箱雑記ブログ

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U-1グランプリ case01『取調室』

千秋楽に行ってきました。よく足運んだなあ我ながら。
以下、コントの内容について感想を。盛大にネタバレしてますので、DVD等映像になった場合にネタバレが嫌だという方はご注意ください。



・説明の下手な男のコント
頭から吉村さんのキャラ立ちまくり。
余談ですが、ブログを更新していたという記録係に対して二度見して「ブログ!?」というベタな反応をするあたりが、ああマギーさんのコントだなあ、としみじみ思ったものです。最近見に行くライブじゃなかなか見られない素直なリアクション(笑)


・オープニング
そういえば、ジョビジョバのときは毎回オープニング映像がこれでもかってくらいかっこよかったなあ、と思い出した。


・取調べ試験のコント
マギーさんの本領発揮(笑)「なんだったら、今でも、すきだよ!?」の言い方とか、本当に細かいところが上手いなあと思う。


・取調べ室専門イメクラのコント
この設定思いついた勝ちのコントですね(笑)これ、多分今回で3本の指に入るくらい好きだったやつです。最高。
佐藤さんの気の弱そうな挙動不審なキャラは奥が深い。なんせ「攻められたい」且つ「女の人はいいです」なのだから。掘り起こせばツッコミどころが山ほど見つかりそうなところをあえて掘り起こさないところがいいです(笑)
あと、徳井さんの見事なフロント店員ぶりが最高に好きでした。全体を通して一番好きな徳井さんのキャラだった(笑)よどみない説明口調の新鮮さもさることながら、「ソフト暴力、拷問ですねー」で笑うところとか、たまらない(笑)


・ヤギさん(マギー)と福田さんの電話
福田さんもさることながら、佐藤さん扮する怪しいプロデューサーが本当に胡散臭くてよかった(笑)


・臭いコント
ベタなコント。でもワカメの存在だけはものすごいシュール。


ロボット刑事のコント
やりたい放題どころじゃない福田さん扮するロボット刑事(笑)


奥さんが自白するコント
これが好きすぎて大変でした。このコントの佐藤さんは最高です!初日からずっと釘付けでした。佐藤さんて素晴らしい。佐藤さんのコメディ演技の絶妙さをとにかく堪能して、もはや佐藤さんの虜です。
対するつぐみさん扮する奥さんと、吉村さん扮する若い刑事との温度差がそれぞれ無駄にあるのも可笑しい(笑)
「すっごい至近距離で見てたのに入れ替わっちゃった」「こっち押さえてたらこっちから出てきた!」「そこまではいいんだけど、そこから先が宇宙だね」等々、今思い出しても笑えてきてしまう佐藤さんの数々(笑)


・ヤギさんと新人AD(つぐみ)→ニューヨークのコント
「(ニューヨークの)イメージが浅いっていうか」というつぐみさん扮するADの台詞が容赦ない(笑)


・新人研修のコント
これも大好きでした。きっとジョビジョバ好きだった人は、明水さんとハセのちょけた若者二人のコントを思い出したに違いない。
3回見たところ、回を追うごとに吉村さんの号泣ぶりがどんどんすごいことになってきて、最終日は吉村さんが声なく号泣してるだけで笑いがおきてました(笑)2月の茶番ライブでも思ったけど、吉村さんて泣き演技がやたらと似合うなあ。
なんといっても八十田さんで、あの緩急がすごすぎる(笑)来ると分かっていても、爆発した瞬間はびくっとなります。で、その後の不可解なツボといい(笑)いいなあ、本当にあの存在感はかっこいい。
あと、どうでもいいことなのですが、徳井さんが着ていたベージュのスーツのサイズがあまりにも大きすぎて、それが終始気になってしょうがなかったです(笑)


平泉成刑事のコント
これはずるい(笑)マギーさんがモノマネ王で声色王なのは知ってたけど、八十田さんまで・・・ずるすぎる。
これのオチがイメクラのコントに繋がるというところも楽しい。みんな延長するんだ・・・(笑)


・一日署長のコント
これ、大好き!(笑)私的に、つぐみさんが一番輝いて見えたコントです。
とにかく綺麗で可愛い人がやるから、妙にリアリティがあるのもいいし、メーターふり切って「うえっす!☆」とやりきってくれるから、遠慮なく笑えるという(笑)
つぐみさんは綺麗過ぎるので、普通に人間くさい人を演じるより、あの自白する不思議な奥さんだったり、「16歳のおおくぼつぐみでっす☆うぇすうぇす☆」とか、どこかリアルじゃない変なキャラをやってる方が、妙にしっくりきます(笑)
ついでに、何故かノリノリで一日署長に付き合う刑事=福田さんが最高です。本当に福田さんは、全体通してずるくないときがなかった(笑)


・ヤギさんと新人AD→タカとユージ
前のコントの流れで、肩で息をして出てくるつぐみさんが(笑)
吉村さんが「カンケイないねっ」とかやってるのがなぜあれほど様になるのかは一度検討の余地があるような気がする(笑)白スーツの無駄な似合いぶりについても。
そういえば以前のカネナリンピックでもノブシコブシはあぶデカネタやってましたけど、あの年代って、世代的に分かる世代なんですかね?私は完全にどんぴしゃでしたが。


盗塁王のコント
これ、3本指に入るくらい好きです。不条理モノにはやっぱり弱い。
一番出演者の多いコントだったのかな?ここでも福田さんはやりたい放題(笑)
全員が世界の盗塁王に熱狂する中、一人完全に取り残された八十田さんがまた哀愁なんですよ(笑)
「二塁だけでは飽き足らず三塁までも盗んだ」「こいつのことだから果敢にホームスチールも狙ってますよ」とか、ジョビジョバでもよく見た会話の妙を感じて楽しい。


・チ○毛のコント
バカ過ぎる(笑)笑うのが悔しかった(笑)
「お前はチ○毛を買いかぶりすぎている!」「お前はチ○毛を甘く見すぎだ!」馬鹿馬鹿しすぎます。


・ダウトを探せのコント
アドリブ要素の強かった(ように見えた)コントだったのですが、初日はそうでもなかった印象。だから初日公演ではそれほど印象に残っていなかったのですが、徐々に遊びが増えて爆笑ポイントになってました。
とにかくここでは吉村さんが「実は松下電器の基礎を作った二人」とか、よくよく考えれば面白いんだけど分かりにくいことを言って客席をぽかーんとさせたりして、絶好調にスベっていたのが印象的(笑)千秋楽は、不意に振られて放送事故かってくらい何も言えず、パスをするという事態に(笑)
逆に徳井さんはマイペースを保っていて見事としか言い様がない。
18日は、
「机の引き出しから吉永小百合のいいにおいがする」「吉永小百合はいい匂いに決まってる!」←マギーさんに「サユリストか!」とつっこまれる
「カツ丼で救われる命がある!」
千秋楽は、
「机の引き出しから八千草薫のいいにおいがする」
「カツ丼は百薬の長!」「そうだろ?そうだよ!」←何故か自問自答
挙句、「電話を発明したのはフリーメーソン!」などと言い出し、マギーさんに「突拍子もないこと言いすぎだよ!」と返される始末(笑)佐藤さんや八十田さんも舞台上で笑いをこらえきれていなかった(笑)
こういうのを見ると、徳井健太という人はノブシコブシの最終兵器であるなあと改めて実感せざるをえません(笑)
また、佐藤さんへのモノマネの無茶ぶりや、八十田さんの鳳啓助風窪塚(詳しくはDVDにて確認してみてください。笑)など、見所満載。18日は、佐藤さんがモノマネをやりきれず、袖にはけようとしてマギーさんが必死で食い止めるというシーンも(笑)


・ヤギさんと新人AD→部室→鳥のしらべ→オチ
精神鑑定設定は本当にマギーさん好きだなあ。ジョビはあそこでにゅるっと終わってたんですよねえ(笑)


・エンドトーク
とにかく全員がとても仲良しなんだろうなあ、というのが伝わる雰囲気のよさでした。
私が見に行ったときは漏れなく吉村さんがマギーさんに請われて脇を鳴らしていたのですが、鳴らさなかった回もあるとか?最近吉本界隈では脇を鳴らしてもあまりいいリアクションが返らなかった記憶があるのですが、U-1のお客さんの前ではいつもいい反応が返ってきてました。なにより、なぜかつぐみさんが毎回爆笑して見てたのが(笑)微笑ましいです。
確か18日のエンディングで、ノブシコブシがアプルでの御コントの告知をした際、マギーさんが「僕も行きますよ」と言っていて、一瞬喜んだ吉村さんが、「ていうか皆さん来ますよね?」と他の出演者にも問いかけて、微妙に無視されていたのが可笑しかった(笑)
千秋楽では、マギーさんに「脇鳴らしながら泣かないでね」と言われた吉村さんが、脇を鳴らしながら声をつまらせ、駆け寄った徳井さんの胸で泣き、徳井さんが「うちのはよくやったよ!」と大声で訴える、という一連の流れが(笑)実際には吉村さんは泣いてはいなかったのかな?ただ、エンディングは終始泣きそうではありました(笑)


本当にいいチームでの公演だったんだなあ、と見ているこちらがほのぼのしてしまう、いいライブでした。ぜひcase02も実現させてほしい。