箱雑記ブログ

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囲碁将棋独演会

なんだか独演会と名前のつくものに縁のある今日この頃。
奇しくも(でもないのか)ITIライブ状態ということもあって楽しく見ました。他の2組ももちろんですが、とにかく囲碁将棋のネタが素晴らしかったのでそれだけでも見に行った甲斐がありました。
以下簡単に感想。多少ネタバレしてますのでお気をつけください。



(前座)井下好井:えーあのー、ドレミの歌
(前座)タモンズ:単位
囲碁将棋:夜寝られない


すでに最初のトークの時点で「いつもよりも完成度の低いネタをいち早く見られるライブ」と言ってハードルを下げまくる6人で大笑いでしたが、そうは言っても面白かったです。
前座がそれぞれ10分位で、残りの時間を囲碁将棋がたっぷり、という、だいぶ嬉しい構成のライブでした。1時間好きな漫才師で漫才みっちりも嬉しいけど、とにかく囲碁将棋のネタが本当に面白くて最高に好きでした。
夜羊を数えて寝るけれど寝られない、というだけのネタで、なぜあんなに面白いのか。もっと言うと、羊の種類を増やしただけでどうしてあんなに面白くなるのか。不思議でならないくらいに面白かったです。思わず羊の種類を検索してしまった。こんなこともなければきっと一生検索しなかっただろうなあと思うと、そんなことをネタにする発想というか、それが面白いと発見する力に驚かされます。文田さんはつくづく只者じゃないなあ。
徹夜で羊=てつひつ、みたいな造語力も相変わらずたまらないんですが(笑)やっぱりそもそも題材を引っ張ってくる着眼点がどっかおかしいんだな、と。それプラス、過剰な知識を持つ文田さんに対して過剰に大雑把な知識でしか対抗しない根建さんというコントラストも絶妙。
あと、ネタとは関係ないんですけど、知らない教えるの押収をまた懲りずにやっていたときに、文田さんが「教え方売りにきた業者かと思ったよ」と言っていたのが、いかにも文田さんらしい言い回しだなあと。「PowerPoint使って説明するわ」って言ってたのもこのときでしたっけ。違いましたっけ。本当によく出てくるなあこういう言い方(笑)
時間が長いネタだったので、通常のライブでこのまま見るのは難しいのかなーと思いますが、どこかでもう一度といわず何度も出会いたいネタでした。面白かったです。


井下好井もとてもらしいネタで面白かったのですが、途中で好井さんが心が折れるという(笑)うけると思ってたところでそないだったことに心を痛めたらしく。トップバッターだったので難しい条件もあったと思いますが、確かにちょっとふわふわしてたかなあとは思いました。でもあそこであんな風に心折れるとは思わず、不意をつかれました(笑)
タモンズは、痛さの単位を「アベー」とする、というところから端を発するネタで、これはすごく面白くて好きでした。時間が長いと、安部さんののんびり具合が生きるのかなあと思うくらい、無理のない素敵なペースでひょいひょい笑っちゃう。安部さんは言い回しが本当にずるいなあ(笑)対する大波さんがやたらとちゃきちゃきなのもすごく好きです。


あとは、エンドトークで根建さん曰く、ITIはスーパー漫才グループだと言っていたのが忘れられない(笑)前は地下組織って言ってたのに…もう何がなんだか。
ITIは基本的になんでもありだそうですが、唯一の決まりごとが「降りない」だそうで、本日ネタ中に心が折れてしまった好井さんに対して様々な批難が(笑)
そんなわけで、面白かったです独演会。次もあるらしいので行きたいな。