箱雑記ブログ

色々まとめています

ライブメモ+遠征メモ。

1ヶ月間の音楽モードを一段落させて、ひとまず戻ってきました。また9月になったらあっち側にいく予定。
合間合間に落語も挟みつつ、我ながら節操なしにもほどがあるとちょっと呆れ気味です、他人事のように。
音楽に詳しくもなく、落語もドのつく初心者である私にとって、音楽も落語も未だ非日常の世界ですが、芸人さんの世界は日常に近いんだなあと実感しました。遠征先から東京に帰ってきたときと似た感覚で、期間中に神保町とか無限大ホールに行くと帰ってきたっぽい気分になりました。改めて考えるとだいぶ痛々しい。


というわけでここしばらくの備忘録など。ちょっと大きめの画像がいくつかあるので重かったらごめんなさい。




・第2回 短歌大喜利王座決定戦
なんだかよく分からないまま素敵すぎる出演者にひかれて見に行ったイベントでしたが、これがすごく楽しいイベントで行ってよかったーと友達ときゃっきゃしました。
キング高橋さんの相変わらずっぷりも、前回チャンピオンとして扱われるたびに「お願いだからやめて」「もっと雑に扱って」とやいやい言ってたどきキャン佐藤さんも、余所行きの雰囲気でもってしっかり優勝を掻っ攫ってしまったポイズン吉田さんも、他の皆様もすごく面白かったのですが、このイベントに関しては結局最終的にやっつんのことしか覚えてないよ、という体たらく。生での谷井さんを久々に体感したのですが、久々すぎて面白さのハードルをさっさとぶっ壊されて大変でした。ずっとやりたい放題言いたい放題、お酒を片手に最初から最後まで完全にライブ主導権を握っていて、それはそれはやかましいのだけれど最高に面白くてもう満足どころの話ではなかった(笑)最終決戦の吉田さんvs高橋さんの対決における短歌大喜利のレベルの高さに対して出てきた発言が「あいつら短歌マシーンだ!」「短歌マシーンSだ!」「スカウトしてえ!」というDQMJ2限定発言で、ちょうどDQMJ2をはじめたばかりだった我々はもうそれだけでノックアウトでした。私も早くキラーマシーンスカウトしたい。


・青森

海鮮が美味しすぎました。マグロ中おち+うに丼絶品。天才。
青森に行ったことのあるお友達に、駅近くのビルの地下に大きな市場があるよ、と教えてもらって、行ってみたら本当に絵に描いたような市場で、歩いてるだけで楽しいんです。そこで食べたマグロ中おち+うに丼です。
駅からちょっと外れた閑散とした場所に小さなライブハウスがあって、静かで小さな場所で聴く大きな音(音量というだけでなく)は凄く良くて、ステージ上は相変わらず別の空間のような音の奔流。最高に満たされた夜でした。たとえオランダ戦が見られなくても(笑)


・高崎
青森よりも寂れた我が故郷。*1東京の職場に出てくる前は、ライブハウスから数分の場所で働いていて、高校も高崎市内だった私は、自分が育ったこんなど田舎にあれだけの鮮烈な音がやってきたという事実そのものに感極まったものです。
まだここらへんで働いていた頃によくランチに行っていた、絶品ハンバーグのお店に5年ぶりくらいに行ったところ、まだやっていてご主人も奥さんもお元気でしかも私を覚えていてくれて、すごく嬉しかったです。当時本当に週2、3回のスパンで行ってたからなあ。


・新潟
ライブ会場で古いお友達とニアミスというミラクル発生(笑)趣味で出会った友達とは趣味の場で再会できるんですね。私は南関東から、友人は福島から来て新潟のライブハウスで再会ってほんとどうかしてる。
時間が中途半端だったので土地の食べ物を堪能できず。まあ新潟は、青森に比べたら今後いくらでも行く機会がありますよ。


・岡山
広島のお友達と一緒に岡山で集合して、ご飯食べておしゃべりしてライブ行って焼肉食べてお酒飲みました。ある意味フルコース。お友達が美味しいお店を見つけてくれたので、おなかいっぱいで、お店も雰囲気がよくて、いいなあと。あんなお店が会社か自宅の近所にあったら通っちゃうのになあ。
お店の名前をメモしてくるのを忘れてしまったのが悔やまれます。場所は覚えてるんだけど。


志の輔らくご ビギン・ザ・ビギン
取り切れていないお休みを午後に貰って、平日15時開演という社会人泣かせな志の輔さんの落語の会に行ってきました。逆に言うと社会人泣かせなスケジュールだったからこそチケットが取れたんだろうなーと思います。
6月に一度、横浜で志の輔らくごを初めて体感したのですが、この会はまた全然趣向が違って、この期に及んで志の輔さんの意欲みたいなものを感じてわくわくしました。
最後のネタが、東野 圭吾氏の昔の短編集の作品を落語(と講壇もちょっと)にしたてたというもので、お話が面白いのももちろんなんですけど、ひとつの作品としてすごくすごく面白くて、中身はなかなかシニカルでブラックなんだけど落語独特のとぼけた感じが変にマッチして、すごーく面白かったです。
志の輔さん、もっと見てみたいなあ、と贅沢な感想を持ってしまったので、今後もチケットが取れれば見に行きたいなーと。


D関無双
キングオブコメディ参戦ということできゃっきゃして見てたら高橋さん絶好調、ポイズンも見られちゃうよときゃっきゃしてたらまさかまさかの阿部さん絶好調という、私をそんなに喜ばせても何もでないよ!という内容で、大満足でした。行ってよかったー。
阿部さんの大喜利は過去何度も見てますけど、少なくとも私が今まで見てきた中ではダントツに出来が良かった気がします(笑)どこにピーク持ってきてるんだこの人…と心配になるほどに。吉田さんに比べて阿部さんは見る側のハードルが低かったというのもあるかもしれませんが、それにしてもピークだったなあ。キャッチコピーですでに相方のバーター臭を振りまいていた*2というのに、結果がこれなんだから、いろんな意味で空気読めない阿部さんは素敵です。阿部さんは一人じゃないから好き放題やれて、吉田さんは一人じゃないからぐっと集中できなかった、というのが私の勝手な印象ですがどうだろう。どちらにしても現代っ子極まりない。
品川プリンスで高橋さんの「捕まる」「冤罪」という鉄板ワードが聞けて感無量です。テレビで使えないのにライブでは完全なるすべらない話なのが本当に惜しい。大喜利大喜利で見事な立ち回りだったので、にくったらしいったらない(笑)今野さんの、相変わらずのナチュラルに巨大で横柄な態度にもニヤニヤしました。いつから木村さんとあんなに仲良しになられたのか。
グランジの素敵な活躍も、解説席でのエロ話に食いつく田所さんの表情も、大水さんの前髪忘れっぷりも、飛永さんのどきキャン佐藤さんに通じそうな底知れない普通具合も、全部堪能です。やっぱりD関は素敵なイベントだ。


・長崎
行けなかったはずの長崎に行けたので、長崎では皿うどんを食べ、宿泊先だった福岡ではとんこつラーメンと鯛めしを食べ、食をマックスで充実させた旅でした。雨が鬱陶しかったのだけが残念。
あと、お友達に教えてもらって乗った特急かもめがすごく面白かったです。見た目も中身も和風スペースマウンテンみたいでテンション上がりました(笑)


レトロ近未来的な赤ランプがあしらわれた入り口の横に、闊達な書が展示されています。これが不思議と違和感がなくて面白い。



これが外観。見た目も近未来なのにどこかレトロセンスなのが素敵。


そんなところです。他にも足を運んだライブはあるのですが(押見一門会とか)、ひとまずは満足です。押見一門会のすごいところは、ゆるーいコーナーの合間にちゃんと稽古したユニットネタが披露されるところだと思います。池田さん作のコントが完全に池田テイストでぶっとんでて大好きでした。

*1:青森駅前には大戸屋がありましたが、高崎にはありません。

*2:「宮城生まれ宮城育ち面白そうな奴はだいたい友達」