箱雑記ブログ

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劇団☆新感線2007夏休みチャンピオン祭り「犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート」

もはや私なんぞが語るのも申し訳ない、新感線のコント芝居を見てきました。ついうっかり千秋楽なんぞがプレリザーブで当たってしまったものだから、私のような何も知らない知識まっさらの女が2階席からまったりと見ていたわけです。以下簡単に感想。



いわゆるオバカコントを休憩20分挟んでまでやりますよ、という舞台だったので、お話がどうのとか語るのはナンセンス、と判断して、ただただ面白かったーと述べさせていただきます。面白かったというか、バカだったわ、どこまでも(笑)新感線という劇団の本気のバカがこれなのか、と認識いたしました。間違ってたらごめんなさい。
すごくかっこよくて効果的な照明をボケの決め顔に使ったりするのがすごくバカで良かった(笑)あと、誰かがボケると新喜劇のように全員がコケる、というのが新鮮というか何と言うか、こんな大きな劇団のコントでもそういうベタをやるんだな、という変な印象がありました。考えてみたら、新感線さんは大阪発の劇団さんでしたので、別に変なことはなかったんですね。ただ、新喜劇とそれに順ずるお笑いライブ以外のシーンでは、まず見ない光景だったので(笑)それが不思議だったのかも。


なんかもう、役者さんも当然のように抜群に上手くて面白い人しかいないから、誰が良かったとかそういうことに言及していくのが非常にバカらしいというか当たり前じゃん、という気分になっているので、これまた保留(笑)
ただ、以前「新・明暗」で見たことのあった木野さんの壊れぶりがただただ新鮮で、ああやっぱりあの方は最高だ!と嬉しくなりました(笑)ふり幅が素晴らしい。
あと、橋本じゅんさんのやりたい放題ぶりにいっそ眩暈がおきるほど。あのやりたい放題ぶりは、果たして千秋楽ゆえなのかいつものことなのか、気になるといえば気になるけどでもなんたってじゅんさんですもんね、みたいなそんな存在感(笑)
そしてやっぱり私は、見るたびに古田さんのことが好きでたまらない!と確信していきます。あの人の佇まいというか立ち振る舞いというか、とにかく舞台に立つ古田新太という存在が好きで好きで。ただただバカをやっているだけで終わる舞台で古田さんを見るのは初めてだったのですが、そんな中でも桃太郎の寸劇で撃沈しました。あのただただバカなお芝居の中にあって無駄で無駄で無駄過ぎてしょうがない突き抜けたかっこよさ!(笑)極上の男前オーラの無駄遣い!と絶好調に嬉しくなってしまったのでした。
そして、久々に見る池田成志さんの爆発力に、降参してしまったのでした。素敵だ。なんて素敵なんだ。
もちろん粟根さんの嫌味インテリ弁護士ぶりも大好きでしたし、小松さんの引いて輝く存在感も素敵でした。
あと、私は演じる宮藤さんを初めて見たのですが、ああいう感じなのか、という印象は、果たして正しいのですか。何しろこのお芝居なだけによく分からない(笑)方向音痴でうだつの上がらない、なんだかよく分からないけど最終的に事件を解決、みたいなキャラクターが、妙に違和感がないように感じたのは、正しいのかどうなのか。しかし宮藤さん、細い。そして白いというより青白い。
書いてみたら、保留でもなんでもないですね。すみません。


大千秋楽ということで、本編終了後は1階のお客さんは総立ちで、ノリノリで歌を2曲。すごかった。2階席は立つと危ないということで立てませんでしたが、初心者ながら凄く興奮しました。楽しかったー!
宮藤さんがエレキギターで生演奏をしていて、魂さんのライブを見たこともないのに、暴動さんをこんなところで拝見するとは、と嬉しかったです。
そして千秋楽恒例(と初めて知った初心者)のおせんべいをいただいて終演。サービス精神の塊に殴られまくって非常に気持ちよく会場を後にしました。
色々と盛りだくさんで隅々まで楽しかったなあ。


あ!今気付いた!ちゃんとタイトルにデス ノートって入ってる!(笑)今の今までまったく気付きませんでした。さすがというかなんというか。