箱雑記ブログ

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言語遊戯王6

ZeppTOKYOという大きな会場で、お客さん満員での言語遊戯王は、3時間に及ぶ長丁場ながら隙なく面白い仕上がりで、全て見終わって、笑い疲れたが故の充実感でいっぱいでした。やっぱりこのライブは本当に面白い!
ともすれば会場が大きくなって、今までとは違う空気になることもしょうがないかなーなんて思ったりしましたが、言語遊戯王に関してはその手の違和感がほとんど感じられず、言語遊戯王らしいマイナーで隠れて楽しむ的な空気がありながら、それでもやっぱり大きな会場でお客さんたくさんの中でも見劣りしない新鮮さというかパワーみたいなものもあって、すごいなあとにこにこしてしまいました。


で、いつも書いてることですが、やっぱりとにかくカードの面白さとMC山里さんの面白さこそがこのライブの肝だよなーとしみじみ感じたものです。もちろん出演者の皆様の個性的な楽しさも抜群なのですが、それらを支える根幹となるべきカードとMCという部分がどこまでも磐石というのが、本当にすごい。素晴らしい武器だと思います。あれだけの面白カードがあれだけ出てくるというのは、普段からそういうアンテナが高い人じゃなきゃ出来ないんだろうなあ。単純にモニター越しにカードの組み合わせを見るだけで楽しめるという形も、大きな会場に向いてたんだなあというのもあったのかどうか。
というわけで、ゲームのルールやライブの流れなどは完全に無視しまして、いつも通り山里さんの魅惑の山里語録を中心とした、出演者の皆様の素敵発言をざっくり並べてみました。馬鹿の一つ覚えですみません。ていうかもうこういうのネット上でいろんな方が面白おかしくやっておられるから私のはだいぶ今更なんですけど、後で自分が見返してニヤニヤしたいのでやります(笑)


さらに今更ではありますが、感想を追記しました。




村上さんのキャッチコピー『さわやか詐欺罪』が秀逸すぎて、それだけでもう満足しそうになる。
村上さんの「ぶっとびー!」発言に対して
山里「お帰りバブル!」


又吉さんの入場曲、曲前に市原悦子様の『走れメロス』朗読が流れた際の会場全体の困惑の空気に対して
山里「皆様は何も間違っていません!」


入場者の準備待ちの時間帯が出来た際
山里「これ以上の引っ張りは私のフルスイングのポニョ大合唱になりますよ」
OKが出て
山里「準備が整ったようです。もしくはジブリ側から強烈なストップが」


選手に一人ずつ意気込みを聞いていく際、一部出演者の呟きに対して
山里「ここ(宮野)の『すごーい』と、ここ(光浦)の『あらやだ』はやめてください」


意気込みを聞かれて
若林「『オードリーって実は若林だよねー』って言われるように頑張ります」
山里「いやらしい意気込みをありがとうございます」


カード【貴乃花親方】【生存説】が出た際
山里「流したのは兄でしょうね」


カード【吉幾三】【生存説】が出た際
山里「テレビもねえ、ラジオもねえ、だから死んだみたいな」


若林vs宮野の対戦時
光浦「どっちもどっちもがんばってー」
山里「おっと、マネージャーのテンションが一人いますね」


何かを質問して、お客さんの挙手を促した際に
山里「どうしようもなくマドハンドが出てきたみたいな」*1


田所さんが出番で舞台に登場した際に
山里「一番の勘違いは衣装チェンジをしてきたことです」


関町さんの白いタートル越しに立っている乳首について
宮野「どうしたその乳首!?」
山里「あの二つが交わるところにラピュタがあるんでしょうねー」


ホラを吹く田所さんに対して
山里「昔話のシステムだったら鼻伸びてるぜ」
関町「僕乳首伸びて、相方鼻伸びて」
宮野「言いましたねー!」←何故か嬉しそう


関町さんのなにやら不思議な質感の白いタートルについて
山里「手芸部がフェルトに手を出しました」


ライス対決時の先攻後攻じゃんけんについて
山里「社長がキャバクラで服脱がすテンション」


宮野さんと山里さんのラジオを聴いてる?と聞かれた客席から、聴いてる!の声が多数出てきた際、
山里「『きいてるきいてる』っていうとK-1の会場みたいですね」


山里「人のウイニングランで転んじゃった!」


山里さんと宮野さんのブルースウイリスコントが素晴らしい。


山里さんと宮野さんのハウンドドッグコントが素晴らしい。


山里「下ネタ言ったらミルクレープって言えばOK」*2


後輩の村上さんの話を聞いている又吉さんの顔を見て
山里「死んだ猫を思い出してる顔だ」


山里「僕の今の振る舞いは、辞書で引くと『不謹慎』です」


山里「オレ多分悪魔の子なんだと思う」


このあたりで山里さん鍵 十 字って言いすぎ。


又吉vs村上の対戦を振り返ると、上の句が「ヒ トラー」1枚しか出されていなかったことについて
村上「これ本当に独裁ですよ」
しばらくして
山里「これ独裁ですよ!」←すぐパクった


吉村「なんでいつも俺には冷たいの」
山里「同期だろうがぶち殺すぞ!」


足を組みかえる大久保さんについて
山里「デニムが悲鳴あげてるの初めて見ました」
村上「弱点アピールしてもしょうがないんですけどね」


男の子とカードゲームをやりにきた、とうきうきの大久保さんについて
村上「一人だけ男女遊戯王ですね」


若いお客さんに、きんさんぎんさんについて説明する際に
山里「双子のね、無敵の空手家がいたんですよ」*3


この日一番のカードの組み合わせ【きん】【です(嘘)】について
山里「これ、間違いなくぎんさんですよね!?」


池田さんについて
山里「僕には吉田 戦車のキャラクターにしか見えないんです」


若林さんの服について
山里「中2女子のパッチワークみたいですね」
若林「BEAMSに謝れ」


若林「だいぶ打ち解けましたよ楽屋で」
山里「若林くん、このライブは君のリハビリじゃないんだよ」


前回、池田さんと戦って勝っている大久保さんについて
山里「ちょっと池田のこと好きですからね」
大久保「…なんで知ってるの?」「前回戦ってからwikipediaで調べちゃったもん」


池田vs若林の様子について
山里「これ、図書室ですね」


対戦終了後、立会人(舞台上でカードを配ったりする作家さん)を捕まえて何事かを話している池田さん。
山里「立会人相手に勝手に反省会をしないでください」


何事かを客席に問いかけた際、
山里「今頷いた人、死んでー」
池田「MCが言ってるんでね、死んでください」


カード【ラッセン】【にだけアリバイがない】が出た際
池田「じゃ、ラッセンですよ」


若林さんのぎこちないガッツポーズについて
山里「我が人生に悔いありみたいな」


若林「僕もね、キャンパス ナイト フジ背負ってますから」
山里「そうなの!?あんまり好きじゃないじゃん!」(笑)
注:若林さんが好きじゃないのは打ち上げだそうです。
若林「結構沸いちゃったなあ…」(笑)


若林vs田所対戦前、田所さんがなにかしらの粗相(覚えていないくらいのどうでもいいことだったような)を。
山里「田所くん、マイナス50点で」
吉村「とんでもないハンデー!!」
若林「大チャンスー!!」


カード【花田 勝】【ハウチュウジンダ】が出た際
山里「弟が言ってるんでしょうねー」
まさかの伏線回収に鳥肌が立った私は多分馬鹿。


エンディング、全員並んだとき
宮野「(関町さんに)ブスだなーーー!」


エンディング、感想を聞かれて
若林「自分の善悪の葛藤も含めて、すごく楽しかったです」



以上です。書いてるだけでも楽しいなあ!ライブ後半は私も疲れきっていたため、ちょっと私のツメが甘いと思います。もっと面白発言あった気がします。


本当に面白いライブだなー!と、改めて実感した次第です。
出場者10人でライブ時間3時間と、長丁場のライブとなったんですけど、ダレる瞬間がほとんどないのがすごい。要するに、出ずっぱりの山里さんがダレないということなのかなあと思うのですが、それにしてもすごい。
若林さんは本当に強い。とにかく強いと思いました。何しろこのライブは猛者ばかりで、若林さんはその中でも猛者中の猛者の方々と戦っていたのですが、それでも負けない強さ。何しろ安定していて、取りこぼしがないのが凄いです。取りこぼさないから、相手がほんの1回取りこぼすだけでも勝てる。その上で爆発力も兼ね備えているのが本当に凄いなあと!毎回書いてますけど、とにかくカードを選ぶ際のバランス感覚が抜群だなあと。外し方が見事なんです。
ゲームとは関係ないですけど、オープニングの黒子姿が今まで見てきた若林さんの格好で一番似合ってて笑いました。様になるというか、無理が無いというか(笑)いいもの見ました。
あと、個人的には最後の感想で言っていた、「自分の善悪の葛藤も含めて、すごく楽しかったです」というのはだいぶ深いなーと勝手にしみじみ思ってます。大きい舞台でたくさんのお客様がいればいるだけ、ここらへんの葛藤は大きいのだな、と。ということは、若林さん(だけでなく、他の出演者の方もですが)の中では面白いと思っても、そうした常識や善悪のラインから漏れて実現しなかったカードの組み合わせが存在するということだと思うんですけど、これ、言われなかったら私のような鈍感な客はその可能性には気付けないでいたので、我ながら迂闊だなーと思いました。ゲームをやっている側の中にはこちらが想像しえない駆け引きが、もしかしたらまだまだあるのかもしれない。芸人さんの頭の中って本当に面白い。落合記念館の頃は、もしかしたら歌舞伎町の地下でもっとそのラインから漏れたカードの組み合わせも生まれていたのだろうか。


光浦さんも、さすがの強さ。前回同様、ごくナチュラルにマイペースに肩の力を抜いたつつましい女子スタイルで、まーごりごり勝っていかれた。大久保さんも、初戦で吉村さんに負けてしまいましたけれども、もう挙動全てに釘付けでした。大久保さんのあのパワーって何なんだろう。見た目は誰よりも普通に見えるのに、誰よりも芸人さんとして強力な存在感に見えました。言語遊戯王という場だからこそ見られる生のオアシズお二人ですが、見れば見るほど面白い上に味わい深いっていうのが、本当に素晴らしいなあと。とにかく他では見られない独特のリズムを二人が二人ともお持ちだというのが。


宮野さんは、初戦で若林さんに当たるというくじ運が勿体無かった!正直もっと見たかったです。相変わらず最初から最後まで天真爛漫で、何より舞台度胸が本当にすごい。芸人さんという笑いのプロしかいない舞台で、あれだけペースを保ってあれだけ軽やかにあれだけ笑いを攫っていくなんて、ポテンシャルどんだけなんだろうと思ってしまいます。あと、山里さんとの解説が抜群に面白かった!ずっときゃっきゃと子供のように楽しんでいる様だけでも微笑ましいのに、コメント力があって山里さんに負けずにミニコントに乗っかっていくのがすごいんです。ブルースウイリスとハウンド ドッグのくだりで延々二人でミニコントしてたのが面白すぎた。芸人さんに囲まれた状況で、笑いを取るという行為に関してあれだけ気負わず無理も無く、でも自然体に面白いことを見せられるって、いまどきの声優さんて凄すぎる。そのうえ男前とか、心底ずるいです(笑)


又吉さんと吉村さんの同期のお二人は、オープニングのコスプレの仕上がり具合から内容まで、さすがの振る舞いだと思いました。吉村さんの軍服はいつ以来だろうか。久々に見てあまりの眼福ぶりになんだったらちょっと感動しました(笑)又吉さんは本当に安定していて強いなあ。あと、関町さんの次くらいに山里さんのたとえを引き出す存在感だと勝手に思ってます(笑)そういう意味でも大事な人材でいらっしゃるのかもしれない。吉村さんは、前回あんだけ下手!という試合運びだったのに、この大舞台で大久保さんを倒すという大金星。D関といい、つくづく大きな舞台にこそ強い人だなあと思います。あと山里さんとのやり取りがおかしな馴れ合いぶりなのがすごく楽しい。


Zeppという舞台でライスとしずるというケチャップ状態を見ることになるとはなんという奇跡(笑)選手入場時の手芸部のブスに対する圧倒的ホーム感は笑っちゃうくらいでした。すごかった。1700人キャパでも認知されるブスっぷり、と思うと関町さんのブスポテンシャルの凄みを感じてしまいます。褒めてます。ライス対決を引き当てるあたりも、この人たちは引きがいいのか悪いのか。田所さんは会場における知名度の100倍くらい戦いぶりが安定していてすごいと思いました。もう普通に強い。あと編集点作るボケが何回見ても飽きずに面白かったんですが、これが田所さんに対する贔屓目故なのかどうかが自分で自分のことが非常に気になる(笑)
しずるは今回は村上さんも参戦で。上にも書きましたが、村上さんのキャッチコピーがあまりにも秀逸すぎて自分の中でストライクすぎて、本気で感激しました。現時点であの人のことをさわやか詐欺と断じてくれる場ってそんなに無い、気がする。似非爽やかさに隠された泥臭さこそが村上さんの楽しいところ、だと思う。それはともかくとして、又吉さんとポイント移動しか起こらない好試合で、負けてしまったのは惜しかったなあ。悔しがる村上さんていいですね。一生悔しがってて欲しいと思うくらいにいいと思います。山里さんとの解説での瞬発力はさすがと言ったところ。池田さんは、なんというか、試合を見ててしみじみこの人の感覚はちょっと一般とずれてるんだなあと再認識しました。面白くずれてるというより、怖い方向にずれてるのが問題(笑)これは多分贔屓だと思うのですが、「MCが言ってるんで死んでください」発言に最高に痺れました。抑揚無く言うところが恐ろしい。


そしてやっぱり山里さんが!もう上にあれだけ山里さんの発言を書き連ねているので今更何を言うこともないんですけど、やっぱり凄かった。一度も引っ込むことなく面白いことを言い続けていたなあと。山里さんはやっぱり凄い。自分に返ってくるあらゆる声援やリアクションを全て笑いに返る様が強烈に印象に残っています。


以上です。次回があるのかは分からないですが、もしあるならば出来る限り足を運びたいと思います。

*1:マドハンドDQシリーズに出てくるモンスター。地面から手だけを出して、やたらと仲間を呼びまくる。

*2:以前シアターブラッツでの言語遊戯王では「レモン」と言えばOKだった。

*3:この日一番私がやられた山里語録。