箱雑記ブログ

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映話〜映画好きの芸人が、映画の話しかしません〜

映話、これで4回目になるんでしたか。だいぶ前の話になってしまいますが、簡単に感想を。
相変わらず、まったりと映画の話ばかりをしていく、本当に素敵な雰囲気のライブでした。ライブ参加の芸人さんが、最初3人から7人になってからも、基本の雰囲気がまったく変わらないのが面白い。映画のネタバレだけは怖いという人も多いと思うのですが、それが気にならないという人には本当にお勧めのライブです。



まったくメモを取っていないので、時系列無視で覚えていることだけ書いていきます。

  • もはや恒例となった、ロフトプラスワンの店員さんに映画タイトルで作ってもらうお酒。今回、皆さんが頼まれたカクテルは下記の通りです。今回は、これらのお酒がお客さんも注文できるようになっていて、そんなサービスもとても嬉しかった。

  長澤さん=『20世紀少年
  福田さん=『ヤッターマン』(※ノンアルコール)
  よしさん=『UDON
  阿部さん=『河童』(※ノンアルコール)
  修士さん=『プリティ・ウーマン
  宮地さん=『スクールウォーズ劇場版』
  吉田さん=『その男凶暴につき』

  • 宮地「照英きつめでお願いします」
  • 阿部さんと福田さんのお酒はノンアルコール。ちなみに阿部さんの『河童』は、緑茶の入ったグラスに長く切ったきゅうりがストローよろしく入っているという代物で、話題騒然(笑)吉田「居間で飲んでろよ」
  • よしさんの『UDON』は白色のカクテル。杏仁豆腐みたいで美味しい、とのことだったので、私はこれを飲んでみました。本当に美味しかった。
  • 「こちとら領収書じゃ!」恒例の、メンバーが領収書で映画を見てきてプレゼンをする企画。今回は、「映話4コマ劇場」とタイトルを変え、3分間でそれぞれ見てきた映画について、スケッチブックを使った4コマにて感想やポイントを披露する、というものに。それぞれ見てきた映画については下記の通り。
  • 長澤さん→『MIST』。彼女さんと行かれたらしい?終演後かなりブルーになったとかならないとか(笑)見終わった後そのまま新喜劇を見に行って心のリセットをしたとかしないとか(笑)ちなみにこのプレゼンの終盤に、阿部さんが頼んだドリンク『河童』が出てきて、その異様な光景に一同長澤さんのプレゼンどころじゃなくなってしまう(笑)
  • 福田さん→『ナルニア国物語第2章 カスピアン王子の角笛』。まず最初にナルニア国の基本情報(ライオンが喋る、魔法がある、現実世界と時間の流れが違う、等)を説明する際、吉田さんが「あるあるそういう国」「あるあるそういう価値観」と余計な合いの手を入れる(笑)それにしても福田さんは王道を行くんですね。あと女の子を可愛いだの可愛くないだの言い過ぎ(笑)
  • 宮地さん→『スシ王子 ニューヨークへ行く』。本当は他の映画が見たかったけれど、修士さんが「見に行ってほしいなー」と言うから仕方なく言ってきた、と強調する宮地さん(笑)タイトル聞いた瞬間に、吉田「残念」福田「残念」と残念の嵐。いいのかなあ(笑)宮地さんの4コマプレゼンは、内容には一切触れず、見に行った際の他のお客さんのおばさまの面白エピソードで終わる(笑)
  • 映画の内容に関しては、阿部さんが「日本で一番忙しいっていう堤監督が撮ってるんですよね?」*1とたずねたところ、宮地「多分堤さんこれ目つぶって撮ったと思うんですよ」とのこと。いいのかなあ(笑)
  • そんなお客さんエピソードが面白すぎて本当かと疑う人達。阿部「嘘でしょ?」吉田「え、全部ネタなんですか?」宮地「ポイズン!!」(笑)コンビ揃って悪乗りというのもまた。
  • よしさん→『相棒』。さすがに面白かったそうです。いいなあ私も早く見たい。ドラマを見ていなくても十分楽しめるとか。あとよしさんの4コマの絵はさすがに味がある!
  • 修士さん→『隠し砦の三悪人』。修士さんのプレゼンは、最初の1コマめで3分を費やすという展開(笑)その後も4コマだけは見せてくれつつ、内容も軽く触れてくれましたが、基本修士さんの4コマでは宮川大輔さんメインでの紹介。4コマ目ではなぜか大輔さんが猿姿に。黒澤映画のオリジナルとの比較などもしてくれて、かなり興味深いプレゼン。オリジナルも今回のバージョンもどちらも見たくなってしまった。
  • 最後、ポイズンの二人は、ある意味今回のメインイベントである、前回のくじ引きでの罰ゲーム、二人でピンク映画を見に行く、というレポとなりました。前回、7人の中からくじの外れた2人で夜のピンク映画を見に行ってくる、という企画が突如持ち上がり、なんとその2つのはずれをポイズンがコンビで引き当てるという悪夢があったのでした。それはもう白熱した真剣勝負だったのですが、なぜかというと、ピンク映画は所謂ハッテンバらしい、という情報によります。自分の身が可愛い男性諸君は当然行きたくないわけで、そこに行くのがポイズン二人というミラクル。
  • ピンク映画のレポートだけ動画でした。吉田さんがカメラを持って、新宿駅GAP前で阿部さんと待ち合わせ。作家さんすらもいない、ガチでの二人罰ゲームだったそうで・・・(笑)新宿の駅から歩いていけるピンク映画の映画館までの道のりを、雨の中ぶつくさ文句を言いつつだらだらと歩く二人はそれだけで面白い。
  • 映画館についたにも関わらず、上映作品や上映時間をチェックしながら、いつになっても入っていかない二人(笑)見ていた修士さんが「はよ入れや!」と思わずつっこむ(笑)
  • トイレなどは綺麗だけれど、そういう行為は禁止ですよ的な張り紙があったりして、なかなか恐ろしい。
  • 映画の感想については、「○時間で安いSEXを4本見せられた」(吉田)とのこと(笑)彼らの前の席に座った人が、ずっと後ろを伺ってきて怖かったとか、劇場内をずっとうろうろしている人がいて怖かったとか、相当恐ろしい思いをしたようです。
  • 潔癖な吉田さんは、座椅子に背をつけて座ることが出来ず。腰掛ける際も椅子に触れる面積が最小限で済むような座り方をしたそうです。なので、どっかりと座椅子に腰掛けた阿部さんを「すごいよ」と絶賛。
  • そんなレポートVTRには続きがあり、映画館のロビーでポイズン二人が作った即席のくじにて、次回の罰ゲームをうけるメンバーを決めるというもの。しかも次回は、ピンク映画館に一人で、しかもランニングにホットパンツで行く、というもの(笑)先ほどまでの面白がりな空気はどこへやら、一気に阿鼻叫喚となる舞台上。吉田さんがくじを持って、阿部さんが引くのですが、吉田さん側からカメラを向けているので、くじの並びが分かるんです。阿部さんの指がうろうろするたびに、5人全員が「やめろー!」と大騒ぎ(笑)
  • 結局、阿部さんが引いてしまったのは、宮地さん。リーダー撃沈、他の皆さんは本気でガッツポーズ(笑)その場でランニングとホットパンツを渡され、青くなる宮地さん・・・。夏の楽しみが増えました(笑)
  • 2部はテーマを設けてトーク。今回のテーマは「ジョニー・デップ」で、お客さんの事前アンケートなども交えての時間。男性諸氏はジョニー・デップが女性に大人気なのがいまいちよく分からないので、ジョニー・デップの魅力を語ろう、ということらしいです。
  • 舞台上の皆さんのトークもさることながら、お客さんのアンケートが非常に面白い(笑)ものすごく詳しい方が何気にいらっしゃるようで、あるいは非常にウィットに富んだ文章もあり(笑)、こちらも聞いていて本当に楽しかったです。出演芸人さんも、普段あまり同じ舞台に立たないような人達が揃っていて、ポイズン以外はコンビの片割れしかいないし、しかもテーマが映画、ということもあってか、お客さんの層がかなり彩りがある印象でした。男性のお客様もちらほらいらっしゃいましたし。
  • ジョニー・デップと同級生で生まれた日も近い、という理由で、ジョニー・デップと比較してたびたび紹介される、我らが130Rホンコンさん(笑)写真パネルを並べて笑う一同。この企画、逐一ホンコンさん情報がジョニー・デップ情報と並んで紹介される(笑)可笑しくてしょうがなかったです。
  • ギルバート・グレイプ』を見ながら、ジョニー・デップもさることながら、このときのレオナルド・ディカプリオの演技が見事!という話でも盛り上がる。
  • ジョニー・デップの吹き替えをする声優さんも好き、というアンケートから、『ネバーランド』でなぜか阿部さんが吹き替えをするというプチ企画が(笑)阿部さんは阿部さん以外の何者でもありませんでした。
  • ジョニー・デップはあまり大作に出ない、自分がこれと決めた作品にしか出ない、だからパイレーツ・オブ・カリビアンに出演するとなったときは驚きだったらしい、とう話から。吉田「ジョニー・デップ座長で、ジョニー・デップ班で、神保町花月やれそうじゃないっすか」(笑)修士「そりゃ新田さんも喜ぶけど!」(笑)
  • 最後は、これまた恒例となりつつある、阿部さんの『映画史上最も○○シリーズ』(笑)これを見ると、映話にきたなあと思います(笑)
  • 今回は、「映画史上最も輝いた女優」と、今までに比べると比較的まともなお題に、一同が意外そうな顔。吉田「何、今日真面目なの?」(笑)
  • 映画は寅さんシリーズの「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」。この映画のマドンナ、浅丘ルリ子さん扮するキャバレー歌手のリリーさんの、全身真紫のすごい私服姿、これこそが映画史上もっとも輝く女優である!と(笑)一同爆笑、そしてシリーズ初の、全員納得という結果(笑)しかし浅丘ルリ子さん本当に綺麗だったなあ。
  • 最後の方は、次回やりたいこととか話してました。次回は夏になりそうだから、久々にオールナイトもいいかも、という話もありましたか。初回のオールナイト、とっても楽しかったので、個人的にはどんとこいです。
  • 初回から言っていた、映話で映画をとりたい、という話も出てました。ぜひ実現してほしいです。そこから転じて、全員でオーディションを受けにいくのはどうだ、という話も。阿部さんだけが受かったりするかもしれない、と言い出す吉田さんで笑う。吉田「俺絶対舞台挨拶一番前でチョケますよ!」
  • ラブロマンス特集もいいね、と。全員がこれぞと思うラブロマンス映画を持ってきて見比べる、というものらしい。ここで、修士さんとよしさんがお二人して「あれしかないわー」「あれやなー」と自信満々で言い合い、恐らく同じ映画だろう、ということで、同時に言ってみよう、ということに。せーの、で、修士「ロッキー!」よし「冬のソナタ!」。他の5人がええーとなる(笑)以後、よしさんが冬のソナタの魅力についてしばし熱弁。
  • 福田さんがやりたいのは、みんなで泣く、というもの。泣ける映画を持ち寄って、どれだけ泣けるかをやりたい、とのこと。それはぜひ見てみたいです。ただ見ている方も化粧が落ちまくりになりそう(笑)
  • 宮地さんがやりたいのは、「東映映画まつり」(笑)アニメ祭りでなく、東映の映画の魅力(?)について語りつくしたいようです(笑)
  • 吉田さんは、映話にあわせて必ずジョニー・デップに出演オファーを出し続けたい、とのこと(笑)


そんなところです。今回も、本当に楽しかった!今回もやっぱり、ライブ後に映画を見たくてたまらなくなりました。前回も「ガチ・ボーイ」に出会えたし、今回も出てきた映画をどれか見てみたいです。
やっぱり修士さん、よしさんの映画を語る話はとても興味深くて、それ見たい!と思わせてくれるのが上手すぎます。お二人とはまた違うアプローチで、映画の魅力を教えてくれるのが宮地さんで、私は映話での宮地さんが大好きです。本当に面白い!配給会社から見る邦画とか(笑)
福田さんは結構おとなしめ?と思うのですが、おしゃべり野郎や東京大吾組が喋りすぎなだけとも言える(笑)ただ、やっぱりプレゼン上手だなあ、といつも思います。あの福田節でばさばさ切ってすてる感じとか、楽しくていいんです。長澤さんは見れば見るだけポイントがアップしていきます。こういう大人数でのトークでのバランス感覚とでもいうのか、すごく見ていて安心します。アニメ好きとおっしゃってますけど、アニメ以外の映画も十分ご存知ですし!あとトークの中でハゲる瞬間と、修士さんが「ハゲとるやないか!」と突っ込む場面は、思わずテンションが上がってしまった(笑)
ポイズンはこのライブでの息の合いかたがおかしい(笑)まとめてつっこまれるってことは、コンビ二人してボケ倒しているということですよね。何をやっているのか(笑)このライブでは阿部さんが本当に機嫌よくたくさん喋ったり笑ったりしているので、見ていて楽しいです。7人並んだとき、阿部さんは修士さんとよしさんという大先輩に挟まれてど真ん中に座るんですが、居心地よさそうで何よりです。吉田さんもすごくくつろぎつつ楽しんでいる印象で。
このライブ、2ヶ月ごとくらいにやっていきたい、ということでした。出来る限り足を運びたいところです。あと、出来ればライブ前には新作映画を何本か見てから行くのがいいな、と改めて思いました。

*1:阿部さん、「プロフェッショナル」の堤さんの回を見ていたと見た。