箱雑記ブログ

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神保町花月「4.5階の狂気」

カナリア班の2日目を見てきました。
まだ公演は続くので多くは語りませんが、カナリアが好きならぜひ行った方がいいのでは、なんて思う私です。
以下ネタバレなしの感想。



舞台装置が凝っていて、お話はぱっと見あっさりしているようでいて、あまり先が読めないなーと思えるもので、かなり楽しんで見てきました。
前半、ちょっと冗長気味かな、と思う点もありましたが、後半はもう、ぐいぐい引っ張られる感じですごく楽しんでしまった。ちょっとサスペンステイストの入ったお話は、今までなかったので新鮮です。


とにかく安達さんが素晴らしかった!
詳しいことが言えないのがもどかしいですが、安達さんのお芝居が本当に凄まじかったです。まさに狂気。空ろな目とか、震える顔とか、何をしでかすか分からない歪んだ迫力がいっぱいで、釘付けになりました。
普段のコントとかの様子を見ていても、お芝居なんてやらせたら、すごく出来るんだろうな、と思っていたこちらの気軽な想像をあっさり上回ってきて、見ていてぞくぞくしました。すごかったなあ。
あと、ボンさんも、楽屋裏ブログを見ている分には台詞が覚えられてないとか色々書いてあったのに、いざ本番を見てみたら、これまた抜群でした。普段のボンさんからは想像しにくい役柄なのですが、思った以上に違和感がなくて、愛嬌もありつつ、締めるところはきちんと締めて演じてくれてて、安心して見れました。
途中の「4.2階の狂気」という豪快な間違いにはさすがに驚きましたが(笑)ボンさんはミスのスケールが大きい(笑)


後はやっぱり、さすがの赤枝さん。いかにもなスーツ姿がびしっと決まっていて、舞台映えすることこの上ない。本当に上手い人だなあ。相方の畔柳さんのある意味美味しい使われ方とが対極で、面白いコンビだな、と思ったり。
真栄田さんは、台詞がどうのとか以前に、あの格好があんなふうに様になるという存在感がすごい(笑)
あと、ワンケイJAPANの方(お名前失念しました・・・)が凄くお上手で、声もよく通るし間もいいし、見てて安心。


一点だけ、お話の中で個人的に気になるところがあるのですが、ネタバレになるので自粛します。公演が終わった頃に覚えてたら追記する方向で。