箱雑記ブログ

色々まとめています

M-1とか。

M-1という年末の大きな大会も終わって、なぜか今年は未だにM-1を引きずっています。お休みの日に友達を集まって半日延々喋り倒したというのに、まだ余韻が残っているのが不思議です。今年のドラマは個人的にすごく起伏が激しかったから、そのせいかもしれません。


諸々は今更すぎてタイミングが遅すぎるため下記に書くとして、ひとつだけ。笑い飯鳥人の鳥の部分をみんながどんな鳥で想像したのかが気になるのは、以前カリカMEETSでの女王パン様を何パンで想像したかが気になったのと同じ仕組みだと気づきました(笑)あのときのアホみたいにくだらないアンケートに参加してくださった素敵な皆様は、鳥人を見てたとしたら何の鳥だと思ったのかしら、と気になってしょうがないです。*1


偏った感想は以下に。




まずはとにもかくにもパンクブーブーおめでとう!と。順番もネタの感じも、優勝の可能性全然あるよなーなんて思ってたけど、本当に優勝しちゃったよ!とあの瞬間は驚きと感激で涙が出ました。表舞台において彼らの面白さがちゃんと認められたということが本当にすごいことだと。同時に、いつもどおりのネタを、いつもどおりの感じでやったら、そりゃ面白いよね、パンクブーブーだもんね、と、納得でもあります。優勝した瞬間の呆然とした二人の顔が忘れられません。これから、いろんな番組にちょっとずつ呼ばれていくのかなあと思うと、それもすごく楽しみ。思い切り愛されキャラを突っ走っていただきたいです。


笑い飯はもう、今更私がどうこう言う必要なんてひとつもないくらいに、決勝は隅々まで笑い飯の魅力であふれ返っていたなあと思います。あの唯一無二っぷりが本当に凄い。あの人たちがM-1において8年も出続けて存在を示しているけれど、同じことを他の誰も出来ないという存在感、アホさ加減、芸人根性、全部かっこよすぎます。決勝後のトータルのオンラインで、西田さんが2本目のあのネタでちゃんと優勝する気だった、と言っていたのが最高にしびれる。ノブさんが「これが笑い飯ですよ」と言っていて、本当にそうだな、と。笑い飯笑い飯たるゆえんを貫くからこその結果だと思うと、結果はこうだったけれどこれが正解だったのかなあとか、色々と頭がこんがらがりそうになります。ちなみに笑い飯についての感想は、マキタスポーツ氏のコラムでおおっとなりました。かっこいい人がかっこいい人をかっこいいと言う文章がかっこよくないわけがないんですけど。


敗者復活のノンスタは、敗者復活会場で見ていた分にはちょっと意外な気がしたんですけど、私は例年にも増して敗者復活会場の芸人さんに思い入れがあったのでそういう風に見てしまっただけかもです。寒くなってお客さんの反応が鈍くなる中で、しっかり笑いを取ってたなあ。そしてピークをしっかり決勝会場に持っていくあたりはさすが場数を踏んでる人たちだなあと思いました。ところでノンスタって来年出られるのかな。


決勝では、ナイツがトップバッターをものともしないネタをやってのけて且つツッコミが評価されるという夢のような展開で、私ちょっと泣きました。前日の新宿末廣亭で寄席のナイツを見たのですが*2、冒頭にやっていたネタが決勝のネタだったのもうわーとなりました。あの人たちは本当に、寄席でやるネタと同じネタをM-1という真逆に近い場でやるんですね。かっこよすぎる。でも決勝のときのネタは全然別物みたいなリズムで、それにぞくぞくしたのを覚えてます。前日末廣亭に行けたからこそ感じた感想だから、行っておいてよかったーと心から思いました。だからこそもう1本やるとしたらどうなるんだろうと思えて、2本目がすごく見たかったし、最終決戦にあがれなかったのを見て本当に残念だったのですが。
余談ですが、そのときの寄席ではナイツは15分くらいのネタ時間の最後に絶対にテレビでは出来ないネタをやっていて、しかもそのネタのクオリティがやたらと高くて、最後に「明日はこのネタをやります」と言い出してオチだったのでした。何やってんだあの人達と思ってもう大笑いです。あのネタをやったら今回の笑い飯くらい伝説作れたかもしれません(笑)絶対ダメですけど。


あとは、ハライチが凄く評価されてて嬉しい!というのが。ハライチの漫才大好きです。あの形は去年からがっつりM-1とか見てる人だと鮮度が落ちてるってのもあるみたいなんですけど、個人的には未だに面白くてなりません(笑)多分私の頭が単純に弱いというのと、澤部さんのノリの部分が、いつも自分の予想とちょっと外れてくれるから、見てて気持ちいいというのもある。あ、そっちにいくんだ!というわくわく感が見るたびにすごいんです(笑)
南海キャンディーズの点が低いなあというのももったいなかったなあ、という気がしました。山里さんのフレーズは本当にどれをとっても面白くて大好きです。しずちゃんの、どんな舞台でも揺るがないかっこよさもいいなあ。
モンスターエンジンとハリセンボンは硬さがちょっと伝わってきたのが惜しいなあと。M-1の怖いところなのかもです。でもネタはどちらもすごく好きなので、やっぱり笑っちゃったなあ。


敗者復活は、今年も楽しく見ました!とにかく寒かったのがつらかったですけど、気の合う友達と一緒に見てきゃっきゃ笑えてよかったです。
毎年、絶対に敗者復活からは上がれないと言われていて、実際毎年敗者復活ではあまり印象に残らないPOISON GIRL BANDが、今年は敗者復活でもちゃんと予選までと同じブレなさで面白くて、大笑いできて、ひょっとしてひょっとするかも?と思えたことが、とにかく嬉しかったです。好きな芸人さんで一番涙流して笑える幸せをかみ締めました。どんどん原始的になる彼らのネタが、どんどん面白くてなりません。昔はもうちょっと賢しさみたいなものもあったのに(笑)今のあのシンプルさは楽しすぎる。
去年涙を流して笑った千鳥には、やっぱり今年も笑わされました。夏のツアーでも、大阪の準決勝でも、涙流して笑ったネタなんですけど、寒空の中でもやっぱり笑った。千鳥のネタは昔から、同じネタなのに何度見ても同じ破壊力で笑わされてしまうんです。何がどうしてどうなるから面白いとか、そういう構成みたいなものを全部鼻で笑うようなボディブローが好きで好きで。結局すべて見終わって家に帰るまで、我々の間で一番出てきたのは「蒸し穴子」という単語でした(笑)もうあれですね、千鳥のネタは一度見ると脳に傷としてすり込まれるんですね。


あとは、個人的な好みだけでいくと、スリムクラブとか、磁石とか、志ん茶とか、囲碁将棋とか。スリムクラブ大好きだなー間の贅沢な使い方とその間に負けないボケのぶっ飛び方!囲碁将棋は宣言どおりの歌い上げで(笑)根建さんはあの声で音痴じゃなかったら完璧なのに(笑)囲碁将棋はまだまだ先があると思うと本当に楽しみです。志ん茶さんはアマチュアなのに漫才面白すぎます。恐ろしい。
あと、大阪の準決勝のときになぜか無性にツボだった見取り図というコンビが、敗者復活でもやっぱり大好きでした。なんだろう、なんであんなにツボなんだろう、我ながら不思議。やっぱりツッコミの存在感かなあとも思うんですが、本人と付き合わせようとするみたいな不条理ぶりかなあとも思う。とにかく好きです。なんだったら見取り図というコンビ名がもう面白い。なんでこんなコンビ名なんだ。次に見られるのはいつになるかなあ。
鬼ヶ島は敗者復活でもしっかり爪あと残してくれて何よりです(笑)メメは今後はちゃんと見なきゃだめだーと思ってます。女子がやるからこそ面白い野球ネタってすごいよなあ。ドラフトのくだりの「嬉しいけど今じゃねえから」が大好きです(笑)ジャンポケの漫才は何回見ても大笑いしました。斉藤さんのツッコミのバリエーションが多すぎて楽しすぎる!
あとゆったり感が、去年の敗者復活は痛々しいくらいだったのに、今年はすごく寒くなってきた時間帯でばっちり笑いをとってて、すごいすごいとなりました。ゆったり感は今年見た予選全部でずっと彼らの中での好調を維持しっぱなしで、仕上げ方すごすぎ、と思ったものです。
そして毎年誰よりも何よりもブレずに敗者復活に淡々とたたずんで淡々と面白いネタをやってくれるヘッドライトに心をつかまれる恒例行事(笑)


絶対に何か忘れてるけど、思い出したらこっそり追記するということで。
今年のM-1も、思う存分踊らされて満足です。それもこれも、好きな芸人さんがM-1と真っ向勝負してくれているからだと思うと、本当に幸せだなあと思います。お疲れ様でした!

*1:ちなみに鳥人はもともとの長いネタだと頭は鶏という説明があるんでした。お友達に言われて思い出しました。

*2:どさくさ紛れに人生初寄席でした。また行きたいなあ。