箱雑記ブログ

色々まとめています

Bコース・ポテト少年団・グランジライブ

少し遅くなりましたが、とても面白いライブだったので感想だけでも残しておきたい、ということで。
やっぱり8時開演の時間設定は勤め人にはありがたい。ライブの終わる時間が遅くなるのはなんとかなっても、ライブが始まる時間が早いとどうにもならないので。とはいえ、遠くからくるお客さんや門限があったりする若いお嬢さん方にとっては、あまり優しくないんだろうな、とも思うわけで、難しいのかも。私も実家住まいだった頃は、休日の昼にライブやってくれればいいのに!といつも思ってたような記憶が。

[オープニング]
[ネタ]
グランジ:ドラムのスティックがあたった娘
ポテト少年団:靴を買いたい
Bコース:手品
[シャッフルコント]
エントリーNo.1(タケト/菊地/遠山):不満サークル
エントリーNo.2(ハブ/内藤/佐藤):南極物語
エントリーNo.3(ナベ/中谷/五明):キャッツアイ
[漫才]全員で漫才
[エンドトーク]

年に1回開催しているらしい?このトリオ3組のライブ、私が足を運ぶのは初めてでした。だから、前に見た30分漫才みたいにそれぞれのネタがいっぱい見られるだけのライブだと思ってたら、シャッフルコントまで見られると分かって、ものすごいお得感でいっぱい(笑)しかもそれぞれがちゃんとカラーがあって面白くて、本当に隅々まで楽しかったです。
シャッフルコントの組み合わせは、それぞれのトリオの立ち位置が同じ人同士が組んだそうで、なるほどそれでこの不思議な組み合わせになったのかと納得。


とりあえずオープニングで全員が出てきた、と思いきや、ハブさんの代わりに別の人(ごめんなさい分かりませんでした)が、中谷さんの代わりにジューシーズ赤羽さんが、遠山さんの代わりにライス関町さんが出てくる、という小ネタが(笑)
ハブさんと中谷さんは案外あっさり本人が出てきて「じゃあお前誰だよ」という展開になってたのですが、遠山さんだけは本人登場しても「誰?」扱いされ、自分が遠山だと主張するために渾身の自己紹介ギャグ*1を何度も披露するもウケず(笑)「本当に遠山だったらいつもウケるもん」と相方二人に一刀両断され、そのままオープニングが終わる、という(笑)美味しいなあ遠山さん。


No.1は、ツッコミ二人を擁してしまった贅沢なトリオ(笑)タケトさんがツッコミに徹して、菊地さんと遠山さんがボケ倒すという、非常に新鮮な仕上がりでとっても楽しかった!菊地さんが、イキイキというよりはっちゃけてボケ役になっている様がとっても素敵でした(笑)無駄にアドリブで動きを取り込んでは、要所でボケ二人が合わせて笑わせて、遠山さんは目を見張るほど汗だくに(笑)
不満サークルという、不満を言い合うサークルにタケトさんを勧誘する、というものでしたが、不満サークルに関係あるのか、二人とも白シャツ黒パンツで胸元開けて妙にかっこつけて終始動いているという。遠山さんに至っては、サングラスまであしらって胡散臭さとウザさ極まる仕上がりでした(笑)
菊地さん発の電車に関わる不満がかなり細かくて、でも凄く分かる不満で笑い、対する遠山さんは誰もが共感できそうで共感できない絶妙のラインをなぞってくるのがまた可笑しい。「レンタル落ちのCDについてるシールが上手くはがせない」とか、分かるような気もするけど!という(笑)


No.2は、メンバーからして無法地帯の匂い炸裂のこのトリオ。フタをあけてみれば案の定の無法地帯ぶり(主にボケ役二人が)で、これはこれでかなり楽しかった(笑)
南極探検隊に扮した大さんが、犬たちを置いて一度撤退し、再び戻ってきてタロウとジロウと感動の再開と思いきや、というオムニバスコントだったのですが、とにかく内藤さんが自由すぎて、ハブさんがやりすぎて、大さんは相変わらず明らかにツッコミではないツッコミだし、なかなか見られない世界でした。まだ内藤さんは犬らしいことするけど、ハブさんはもはや犬ですらなかったし(笑)


No.3は、やったもの勝ちのキャッツアイネタ(笑)3人が出てくる前にキャッツアイのテーマソングがかかっただけで、何事が起きるかある程度の予想ができてそれだけで爆笑。出てきた3人を見てさらに爆笑、という(笑)それなりに中年になったキャッツアイ達が、生活に刺激を求めて再び活動を再開、という話なのですが、とにかく五明さんがずるい!あの巨体で愛(末っ子)役とかずるい!(笑)ナベさんも中谷さんも相当ずるい仕上がりなのですが、そういう意味では五明さんはダントツです。本当にこの人は何やってても面白くなるからいい。
結局、コントというよりそれぞれチャレンジをして成功しなかったら「年を取って衰えたみたいだからこれ飲んで若返って!」でセンブリ茶、という企画だったのですが、結局成功してもセンブリ茶だったため、全員がセンブリ茶を飲んでました。何でもありです。


全員での漫才は圧巻!スタンドマイクが1つのところ、9人が横一列に全員が並ぶ様だけでも壮観なのに、その中でツッコミは菊地さん一人。あとは全員、かぶせボケを8回やっていくという凄い漫才になってました。面白かったー!
なんでも、「全員あべこうじスタイル*2でいこう」と決めたのに、内藤さんだけがジーンズを持ってこなかったという(笑)内藤さんはチェックのパンツ姿で、ジーンズを持ってこなかった理由が「クローゼットが暗かった」というのがすごい(笑)
ポテト少年団金八先生のネタを9人でやったりする。Bコースのギャグを8人全員がそろえる様は本当に絶景(笑)最終的に、『贈る言葉』を全員で絶唱。本当に面白かった!
ちなみに菊地さんはこの漫才では紫のメガホンを使っていたのですが、理由は「冠位十二階で最も位の高い色だから」だそう(笑)何そのそれっぽいけど全然意味が分からない理由。


エンディングもだいぶ長く話していて、ポテト少年団がネタで使う変な目のメガネ、全員漫才でも使っていたのですが五明さんがかけるとお客さんが爆笑(笑)
さらにきりっとした目のメガネについては、遠山さんがかけると違和感がない、と(笑)
さらにさらに、もう一つ、やけにつぶらな瞳のメガネを大さんがかけるとこれまた爆笑。グランジ3人がそれぞれのメガネをかけて漫才をやる様は涙出るほど爆笑できる絵でした(笑)他の6人が口々に「グランジ売れるよ!」と大はしゃぎするほど。
他にも色々話していたのですが、とにかくこのメガネトリオのインパクトが強烈過ぎて、他を何も覚えていません(笑)
あとはそうだ、キャッツアイのコントで五明さんが乗っていた自転車が遠山さんのもので、前の日に五明さんが乗って自宅まで帰ったらしいのですが、自転車のサイズと五明さんのサイズがあまりにもあわないため、行く先々で警察の人に怪しまれ、自宅に帰るまでに「九段下→市ヶ谷→信濃町」と順番に職務質問につかまったらしい(笑)ミラクル。


そんなところでしょうか。
本当に楽しい2時間で、大満足でした。ユニット好きとしても嬉しい驚きだったし、全員漫才が見られただけで、来た甲斐があったなあ、と。
また来年もやるのかな?もしやるのだとしたら、ぜひまた足を運びたいです。

*1:手を1回叩いてから歌舞伎っぽいポーズと共に「とぉ〜やま!」

*2:白シャツにジーンズにネクタイ姿。