箱雑記ブログ

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若手theよしもとごちゃまぜパーティー 〜今宵最後のシャフルコンビ〜

行ってきました。吉本コントBATTLE GROUP1と迷いに迷って、コントBATTLEは次があるだろうことを考えて、こちらへ。そしたらこっちはファンダンゴTVで放送があるようです。なので、以下はネタバレが駄目な方は要注意でお願いします。(前回の様子はこちら。)


MC:はりけ〜んず
POISON GIRL BAND/ポテト少年団/佐久間一行/チーモンチョーチュウ/コンマニセンチ/LLR/ザ・パンチ/ジパング上陸作戦/ロシアンモンキー/ラフ・コントロール/ガリットチュウ/BODY/くまだまさし



2回目のこの企画、今回のMCははりけ〜んずさん。私実はとっても好きです(笑)


[1]源頼朝vs織田信長(ニューハーフチルドレン):<チーモンチョーチュウ白井+ロシアンモンキー川口>
コンビ名は大阪NSC26期生(でしたか?)に本当に居るコンビの名前を拝借したそう(笑)チーモンチョーチュウの漫才、百人斬りのネタを、ツッコミ川口さんでアレンジされたもの。前半から、川口さんが台詞を飛ばしたらしくて、白井さんが「ちゃんとやってくれよ!」とあの高い声で文句を言うという若干波乱の展開(笑)途中まではほぼチーモンのネタと同じ流れで、途中から白井さんの自由な提案に、アドリブで川口さんがのっかってこなしていた、模様です。
見てて面白かったのは、相手が誰だろうと白井さんはほとんど変わった様子がないところ。素晴らしいマイペースぶり(笑)逆に川口さんは、半分くらいから完全に肩で息をしてました。あのネタ本当に体力使うんですね。ネタ終わりで、川口さんしみじみと「菊池ようやってんな」と言ってました(笑)
ネタ後のトークで、川口さんが百人斬りのネタをやってみたいというたっての希望にて実現したネタだったようです。途中から完全に白井さんやりたい放題のアドリブ状態だったそうで、川口さんが事前に「何でもこい」的なことを言っていたからの展開だったようですが、白井さん「やってみたらこのザマですよ」って、歯に衣着せなさすぎ(笑)
前田さん情報によると、裏でチーモン菊池さんが白井さんの様子に「何笑いながらやってんだよ!」と吐き捨てていたとかいないとか(笑)白井さんも「あいつとやるより楽しいですよ」とか言うんだからもう(笑)川口さんも、かなり出来るツッコミさんなのだなあ、とこういうのを見ると実感します。


[2]アホ・コントロール:<チーモンチョーチュウ菊池+ラフコントロール森木>
『クイズ森木俊介』司会菊地さんにて進行する、森木さんに常識問題を出して、森木さんのおばかさん加減を見るという、企画的なネタ。登場時に飛び跳ねすぎて足がつる森木さんですでに何かが起きる予感。
過去「2府=大阪府と岐阜」「半身浴が良いと言われて横半分で風呂につかる」等の伝説を残している森木さん、パソコンの正式名称を見事に「パソコンはパソコンだろ!」と言い放ち、料理のさしすせそは期待通りの間違えをかまし、「せ」は「昔の呼び方せうゆ→しょうゆ」だと言われて「俺今の人だぜ!」と言い訳し、途中「一問目なんだっけ?」と言い出すという・・・この人もある種の天才なのだということを実感する時間でした(笑)すごいわ。
ナイキのつづりを書かせて「NICE」になるというミラクルぶりには本当に笑った。個人的には、森木さんの力量(というかなんというか)を存分に味わえた分、菊地さんの出来る人ぶりをもっと見てみたかったなーというのもあったりします。いや、この進行ぶりだけでも十分ではあるのですが、もっと芸達者だし、もっと色々出来る人だと思っているので。もっとも、この組み合わせでネタ時間5分でそれを望むのは欲張りだよなあ、と自分でも思います(笑)
面白かったのですが、何しろネタ時間が長くなってまして、まだ2組目だったのに、終わった時点で7時半を過ぎてました(笑)


[3]ハイブリットセンチメンタルステップ:<コンマニセンチ竹永+ガリットチュウ福島>
卒業式の日、学ラン姿の竹永くんが3年間思い続けた人に告白をする、というもの。てっきりもう一人が女学生で出てくるのかと思っていたので、同じく学ラン姿に眼鏡の秋葉系風福島くんが出てきた瞬間の衝撃といったら(笑)
それだけならまだしも、そこからの竹永さんの本気演技が素晴らしくて、でも相手はかなり濃いキャラの福島さんで(笑)でも完全に竹永さんは福島さんに本気の気持ちをぶつけていて・・・。ええと、何しろ福島さんの濃いキャラとそれに対する男前な竹永さんの情熱というアンバランスさでまず混乱するのに、演技そのものはとんでもなく真剣勝負で、それ故にやたらとリアルでさらに混乱、でも学ランと学ランなわけで、もう何が何だか、見てて笑いつつもどうしたらいいのか分からなくなるという、すごい世界でした(笑)面白かったー。
あの感じはちょっと、他に類を見ない感覚でした。なんだったんだろう(笑)


[4]松尾・重岡:<ザ・パンチ松尾+ラフコントロール重岡+ジパング上陸作戦加藤>
コンビ名だけ見て、しっかりしたネタ見られそうな二人だ、と思ったのも束の間、登場と同時に加藤さんの姿を見ておや?と(笑)
コンビ名のとおり、松尾さんと重岡さんが順調にネタをこなそうとして、加藤さんが完全にないがしろにされる、という漫才。松尾「ちょ、加藤、まじで死んで?」重岡「死ぬのは可哀相だから、目だけつぶしておきましょう!」とかとにかくないがしろにされぶりが尋常じゃない(笑)ニンテンドーDSを渡されてあっちでこれやってろとか言われる(笑)全編通してそんなノリ。
加藤さんが絡まない部分のネタは、本当に安心して見られるくらい、めちゃくちゃしっかりした漫才をやってました、お二方。
ネタ後のトーク。重岡さんはユニット希望の一位指名が松尾さんで、松尾さんは重岡さんが二位指名、一位指名のところには「加藤はやだ」と書いたそう(笑)なんと加藤さん、全参加者のユニット希望のアンケートで、指名ゼロだったそうです。それはそれですごいといえばすごい(笑)
前田さんの「加藤というハンデを背負ってよく頑張ったわ」とか、松尾さんの「俺マジで死んでほしいと思ってるからね!」とか、加藤さんはどんだけ・・・どんだけなんですか(笑)


[5]バリサン:<コンマニセンチ堀内+ガリットチュウ熊谷+ポテト少年団内藤>
『堀内貴司結婚記者会見』と題して、堀内さんの結婚会見を開催、熊谷さんと内藤さんは記者役。エビちゃんと結婚会見という形の結婚記者会見コント、途中から熊谷さんと内藤さんがボケ倒すのに対して堀内さんがことごとくノリツッコミを行っていく、という形。
最終的に、堀内さんのやりたいことをやりました、というコメントがあって、最後はバリサンのユニット名どおり、身長順に並んで携帯電話のアンテナを模し「今日の笑いは、うーん、バリサン!」でオチ(笑)
ちなみに最後のコメントで熊谷さんバカ噛み(笑)とにかく堀内さんの出来る人ぶりを実感しました。危なっかしくも取りこぼさずにノリツッコミしてのけるところがさすが。
ネタ後のトークにて、内藤さんと堀内さんが一位指名同士だったと判明。熊谷さんは、前田さんに「いつも福ちゃんに怒られてるけど、今日は怒られなくてよかったな」などと言われる(笑)熊谷さんはネタ中よりも、ネタ後のトークで本領発揮(笑)


[6]チャド浜崎マレーン:<ザ・パンチ浜崎+ジパング上陸作戦チャド>
いつもの格好の浜崎さんと、なぜかチャイナ風の服をまとったチャドさん。漫才、と見せかけてギャグ合戦、と見せかけてなんだかすごい仲違いの末実は相思相愛、という、流れだけを見ればすごくシンプルな流れなのですが、途中のやり取りがとにかく変な空気のオンパレードで、ある意味問題作(笑)
今回、意外な組み合わせが凄く多くて楽しかったのですが、ここの意外性はかなりの度合いでした。予想つかなかったけど、見てみても何がなんだか、という(笑)
ネタ後に前田さんより、「ネタ中の間はぐだぐだなのか計算なのか」と言われていたような、要するにそんな雰囲気でした(笑)ちなみにネタ中、加藤さんが心配そうに様子を見ていたらしいです。ここが上手くいったらどうしよう、的な(笑)
なんでもここは、第一指名同士だったそうですが、新井さん曰く「それで結果はあのザマか」とのこと(笑)


[7]まさしとたかひろとともかず:<くまだまさしポテト少年団中谷+ロシアンモンキー中須
3人のオカマのオカマパーティ、というコント。Bコースがいなくても、オカマネタは消えないのがこのシャッフルライブ、ということだろうか(笑)
オレオに食いつきすぎなオカマ、単語にとりあえずゲイとつけるオカマ(抜け駆け→抜けがゲイ、じゃんけんぽい→じゃんゲイぽい、等)やたら自衛隊だの駐屯地だの基地だのに反応するとか、変なこだわりが可笑しかった(笑)
ネタ後のトークにて、前田さんに「小道具とかないし乗り気じゃなかったのでは?」と問われ、なんなら一番乗り気だったと答えたくまださん。「小道具がなければ下ネタだろうと」とのこと(笑)


[8]毒入りポテトのL:<ポテト少年団菊地+POISON GIRL BAND吉田+LLR福田>
毒入り=ポイズン、ポテト=ポテ少、L=LLR、ということだそう。
漫才で、全員蝶ネクタイスーツでびしっと決めて、全員が黄色のメガホン所持(笑)全編ものすごくベタなトリオ漫才で、これが相当面白かったです。テンポもよかったし、というか菊地さんがひたすら上手いこと全部拾ってくれるところがよかったんだろうなあ。
そもそも吉田さんがベタなボケをするというだけで新鮮で、さらにそこに菊地さんが「カムバックシュールボーイ!」などと叫んだりするからいけない(笑)吉田さんのボケがベタすぎて、菊地さんが「らしくねえよ!」を連発(笑)
福田さんの飄々としたベタなボケも、これまた普段のLLRでは見られないタイプの感じで新鮮。そして全員が全員に対してメガホンで叩いて叩かれて、その様が派手で分かりやすくて、その上リズムが良くて可笑しいんです。
途中、福田「(ルミネの)トリはPOISON GIRL BANDだよ!」吉田「荷が重いよ!」福田「マグロはけばいいだろ!」吉田「それで年末大怪我したよ!」福田「アマチュアに負けんじゃねえよ!」吉田「あれ以来後輩よそよそしいよ!」福田「俺もその一人だよ!」という応酬に、本当にどうかと思いつつも爆笑してました。この自虐ネタ、まだまだ爆笑取れるんだなあ(笑)ここまでやってくれると、いっそ頼もしいです吉田さん(笑)ちなみにこの応酬全てにメガホンによるツッコミがついてます。面白いなあ。
最終的にメガホンで叩いて叩いて、みたいな展開になって、途中で吉田さんがミスをしつつも、かなり盛り上がって終わっていた印象。菊地さんの存在って、こうやって見ると改めてすごいなーと思います。
ネタ後、どうだったかと聞かれた菊地さんが、「僕としては、いつもよりボケの質が上がってた」と言い出して一同大笑い、福田さんが「ボンクラとポンコツに聞こえたら大変ですよ」などと笑顔で言うに至ってさらに大笑い(笑)出来る人が揃ってすごく気持ちのいいネタをやってくれたなあ、という印象です。
それにしても、このネタ、ボケの部分はポイズンぽさも薄いしLLRぽさもあまり感じなくて、誰が作ったネタなんだろうなあ、と興味津々。


[9]BOφDY:<増谷キートン椿鬼奴POISON GIRL BAND阿部>
BODY+阿部さん、という、私の中の「こうなったらいいな」が現実となったユニット(笑)最初は普通にBODYでネタ→宮崎BODYと阿部BODY→増谷BODYと阿部BODY→BOφDY、と、この贅沢すぎるユニットを余すところなく見ることが出来、心の底から堪能させていただきました。最高(笑)
最初は金魚ネタだったのが、最終的に本領発揮?の下ネタ展開。ファンダンゴTV入ってるのに!(笑)ちなみに阿部BODYが「BO」、宮崎BODYが「φ」、増谷BODYが「DY」のTシャツを着用。阿部さん、BODYのTシャツはまりすぎです。おかしい、なぜ違和感がまったくないのでしょうか。
とにかく阿部さんの、BODYに入った際の違和感のなさが素晴らしかった。長髪がどうのという問題だけではないと思うのですがどうですか(笑)増谷BODY宮崎BODYは相変わらず言うことがありません。楽しいことこの上なし。
ネタ後のトークにて、BOφDYのネタ合わせでは、BODYの決めポーズに関する阿部さんへの指導が最も長く、厳しかったという話が(笑)阿部さんのポーズは甘かったらしく、BODY二人に相当しっかり決めポーズを叩き込まれた模様です。何やってるんですか(笑)
そんな練習中に、たまたま通りがかったバイク便の人が遭遇して仰け反ったらしい。まともな人が誰一人いないので、近くにいたスーツ姿のポイズン吉田さんに声をかけた、らしいです(笑)前田さん談。
ちなみに、BODYの場合はアクセントは頭につきますが、BOφDYの場合は「BOφWY」と同じアクセントでの発音になるそうです。増谷ボディ談。


[10]SAITO:<佐久間一行LLR伊藤>
コント。傷心旅行の伊藤ちゃんと、旅館の人佐久間さん。終始ほのぼのしつつ、コントそのものは相当がっつり作りこまれた旅館コントで、自由且つちゃんとボケるさっくんと、丁寧に且つ的確に突っ込む伊藤ちゃん。この和み×和みユニットは何事!(笑)
ちゃんとしたボケをきちんと積み重ねていく、ものすごくコントらしいコントで、しかもそれがさっくんと伊藤ちゃん、というこの組み合わせ、めちゃくちゃほのぼのしました。BOφDYの後ですから余計です(笑)
ただの普通の旅館コントで終わるかと思いきや、最後はハトヤのテーマソング(『伊東へ行くならハトヤ♪』というあれ)をアレンジした曲で二人が踊りつつ、ネタ中のボケで使われた小道具がここにきてちゃんと活用される、という伏線回収ぶりに思わず凄い!と声に出して言ってしまいました。
ただ旅館コントにしたわけじゃなくて、伊藤ちゃんだから、伊東でハトヤで、このテーマソングで、だから旅館コントだったんだ、とこのエンディングで分かる、という徹底して作りこまれたコントでした。素晴らしいなあ。
ネタ後のトークにて、さっくんがいつもの感じとは違ったがっつりしたコントを作ってみたかった、と言ってました。さっくんの凄さをここに来て再認識。この人ってすごい!とちょっと感動しましたから。またこのちゃんとしたコントに伊藤ちゃんのちゃんとしたツッコミぶりがぴったりはまって心地よいったらなかったです。


審査はお客さんの投票。集計中に、前回同様指名のベスト3とワースト3を発表。

・ベスト3
1位:佐久間一行 18票
2位:増谷キートン 14票
3位:ポテト少年団内藤/ガリットチュウ福島 12票
・ワースト3
1位:ジパング上陸作戦加藤 0票
2位:ジパング上陸作戦チャド/LLR伊藤 3票
3位:ラフコントロール森木/チーモンチョーチュウ白井 5票

ジパング上陸作戦まさかのワーストワンツーフィニッシュ(笑)伊藤ちゃんの結果に、LLR福田さんが「俺は寂しいよ」とメガホンで訴えたりする(笑)。
全員が一位指名と組めるというわけではないわけですが、ポイズン吉田さんは一位指名になんと相方阿部さんを指名したらしい(笑)「結構ありかなーと思って」だそう。そして8位指名がはりけ〜んず新井さんだったらしい。相変わらず型にはまらないことをしたがる人だなあ(笑)


結果は以下のとおり。

1位:毒入りポテトのL 86票(うろ覚え)
2位:SAITO 63票
3位:ハイブリットセンチメンタルステップ 26票

時間がなくて下位の発表は聞けなかったのですが、上位は納得です。個人的には、BOφDYがもっと上に来ても全然驚かなかった(笑)
ポテ少菊地さんが、前回指名ワースト1だったところをこれでリベンジ、吉田さんは前回に引き続き優勝を掻っ攫い、これで優勝請負人を自称する、とのこと。「吉田と組めば優勝できる」と次回の指名順位が格段に上がりそう、という話も(笑)


元々ユニット好きなので、この手のライブは大好きなのですが、前回同様今回もこれは本当に面白くて、見に行ってよかったなーと思えました。前回以上に今回、組み合わせに意外性が多くて、それも相当ポイント高かったです。何しろことごとく新鮮でしたから。
ネタも何気にみんなちゃんと作ってきていて、それも見ていて嬉しい。見ごたえがありました。これは本当に、定期的にやっていただけるとありがたいなあ。
次回はぜひ、まだこの企画に出ていない犬の心とかグランジあたりも参加して欲しいです。夢が広がります(笑)