箱雑記ブログ

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「サッカーがやってきた ザスパ草津という実験」(辻谷秋人)

地元にJリーグのクラブチームが出来るという夢のようなことを実現してくれたのがザスパなので、この本をたまたま見かけていい機会だからと読んでみました。


同じ県内在住の人間でも、突然ふってわいたザスパJリーグを目指す動きには驚いたものですが、その背景を知ることができる内容でした。ホームタウンとしては、ザスパは相当不利な土地だというのは分かっていたので、こうして今J2に名前を連ねていることが不思議でならないくらいです。それだけに、昇格に至るまでの草津町とクラブの動きはこうなってたのか、と面白かった。
あと、ザスパが当初から草津町のビジネスの一環としてとらえられていたという話は凄く新鮮。同時になるほどなーとも思いました。泥臭いと言われればそれまでだけど、それだけに面白い。あと、Jリーグに上がらなくてもいい、上がらない方がいいこともあるし、出来ることがある、という、そのあたりも新鮮でした。小さいコミュニティーだからこそ出来ることも多いだろう、と。なるほどなあ。
今年のザスパは、私が高校サッカーを一番ちゃんと見ていた時期の地元の選手が複数揃ってきて、個人的に嬉しい感じなので、何度かホームゲームを見に行ってみたいなと思ってます。そういえば、最近はすっかりただのライトなサッカー好きですが、学生時代は年間50試合以上の試合(Jリーグも代表もトヨタ杯も高校サッカーも大学サッカーも)に足を運んでいたのを思い出しました。見るものがサッカーだろうとお笑いだろうと、やることは何にも変わらないのだなあ(笑)

サッカーがやってきた―ザスパ草津という実験 (生活人新書)

サッカーがやってきた―ザスパ草津という実験 (生活人新書)