箱雑記ブログ

色々まとめています

バトラーツジュニア

こんなに早い段階で、ライスとしずるの雌雄を決してしまうなんて、もったいない!というわけで、見てきましたバトラーツジュニア。本当に行ってよかったです。大満足。MCというかリングアナはガリットチュウ。
以下に対決の流れと、相変わらず楽しすぎる熊谷さんの呼び込み文句を簡単に(笑)対決名、うろ覚えなので正確ではないです。(正確なところがお分かりになる方いらっしゃいましたらご一報を)



ネタ時間は3分、それを過ぎると強制暗転(何秒過ぎたらかを忘れてしまいました)
お客さんがひとつのバトルにつき3名審査員として、赤と青の札を持っている。どちらか面白かったと思う方の色の札を上げて判定。


※以下は一部以外はタイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの


[凸凹対決]山田カントリーvsエリートヤンキー
熊谷「背の高い奴と低い奴のコンビ。吉本の若手には2組もいらないんだ」
 山田カントリー:(漫才)ロマンチックなデート
 エリートヤンキー:(漫才)エクソシスト
→3-0でエリートヤンキー勝利
罰ゲームは「福島さんのケツキックを受ける」。ここは山田くんだろう、ということで、ツッコミの山田さんがケツキックを。見ているだけで相当の衝撃でしたが、ご本人は痛さのあまり泣きべそをかいてしまう(笑)浅井さんが自分のTシャツで山田さんの顔をすっぽり覆って隠したまま退場。


エリートヤンキーのネタは初めて見るネタだったのですが、3分でまとめる用に作ったんじゃないかってくらい、自由で楽しい漫才になってました。ネタ中、とにかく橘さんは西島さんにひっぱたかれまくりだったため、罰ゲームでもないのに罰ゲーム状態という(笑)しかしツッコミがツッコミのフレーズで笑いを取れるというのは本当に素敵です。橘さんの出来るツッコミぶりはいつ見てもどれだけ見ても気持ちいい。あと、西島さんはコントなどに入ったりしない限り淡々とした表情なので、それがネタ中に崩れる瞬間がとても好きです。マイホームでうきうきしてる様然り(笑)


[女子対決]少年少女vs西村ステッキ
熊谷「男より女の方がすべりたくないんだ」「滑ったら、涙が出ちゃう、女の子だもん」
 少年少女:(コント)OLのランチ
 西村ステッキ:(コント)ファミレス
→3-0で少年少女勝利
罰ゲームは、街で見かけるサンドイッチマン(広告を体をはさむようにしている人)の格好で新宿駅まで帰る。
女子の方が大変な罰ゲームを思いついている気がする(笑)熊谷さんの言うとおり、そんじょそこらの女子とは度胸が違うのかもしれません。


基本的にどちらもふんわりととぼけた空気のコントをする人たちなので、見ていてふわふわする時間。少年少女はさすがです。毎度いい感じのラインをなぞられて嬉しくなってしまう。あと、阿部さんはネタ中はとっても淡白な印象なのに、ネタ後に話し始めるとものすごく男前な話し方をするので、それが見ていて楽しい(笑)


[人外対決]暗黒天使vs昼メシくん
熊谷「小梅 太夫さん、あんたまだ人間だからいいじゃない」*1
 暗黒天使:ワッフルの差し入れ
 昼メシくん:こなきじじいが合コンへいったら
→3-0で昼メシくん勝利
罰ゲームは、暗黒天使女史のすっぴんをエンディングで披露、というもの。ちなみに昼メシくんが罰ゲームの場合は「1ヶ月髪の毛を伸ばす」というものだったそうです。ちょっと見てみたい。
しかし昼メシくんのネタの一貫性のない不思議ぶりはなんだろう(笑)妙に笑ってしまいました。


[シュール対決]しずるvsライス
熊谷「東京吉本には古くからシュール枠があります。カリカ、犬の心、など」「今、シュールの世界が大きく変わろうとしている」「勝った方は言うでしょう。『ラーメンズさん、飲みに行きましょう』」
 しずる:(コント)挨拶*2
 ライス:(コント)オールナイトニッポン*3
→2-1でしずる勝利
罰ゲームは、代々木公園で路上ライブ。シュールど真ん中なのに路上ライブ。
ただ、結果が出た瞬間からここだけおかしなことになっていて、負けた方が「伝わらなかった!」と喜び、勝った方が顔をしかめて悔しがる、という・・・シュール(笑)
村上「一番悔しかったのが、なんで緑が上がらなかったかなって」
熊谷「シュール!」
関町「今更シュール気取っても遅いよ!」
罰ゲームについても、
村上「やるのは俺と関町です」
福島「シュール!」
熊谷「しずスってこと?」
しずる+ライス=しずス、らしいです。熊谷さんの中では。


新ネタ対決だったそうで。どちらも本当に甲乙付け難い面白さで、行ってよかったーと大満足です。また二組ともシュール対決とか言われながら、ネタのタイプが全然違うテイストなのが面白いなあ。今回は、結果的にはどちらかと言うと若干伝わりやすかったのがしずるだったのかもね、というだけの話で、自分が審査員をしていたら絶対にどちらかに判定なんて出来ませんでした。
しずるは挨拶としか言えないネタ、どう説明したらいいものか(笑)多分3分ちょっとの中でまともな単語すら口にしていないような代物で、私はこれ、大好きでした。途中からの片方が倒れたあたりの感じが楽しくて楽しくて。何が良かったとか、ネタの性質上言葉で言い表せなくてもどかしい。ああやってみると、やっぱり池田さんは本当に上手いなあ。内容ももちろんなのですが、オチがまた秀逸過ぎる。あと、前半での村上さんの無駄に個性の強い表情で笑ってしまった(笑)目力なのか何なのか。
ライスの方は、タイプは全然違うのにやっぱり口では説明できないネタ。不条理で予測がつかない展開、というかあれは展開と呼んでいいものかどうか(笑)出だしのあの感じも「何が起きるんだろ?」みたいなこちらのわくわくそわそわをそそるし、それをいい意味で覆す展開には本当にまいった。「鼻をかんだらイチゴが出てきてそれを無表情で食べる」関町さんには参った。あんな不条理ものを躊躇しないでやってるところが凄い。
ライブ終わってから、一緒に見ていたお友達が「ずっと見てたかった」と言ってましたが、まさに。シュール対決のあの時間だけもっといっぱいあってもよかった(笑)素敵な時間でした。対戦後のやりとりもまた可笑しかったので。とりあえず、代々木公園の路上ライブが行われる際はぜひ告知をしていただきたいな、と思った次第です。


ちなみにエンディングでは、罰ゲームとして暗黒天使のすっぴんが披露されました。実際に見たすっぴんは、普通に可愛らしくて実年齢よりはるかに若く見えて羨ましい限り(笑)西島さんが「罰ゲームになってないじゃないですか!」と笑っていたくらいです。

*1:どゆこと?

*2:としか言えない。どう表現したらいいのか。

*3:これもこれでいいのかどうか。