。さすがとしか言えません。
・村上さんのRIJF話は続く。大好きなチャットモンチーに好きだと伝えることも出来たらしい。
村上さん、「僕もうめっちゃ好きなんですよう!」と言いながら、好きの大きさが伝わらなくてもどかしさのあまり、人生で初のリアル地団太を踏んだそう(笑)
池田「お前のこと知ってた?」
村上「知ってたね」
池田「きたー!すげえな俺ら!」
村上「俺は気付かれたけど、お前は知らないよ」
池田「バカ俺入間で3人に気付かれたわ!」
そしてテンション上がりすぎて、写真をとってもらうのを忘れた村上さん。どんだけだ。
・最終的に、斉藤氏と連絡先を交換したという村上さん。凄すぎます。
池田「……しゃべれねえ…」(笑)←凄すぎて。
とにかく酒の力がなかったら無理だった、という村上さん。すでに行きの電車の中でビール2缶あけて、さらにバックヤードはアルコールが無料だったので、ビールを飲みまくっていたけれど、緊張しすぎて最初は全然酔えなかったらしいです。それでも酒の力を借りてそこまでいけるんだから、さすが家城さんの後継者…。
池田「いやでもそれはお前が頑張ったからだよね!」「俺、宮本いたら…」(笑)
大ファンのエレカシ宮本さんが近くにいたら、というシミュレーションをしてみる池田さん。なぜか本人の後ろを通り過ぎながら、においだけ瞬時にかぐ、という奇行を。
・村上さんが民生氏の歌に酔いしれていたころ、池田さんは実家の方のパチンコ屋で同級生と再会したりしてたらしい。この落差。
・村上さんはとにかく緊張していたため、会場でエレキコミックやついさんを見かけたときは「あの時ほどやついさんをオアシスに思えたことないね」(笑)
・ネタの合間の関町さんについて。村上さん「腹立ちますわー」って。
村上「皆さんが甘やかしすぎなんです。ギャーならいいけどキャーはおかしいでしょ、あんなブタメガネ!」
・実家で池田さんは、おばあさまにお誕生日プレゼントをもらった。渡し忘れていたからと(池田さんの誕生日は1月)
村上「おばあちゃんは時差があるんだろうね」
・最近村上さんが飲みにいったときの話。
ザ・パンチ浜崎さんに誘われて、そこの飲みに合流しようとしていたところ、たどり着くまでに品川さんが合流し、宮迫さんまでもが合流。これは大変だと思いながら合流すると、そこには何故か唐沢俊明氏が。すごい。
不可思議探偵団の飲み会の話も。哀川さんは本当にいい人だそう。池田さんはそこで、哀川さんに褒められたり、宮川さんに煙草をもっていかれたりしていたらしい。
・酔っ払った村上さんの話。個人的には鉄板すぎて何を聞いても面白い。
・池田さんによると、村上さんは酔っ払うと「飲めねえとかマジありえねえよ。マジでない。マジでない。マジでない(以下エンドレス)」となるらしい。それを覚えていない村上さん。だいぶめんどくさい人です。
・村上さんは、酔っ払って池田さんに4時間説教をしたことがあるらしい。
池田「4時間て褒められるのもキツイっすよ!」
あまりの酷さに本気で関町さんや児玉さんに相談したという池田さん。
池田「マジで殺してやろうかと思ったもん」
沖縄映画祭に行ったとき、打ち上げで木村祐一さんと飲んでいるときも、池田さんに散々悪態をついているくせに、木村さんが「でも池田もがんばってるやろ」といわれると途端に「そうなんですよ、こいつ頑張ってるんですよ」と壮絶なたいこ持ちっぷりを披露していたそう。本当にめんどく(略)
・単独ライブの打ち上げで、何次会かでカラオケに行った際、ガリバートンネル三須さんのお尻をずーっと叩いていた村上さん。
叩きにくいと言って、三須さんのパンツを破いていたらしい。あまりのことに池田さん「本職かなって思って」。
・SとMの話。池田さんは昔いじりキャラだったし性の上ではSで、村上さんは昔はいじられキャラだったし性の上ではMだけど、コンビの関係性だと逆になるのはなんでだろうね、という話。興味深いような、そうでもないような。
・前回ゲストだった東京ダイナマイトハチミツ二郎さんと本当に飲みにいったという村上さん。ずーっと飲んでいたけれど、二郎さんに電話が入ってきて、「ごめん、今日ラジオだったわ」と言って、そのまま二郎さんはラジオへ。死ぬほど飲んでいたのに全然平気でラジオにもばっちり出演。凄まじい人だ。プロレスラーと飲んでも負けたことがないそうです。
・ところで村上さんは、先輩と飲んでいるときは気を張っているので、そんなにぐだくだにはならないらしいです。へー。


■コーナー「ゲストに誰を呼ぶか考えよう」
・それぞれがゲストに呼びたい人をパネルに書いてもってきて、ひとりひとりについてどうやったらつながりを持ててゲストに来てくれるかをシミュレーションしてました。
・村上さんのパネルの紙が何もしてないのにぱらりとはがれる→「マラドーナ」の文字に一同大笑い。さすがマラドーナという声も。
ウォルト・ディズニーを呼びたい池田さん。どうやって呼ぶか?
池田「……もう、捕らえるか」
ちなみに池田さんの彼女はディズニーランドの年間パスポートを持っていて、ディズニーランドにいきまくっているらしい。ひたちなかに行って舞浜にも行く彼女ってすごいな。
・最終的に、関町さんを仮想パリス・ヒルトンとしてゲストトークのシミュレーション。関町さんはなぜかTシャツを腹の上までまくりあげて登場してました。
ジョークを言ってくれと言われて関町ヒルトン「My mother is ノムラサチヨ」。さすがです。



以上です。だいぶ楽しかったので勢いで書いてみました。村上さんのRIJF話もさることながら、それに対する池田さんのリアクションの数々がとにかくきめ細かで多種多様で面白かった!驚いて怒っていじけて腹立てて爆笑して、忙しいったらない。とても分かりやすく二人の富貴(というとだいぶ大袈裟ですが)の差が見えるようになっていて、対比がくっきりしているのがいいなあと思います。村上さんが、それを多少意識的にやろうとしているのが非常に小ずるくて好きです。だからそれがたまに逆転するときのちょっとしたカタルシスがまた面白かったりもするんだろうなあ。
酔っ払った村上さんの駄目な話を、飲めない視点で池田さんが話すのも楽しい。つくづくめんどくさい酔い方する人だなあと思います。ただ聞いてるだけなら楽しいんですけど、実際に相手をするとなったらさぞかし大変だろうな。池田さんにお疲れ様をあげたい。だからお客さんの前で少しぐらい鬱憤を晴らす機会はあってもいいよね、とか(笑)
個人的には、池田さんの学生時代の思い出話がどれもこれも常識を逸しているのが最高に面白かったです。今の猟奇的な池田さんの片鱗が見える気が。どうしてそんなに脱ぐのが好きなのか。ルパン的な遊びは想像するだに気がおかしくて笑ってしまいますが。一方その頃村上さんは後輩のパンツを破いているとか、酷いコンビだ。


ネタも2本で、まずもって毎月新ネタを持ってきてくれるというその心意気が素敵。ネタの内容としては、どちらも個人的には地味かなあと思うところもあるので、賞レースで見られるかどうかは分かりませんけど、どこかで見られる機会があったらいいな。2本目は池田さんの振り回されっぷりのポテンシャルを存分に味わえるネタで楽しかったです。村上さんが翻弄されるパターンも見てみたいな、というのは私の好みですが。


次回も楽しみです。定期的にこうして舞台でしか見られないものを提供してくれるというのは嬉しいなあ。