ヨシモトスープホワイトテイスト
3回目のスープホワイトに行ってきました。
結論から言うと、今までで一番面白かったです。過去2回見たときのもどかしさをあまり感じることなく楽しめたのがとても嬉しい。
先月のレッドに行った友人が、同じく今までで一番面白かったと言っていたので、やっぱり準備期間が単純に長くなるというのは大事なのかもしれない。以下感想。
・パウロあきよし
ハイジャック
[ブリッジコント]君が僕で、僕が君！？（川島＋池田）
・路上
・同窓会
[ブリッジコント]君が僕で、僕が君！？（三須＋金田）
・捜査本部
[ブリッジコント]君が僕で、僕が君！？（望月＋赤羽）
・おじいちゃん
・プロフェッショナル
[ブリッジコント]君が僕で、僕が君！？（児玉＋アイパー＋α）
・玉村（元）課長
[コンビネタ]
えんにち：漫才、声を使って新しい仕事
はんにゃ：肩はずれた
ジューシーズ：狩り
ガリバートンネル：食べると幸せになるラーメン
しずる：二度書き
・ジョセフィーヌ
好きだったのは、「プロフェッショナル」と「ジョセフィーヌ」。この二つはずっと笑い通しでした。
「プロフェッショナル」は、つまり情熱大陸パロディで、バイキンマンにクローズアップした情熱大陸の一連を見せてくれるものなのですが、面白かったなあ。こういうディテールにやたらこだわったくだらないパロディは大好きです。村上さん扮するバイキンマンのインタビューの受け答えがいちいち妙にかっこいいのとか、インタビューしているシチュエーション（ドライブ中*1、戦闘後のマッサージケア中、等）が本当にそれっぽいのとか。運転中に鼻歌とか歌ってるのもリアル（笑）最後にちょっと漏らす本音とかも、やたらとありえそうなのが可笑しくて可笑しくて。見た目は完全に黒タイツにツノがあって口むき出しのバイキンマンそのものなだけに、可笑しいんです。
赤羽さんのジャムおじさんがあまりにもらしくて大笑いでした。ホワイトに赤羽さんがいてくれてよかった（笑）バイキンマンがクール気取りキャラのせいか、ドキンちゃん（池田さん）が妙にイイ女キャラだったのも可笑しかった。
「ジョセフィーヌ」はなんといっても金田さんのキャラと、格好と動きのぶっ飛んだシンクロっぷりが最高。金田さん細長すぎの上に薄すぎて、あれであれだけ休み無く軽快に動かれるとたまらないものがあります。あと、劇団員4人との掛け合いとダンスが、笑っちゃうくらい揃っていて、その揃いっぷりがすごいパワーでした。あれだけ思いっきり合わせてくるとなぜか笑えます。なんでだろう。揃いすぎて笑えるって何なんでしょうか（笑）金田さんの体力に感心。若いからこそ出来るコントだ（笑）
あと、これも凄く好きだったのが「同窓会」で、オチのホラー風味が好みで好みで。ちょっとラーメンズの「採集」を彷彿とさせるような。中身はもう全然違うんですけれど、あのコント大好きなのでつい。
ちょっと変わった手法のコント、と思って見ていたのが、その変わった手法そのものが伏線だった、という意外性が好きです。良く出来てるなあと間抜けな感想を口にするくらい。最後怖い顔で高笑いをするのが、ホワイトのメンバーの中でも一番人がよさそうな見た目の望月さん、というのもまたインパクトがあって素敵です。単純にSEと次に現れるシーンのギャップが楽しいというのもありましたが。オチがオチなので二度美味しかったです。あと、あのコントでの池田さんの顔芸は眩しいほどに輝いてました（笑）
ブリッジコントも好きでした。それぞれみんな見せ場がある感じが。オチが児玉さんでああなる、というのも、過去のスープホワイトでのリンクがあったりしてちょっとお得気分。
「おじいちゃん」は何やら時空が歪むような気分になりました。単に時間が長かっただけかもしれませんが（笑）結局何だったんだあれは、と今でも思ってます。
コンビネタもみんな面白かったです。ジューシーズは松橋さんがエビになっていた「捜査本部」に引き続いて甲殻類が出てくるコントで笑った。これ面白かったなー。目配せする児玉さんと赤羽さんの表情が本当に可笑しい。児玉さんのああいう演技がどうやらとても好きみたいです。
しずるも面白かったです。二度書きって、学生生活からブランクのある私は一瞬何のことだか考えてしまった・・・。池田さんて、禁断症状とか苦しむとかそういう芝居がやたらと上手いのはどういうことだろう（笑）いつも思うのは、しずるはコントの終わらせ方が上手いなあ、ということ。オチというより終わらせ方が、いろんなパターンがある気がします。
ガリバートンネルはネタ中に食器を落として割ってしまうハプニング。割れたのを見て陶器使ってたのか！と思った私はノブシコブシのラーメン屋のネタを思い出していたわけですが、多分そんな人はいっぱいいるに違いない。
えんにちの漫才はやっぱり楽しい。望月さんが実はものすごく出来る人なのが、アイパーさんのキャラの濃さで分かりにくいところが、奥ゆかしいと言えなくもない（笑）はんにゃはもう、やっちゃったと理解した瞬間の金田さんの表情で一本取られました。児玉さんに続いて、ああいうの本当に上手いな、と。
次回もすでに決まっているようで（12月3日とのこと）、楽しみです。
今回会場が笹塚ファクトリーだったのですが、舞台広くて客席も段差あって、私はこっちの方が好きかも。「ジョセフィーヌ」で金田さんをはじめとして全員が大いに動き回って飛び跳ねまくっていたのは、舞台の広さもあるんじゃないのかな、と深読みしてみる。
