箱雑記ブログ

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神保町花月『放課後アゲイン』

久々に神保町花月に足を運びました。カナリア班の芝居を見てきたのですが、どうして私はこんなにもノスタルジーに弱いのか!と我ながら不思議に思いました。つまりとても好きなタイプのお話でした。週末にもう一度見に行く予定なので、そしたら色々感想書きたいな。と言っておいて全然かけてないのがここ最近の流れ。ちょっと落ち着いたので、久々に色々書きたいです。
以下少しだけ、ネタばれではないけれど、なんとなーく思うところ。お話のテイストが伝わってしまうところはあるかもしれないので、見ていない方はお気をつけて。



あのお話って、私くらいの年代、つまり高校を卒業してそれなりの時間を過ごした人には色々とたまらないものがあると思うのですが、今現在現役中高生の方が見た場合は、あの話の中に全編通して語られている学生時代への憧憬とか、そこにもう戻れないという焦燥感みたいなものって、伝わりにくいのかな、と思うのですがどうでしょう。大人になるということが、イコールいろんなものに縛られて不自由に、ついでに臆病になっていくことだというのを、年を経るごとに実感するし、しかもそれが当たり前になっていってしまうんだけれど、そういう大人になったかつての少年少女の今の生活や、過去の輝く日々に対する気持ちが、すごくリアルに描かれているのがたまらないのです。樅野さんが作る中2コントって、必ず「あの頃に戻りたいと思う気持ち」を刺激されていたけれど、それをより現実と照らし合わせて抜き出したようなお話で。
眩しいくらいに楽しくて楽しくてしょうがない学生時代を過ごしていればいるほど、わーっと溢れるものがある気がします。学生時代がそんなに楽しい思い出ばっかりじゃない私でさえこうなんだから、素敵な思い出を持っている大人のお客さんほど、たまらないんじゃないかと思うんです。
いいもの見たなあ、と個人的には感じました。


ちなみにチャイマ主催イベントのタイトルと同じだというのは周知の事実のようですが、私の記憶では過去のあれは「放課後アゲイン!」だった気が(笑)あのイベント大好きだったのです。