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『THE MOMO-TARO』アンケート集計結果

アンケート締切からだいぶ経ってしまいまして、すっかり今更な感じになってしまいましたが、『THE MOMO-TARO』アンケート結果をやっとこちらにて公開させていただきます。


まず最初に、この面倒且つ独りよがりのアンケートに快くご協力いただいた皆様にこの場を借りてお礼を。本当にありがとうございました!回答数が少なかったら、というか要するに私くらいしかいなかったら、アンケートそのものをなかったことにする予定でしたが(笑)予想を超えるご回答をいただきました。多分、わざわざご回答いただいた方がこれだけいるということは、アンケートなんて回答しなくたってあの公演を心から愛している、という方はさらに多数だったに違いない、と思って、すごいなー桃太郎、としみじみ思うしかない私です。
ご回答いただいたアンケートの中から、「内容をサイトに公開させていただいてもいいですか?」の項目で「Yes.」を選択していただいた皆様の回答のみ、ざっとまとめさせていただきました。私が勝手に注釈つけたりしてますので、その点はすみません、ということで。
全ての意見を全て羅列すると大変なことになるので(本当にぎっしり愛のつまったアンケートばかりでした)、私の独断と偏見にて回答の掲載をさせていただきます。また、長文回答などについては、一部略させていただいているところもございます。ご了承ください。
それでも大変長い記事になっていますので、お暇なときに見ていただければ幸いです。


※アンケートにご協力いただいた方の中で、メールアドレス等ご連絡先を記入いただいた方には、先ほどお礼メールをお送りいたしました。もし私アドレス書いたのに来てない!もしくはアンケート回答したけどアドレス書き忘れた!という方がいらっしゃいましたら、お手数ですがメールフォームよりお教えいただけると助かります。




Question 1 公演は何回見に行きましたか?


 1回    9 ■■■■■■■■■ 33.33%
 2回    7 ■■■■■■■ 25.93%
 3回    4 ■■■■ 14.81%
 4回    2 ■■ 7.41%
 5回    3 ■■■ 11.11%
 それ以上 2 ■■ 7.41%


予想はしていたことですが、複数回数が過半数をはるかに超えているところがすごい。



Question 2 公演に足を運んだきっかけ、理由は?(複数回答可)


 出演者にお目当てがいました。    21 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 77.78%
 評判が良かったので、つい。     6 ■■■■■■ 22.22%
 友人知人に薦められて。つきそいで。 1 ■ 3.70%
 招待券が当たりました。       0 0.00%
 その他               4 ■■■■ 14.81%
『ストーリーに惹かれて。』
『ハッピーを見たら素晴らしく次は犬の心さん主演なのだからより素晴らしいのが見れるだろうと言う期待から』
『脚本がご贔屓芸人さんの座付き作家さんだったので。』
『芝居、役者のクオリティが思いのほか良かった』


その他の回答として挙げられている理由、バラエティに富んでいて面白いです。いろんなきっかけがあるのですね。



Question 3 当初と比べて、観劇回数が多くなってしまった、なんてことはありましたか?


 Yes. 19 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 70.37%
 No.  8 ■■■■■■■■ 29.63%


実に3分の2の方が、「Yes.」と回答されていました。これはちょっとすごい。見た人の3分の2が複数回見たいと思える公演てことですか。



Question 4 Yes.と回答された方、その理由などありましたらぜひ。


『初日に観にいって、池谷さんに大きな衝撃を受けて、2回だったところを4回に増やしました。(今日、仕事を放り投げて最後の1回観にいく予定です)できることならすべて見たかったです。』※千秋楽前にいただいたアンケートです。
『1日目に見た後にあまりの衝撃で、帰りにすぐ購入しました。』
『初日に行ったときに、これじゃ全部見れてない!!と感じて、色々細かいところ観たさに増えていきました。』
『当初は、初日と楽日のみの予定で構えていましたが、初日の完成度の高さとあのメンバーであれば・・と言う伸びの期待から見に行きました。あとは、普通にあのメンバーのお芝居が好きになれたことです。』


初日を見ていてこれは見ないと!と思った班の皆様。私もここに属します。


『予想以上の出来だったのでもっと深く味わおうと思いましたまあ簡単に言うと“ハマった”ってやつです(笑)』
『こんなに素晴らしいとは思わなかったので・・・・!』
『初見時に「これはもう一回増やしておかないとダメだな」と。公演期間がもう少し長ければもうちょっと回数増やしていたと思われます。』


出来の良さにもっと見たくなった班の皆様。本当に「もう一回・・・!」と思ってしまわずにいられなかったです。


『1回目を見る前から、あまりの評判の良さに1回しか見れないのが怖くなって焦って1枚追加しました。』


評判の良さに見ておこうと思った班の皆様。私自身この公演に関しては、ネットって最強の口コミの場なのだなーということを実感しました。


チーモンチョーチュウ目当てで、初日のみの観劇予定だったのですが、笑いとお芝居のメリハリ、ダンスに殺陣という“動”と 演技における“静”、そして犬の心班のチームワーク、予想以上のキジさんのキュートさと殺陣の時の真剣な表情のギャップ(←これは激しく個人的な意見ですが。笑)・・・素晴らしくて、見終わった後に「また見たい!」と思ってしまいました。』


芝居の魅力に加えてお目当て芸人さんの雄姿班の皆様。いや、実際のところキジさん相当素敵でしたよね(笑)


『初日の完成度の高さを観て、この芝居の成長を見届けたいと思ったから。あと、オコチャが出ると聞いたので。』
『もともと21日のチケットを取っていたのですが、1日目見に行った犬ファンの人がみんな『犬ファンなら絶対2回は行った方が良い』と書いていたから、それならオコチャさんの日も行こう、とファミマへ走りました。』


芝居の魅力に加えてオコチャさんに興味津々班の皆様。すごいなオコチャさん!私も予定さえ合えば行きたかったです。考えてみれば、7/20の公演はスペシャルだったんだなあ。


『2日目と千秋楽の前日の2回を見に行く予定でしたが、初日のレポや評判を聞いてあわてて3回追加しました。あとはミーハーなんですがトレカも欲しかったので・・・』


トレカは素敵なシステムでした。私ももらえて嬉しかったし、単純に制作サイドの戦略というかサービスがこうして実を結んでいるということが素晴らしいと思います。


『Yes.と言って回数を増やしたいのは山々です。怒涛の課題提出期間とかぶった自分の運のなさを恨みます。』
『二度、三度と足を運びたかったのですが、初回が千秋楽前日ということで叶いませんでした。気持ちはYes.という事です。』
『回答は「No」なのですが・・・見終わった後、遠方住まいの自分をうらみました。あと2回は見たかったです。』


増やしたいのは山々でした班の皆様。お仕事やお住まいの都合上、もしくはもっと別の止むを得ない事情で見られなかった方も多々いらっしゃると思うので、やっぱりここはひとつ再演を熱望したいところです。



Question 5 印象的だったキャラクターを教えてください。(複数回答可)


桃太郎  22 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 81.48%
犬    21 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 77.78%
猿     5 ■■■■■ 18.52%
キジ   15 ■■■■■■■■■■■■■■■ 55.56%
李太郎  17 ■■■■■■■■■■■■■■■■■ 62.96%
九兵衛   8 ■■■■■■■■ 29.63%
お美代   5 ■■■■■ 18.52%
お爺さん  5 ■■■■■ 18.52%
赤鬼    4 ■■■■ 14.81%
青鬼    3 ■■■ 11.11%
この人も! 7 ■■■■■■■ 25.93%


「この人も!」の項目については、桃千代くんが2票、長田さんが2票。残りの3票は「全員!」「みんな!」というものでした。
我ながらこの項目は酷だなーと思ったのです。項目作ってはみたけど、「いや全員好きに決まってるじゃん」と(笑)愚問だよね、と思いつつ、苦肉の策としての複数回答可だったのですが、結局は全員にチェックした、という方も多くいらっしゃいました。



Question 6 印象的だった台詞を教えてください。


これ、本当にご回答いただいた方それぞれ個性のある回答をいただいたので、長くなりますが掲載させてください。複数回答いただいたものについては、台詞ごとに分けてみたりしてます。ご了承ください。
台詞がうろ覚えなのはお互い様というか、当たり前ですよね(笑)そういえば、私一度アンケートに戯曲売り出してはもらえませんかと書いた記憶が・・・。


『桃太郎「俺とお前は兄弟だ」』
『なぁ犬よ。俺の気持ちを分かってくれ。』
『お美代のことはもう言うな。お美代のことは・・・10年前のあの一件は村人がやったんだよ。全部あいつらのせいなんだよ。』
『「やん」「ぷい」「ここまでくればアホの域」』
『・・・・池谷の『ぷいっ』もw』


桃太郎の台詞が上がる数が他と比べて少ないのは、考えてみるとちょっと凄い。言われてみると、桃太郎の台詞は、現在の彼の場合は全て影を落としたものばかりだし、10年前も迷ったりしているばかりなのですね。ただ、桃太郎そのものの印象が薄いということには絶対にならないので、要するに桃太郎は言葉以前に存在そのもので語るべき所を語っていたと、そんな深読みはどうですか(笑)
それはそうと、「やん」と「ぷい」はずるい(笑)確かにあの瞬間だけは、桃太郎じゃなくて池谷さんでした(笑)


『『押見さんが演じる犬』(ポイント)の口から放たれる、「人は一人じゃ生きられないんだ!」クライマックスではどのセリフも胸に突き刺さりますが、とりわけぐっときました。あと同じく犬さんで、「噛み付くことで痛みを知ってほしいんです!」あのかみつきシーンは犬ならではの攻撃とセリフがなかなか小にくいと思いました。』
『桃太郎様は一人じゃない。』
『桃太郎様を思うもの達による桃太郎様を変えるための桃太郎退治!』
『大切なモノを失うな!!』
『犬さんの「一人で生きていくことなどできないんだ」に心打たれました。』
『押見「飼い犬が噛み付いたのです」』
『あなたの心の中の鬼、倒せるのはあなたしかいない!』
『主人は気付かぬうちに変わってしまった。だから、噛み付いて痛みを知って欲しいんです。』
『さあもう一度鬼退治です。悪しき心にいる鬼を倒せるのはあなただけだ。』
『「空気を読め!フリーザー!」「家族がいないなら家族と思える人と出会えばいい(?)」「人は一人では生きられない(?)」』
『「心の中の鬼、倒せるのは貴方しかいない」』
『犬の「大切に思うからこそ噛み付くこともあるんです」』
『信じているからこそ噛み付くんです噛み付いて痛みを知って欲しいんです』


犬の台詞はやっぱり皆さん等しく心に残っていたようです。私も、思い出してうわーとなるのは犬さんの台詞が多かったです。あのお話の中での犬の立ち位置ってやっぱり凄く魅力的で、且つ重要だったんだなあ、と思わざるを得ません。あと、やっぱりこうやって見ると、犬の名台詞のほとんどは桃太郎を思っての台詞なのが分かって、そういう桃太郎との距離感も、こうやって見ると感じられる気がしないでもないような。そばに仕えていたときも、桃太郎のもとを離れても、桃太郎と戦っていても、犬の台詞は全部桃太郎のためのものなのですね。この一貫性が素晴らしい。


『李太郎の最後の「俺とお前、何にも変わんねーからな!」』
『李太郎の「お前と俺とは違うんだ」「あー、あのクソ女か」「お前と俺は同じだからな」』
『李太郎「きびだんご、食べたかったなぁ」』
『李太郎「お前のそういうところ、嫌いじゃない」』
『きびだんご食べたかったな〜』
『俺とお前は何もかわんねーからな。』
『「きびだんご食べたかったな」』
『『俺もきびだんご食べたかった』あと『くそ女かな』には鳥肌が立ちました。
あそこらへんのシーンは全体的に好きです。』
『全体的に、けっこう李太郎さんの言葉が心に響きました。ラストの場面は、すごく心に響きました。』


李太郎の見せ場に印象が集中するのは無理も無いとしか思えません。こうやって見ると、「きびだんご食べたかったなあ」があとから追加された台詞だというのはちょっと凄い。
「お前のそういうところ、嫌いじゃない」は千秋楽での、ゆう太さんへのサービス台詞ですよね、たしか(笑)


『桃ちゃんは一人じゃ無いよ!!』
『「桃ちゃんは独りじゃないよ!」
白井くんの成長を見守る10日間でした。』
『桃ちゃんは独りじゃないよ。』
『キジ「桃ちゃんは一人じゃない」「どうせ食べるんだろう」「ぼそっと抜けて、もそっと生えた」』
『白井「桃ちゃんには俺らがいるよ」』
『「燃えたらお前ら食うだろ!」』
『キジの 「桃ちゃんは1人じゃないよ!」
桃太郎に反逆した犬の 「噛み付くこともあるんです」
お芝居の中、ボケ部分を担っていたキジが見せたギャップにやられました。白井さんのあの声質やキャラクターというのも相まって、涙腺を刺激されてしまいました。』
『猿の「お主は…、ようやってるぞ!」』
『『桃ちゃん』と呼ぶキジの可愛さも印象的です。』
『「ももちゃんはひとりじゃないよ!」@キジ』


やっぱりキジさんのあの台詞に打ち抜かれた人は数知れず。キジは可愛いのに肝心なところでびしっと決めてるところが魅力だった、ということかも。まさにプラスのギャップ。キジの台詞で面白いのは、真剣な台詞とそうじゃない台詞のギャップが激しすぎるところ(笑)
対して猿の台詞は本当に一貫して気遣いキャラがにじみ出てて、そこがまたいいなあ。キャラのバランスの良さが素敵です。


『赤青鬼「おじいさんは、ぼくたちのおとうさんだ!」』
『鬼の「〜ですぅ」シリーズ。』
『反省しまして、更正しまして、髪直しまして。』
『赤鬼・青鬼がおじいさんに 「お父さん」 』
『「僕たちだってお爺さんの子供だ!」
かつて「悪」側にいた鬼たちが現「悪」の桃太郎に対して放った言葉です。
愛を受けた者がそれ以上の愛を与えたいと願う気持ちと、桃の子も、人の子も、鬼の子も、李の子もどんな者だって、姿形、出生の違いはあっても、心が一度でも通い合えば何も違いは無いんだ、大事なのは心なんだよ!という気持ちが込められた一言では、と。悪しき者であった鬼の言葉だからこそ、現悪しき者である桃太郎、愛を受けたと感じた事の無い李太郎には衝撃を与えたのではないでしょうか。と、思っております。全編通してどれもこれも印象的でしたが、特に胸に残るこの台詞を選びました。』


赤鬼青鬼さんは実はすごく素敵な台詞を言ってるんですね。私、最初の方はあまり意識せずに見ていたのですが、最後のほうは結構刺さってしょうがなかったです。
あと、更正後の登場シーンのあの楽しさは尋常じゃないと思う(笑)


『ちょっと作りこみすぎな感もあるけど、うまいと思ったセリフ。「心に空いた虫食い穴を、寄り添うことで埋めましょう」』
『望まれないもの同士、お互いを望んで行きましょう。』


お美代さんの言葉は、歌うようなリズムの美しいものが多かった印象です。


『よくも主人に刀むけてくれたな

大切な主人だからこそ噛み付く事もあるんです

お前はただの裏切り者だ

主人はいつの間にか飼い犬を見捨ててしまった。だから噛み付いてその痛みを知って欲しいのです。

この二人のやり取りが好きでした。』


やり取りごとで印象的なものも、確かに多かったですね。当然のことなのですが、言われて気付くという体たらく。
オシャレというのとは違うけど、犬ならではとか、キジならではとか、鬼ならでは、っていう台詞が多くてそのやり取りも素敵でした。


『「人の子」。単語ですが。単純に宗教用語(意図してないかもですが)だったので印象的でした。』


これもいただいて初めて気付きました。そういえばそうですね。そう思うとちょっとまた違った深い印象が出てくる気がします。


『こう来てこう来たらスムーズだよ!(うろ覚えで申し訳ありません)』
『(猿からキジのかぶせで)「そうだよな〜」「きびだんごくいてー!!!!」こう順番に言えばスムーズに行くと思うよ。それがコンビネーションってもんだ。』


犬猿キジがお爺さんの家で再会したあたりのシーンでの、猿とキジのわちゃわちゃなやり取りに対する犬の台詞、でしたよね?(笑)確かにあそこはあの3人(3匹?)のやり取りが楽しくて印象的でした。


『「お手」「ちんちん」「ワン!」』
『ステキなグッと来るせりふはもう、みなさんと同じように印象的でしたので。
ここでは赤のせりふを!「そろそろひげが生えてくる時間」でしたっけ?あえ
てこれを選んでみました。』
『きじも食べた!』
『から揚げ旨かったな〜ガーリック味な。』


あえてここをチョイスされる皆様のセンスに脱帽です(笑)


集計していて、いろんな台詞を目にしているうちに舞台での情景とか思い出して、ちょっと涙目に・・・どんだけ好きなのか私。
で、ざっと見て面白いな、と思ったのは、主役である桃太郎の台詞もいいものは多いんですけど、それよりもはるかにその周りのキャラの台詞が印象に残ってると言われているのですね。これ、ここで集計するまで思い至りませんでした。
ただ、みんながその主役の桃太郎に向けて放つ台詞が総じて印象的なものが多い、ってことも、よく見てると気付くのです。なるほどなーと。



Question 7 トレカはどなたが当たりましたか?(複数回答可)


回答なし     1 ■ 3.70%
押見さん    14 ■■■■■■■■■■■■■■ 51.85%
池谷さん    15 ■■■■■■■■■■■■■■■ 55.56%
あべこうじさん 10 ■■■■■■■■■■ 37.04%
井上マーさん  10 ■■■■■■■■■■ 37.04%
菊地さん    11 ■■■■■■■■■■■ 40.74%
白井さん    12 ■■■■■■■■■■■■ 44.44%
大江さん    11 ■■■■■■■■■■■ 40.74%
広大さん    15 ■■■■■■■■■■■■■■■ 55.56%
水野さん     1 ■ 3.70%
阿山さん     1 ■ 3.70%
この人でした!orキラカードでした!
        10 ■■■■■■■■■■ 37.04%


「この人でした!orキラカードでした!」の内訳は、ほとんどがキャプテン☆ザコと清美ちゃん。『池谷さんのキラカード』という回答も2つ。おめでとうございます!『ゆう太だいすけでなぜかキラでした…』『しまぞうくんいや清美ちゃんのキラがあたりました。』と、キラカードの報告が結構あって、羨ましい限りです(笑)



Question 8 お芝居の中で、なぜか注目してしまった点、気になった点、気がついた点などありましたら、ぜひ。


『池谷さんの感情(表情)の変化、動きに釘付けです。』


同じくでした。表情の変化というか変遷というか、あれには相当やられてしまいました。


『1日目と2日目の公演を見に行ったのですが、お美代が桃太郎退治に加わるところが全然変わっててびっくりしました。たぶんその後の公演も色んなところがどんどん変わっていったのだと思いますが。あと、2日目の殺陣のシーンで青鬼の傷をおった演技がひそかに上手すぎでした(笑)』


お美代さんに関しては、いろんな細かい点の試行錯誤があったように感じています。演出の方もお美代さん役の水野さんも、相当大変だったのでは・・・。
青鬼の演技は、私全然気付きませんでした。そこをよくぞご覧になられていたなあ、と(笑)


『桃太郎が、名前などない、と泣き叫ぶおミヨに、3回目くらい?に声のトーンをがらっと変えて呼びかける「おミヨ」たった一言なのに、全編通して一番沁みました。それまで、滲むくらいだった涙が一気にせりあがってきました。あの声に桃太郎の、池谷さんの、凝縮された優しさを感じました。桃太郎とおミヨが想いあっているのは、セリフや場面から見てとれても、また、おミヨを失くしたあとの桃太郎の荒み方を見ても、愛情があったことはわかっていても、どうにも表面的(形式的?)にしか感じられなかった(私の感受性の問題でしょう)のが、あの声を聞いたとたんかき消えました。ただ優しいのじゃなくて、そこに確かな愛情が感じられました。私は、他の方の感想を読むにつけ、池谷さんに対して皆さんほど感銘を受けてないと思うんですけど(多分)、あのシーンだけはいろんな意味で池谷さんに感服いたしました。あの響きを、あんなやわらかい声を出せることに、さらにそれを演じている最中に、あのシーンで、あのタイミングで、あんなさりげなさで、出せることに。一番自然で、優しくて、眩しいシーンでした。』


すみません、編集するに出来ず掲載させていただきました。なぜなら同じところで私もうわー!となっていたからです。初日にこのシーンを見て、あの3度目の池谷さんの声のトーンに息するのも忘れました。馬鹿です。
池谷さんの演技が技巧的に凄いことをやっているという印象はないのに、これほどに私が心を掴まれたのは、なんでかなーと考えていたのですが、多分、こういうシーンでこういうことができてしまう、池谷さんのこの芝居における説得力がそうさせたのかな、と最近は考えてます。台詞ひとつひとつ、仕草ひとつひとつに、有無を言わせない説得力があるんだよなあ、と。
・・・我ながら、私は桃太郎が好き過ぎるな、と改めて思い知らされました(笑)多分私、池谷桃太郎に関する褒め言葉なら、どんなに寒い単語も使えます。それもどうなのか。


『オープニングが好きです。特に池谷さんは出てきた瞬間にトキメキました(笑)
いつもコントでは馬鹿か、おぼっちゃんの役しかしない池谷さんのいつもは見られない姿を見られたのでまずそれだけで2000円は高くないなって思いました。どんなに真剣なシーンでも結構ボケが多くてさぶくならないところが良かったです。(別にココでボケなくてもっ・・・てとこもありましたが)衣装とメイクが華やかで、かっこ良くて好きです。何が良かった、とかよく分かんないくらい全部よかったです!』


池谷さんの今まで見たことのないキャラクター、確かにそうでした。それがここまではまってしまうなんて、本当に凄い人だなーとしみじみ思います。私は多分、普段の池谷さんとのギャップにも結構やられていた気がします。
衣装とメイクは、見てるだけで楽しかったですね!犬猿キジのメイクが変に毒々しくなく、でもちゃんと獣っぽいあたりが、いいなー上手いなーと思って見てました。


『個人的に目を奪われたのは、犬・押見さんの手の演技でした。主人・桃太郎への忠誠心と、主人を愛するが故の反発との葛藤が指の先からでも伝わりました。犬の拳がきつく握られればられるほど、見ているコッチの心もその拳に鷲掴みされてるかのように、ギューって苦しくなるんです。だからこそラストの犬の笑顔、これで一気に気持ちが開放されて、こっちも笑顔になれました。

注目と言えば、初めて拝見したのですが、ゆう太さんのノリがどうしようもない感じでとっても好きになりました。』


ずーっと握ってましたね。桃太郎を宥めたり意見したりするたびに、拳を作ってるなあ、と思ってました。あれ見てると、こっちもぎゅーっと歯を食いしばってしまってた気がします。ラストの犬のあの和やかな感じは、たまりません!
そしてゆう太さん、人気者だー(笑)


阿山さんの後転

池谷さんの目力殺陣のしなやかさそのしなやかさの中に桃太郎の憎しみや哀しみ淋しさ等を表せられる池谷さんの表現力

押見さんの芸達者さ』


阿山さん、回ってましたね!楽しかったなーあれ(笑)あそこのシーンのなごみっぷり、大好きでした。
池谷さんの目力、私もやられてました。ただでさえ大きな目がとんでもない迫力をたたえているので、そりゃ印象にも残るわ、と。そういえば、あんなに真っ直ぐで綺麗な目をしている池谷さんが、悪の桃太郎を演じているとき、その瞳は確かに暗い色でした。それを考えると、改めて池谷さん凄すぎる。


チョコプラ長田さんの殺陣。10年前の真相を知った時の桃太郎の悔恨の表情。
背を向けたまま羽織を脱ぐ、桃太郎の背中。李太郎の冷酷な表情。なぜか冷酷で、自分勝手で、憎むべきはずの李太郎になぜか感情移入しすぎる自分にびっくりしました。李太郎が最期を迎えた時に、「きび団子、食べたかったな」は本心を初めて見せた最初で最後の時だと感じたので桃太郎だけでもいいから、ほんの少しでもいいから李太郎の死を悲しんでほしかったなと。最後、舞台上にさみしそうに一人死んでいる李太郎の亡骸がぽつんとあるのが胸を締め付けられるほど悲しくてたまらなかったです。ま、そのご癒されるんですけれどもね。』


感情移入する側が桃太郎だった私なので、李太郎への感情移入の感想はとことん新鮮でした。そうか、たしかに一人残されてるのは寂しいです。言われてみると確かに、桃太郎側からのフォローというかなんと言うか、救済というべきか、があったらより良かったかも。いや、それがあったら私椅子から立てないほど泣きそうだなーという気もするのですが。
あと、最後の殺陣のところで桃太郎が舞台に出てきて背を向けたまま羽織を脱ぐところは、私も大好きなシーンの一つです。絵になるんだこれが。
長田さんの殺陣について言及されてる方は他にもいらっしゃいました。


『なぜか注目してしまったのは、長田さんです。アンケートにも書いてきたくらい。あの体のキレは素晴らしいと思いました。しょっぱなのダンス?から目を引かれ、その後のアクションというアクション、全部もってかれました。マーさんとのかけあいも楽しく。チョコプラは以前見たネタがツボだったのですが、この公演でまたぐんと好感度が上がりました。』


長田さんは、立ち振る舞いも粋で堂々としてたし、演じている間も物怖じしないし、体もよく動いてて、惚れ惚れするくらいしなやかな殺陣で、いいなーと思って見てました。台詞回しも自然だったし、体大きくて舞台栄えもするし、ぜひまた別の舞台で見てみたいです。


『殺陣がめちゃめちゃ迫力あって、すごく完成度が高い舞台だと感じました。出演している皆さんの演技もとても上手で、神保町花月のこれからに期待が持てるなぁって思いました。』


「THE MOMO-TARO」独特の見所といえば殺陣、ということで。あの殺陣は本当にかっこよかったなー!ブラック系の音楽に合わせて日本刀で殺陣をするってのが、よくよく考えるとあざといのかもしれませんが、絶妙のかっこよさだった気がします。
確かに、これを見て「神保町花月に思ってた以上に通うことになりそうだ」と思った記憶があります・・・(笑)
そういえば、いつだったかの楽屋裏ブログで、各班の練習時間の話が書かれていたときに、「THE MOMO-TARO」は何かの公演の3倍で、そのほとんどが殺陣の練習だった、というのを見た気がします。3倍って。


『猿さんの棒さばき。惚れ惚れしました。』


本当に素敵でした。オープニングで出てきたときからすでにかっこよくて、さすがだなーと。


『キジさんの抜け毛。(ふわふわ飛んでいて気になりました。笑)』


確かに!確かに飛んでました。ピンクの羽が・・・(笑)


『殺陣のシーンのとき、白井さんの目つきが鋭くなるところに驚いてしまいました。』
『白井くんが目立たないところでもちゃんと演じきっていたところ。千秋楽のゆう太のかわいさ。』


白井さん、後ろに控えているだけのときも、きっちりキジキャラの表情と立ち姿でいたのですよね。通常ほわわんとしているキジの戦闘での鋭さは、本当にギャップの神様を味方につけているとしか思えないような素晴らしさでした。
ゆう太さん人気者。千秋楽のゆう太さんは、本当に可愛らしかった・・・(笑)


『・李太郎が幕府から帰ってきて桃太郎に説明するくだり・犬とキジの絡み・犬とザコの絡み

この犬とザコの絡みの時後ろでキジ役の白井さんが隠れて大笑いしていました。』


白井さんお茶目だ・・・(笑)私これ気付きませんでした。無念です。
犬とザコの絡みは、後半になるにつれてザコの暴走が凄まじかったですね。ずるかったなー(笑)


井上マー氏の華』


個人的な話ですが、オープニングでマーさんが番傘を肩に引っ掛けて出てくるあの粋すぎるスタイルが大好きでした。本編で傘使ってなかったのが勿体無かったなあ。


『おみよさんはもっと。前半部分でおしとやかで昔の女性らしくはんなりとした部分を出した方が後半部分の怒りや憎しみを胸に桃太郎を斬りに行く部分が映えたと思う』


確かに、最初から健気だけれどしっかりとしていて凛とした女性でしたね、お美代さん。


『衣装が素晴らしかったですねv』


桃太郎のがっつりな正装から、李太郎の着流しも、キジのラフな格好も、あと獣達のしっぽも、みんな素敵でした。なんでか皆さんすごくしっくりと着こなしてて。


『最前列で一度見たとき、小声で言ってるボケとか、制してる場面での台詞運びがとても気になりました。

李太郎が10年前桃太郎と知り合う鬼ヶ島合戦の晩のシーンで、マーさんが白井さんの方に飛ばされるところがあったのですが、マーさんは白井さんの膝枕に頭を据えて、白井さんが頭をなでなでしてる場面は印象的過ぎました。

菊地さんの靴もだんだんとガタが来ているのが、10日連続公演の大変さを物語っていました。』


最前列ならではの気になる点、ありがとうございます!細かい台詞とか言ってたんですね。まさに前列の醍醐味。靴までも歴戦を物語ってましたか。なんだかとても素敵なエピソードです。
白井さんが吹っ飛ばされたマーさんの頭をなでてた、というのは別の方も指摘されてました。私全然気付かなくて、千秋楽でチェックしたんですよ。本当に撫でてた!と思って嬉しかったです。キジのキャラが可愛すぎますね。アンケートがなかったら気付かない点だったと思います。


『あえてどうでもいいことで気になったのはお美代さんの衣装にピンク系のパンプスという組み合わせが非常に可愛いと思ったことでしょうか(笑)。キジのエンジニアブーツも可愛かったなぁ。足元のチョイスをワリと見てしまう傾向にあるようです。』


足元情報再び。ミニの和服にパンプスって、ずるかったですよね!すっごい可愛かったなあ、確かに。お美代さんは帯も凄く可愛い造詣だった気が・・・するんですが気のせいかも。ブーツとか、あの辺の細かいところでのちょっと崩したセンスって素敵。


『黒桃維新隊・松尾さんのヘアーが気になりました。素敵なまだらヘアー。』


松尾さんの髪の色と柄、連日違ったみたいですね。最初の頃はシンプルな黒にちょっとピンクのメッシュが入ってる風な感じだった気が。色が頭の右と左で真っ二つとかもありましたっけ?記憶が定かではないのですが。あの辺の遊び心も楽しかったなあ。


チーモン2人の細かい演技

あべさんの表情

桃太郎の上着(?)の裏地がゼブラ柄だったこと李太郎の上着の柄もそんな感じだから、お揃いにしてたらなんかいいな、と妄想してました』


羽織の柄!それは気付きませんでした。わー素晴らしい。
確かに確かに、あの「あまのじゃく(byあべさん)」な李太郎が、ひそかに同じ柄〜♪なんて思っていたのだとしたら、ちょっと楽しすぎます。
チーモンの二人の演技は、本当に隙がなくてどっぷり楽しめました。キャラにぴったりはまってて。


『オープニング鬼を倒した後の押見さんのポーズ。池谷さんの衣装の胸元の開き具合。黒桃維新隊のメイク。押見さんの眼鏡の奥のアイライン。少しだけ遅れているキャプテン★ザコのバトンさばき。』


犬さんのオープニングでのあのポーズは私も気になってました。なぜあんな洒落たポーズを(笑)池谷さんのはだけ具合については、非常に個人的な印象ですが某『新選組!』の土方を思い出したとか思い出さないとか(笑)色男があれをやるとかっこいいんです。
アイラインまでは分からなかったので脱帽です。キャプテン★ザコのバトン裁きに至っては、ファンダンゴ放送時になんとしてもチェックしなくては、と決めました。


『意外と書いてる人を見ない赤鬼さんについて。私、初日は前から2列目でじっくり観まして、えらい近くで注目できたのですが、大江さんの赤鬼がずーっと髪をいじくって伏し目がちでいる顔を、最初は笑い半分に見ていたのに、次第に女に見えてきてなりませんでした。途中から、私負けてるかもしれない、と思い始め、しまいには、普通にかわいいんじゃないの!?くらいの感想を抱いていたのですが、あれは錯覚だったのでしょうか(笑)』


個人的意見を言わせていただくなら、錯覚ではないと思います(笑)
いやほんとに、普通に可愛くなかったですか?キジさんに「米倉 涼子気取りやがって」くらいのことを言われてるのを見て、「あー確かに米倉っぽいかもー」とちょっと納得するくらいには、可愛く見えてました私も(笑)顔とか髪型とかよりも、あれは多分仕草の勝利ではないかと。髪の毛の先を弄るのとか、常に内股キープとか、ちょっと丸っこい体型もむしろ豊満な包容力をかもし出していたかもしれない。何を言っているんだ私は。



Question 9 その他、何かございましたら。


ここでは私自身へのご意見ご感想もいただきまして、本当にありがとうございます。
それとは別に舞台に関することを言及していただいた点について、並べさせていただきます。


『オープニングが素晴しかった。キャストがずるい。よく考えると「桃から生まれた」って凄くシュールですね。』


言われてみれば確かにシュールかもです(笑)
オープニングは本当に素敵でした。池谷さんがばーんと出てきた瞬間のあの華やかさったら!
あべさんが最後に真打登場とばかりに出てくるときのポーズもかっこよかったなあ。


『もう1度見たかった…』


お気持ちお察しいたします!これはやっぱり再演していただかないと。


『もう全てが好きでした。キャラもホントは皆好きだし(Q5は厳選した結果)細部に至るまでかなり集中して観てました。そして李太郎が愛(イト)しすぎます!彼に大ハマリです。幸せになって欲しかった…!』


李太郎人気は凄い。李太郎に感情移入している方がかなり多かったようです。悪役にこれほどまでに魅力を感じるのは久々でした。あの役をあのあべさんが演じてくれた奇跡。


『5回見に行ったにもかかわらず、毎回アドリブが変わっている部分もあり本当に楽しめました。やはり見所である殺陣は素晴らしかったと思います。あとはオープニングもポップな感じでよかったです。何度も見に行くとハプニングも出くわしたりして少し得した気分になりました。1回目に見に行った時、最後のシーンで桃千代が犬に当てるであろう投げた桃がコースを少しずれて私に向かって飛んできたのが1番のハプニングでした。』


そのハプニングがあった公演、私も見に行ってました(笑)押見さんの「予算がないので桃は返してください」という卒の無い挨拶に笑った記憶があります。
ハプニングも生観劇の醍醐味ですね。


『「舞台を観る」というよりも、異空間にすぽりとはまり込み、その空間の一部になってしまったような感じでした。池谷さんは桃太郎でありそれ以外では在りえない世界、李太郎も然り、犬も猿も雉も誰もが、そのもの以外には在りえない世界。その世界で実際におこっている・おこった出来事を一緒になって体感している、そんな感覚でした。それは空気のような存在で、でも、誰かの心の変化や気持ちがびりびりと伝わってきてその誰かと同化するような、意思を持った空気というか、なんというか。その時その時で生まれ、ぶつかり合う感情を感じて、どちらか一方だけに同化するわけでもなく、また、混沌とするわけでもなく、ただ、ぶつかり合う感情を受けいれながら時間(物語)が過ぎていく。こんな感覚は初めてでした。こんな感覚になるっていうことは、演じている皆さんが誰一人ズレる事無く、同じ世界をつくりあげていたからなのでしょうね。などと思っております。』


「ずれることなく同じ世界を作る」という点が、例えば楽屋裏ブログなんかで公演期間中にたびたび見られた「みんなが同じ方向を見始めた」とか、あのあたりに繋がるのではないか、と、こちらを読ませていただきながら考えました。
舞台裏のことは、当然ながら私達観客には知る由も無いのですが、裏でどれだけの労と努力と困難を積み重ねてあれだけの芝居に辿りついたのか、そこに至るまでにどれだけの犠牲を出演者の皆さんが払ってきたのかを考えると、気が遠くなるような気がしますし、同時にそこまで尽力して初めて、これだけのものが作り上げられるのだな、と納得するしかないです。
良い脚本と良い演出と良い演者さんが揃ったという以上に、良いものが出来上がる大きな流れみたいなものが、公演中ずっとあったのかな、と勝手に想像しています。千秋楽での演者さんの涙、お客さんの涙、スタッフさんもみんな泣いてた、なんて話を聞くにつけ、多分あの班にはそうなるだけの下地があって、実際そうなるだけの波がきていて、それを引き寄せたのが関わった人たちの尽力であり犠牲であるのかな、と。
なんだか夢のような10日間だったなあ、と思うのです。私自身が熱に浮かされたみたいにお祭り状態だったのも大いにあるのですが(笑)、初日の衝撃といい、途中の見るたびに新たな感動が積もっていく感覚といい、千秋楽の素晴らしい出来といい、すごい日々だったなあ、と大袈裟でなく思います。


『回数を重ねるごとに誰視線で舞台を観るか変わる舞台だったことが印象的です。それだけ一人一人の役どころがバランス良く重かったのかと。もう何回か観たらまた違った感想が生まれたんじゃないかと。桃太郎、犬、李太郎を追うのに必死で終わってしまった感じですが、個人的にはお爺さん視線でも言及出来そうです。キジの言葉を借りると「ジジィいいやつ」の一言で表せそうですが、お爺さんのキャパシティの広さが物語の始まりであり…といろいろ考えてしまうというか。結論としては「どのキャラクターも深い」でしょうか。』


確かに、言われてみますとお爺さんて大いに重要なファクターですね。これを拝見するまであまり考えたことなかったです。考えてみれば、桃太郎と李太郎の決定的な違いって、お爺さん(とお婆さん)の存在の有無、という気がしないでもない。李太郎がお爺さんに拾われていて、桃太郎が一人で生きていくことになったら、まったく逆の立場になっていてもおかしくないように、思えますね、確かに。
ひとつひとつのキャラクターが手抜きなくしっかり実を持って作られているというのがこのお芝居の強力な武器の一つだと改めて思いました。もちろん、その役にしっかりと演技を乗せて説得力を持たせられる演者の皆さんあってのことだとは思いますが、逆にそうして演技を乗せられるキャラクターというか脚本が凄いというのもあるのかな、と。


『ほんと、面白くて、千秋楽が合宿中だったのが今でも悔しいです。(合宿のせいでもう一回行きたかったけど行けなかったし。)絶対再演して欲しいです。』


絶対再演希望!ですね。もちろんファンダンゴTVでの放送もありがたいのですが、生だからこそ伝わるものって絶対にあると思うので、あれだけのお芝居だったら、やっぱり改めて生で見たいと思ってしまいます。


『私は最終日に行ったんですが、もっと早く行っていたらきっと足しげく通う羽目になっていたと思っています。』


それを体言した自信があります(笑)でも千秋楽は素晴らしい舞台でした。


『「THE MOMO-TARO」本当に素敵な舞台でしたよね!何度も見たくなってしまう魅力がありました。初日は友人と参加したのですが、どうしても初日だけでは我慢ならず1人で足を運んでしまったほどどっぷりはまってしまい、未だにあの舞台から抜け出せずにいます・・・笑。』


この「どうしても我慢ならず」という気持ちが、痛いほど分かってしまうのです。いてもたってもいられない、みたいな。本当になんだったんだろう、あの衝動。



以上です。
もちろん掲載されていない回答も、本当に素敵なものばかりで、勢いで企画してみてよかったーとしみじみ思いました。全て拝見させていただけたのは発起人の特権、ということで。
アンケートの項目、結構迷いました。基本聞きたがりの私なので、もっとあれもこれも項目追加したいなーというのもあったのですが、あんまり多すぎても冷めてしまいそうなので、絞り込んでこの項目となりました。
本当に楽しくて楽しくて、アンケートが届くたびにうわあうわあとばかみたいにはしゃぎながら拝読しまして、激しく共感したり、そういう視点もありか!と衝撃だったり、充実しまくりの日々でした。
ご協力本当にありがとうございました。こんな良い作品に出会えたことに感謝しつつ、再演を心待ちにしていたいと思います。
まずはファンダンゴTVでの放送かな。テレビの前で正座して見させていただきたいところ(笑)