吉本漫才BATTLE GROUP2
行ってきました。前回の漫才BATTLEは足を運べなかったので、今回が初。
以下、感想をざっくり。
※以下はおおよそタイトルではなくネタ概要を勝手に書き出したもの
MC：ポテト少年団
[予選]
1.イシバシハザマ：子供心にあふれた遊び
2.セブンbyセブン：ナハドナルド
3.えんにち：紙芝居、ニュースキャスター
4.ジャンピングニー：イメージビデオ
5.アームストロング：ウルトラマンの官能小説
6.バッドボーイズ：泣かせる
7.マキシマムパーパーサム：CMに出たい
8.犬の心：ニュース
9.ミルククラウン：身近な人に恋をする
10.クレオパトラ：コンビニの店員
11.ノンスモーキン：スーパーの店長
12.平成ノブシコブシ：足を踏む
※ロシアンモンキーとラフコンとロールが仕事の都合で欠場となり、代わりにジャンピングニーとクレオパトラが繰り上がり。そのため、今回の降格は4組となる。
上位3組：
1位：119P ノンスモーキン
2位：109P 犬の心
3位：103P ジャンピングニー
[決勝]
1.ジャンピングニー：コンビで暮らす
2.犬の心：金縛り
3.ノンスモーキン：彼女を守る
1位：ノンスモーキン
2位：犬の心
※以上2組は次回GROUP1へ昇格。
GROUP3へ降格→イシバシハザマ/セブンbyセブン/マキシマムパーパーサム/クレオパトラ
ノンスモーキンの指漫才は面白いよ！と今更のことを改めて思い知らされる羽目に。ただ指を使うという点のみが斬新なのだと思っていたので、その同じシチュエーションでいくつもネタを見ても面白いのは、やっぱり指以前にネタそのものが指に合わせてよく出来ているからだろうか、と余計なことを考えるくらい、面白かったです（笑）いや、単純に中尾さんがあのギリギリの目で、指相手に至極真剣に注意したり怒ったりする様が面白いというのもあるんですが（笑）視線が完全に対指目線。しかも前のめり。その隣にいる菊池さんがことさら淡々と冷静に見えるから、そのコントラストがまたいいなあ。
1本目も面白かったけど、何しろ2本目のお尻ネタ（という以外に適当な表現が思いつかない）が抜群でした。あんなの絶対笑うに決まってる（笑）舞台上を走る菊池さんのフォームが、なんていうか、サザエさんのエンディングっぽい走り方というか、どこか牧歌的というか（笑）追いかけられてるのに妙にのほほんとしてるのが目に焼きついてます。ここでも中尾さんは死に物狂いで走っているから、やっぱり対比が素晴らしいんですね。ああ面白かった。次の単独祭りは、ノンスモーキンを予定に入れないと（笑）*1
犬の心のネタが、結構前の名作コントであるニュースのネタの漫才バージョンだったので、うわ！となりました。以前、いつだったかのM-1の予選でやっていたのを見たことがあって、見るのは多分それ以来。
ニュースのコントは大好きで、なんだったら多分私が本格的に犬の心を「やっぱりこの人たちのネタ大好きだ」と確信したきっかけのネタなので、懐かしいわ感慨深いわで、多少落ち着きなく見てしまいました（笑）いいなあ、名作だよなあ。占いのくだりが大好きで大好きで。あと天気予報も、二重に裏切られるのがものすごい爽快です。キングに対してもよく思うことですが、名作はコンスタントにやっていただけると大変嬉しいです見る側としては（笑）
ただ、3分に詰め込んだせいかどうか分かりませんが、多少テンポが速すぎて、面白いはずの台詞がその前の台詞による笑い声でかき消されるという現象が（笑）そんなことを勿体無いと思うくらい、このネタはやっぱり面白いです。欲をいえばコントで見たいんですが、それは本当に欲張りだと思う我ながら（笑）
2本目は最近よく見る犬の心の漫才で、押見さんの言い方じゃん！という（笑）この手の漫才で一番の笑いどころは、もしかしたら池谷さんの超がつくマイペース且つ何気に不遜なその態度ではないだろうかと思った（笑）なぜか漫才に限らずネタ中時の池谷さんは、ものすごく得体が知れない雰囲気になる気がする。それがすごく好きだったりします。
ジャンピングニーって漫才をあまり見たことがなかったのですが、なかなかどうして面白かったです。私はどうやら八木さんの細かい上手さが嫌いじゃないらしい（笑）オカマギャグ「ううん！」（文字で表すのは無理か）が妙にツボにはまります。普段はキヨちゃんの方が元気に前に出て行くところを、このネタでは八木さんにスポットが当たってるところが新鮮だったというのもあるのかな。
「てんびん座でーす」で笑わされるとわかっていても笑ってしまったのが悔しい（笑）
ノブシコブシの漫才を久々に見て、相変わらず枠ぶち壊しぶりが気持ちよかった（笑）オープニングから吉村さんが久々のネタライブにはしゃぎまくりだったそのハイな感じがそのまま漫才に出てたような気が（笑）
ただ、足を踏む様が後ろの席からはほとんど見えなかったので、吉村さんが踏まれてると言うまで気付かなかったのでした。言われてからは想像で補えたのでよかった（笑）徳井さんが暴走するネタで、違和感なかったけどネタでは実は珍しかったのかな。
ノブシコブシのめちゃくちゃさと力技ぶりは、やっぱり見る人を選ぶと思った（笑）
最近見るたびに感心してるのがマキシマムパーパーサムで、ハゲひとつでこんなに展開できるんだ！という発見が多くて嬉しいやら可笑しいやら。捨て身で付け毛をしていた長澤さんにはご愁傷様と・・・（笑）この付け毛による混乱が、恐らくタイムオーバーの一番の原因だと信じて疑いません（笑）でも面白かったから！
あとは、噂に聞いていたけど見る機会のなかったクレオパトラがようやく見られました。と思っていたけど見てみたらどこかで見たことがあることをなんとなーく思い出しました。私の記憶力弱すぎる。落ちちゃったのは残念でしたが、私は楽しんで見ることが出来ました。
細かいところでは、オープニングから結果が出るまでの合間でも、延々ハイテンションで満面の笑顔の吉村さん（笑）
MCの菊地さんに「腕上げてきたね」と言われ、「腕あげてきたよ！」「演技力！声の大きさ！あと笑顔」（笑）
合間でも、U-1に行っていたことについて話を振られた吉村さんが、「なあ押見！」と先輩呼び捨てで何故か押見さんに話をふる吉村さん、それに対して「お互いブログが荒れる同士ね」などと言い出し、爆笑をかっさらう（笑）
吉村さんが終始ご機嫌な中、徳井さんは終始無表情なのがまた不気味で。吉村さんに絡まれた瞬間ローキック一閃には大笑いしました。あのキック、常人の速さではなかったよ！
予選を1位通過と分かった瞬間、喜んでから引っ込むジャンピングニーの素直なリアクションに対し、二人とも無言のまま悠然と袖に引っ込んでいく犬の心も可笑しければ、「じゃんけん大王やっちゃだめ？」と禁じ手を使おうとして止められる中尾さんも可笑しい（笑）ポテ少菊地さんの「じゃんけん大王はコントです！」という学校の先生のような言い聞かせ口調がまた（笑）その間菊池さんは舞台の隅でバックの暗幕と同化したりしている。面白いなあ。見所多いなあ。
時間が限定されているのでさくさく進んでいくのがいいです。4分×2本でも思ったけど、メリハリがあってありがたいのかも。
*1:と思っている人はきっとたくさんいるに違いない。
