箱雑記ブログ

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ヨシモトスープスペシャルテイスト

ルミネという大きな会場で開催の、ヨシモトスープのレッドとホワイト合同ライブに行ってきました。9期10期の若手を見るのは久しぶりだなあ、と思ったのですが、考えてみれば先月の半ばくらいからまともにライブとか見ることができてないので、そりゃそうか、というところです。以下ざっくり感想。


※+のついているものはタイトルが不明であるため勝手につけたもの
・ヨシモトスープアカデミー賞
 -ハイテンション賞:林
 -かわいい声賞:赤羽
 -リズム賞:金田
 -ちゃんとあやまりま賞:しずる
 -一発ギャグ賞:佐助
 -最優秀賞:西島
[VTR]オープニングVTR
・妖精
チェリーボーイズ
・置きチケ+
・余命2000年
[VTR]ヨシモトスープキャラ名鑑ホワイト編(1)
・日本列島ダーツの旅〜お蔵入りVTR〜
・坂下食堂
[VTR]ヨシモトスープキャラ名鑑ホワイト編(2)
・劇団ジョセフィーヌ
・対談+
・私立帝国学
[VTR]ヨシモトスープキャラ名鑑レッド編(1)
・太平洋にほえろ!
・チラナイサクラ
・W21ノドッサ
[VTR]ヨシモトスープキャラ名鑑レッド編(2)
・葬儀屋
[VTR]エンドロール

私はレッドには一度も行けず(BLOODYくんが見られなかったのが本当に心残り)、ホワイトも全部足を運んだわけではないのですが、ストレスなく見られました。もしかしてそれぞれのシリーズ物らしきネタって「劇団ジョセフィーヌ」くらい?「チラナイサクラ」は前回の合同ライブの続き物でしたが、多分それを知らなくても違和感なく見られると思いました。


自分が好き!と思うものとあまり心に引っかからないものが結構極端な印象でした。これは結構スープを見るたびに感じるところで、あれだけの数の芸人さんがそろってネタを作っているのだからそうなるのも無理ないんだろうな、と。
断然好きだったのは、それはもう「W21ノドッサ」であります。ノドッサってどういう意味なのか分からず思わず帰ってきて辞書を調べたりネット検索したりしましたが分からず(笑)いっそ私が無知なだけならいいと思わずにいられない。
前回のスープ合同ライブで大好きだった「ヤクシボ」(これも造語ですよね。笑)が、関町さん児玉さん池田さんで作ったネタだという話は聞いていたので、どうやらこれもそうだろうと思って見てたら案の定だったようです。*1最初は3人の会話のテンションや内容とBGMがリンクするというコントらしい、と自分なりに理解して見ていたのですが、それだけで終わらないどころかそれが単なる前フリに過ぎなかったと分かった瞬間のあの自分の中のどかーんという感じは忘れられない(笑)3人がマイクを取り出して、テクノ系BGMがどんどん盛り上がってきて、そのまま台詞と音楽がフュージョンしていく様が秀逸というかなんというか、もっと言うと「なんかとんでもないもんが始まったー!」みたいな(笑)もう見てて大興奮、大笑いです。
そういうネタのつくりとぶっ飛んだ展開そのものがとんでもなかったのもあるのですが、関町さんの無駄にいい声での「那須箱根」のコーラスであるとか、なぜかフェミニンな動きでリズムを取る池田さんであるとか、細かいところでも笑いが止まらなかった(笑)川島さんの無機質な「失礼します」も合わさってくるのとか、見所多かったなあ。もう大好きでした。


「坂下食堂」も好き。前半の展開は普通というか新喜劇というか(実際新喜劇のオマージュが入ってましたし)で、このまま普通に終わっちゃうのかなーと思って見てたのですが、終盤の無限ループな展開に入った途端になんだこりゃ!と思って笑ってしまった(笑)どんどん台詞や展開が早回しになるのに、食堂のおばちゃん役の橘さんの芝居が最初とまったく変わらないテンションのまま淡々と、ただスピードだけが早回しになっていく様が可笑しくて大好きでした。橘さん上手いなあ。あとは亘さん扮するみゆきちゃんが、最初の殊勝ではかなげな様子からどんどんふてぶてしく豪快になっていくのも楽しかった。見た目が普通に可愛い女装なだけにインパクトがありました(笑)
あと、普通のおっさん捕まえてビル・ゲイツと言い張る強引さとか、なぜわざわざ坂下知里子嬢の数十年後という設定が必要だったのかとか、そういう余計なところも気になって好きだったなあ。


「チラナイサクラ」は前のスープ合同でも見た村上さんと村上さん(同じ苗字の人がいると本当にややこしい。笑)のコントの流れでしたが、この手のウザい青春コントはやりなれているというか、堂に入ったウザいキャラぶりのお二人だったので、さすがに硬いなーと。そこに橘さんと松橋さんと田所さんを仲間として配して、深層の令嬢に児玉さんが加わるという、ある意味磐石の布陣。
橘さんはああいう濃いキャラは何をやらせても上手いし、田所さんの芝居は昭和の匂いがしまくるので、逆にこういう臭い芝居にはもってこいだと思いました(笑)二人ともまったく違和感ない。違和感といえば、田所さんのあの地味すぎ華なさすぎの女装をして「また告白されたの?」「顔だけの女だもんな」と、超モテ女扱いが自然とされているのが違和感過ぎて爆笑でした。そういう意味では素晴らしすぎる人選です(笑)
松橋さんだけ、彼らより後輩のポジションという役柄だったのですが、一歩引いてキャラ的には大人しいように見えて、彼らをフォローする仕草や台詞は見事にきちんと胡散臭くて、逆に個性が際立っているという(笑)


「劇団ジョセフィーヌ」は、これはもう金田さんありきのコント、と確か以前のホワイトテイストの感想でも書いた気がします。今回、かなり後ろの方の席で見ていたのですが、舞台全体が見渡せる席ですと、あのジョセフィーヌさんの素晴らしきお仕置きアタック(舞台の端から端まで生徒を並ばせて、端から彼らの前を駆け抜けながら一瞬でアタックを食らわすというシーン。)が見渡せて壮観でした。いいもの見た(笑)そういえば中野支部東中野支部でしたっけ?あの地味すぎる派閥抗争も可笑しかったなあ。
あと、やっぱり無駄にダンスが揃うとそれが笑えるというのはとても不思議(笑)私前から思ってるのですが、歌プロやなりきりホルモンのように芸人さんが歌うイベントがあるなら、芸人さんが踊るイベントもあったら絶対面白いと思うんですけどどうでしょう。やってほしいなあ。誰かやってくれないかなあ。
最後に後ろの方に思い思いの格好で出てきた群衆的な彼らについては、その後の打ち上げトークライブで話題になってました。これは後ほど別途感想書きます。楽しすぎたので(笑)


タイトルは無かったのですが、恐らく前半戦と後半戦の真ん中に展開されていた、池田さんと林くんの短いブリッジ的なコントが大変にカオスで大好きだったのでした。褒め言葉として受け取っていただくこと前提として、「頭がおかしかった」と書き残させていただきます(笑)ミュージシャン同士が対談をしてて、会話がかみ合っているようでかみ合わず、最後は池田さんの方が突如として銃で相手を撃って、「後半戦もどうぞ」みたいな。何なのだこれは(笑)


最後の「葬儀屋」は非常に男くさい褌に和太鼓というラインナップのコントで、最終的に全員が御輿を担いで踊り狂うという楽しいものでした(笑)どうやら中澤さんの強い希望で実現したものだそうですが、ああいう馬鹿馬鹿しいのも嫌いじゃないのでいいなあ、と。


あとは、キャラ名鑑にて念願のBLODDYくんが見られたとか、「私立帝国学園」で無体な目にあわされた関町さんの台詞「とりあえず北に向かうよ」が忘れられないとか(笑)、アカデミー賞でいち早くしずるのお手本のように完成された土下座が見られたとか(笑)、それに対しての西島さんのしれっとしたコメント「何か謝らなければいけないことがあったんでしょうね」が最高だったとか、最優秀賞で「面白コール」を西島さんが振られてしまった際に橘さんが「ニシジはどうせ面白いことやるんだから」という嫌らしすぎるハードルの上げ方が楽しかったとか(笑)色々ありました。


楽しかったです。ルミネも満員で立ち見もいて盛況だったようですし、よかったなあと。

*1:スープ打ち上げトークライブにて。