箱雑記ブログ

色々まとめています

東京吉本コントショー 春の大増量3HSP

コントショー、久々です。コントショーは基本的に時間制限なくそれぞれの勝負ネタをたっぷり見られるという印象があるので、見にいけると嬉しいです。以下ざっくり。


※以下はおおよそタイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
セブンbyセブンレンタルビデオ屋のバイト
若月:オタクとヤンキー
ゆったり感:ジーンズのウォッシュ加工
えんにち:火曜ベストテン
エリートヤンキー:待ち合わせ
シューレスジョー:犬と男
ジャンピングニー:携帯ショップ
大西ライオン:遭難
平成ノブシコブシ徳井:カマキリのメス
ミルククラウン固定観念をぶっとばせ
LLRクローズアップ現代「帽子」
イシバシハザマ:ギターのまた貸し
カナリア:組長と幹部(単独でタイトル見たのに忘れてしまいました・・・)
アームストロング:飲酒運転撲滅キャンペーン
ピース:6年ぶりに友人と会う
鎌鼬:高級ブランド品買取の店にて
椿鬼奴:お悩み相談室
増谷キートン:つくしんぼうトークのしらべ
チョコレートプラネット:紀元前
ライス:2時間のネタを3分に
しずる:猫の交尾*1
ノンスモーキン:仕返しの喧嘩
ハイキングウォーキング:スーツ専門店
ガリットチュウ:合同コンパ2007
犬の心:兄と弟
Bコース:プーさん危機一髪
パンクブーブー:山さんの最期

何しろ前日のいろもんに引き続き、ノブシコブシが徳井さんのみでのコントという前代未聞の事態(笑)キワモノ演芸のようなネタをされたらどうしようと違った意味で心配してたのですが、あれに比べればソフトだったものの、キワモノと言われればキワモノと言えなくもないという感じの・・・とりあえず凄いコントでした。メスカマキリの擬人化。「東京の土は偽物だ」とか、なんでこの人の言うことは、危ないラインであると同時にどこか文学的なのか(笑)
徳井さんのイってる人ぶりは、絶妙のラインを見事に沿っているのだなあ、ということを再認識しました。貴重なものを見られたという印象。なんだか異様に面白かった・・・(笑)


好きだったのはライス。ライスは本当に、見るたびに見たことないネタなのに、どれもちゃんと抜群に面白い。それがなんだかとても悔しくなるほどに、面白い(笑)
特別なことはしていないように見えるのに、どこか一つ普通と違うボタンの付け方をしていて、気が付けばコントそのものがいい感じに斜めになって、おかしいよ、という仕上がりになっている印象。良く出来てるなあ、といつも思います。本当に面白い。ネタ作ってるのは田所さんの方ですよね。すごいわ。でも細かくて且つふり幅の広い演技が上手なのは関町さんの方だと、この日は思いました。それにしても二人とも上手いなあと感心しましたが。
ライスが面白いとなぜか悔しい気分になるのは、やっぱり関町さんのキャラクター故だろうか(笑)


しずるは、先日の新人計画でも見たネタ。ほとんど動きのないネタだったせいか、大きめのホールではちょっと映えなかったのかな、というのは明らかに贔屓目だろうなあ。個人的にはかなり好きなネタではありますが、がつんとくるには若干弱いかな、というのは新人計画のときにも思ったことでした。


意外なところで好感触だったのがエリートヤンキーで、コントを見るのは初めてだったのですが、新鮮さや意外さも手伝ってか、無性に楽しかったです。
本来ならば完全にツッコミであるはずの橘さんが、徹頭徹尾ウザイキャラとなって日常会話においてしょーもないボケやツッコミを西島さんに促し、嫌がられるというだけのコントだったのですが、橘さんが基本的に上手すぎる(笑)それはそれはウザイんですよ!西島さんが「いつもウザイけどひときわウザイわ」と吐き捨てる様が非常にリアルに思えました(笑)
一切ボケずにただ苛々と苦笑いをするだけの西島さんも新鮮でしたが、橘さんの突き抜けたコントぶりが好きだったなあ。個人的にはなぜかとても楽しかったです。見るたびにエリートヤンキーはお気に入り度が増していく。
そういえばゆったり感もなかなかくだらないコントで面白かったし、9期生、頑張ってるなあ(笑)


犬の心は、どこかで見たことあるような気がするのですが思い出せない・・・。池谷さんが表情ひとつ変えずにさくさく押見さんを切って捨てていく様がとてもいいです。最近の犬の心はいいネタがいっぱいあるから、そういう意味では控えめな印象だった気がしますが、それは多分見ている私の方が贅沢になっているのだと思います(笑)


カナリアは先日の単独からのコント。これも好きだったなあそういえば。ボンさんがずるいずるすぎる(笑)あのボンさんの脱力感溢れる一発ギャグの数々を支えるのが、安達さんの真剣勝負演技なのですね。あの無駄すぎる気迫とドラマ性(笑)ギャップの凄まじさったらない。


ピースのコントは無条件に好きなのですが、しかし綾部さんの胡散臭いキャラクターは日々磨きがかかっているような気がしてしょうがない。面白いなあ、又吉さん突っ込んでるもんなあ(笑)ただ、私は又吉さんが作るお話性の高いコントがとにかく好きでたまらないので、出来ればあの、戦時中のアメリカ兵と日本の少年のコントのような、あんなコントを見る機会がもっと欲しいなーと思ったりしました。これも贅沢な言い分ですが。


アームストロングの罪のない替え歌ネタはすごく楽しかった(笑)いつかカラオケに行ったら歌ってみたいくらい。
ノンスモーキンは、私あまりノンスモ運がないのか、何故かなかなかネタを見られないのですが、久々にコント見たら面白かった。やっぱりもうちょっと見てみたいなあ。何しろ私は、あっち向いてホイ大王もけんけんぱ大王も、じゃんけん大王フルバージョンも、見たことがないんですよ!見たい!
大阪からのゲストは鎌鼬でした。こんなに嬉しいことはない!元々大好きなのですが、しかしなぜわざわざこのネタを(笑)嫌いじゃなかったのですが、見ている側が戸惑いを隠しきれない感じだったのが可笑しかった(笑)
ガリットチュウがなかなか怖くて好きなネタでした。こっちの怖さは平気だった。下ネタもある程度平気でホラーは大好きなのに、流血や監禁・陵辱系はどうにも駄目な私なので、Bコースのネタは、頭では面白いのも分かるんだけど、顔ではうまく笑えず。お笑いって難しい。


この日は普段漫才をよくやるコンビがコントをやっているのも多く見ることが出来ましたが、コントにしろ漫才にしろ、実は専門職の色が強いのだろうか、と思ったのは先日のコントBATLLEの時と同じくでした。もちろん私はコントも漫才もやってみたことがないので分かりませんが、作る側からしたら、もしかしたら結構根本から違うものだったりするのだろうか。そのあたりちょっと興味深い。
ともかく、がっつりコントが山ほど見られるコントショーはやっぱり好きなライブです。出来れば2時間くらいでコンパクトにしてくれるといいな、とはちょっと思いましたが、ともあれ楽しかったです。

*1:こんな書き方しか出来ないのが悔しい(笑)