箱雑記ブログ

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漫才☆大作戦B 4分×2本

どうやらポイズン主催の新ネタ漫才ライブですが、Aに行くことが出来なかったのでとりあえずBに足を運んでみました。
行ってみたら、当初出ていた出演者の他にも芸人さんが見られて、しかも他事務所芸人さんが2組も!お得すぎる。以下感想。


MC:芦沢和哉
POISON GIRL BAND/カナリア/マキシマムパーパーサム/チーモンチョーチュウ/LLR
髭男爵/オジンオズボーン


※以下はタイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
[1]
オジンオズボーン:免許の取り方
カナリア:ラブレター
髭男爵:妖精
POISON GIRL BAND:米
LLR:ツッコミ免許
チーモンチョーチュウ:結婚の許可を貰う
マキシマムパーパーサム:サファリパーク
[2]
オジンオズボーン:ファミレスでツッコミ
カナリア:恋人と聴きたいラブソング
髭男爵:ディナーでフルコースに舌鼓を打った後シェフを褒めてあーげる
POISON GIRL BAND:店を出したい
LLR:大豆
チーモンチョーチュウ:じゃんけんで絶対に勝てる方法
マキシマムパーパーサム:実家みたいな居酒屋

とにもかくにも、ポイズンの2本目を見られただけでも、このライブに行った甲斐があったと思いました。非常に個人的な好みだと思うのですが、もうたまらなく好きでした。同じ温度同じペース同じテンションで、同じ展開のやり取りが4分の中で繰り返されていく様に大興奮。見ていてぞくぞくしました。話の内容が戻ってきたと分かった瞬間のうわ!という感じと、回を追うごとにボケがぶっ壊れていく感じ(笑)とで、もう大変です。
見ながらついつい「千葉さん」*1を思い出す始末。そういう意味ではひょっとしたらポイズンの真骨頂と言えなくもない、のかもしれない。でもあれが真骨頂なのは結構問題なのかな(笑)私も友人も見ながら大喜びで、終わった後もこの話で持ちきりだったのですが、ネタ中のお客さんの笑いの少なさを思うと、どうやら手放しで「面白いよ!」と言えない内容だった模様。あれ駄目なのかなー。どうしよう、もう二度と見られなかったら泣いてしまうよ!(笑)
難を言えば、2本ともに感じたことですが、ポイズンなのに喋りのペースが速い。もともとポイズンの漫才って一発ですとんと入ってくるボケやツッコミではないから、そのたびにじっくり噛み締めてそうすると面白くて、それが自分の中で止まらなくなるところが好きだったりするのですが、それに慣れているせいか、ややせわしなく感じました。噛み締める余地が欲しいんだけど足りなく思えた。それが惜しい。
ちなみに1本目は多分4分どころか3分くらいで終わってしまい、お客さんから「ええ!?」みたいな声が上がるという(笑)割とあっさり終わってしまった感があったので余計に短く感じたのかも。それがちょっと消化不良だったのもあるのですが、2本目を見たらいろんなことがすっとんでしまった(笑)
ちなみにネタ中の吉田さんの「もうポケットから出すのは二度とごめんだよ」でお客さん爆笑。ずるい(笑)


好きだったのはLLRの2本目。どうやら私はLLRの馬鹿馬鹿しい類の漫才がお気に入りのようです。電車の乗り換えとか、ブタ飼ってるとか、あの辺のライン。しつこい漫才が好き*2なのだから当たり前といえば当たり前かもしれないです。それにしても一段とくだらなくて最高でした(笑)馬鹿だなあ!(いい意味で)最近はLLRもたまにこっちが予想もしないような切り口を持ってきてくれるから、見ていて楽しくてしょうがないです。途中、こっちも頭の中で「どうくるどうくる?」と思ってこうかなああかなと考えているときの、福田さんの返し(ネタバレになるので書けない)が自分の予想が追いつかないところだったのが大好きで、気持ちよかったなあ。
LLRは1本目も好きでした。LLRのスタンダード的な内容で、こういうところでも平均点高いなあと。


チーモンチョーチュウも2本目の方が好みでした。1本目も面白かったのですが、2本目のどうしようもなく先に進まないやり取りが可笑しかったなあ。見ているこっちも一緒になっていーっとなるような苛立たしさ(笑)1本目も、わりとよくある設定を先に進むにつれてチーモンにしか出せない味わいで見せてくれるあたりはさすが。白井さんのボケは白井さんのキャラクターや声を最大限に生かしたボケだよなあといつも思うのですが。


カナリアはといえば、2本目でFly away 鰐淵を彷彿とさせる歌いあげ系のネタ(そんなジャンルがあるのかは不明)が飛び出して我々を喜ばせてくれました。安達さんの歌作りの才能は果てしない。私はこのネタで、ボンさんが最初知ったかぶって飲み込んで訳も分からず何となくで話を合わせてすぐに断念する一連の様子が大好きだったりします。ネタの間中ずーっと訳が分からないと戸惑い続けるボンさんがいいんです(笑)1本目のラブレターのネタもカナリアらしい作りで安心して見られました。


なぜかゲスト扱いだったマキシマムパーパーサムは、このライブに出演することを2日前?に聴いたばかりということで、さすがに新ネタを用意することは出来なかったとのこと。でもマキシマムパーパーサムのネタを生で見るのがとても久しぶりだったので嬉しかったです。「ハゲとるやないか!」が聴けたときの爽快感ったらない(笑)ここも2本目のほうが好きだったような気がします。この日は長澤さんの言い訳は「引越し屋さんはそんなこと言わなかったよ」でした。ここが毎回楽しみだったりする。


他事務所ゲストはオジンオズボーン髭男爵。豪華!
オジンオズボーンは本当に本当に久々にちゃんとネタを生で見ましたが、篠宮さんは大人になってもはつらつとしていて清々しいなあ。むしろ高松さんがすっかり丸くなってしまわれたのを見てわびしい気持ちに(笑)オジンオズボーンも2本目が好きでした。ツッコミとか言って、篠宮さんのは単なるやりたい放題+相方叩きたい放題(笑)
髭男爵は、それこそM-1の予選以来です。もともと大好きなのですが、それにしても面白かった・・・!髭男爵のおマンザイと言えば、やっぱり男爵のツッコミフレーズの素晴らしさだよな、と改めて思ったものです。言葉選びが楽しい上に、語呂がいいというのが素敵。最終的にツッコミでもなんでもないフレーズになったりするからたまりません。あと、樋口くん(何となく男爵に習ってくん付けになってしまう)の飄々とした佇まいがなんとも味わい深い(笑)それにしてもミロで爆笑です。素晴らしい例えだ。


以下はネタ以外でのやり取りとか。


・MCは芦沢さん。去年のカリカの漫才ライブでもMCをされていたので手馴れたもの。
LLR登場時、「目忘れてきてるぞ!」のお約束のやり取り勃発。芦沢さんは本当に楽しくLLRをいじっているなあと思います(笑)
チーモンは新ネタを新しい本社にて打ち合わせ。
白井さんによると、5組はやばいらしい。*3視線を2箇所から感じたとか。体育館のトイレも使わない方がいいらしい。
ただ、そのトイレが女子トイレだと言われて「いつ入ったんだ!」と詰め寄られる白井さん、その言い訳が「僕にはち○ち○はねえー!」とはどういうことだろう(笑)
芦沢「霊感あるの?」
白井「弟はすごいあります」
芦沢「お前はー!」(笑)
マキシマムパーパーサム長澤さんも本社で怪しいものを見た、という話。
よくよく話を聴いてみると、ネタ見せに来ていた昼メシくん(衣装姿)だったらしい(笑)
確かにあの格好の昼メシくんに夜の本社で遭遇したら怖い、と。
カナリアは、前回のカリカ主催の漫才ライブのメンバーではなかった。
安達さんによると、カリカさんにずっと出たいですと言っていたが、「標準語でもこんなに面白い漫才がある」というような主旨で行っていたライブだったとのことで、出してもらえず、最後のルミネにて1度だけ出してもらえたそうです。
POISON GIRL BANDが一応このライブの主催。何となくそれを否定する吉田さん。
吉田「僕らが主催だったらもっと面白いメンバー集めますよ」
一同「おい!!」
あまりにも美しくツッコミが揃いました(笑)
オジンオズボーン、高松さんが舞台に出てきた瞬間に顔をぶつける事故(笑)
普段はチーモンチョーチュウと一緒にネタライブをやっている。
菊地さんによると、高松さんは「いつもは良く喋るのに、今日は借りてきた猫のようにおとなしい」らしい(笑)
なんでも楽屋に入るのが怖くて、篠宮さんが高松さんを先に行かせて空気作っとけ的な指令を出したのだとか。それほどに怖がっていたらしい二人。
篠宮「吉本なんて怖ない!」(笑)
髭男爵は出てくるなり見事な「ルネッサーンス!」。
しかしグラスの中のファンタが少なすぎることを指摘され、「緊張しすぎて袖で飲んでしまった」とのこと(笑)
マキシマムパーパーサムは、以前雑誌で「主に関西で活躍」などと書かれたことがあるらしい。なぜ。
・エンディングにて、どうやら髭男爵さんの告知ギャグ的なものがあった模様ですが、その最初の部分にのっかってしまったボンさんが、そのきっかけをつぶしてしまう(笑)
最終的に諦めて普通に告知をしてしまう髭男爵さんに大笑い。
・「ネタ飛ばしたからあんなに同じこと何回も言った」とテキトーな嘘をつく阿部さん。
ネタなんて作ってない、練習なんてしてないと嘯く阿部さんに、「さっきずっとネタ合わせしてたやん!」と指摘する芦沢さん。それに「そうだよ」と同意して練習してたことをアピールするやらしい吉田さん(笑)
吉田「昨日もルミネで寝ずに二人で練習して・・・」
阿部「そういうこと言うなって!」
なんだこれ(笑)


そんなところです。新ネタライブはこれだからやめられません。とても楽しめたので、できる限り足を運んでいきたいと思いました。ただ、18時半開演はどうしても厳しいので、せめて19時開演にしてもらえないかな、なんて。5月のAは18時開演なんですよね。一介のサラリーマンには厳しい時間帯。
ちなみにオジンオズボーン髭男爵が固定レギュラーなのかどうかは不明のようです。マキシマムパーパーサムもゲスト扱いだったらしいから、どうなるんだろう(笑)

*1:ポイズン単独「ちゃんこ番」@ルミネでの問題作。布団を叩く団地のおばちゃん2人がまったく同じ内容の会話を延々と約30分繰り返すというもの。

*2:ポイズンとか千鳥とかポイズンとか千鳥とか。

*3:吉本の新しい社屋は廃校を活用したもの。