箱雑記ブログ

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ロックロックこんにちは!in仙台(1日目)

去年に引き続き、今年もやってきましたロックロックin仙台。2日間行きたい気持ちは山々だけれど、色々あって1日目だけ参戦です。
岩をも通す一念にて一般でゲットしたチケットであるため、去年にも増して遅い整理番号でまったり入っていきましたが、本当にZeppSendaiは後ろで見てても何のストレスもないほどに狭い箱です。実に快適。
スピッツ主催のロックロックにPE'Zがいて、私が客席に居ないなんて嘘だろう、という勝手な思いとともに、去年も一緒だった友人と、姉とで見に行ってきました。開演までスクリーンにて2日間の出演者のPVが流れてまして、それを楽しく見ていたわけですが、改めて見ても「群青」のPVのあざといコンセプトにまんまとやられている自分を腹立たしく思うのです(笑)以下感想。



木村カエラ
生で見るのは2度目。全開はJ-WAVEのライブでだったので、広い会場の一番後ろの方から見ていたのですが、今回はZepp Sendaiってことで、後ろから見ててもよく見える。可愛すぎ細すぎで驚愕でした。なんだあの可愛さは!
ファニーな印象なのに、意外と声が高くないところがまたかっこよくていいなあ。とにかく全編通してキュートでキュートで見てて口ぽかーんとしてしまうくらいだったのでした。
1曲歌い終わると、「ありがと」と呟くのですが、それがまたえらい可愛くて、ずるいずるい、と思って見てました(笑)


・ジン
恥ずかしながら存じ上げなかったバンドさん。女性ボーカルさんでした。
わりと激しい曲で、激しいアクトで、独特の雰囲気。迫力もあるけれど、ちょっとだけついていけないでいた部分もあった気が。私がもう若くないということだろうか。嫌だなそれは。


・PE'Z
スピッツのイベントにPE'Z!ということで、後ろの方から大はしゃぎで見てました。アウェイでの彼らを見るのが楽しみだったというのもあります。どんなセットリストでくるのかなーと思ってたのですが、ふたを開けてみたら、なんともらしい勢い重視の8曲で、嬉しくなってしまった。ものすごく楽しかったー!
今年のツアーではほとんど「起きて寝る」の曲しか聴いていなかったので、2曲目のドンブラゴーが新鮮で大喜び。起きて寝るの曲も、好きなものばっかりで、でもバラードは1曲だけ、あとは攻撃あるのみ!みたいなシンプル且つ豪快且つ明快なコンセプトが嬉しすぎました。本当にPE'Zらしい・・・(笑)
1曲目から明らかにテンポ速くて大笑い。走る走る。狼少年の速さったらなかったです。さらば愛しきストレンジャーも速過ぎたー(笑)
私は自分が勝手に盛り上がって見ていたので、ほかのお客さん、要するにスピッツ目当てのお客さんがどんな反応なのかな、と気にはなっていつつもよく分からなかったのですが、「最後の曲です」と大山リーダーが言ったとき、お客さんから「ええー」という声が結構上がったのを聞いて、無性に嬉しかったです。単に全8曲とは思えないくらい終わるのが早かった、というだけかもしれませんが(笑)
珍しく門田さんが不調というか音が安定してなくて、その分というかなんというか、大山リーダーが後半ぐいぐい調子があがって最後の3曲くらいは抜群にいい音!と思えて、それが嬉しかったなあ。リズム隊の音が小さめに聴こえたのは、場所なのか音響なのか本人なのかは当然分かりませんが、それだけ惜しかった。航さんのドラムが相変わらず、というかあの人はイマイチという印象を受けることがほとんどないのですが、やっぱり抜群に華やかでかっこいい。ヒイズミさんは最初の2曲くらい勢い重視で音とか豪快にかっ飛ばしてて(いつものことと言えばいつものことか。笑)笑ってしまったのだけれど、途中から勢いはそのまま音が安定してきて、すごく良かった!
「ハナフブキ」で、ここでも見事に扇で客を煽るヒイズミさんに大喜びの我々でした。本当に、あれでどうやって弾いてるんだあの人(笑)


スピッツ
本命スピッツを生で聴くのは、多分去年のロックロック以来でした。新旧のふり幅の広いセットリストで、やってくれるなあと嬉しくなりっぱなし。夏にいつも聴けるカバーがなかったのはちょっとだけ残念だったけど、終わってしばらくしてご飯食べながら「そういえばカバーやらなかったね」くらいのものです。
古い歌が全部お気に入りの歌で、「胸に咲いた黄色い花」とかやばいよー大好きだよー。「うめぼし」に至ってはずるいと思うくらいだったよー。
毎度スピッツを生で聴くときは何故か泣いてしまう私ですが、始まって何曲か聴いて、すごく満たされて泣くって感じじゃないなーと思って油断していたところ、「群青」で撃沈しました。
視聴で聴いたときから大好きな曲だったのですが、泣くような曲だとは思ってなかったのです。スピッツを聴くときって、歌詞について自分なりに納得の出来る解釈を常に探しながら聴いているのですが、CDで何回と聴いていたのに、生で1回聴いた瞬間に、「ああ、こういうことか」と歌詞についてものすごく納得するというか、気付くというかひらめくというか、すとんと腑に落ちる瞬間というのがたまにあるのです。それはもちろんスピッツに限らないのですが、今回それが久々に起こって、「あ、そうかこういうことだったのか」と唐突にものすごく腑に落ちて、その気付きの瞬間から号泣です。気付いた瞬間にものすごく自分の奥の奥の方まで歌が何の障害もなく届いてしまって、そりゃ泣くわ、という(笑)
CDでは上手くつかめないものが、生で聴いて初めて伝わってくる、その生歌が持つパワーの凄まじさというか、大いなる説得力に、感動するより他にないわ、という状態でした。生歌にしか持ち得ない説得力を、久々に経験しました。これがあるから、生ライブは絶対に捨てられないんだなあ。
一緒に聞いていた姉も、後で飲みながら「生で『群青』聴いたら想像してたよりずっとよかった」と言っていたので、そういうことなのかな、と。
「俺のすべて」でタンバリンを持つマサムネくんも久々に見れて、感無量、というところでした。やっぱりスピッツは素晴らしく良いです。


そういえば、最初の方のMCで、マサムネくんが「みんなPE'Zで燃え尽きてない?」なんて言っていたのが、スピッツファンでありPE'Zファンである私は嬉しくて飛び上がるくらいでした。マサムネくんにそこまで言ってもらえたら、本望ですよ!


ああ楽しかった!と今年もまた胸いっぱいでZeppを後にしました。その後、友人とは別れて、姉と仙台豚だっけ?の居酒屋で美味しい串焼きに舌鼓。姉はPE'Zの最近の「臆面もなく直球ドストレートのメロディアス曲」が恥ずかしい、とのことでしたが(姉が大人だからだと妹は思った)、私はそのPE'Zの臆面も無くストレートを狙ってくる感じが実は嫌いじゃないんだよね、なんて話をしてました。