箱雑記ブログ

色々まとめています

世界キワモノ演芸2009

owarai

すごく久々にキワモノ演芸に行きました。今年初の開催だったのですね。
若干のブランクがあったせいか、なんか逆に自分が色々とウェルカムモード過ぎて我ながらどうかと思いました。以下覚えていることだけの感想。




・Bコースハブ
貫禄の優勝。さすがでした。なんていうか、色々と突き抜けすぎていていっそ前衛芸術のような。嘘ですが。キワモノ演芸なんてものを見に来ようと思った時点で、キワモノを見るという心構えは十分していたはずなのですが、それでも女子として大笑いしていいものかと本気で逡巡する羽目になりました（笑）


・POISON GIRL BAND吉田
1回戦から審査員（主に林さん）のいたずら*1により、どういうわけか決勝まで勝ち上がっては舞台に崩れ落ちて落ち込んだりへこんだり拗ねたりするという美味しさ（笑）1回戦での最後に自分の携帯番号を言います、と宣言したのに番号を言い進めるうちに予想していた暗転が訪れず焦る様も、何故か勝ち上がってしまって心の底から嫌がる様も、2回戦の無理矢理なネタっぷりも、準決勝のなぜここにきてちょっとクオリティ上がったの？という不思議な様も、見ている分には大変に愉快でした（笑）決勝で、舞台上で最後の手段とばかりにお母様に電話という禁じ手も披露するに至っては、吉田さんなんとか乗り切ったなあと思ったものです。それにしてもお母様面白すぎる。「何でもいいから決勝いきなさいよ」って（笑）


・LLR福田
なんで福田さん？と私も例に漏れず思ったのですが、まさかの自前のスロットマシーンを持ち込んでのスロットとの甘い時間披露（笑）キワモノ演芸的王道と言えるネタで面白かったなあ。スロット詳しくないのでよく分かりませんが、とにかく自前のスロットマシーンもすごいけど（どうやって持ってきたんだろう）、目押しのすごさにちょっと引きました（笑）スロットやる人にとっては普通のことだったりするんだろうか。あとは、恐らく体感したことのない場の雰囲気やMCパンツ佐藤さんとのやり取りに、汗だくになったりおろおろしたりしているのがとにかく新鮮でした。なんだかちょっといいものを見た気がする（笑）


・斉藤さんと渡辺直美
正規のコンビじゃないのが信じられない完成度（笑）音のトラブルとかがあって本来やる予定だったネタが出来なくても、別のネタで対応できるってもうそれはすごくコンビっぽい（笑）しかし渡辺直美ちゃんの貫禄は素敵だなあ。


・カリカ家城
1回戦で負けてしまったけれど、エロスと暴力と不実がぎっしり詰まった1分ネタが本当に家城さんらしくて大好きでした。怪しいおばさんを子供が刺したらレベルが5も上がってしまう様が可笑しくも恐ろしい。やっぱり家城さんの作るマイナス世界には抗えない。ちょっとピザババアを思い出してしまったのは私だけじゃないはず。


・スーパー平成ドデカバンド
ボーカルが！中尾さんじゃなくて太田さんだったーびっくり。中尾さんが神保町だったとあとから聞いて納得しました。家城さんのブログ弄ったりして大暴れ。中尾さんはキメてる壊れ方でしたが、太田さんの場合は動物っぽい感じでした、しかも野生の（笑）言葉が通じなさそうなところが共通点ということかもしれない。


・池谷・DH億
池谷一門会でもやっていた野球ネタ。ものすごく似ているというより、ちゃんと似てるんだけどそれ以上にデフォルメの仕方が絶妙で面白い、というそのさじ加減が好きだなあ。あとやってるお二人がただただ楽しそうなのがいい（笑）


・押見一門会
一門会と言いつつ一門会メンバーはグランジ遠山さんのみという物悲しさはさすが押見さん。むしろ遠山さん押見派閥ぶりが一貫しすぎていて可笑しい。
たっぷり間を使ったネタはいかにも押見さんらしくて、だいぶ面白かったんですが池谷さんのチームに負けてしまったのでした。


・ライス関町
噂のBLOODYくんがキワモノに降臨！まさか生で見る機会が訪れるとは。血まみれの姿なのに軽快な口調で上手いことを言い続ける様が見事に不条理（笑）


・キャベツ確認中
生で見るの久々！仕上がり方が素晴らしいのは、要するに彼らのあのネタはキワモノネタというカテゴリーである以前にキャベツ確認中にとっては真っ向勝負の本ネタに過ぎないからではないかと（笑）下ネタ要素を入れようが入れまいが、キャベツ確認中はキャベツ確認中でありました。


・ですよ。
全盛期にエンタ等で一世を風靡したネタを全身全霊で披露する様に釘付けでした（笑）ネタがどうのとかじゃなくて、そんなですよ。さんそのものがキワモノとして完成されている、んだったりするんでしょうか。すみませんテキトーなこと書いてます。


・増谷キートン
3回連続優勝しているということで、今回は本戦出場はせず、キワモノ演芸師範代の模範演技的な装いで、エア聖 飢 魔 II ライブをがっつりと。面白いなあ。いつも思うことですが、キワモノでありゲロネタであるはずなのに、キートンさんのネタには何かしらの趣がある。それこそわびさびのようなものがある気がするのが本当に素敵です。極限まで説明を省いて見せるが故の様式美というかなんというか。キワモノだしゲロなのに、どこか下品じゃないというか。今回のネタだって、キートンさん自身は何一つ声を発して何かを叫んだりはしていないのに、素材をそのまま生かしての笑いと、キートンさん本人がかもし出す奇妙な笑いとを、がっちり味わってしまったなあと思ったものです。キートンさんのネタはそもそも出発点からして斬新すぎて凄い。


そしてやっぱりMCのパンツ佐藤さんの仕切りは本当に癖になります。面白いんだよなあー山里語録みたいにフレーズ書き出したくなりました（笑）他のライブでは見られないという点では希少価値の高さは果てしない。未だに私はあの方が本職がお坊さんであるということ以外の来歴を何も知らないのです。何者でいらっしゃるのだろう…。

*1:林さん曰く、「僕のS心に火がついてしまいました」とのこと。