箱雑記ブログ

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エリートヤンキー単独ライブ「タチバナシ」

とりあえずこれだけは感想あげたいなーと思いながらすでに半月を過ぎてしまいそうになりました・・・。でも書きたいので書きます。すごく楽しかったので。以下感想。ネタバレは極力避けていますが、ゼロとは言いがたい気がしますので、お気をつけください。


※以下は正式タイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
[VTR]オープニング
・漫才:おもちゃが動き出す
・コント:「機内にて」
・すべれない話
・コント:「舞台裏」
・漫才:フグを一番最初に食べた人
・2ヶ月の長期企画
・コント:「星に願いを」
・漫才:刑務所から脱獄する映画に出たい

前回も足を運びまして、漫才だけをがつがつがつっと見せてもらったかなり挑戦的なライブだったのですが、今回はがらっと変わって、漫才とコントと企画(しかも2ヶ月の準備期間あり)まで詰め込んだ、ものすごいボリュームとバラエティ豊かなライブになってました。1時間ライブだったんだ、と終わってからびっくりするくらいの内容のぶ厚さ。何でもやりたいことを詰め込んで楽しんじゃったのかな、と思えるくらいで、見ていて本当に楽しかったです。


漫才もコントも3本ずつあったんですね。すごいなあこのボリューム。エリートヤンキーはやっぱり漫才!というイメージですが、3本の漫才が3本とも面白かったーと思えたのがとにかく素敵です。
1本目から楽しくて、とってもらしい漫才だなあと思ったのは、西島さんの冷めたボケもさることながら、橘さんの後半に向かうにつれてのエンジンのかかりぶりにも関係している気がします(笑)これ大好きでした。
2本目がわりと変則的だったような。個人的にエリートヤンキーの漫才のイメージは、正統派からちょっとだけズレた漫才、という感じなのですが、2本目はちょっとと言わず結構ズレてた印象(笑)しつこいのが嫌いじゃないので楽しめたというのもあるかもしれません(笑)
3本目もらしい漫才かな、と。ばたばた動きがあって勢いもあって面白かったなあ。


コントは、「機内にて」と「舞台裏」はリンクした内容。「機内にて」のネタの裏側が「舞台裏」で、仕組みが凝っててわくわくしました。
「機内にて」は、飛行機で急病人が出て、搭乗員(西島)が「お医者様はいらっしゃいませんか!」と言うと出てくる橘さんが・・・というネタ。橘さんがボケ倒す流れで、こういうのが出来るのはエリートヤンキーというかむしろ橘さんの強みなのかもしれない(笑)ボケることに違和感がなさすぎる。そして西島さんもツッコミのポジションに違和感がないのはやはりキャラクターのなせる技でしょうか。橘さんはいろんなキャラや格好に早着替えして出てくるのですが、その間場をつなぐのは西島さんで、その場をつなぐときの発言に地味に笑ったりしました。「もっと真剣にナースのお仕事見とけばよかった」とか(笑)最終的に、西島さんが「お前の好き放題に付き合うためにやってんじゃねーんだぞ!」と叫んだのが可笑し過ぎました(笑)
これは橘さんが作ってるボケなのかなーと思って見ていたのですが、そこらへんの疑問が「舞台裏」でことごとく解消されていく仕組みで、個人的に見ながらいろいろ想像していたことが舞台裏でひょいひょい明かされていくので楽しくて楽しくて(笑)
「機内にて」での橘さんの裏での様子を再現しているコントで、お手伝いをするのがNSC生(13期生でしたか?ごめんなさいうろ覚えです)のピン芸人(西島)という。エリートヤンキーは自分がネタを作って立場も強い、と振舞う橘さんもさることながら、この後輩が後輩なのに異様にふてぶてしく且つ馴れ馴れしい様がとっても楽しい。それを邪険に扱う橘さんの様子もいいのですが、まったく怯まない後輩がまた(笑)「ネタ合わせとかで橘さんめっちゃ怒られてるって」とか平気で言う。それに対する橘さんの「それ残像だから」に爆笑しました。どこからそういう発想がくるのか(笑)
ちなみにこのコントではちらっと出てくる西島さん役を根建さんがやっていて、偏差値のギャップ!と思った私なのでここで懺悔しておきます。
「星に願いを」はすごくちゃんとしたコントで、失礼ながらエリートヤンキーは何でもやれちゃうんだなあと勝手に驚いてました。キャンプの夜の、キャンプに参加した二人が眠れなくて会話するだけのコントなのですが、西島さんの基本上から目線キャラが楽しい。橘さんは基本橘さんのままなのですが、上から目線且つ口の減らない相手にいーっとなる様がよくお似合いです(笑)ちなみにここでの橘さんを評した台詞「君は見た目も中身もお祭りみたいな人だ」は名言だと勝手に思っています。確かに橘さんてお祭りっぽい(笑)


「すべれない話」はトークの時間。トークをして滑ると各々に罰ゲームが課せられるというもので、西島さんは蛸あげの水牛さんにリアディゾンの写真集にキスされ、橘さんは文田さんに携帯の送信メールを読まれてました。橘さんの底抜けすぎるメール文章に大笑い。
で、二ヶ月の企画というのが、西島さんはマッチョになり、橘さんは体をしぼる、というもので、インポッシブル二人に始動を受けて取り組む様子がVTRで流されてました。その場で実際にどの程度肉体改造が成功しているかを見せてくれましたが、西島さんは腹筋割れかけで、橘さんは明らかにおなかまわりがすっきりしている、という脅威の成果。確かにお二人とも、やり始めたらとことん続けてのける性格っぽいですけど、それにしても素晴らしい。本当は3ヶ月くらいでちゃんと成果がでるとかで、単独終わった後も続けて、冬あたりに報告できたら、という話をしてました。


オープニング映像がとっても良くてですね!いわゆるAGEAGE芸人さんが何組か、舞台裏でネタあわせをしている様と舞台に出て行ってネタをしている様が早回しで流れていくというもので、最後にエリートヤンキーの二人のネタ合わせと舞台での様子が流れるんですが。
なんというか、芸を売るプロの人達の舞台と裏側、というのを見られるVTRで、これからネタやりますよ、単独にネタがっつり見せますよ、という心意気みたいなものが感じられて、いいなあ素敵だなあと思ったのでした。前回の単独のオープニング映像も同じようなテイストで好きだったなあ。


そんなところです。すごく面白かったです。あっという間だったくせに、1時間とは思えない充実感で、楽しかった!とにこにこしてしまうような単独でした。