箱雑記ブログ

色々まとめています

GWライブ津々浦々。

今年のGWも面白いライブをたくさん見られたので、ひとつひとつ記事にする気力はないけど感想は残しておきたいという悪あがきをしてみます。GWからはみ出てるものもありますが、時期が近かったので一緒くたに。ネタの内容のネタバレは多分ないと思います。ていうかネタのライブをほとんど見てないなあ。そろそろがっつりネタが見られるライブに行きたいです。




・ずしゃる
ルミネに場所を移してのずしゃる、ということは配信はないのかな。オンラインで毎週トークやっててもこういう場のトークをやりたい心意気には思うところもありつつ。
GWの入り口でお休みだった二人の完全に明暗はっきり分かれた結果がとてもらしくて笑いました。後輩8軍のブレーメン岡部さん+初顔合わせの後輩とでも旅行に行ってやろうという村上さんの泥臭さに対して、かたつむり林さんが捕まらない時点でゲームオーバー→ライス関町さんを「お前のやりたいゲーム買ってあげるから」と物で釣って遊んでもらう池田さん。どちらも休日の内容は笑えるものに仕上がってるあたりが、しずるの勢いかと言えば多分違うんだろう(笑)
トークも面白かったですが、後半の「あるひらがな1文字が頭につく単語をランキングする」というニュアンス勝負のコーナーがとっても面白かった!こういうルールの緩い企画は下手すると互いの認識違いでにゅるにゅるになってしまいそうで、実際ちょっとにゅるっとなった瞬間もあるんですけど、しずるは基本的に感性が噛み合わない人達のようなので(笑)、そもそも互いの持ってるルールが全然違うから、衝突しか起こらない。その衝突ぶりとどうにか相手をこっちの意見に服従させてやろうとする動きが可笑しくてよかったです(笑)互いの意見が噛み合ったのって、ロマンスの神様は「ろ」の上位だという意見くらいじゃなかろうか。しずるの広瀬 香美に対する絶大な信頼感は何なのだろうか。
定期的にやっていくのかなーという感じでした。この先は、ゲストの方も呼んでおしゃべりしたい、と。「最終目標はレディーガガを呼ぶこと」だそうな。心意気だけは買いたい。


ラ・ゴリスターズvs東京シュール5vsキュートン
ライブの正式名称を忘れてしまいました。長かったのと、昼が「キュートン参入」夜が「キュートン撲滅」だったことだけは覚えている。
ライブ全体としても私なりに楽しめてよかったなーと思うのですが、とにかく印象的だったのは企画を通して3つのユニットのカラーがよく見えたこと。
ラゴリは企画もポップで純粋に見ているみんなが楽しめるような(イグアナ系が嫌いな人には地獄の企画もありましたが)雰囲気で、実際どこに出しても恥ずかしくない明るさがあってとても素敵。サンモールでやってたライブは見たこともあるんですが、それ以来ほとんど見ることが無かったので、久々に見てパワフルで明るくていいなあと。
シュール5は逆に、いかに面倒なユニットであるかというのを実感しました。基本的にメンバーみんな癖が強いというか性格が曲がっているというか(笑)企画もそういう捻じ曲がり方を利用するものが多かったからシュール5の中で成立してたんだなあと。よそに持っていったらそんなにきちんと動かないという若干の閉鎖ぶりに逆に笑ってしまったものです。ここのやってることに慣れてしまったら駄目だ、と気付かせてもらえてよかったよかった(笑)
キュートンの凄いところは、何をどんな場でやっても最終的に全部キュートンの色に染めてしまえる強さかもしれないな、と。やってることは私が見に行ったキュートン公演とほとんど変わらなくて、お客さんの反応が新鮮*1な分、ゲロっぽさが強調されて、それで浅草公会堂がますますキュートンらしいカオス空間になっていく様が凄まじかったです。いやもう、キュートン強いな!感激です。
欲を言えばもっとじっくりネタ見られたらよかったなーと思いましたが、本当に欲張りだな(笑)お祭りとして大変楽しく見ました。


・神保町花月『ムネリンピック』
ひたすらに演劇的で、大変に刺激的なお芝居でした。大好きです。
演劇に軽く携わる友人に、「こういうメタな芝居は小劇場系だとよくあるの?」と聞いたら、「割と珍しくない」という回答。確かに、商業的でなければないほど、へんなことやってやろう、俯瞰してやろうという意欲作が多そうな気はしますが、これを永野さんみたいな人が作ってやっちゃおうっていうのがなー。面白いなあ。
演劇にどっぷり浸かって演劇を愛してやまない人じゃなきゃ、こういう話は出てこないのかな、という素人丸出しの感想ですみません。こういうのを、下北の小さな劇場とかでなく神保町花月でやる、というのがちょっと面白い気もする。内容的には結構アングラで尖った劇団の人達がやりそうな内容かなーと思うのですが、それをこうやって非常に楽しくポップに仕上げつつ軽く皮肉っているような…いや、妄想ですけども(笑)
わりと何度も咀嚼していても、つかみきれないところがあるのは、私の頭が単純に作られているからだと思われます。
永野さんが言っていた、「演劇というツールで芸人をひっぱたく」というのがまさに、という気がしました(笑)と同時に、演劇に携わる自分のこともひっぱたいているようなものも、感じたのですがこれもまた妄想です。
これをカリカと犬の心で見られたことがとにかく嬉しい。久々に見てて燃え上がるものがありました。


・SHOW-TEN
前回見に行くことが出来なかったので、今回見に行きました。
吉田さんの落語は、曰く「前回は少女マンガみたいだって言われたけど、今回はそんなことはない」とのことで、内容はともかく、もうちょっと集中してくださいと言いたい気持ちでいっぱい(笑)らしいですけどねーネタに入る前に座布団の四隅のふさふさを両手でずっといじってるあたりとか、非常にらしい気がしますけどね。あと、まくらからネタに入るときに落語家さんは本当に自然に入っていくけれど、あんなことは出来ないから、と言って、「それでは聞いていただきましょう、落語!」でネタに入るのはいくらなんでも斬新すぎます(笑)酷いわー。
後から出てきた小堀さんもそれでネタに入っていくから笑ってしまいました。優しい先輩というかなんというか。吉田さんの後だからか、小堀さんの高座があまりにも堂に入って見えてすごく安心できたものです。様になっているというか。ネタはにちょけんさんのゴキブリの漫才を焼きなおしたもの、だと思うんですけど、楽しかったです。さすがだなー。
とにもかくにも、笑点風ほのぼの大喜利にてマキタスポーツ氏とRGの並びが見られただけで、来た甲斐があったと思いました。RGがMJの格好してるのに好楽さん顔したり、そのくせ突然MJネタに戻ってきたりするから色々ぐちゃぐちゃでカオス(笑)
あとは、五明さんと児玉さんのユニットコントがやたらと楽しくて完成度高くて、大いに笑いました。このお二人の組み合わせって新鮮だと思ったけど、仲良しなのかなあ。


・ポイズン吉田の他事務所芸人さんいらっしゃい
ラバーガールと吉田さんがまとめて見られるなんて、面白いなあ、と思って見に行きましたが、大方の予想通り人見知り発動しての距離感満載トークで笑いました。吉田さんのトークのまわし役って、神保町テレビ吉田トークだとわざとあんまり質問しないようにしたり普通聞くべきことを聞かないであのやり取りを作ってるのかなーと好意的に解釈してたんですけど、このライブでも似たような仕切りをやってたので、あー単純にトークまわすのが苦手な人なんだ、と認識できてよかったです。途中から飛永さんがまわしてた、と一緒に見ていた友達が言っていたが、言われてみれば本当にそうだった。どうなの本当に(笑)
吉田さんと大水さんの共通項がたくさんで、高校野球の話に花が咲く中、何も面白くないと忠告する飛永さんで笑いました。飛永さんがあんなにしっかりしてるのって、あまり見た記憶がない(笑)
キングのトークに呼ばれたポイズンを見に行ったりしたことはあったんですが、この場はこの場でとても新鮮でした。少しは仲良くなる要素があったらいいなあと、ファンとして期待してみることにします。


ライラックブルー
マセキの月イチの事務所ライブに今月も行きました。
とにもかくにも、ナイツのネタが好きすぎた!ナイツのネタは、もともと土屋さんのツッコミが優しくて、たまに慇懃無礼なところが好きなのですが、この日のネタは、もはやツッコミというより解説で、ボケをそれはそれは丁寧にいらない情報も交えて説明するという役割を土屋さんがはたしていて、見てる間ずっと楽しすぎました。土屋さんが「僕の負担が大きすぎる」と言ってましたが本当にそうだった(笑)途中でうまくいえなくて「ごめんね」とか言う場面もあったので、よっぽどだったのではと推察します。
「リズムが悪い!」ということだったので、年末のアレ的にはどうかというのもあるかもですが、個人的には細かいことはどうでもよくて、この形の漫才はもっと見たい!と。あんまりやりすぎると土屋さんがさらにハゲちゃうかもですけど。
ゲストのキングオブコメディは先日の単独でもやっていた野球選手のホームランのコント。多少短くなってましたが、このネタ大好きです。これを単独の初日にはやってなかったんだからどういうことだという話があったりなかったり。あと、エンディングで高橋さんが冤罪の話とそれのせいで発売が延期になったDVDタイトルが「誤解」だという鉄板トークをしていて、まだまだこれで笑いが稼げるのだなあと感心したものです(笑)
あとは、塙さんはあきげん石井さんを見ては抱きついて嫌がられ、周りの芸人さんのキスコールにあの風貌で照れてみせるなど、相変わらずのやりたい放題だったことだけは見に行ったものの使命としてメモしておきます。キスコールにのっかっておきながら「誰も見たくないですけどね」と笑った土屋さんの酷さも添えて。


他にもいくつか見たんですが、きりがないのでこのくらいで。久々のTOCも面白かったですが、相変わらずどうしても長くなりますねあのライブ。

*1:悲鳴、阿鼻叫喚等々。