箱雑記ブログ

色々まとめています

若手theよしもとPresenes〜一夜限りのシャッフルnight!!〜

少し前のことになってしまうので、ざっくりと。
・・・と思って書き出したのですが、ぜんぜんざっくりじゃなくなったので、がっつり覚書に近いと思って見ていただければ。

基本は、2人1組でのネタ対決。事前に出演者それぞれから誰とやりたいかアンケートをとって、それを元にユニットコンビを結成して、10組がそれぞれネタを披露して、お客さんの投票で順位を決める、というもの。
私はてっきり、NEXT GENERATIONのユニットコントみたいなゆるーいわちゃわちゃのお祭りになるのかと思ってたのですが、もっとちゃんとしたネタをそれぞれが引っさげてきてて、びっくりしました(笑)
むしろ去年見た「2丁拳銃の漫才シワス!」に限りなく近かった。あのイベントがユニットでの漫才であるのに対して、こちらは漫才だったりコントだったりとその辺は自由選択というところが違った。
漫才シワスが大好きだったので(漫才しょかは行けませんでしたが)、今回も同じような形式だと分かって、最初はメモもなーんにも取らずに見ていたのが、MCダイノジさんのルール説明を聞いて「あ、これ面白いわ」と思ったものだから、途中からユニットコンビのメモを取り始めました(笑)

以下、それぞれのコンビとそのネタと感想。()内は、漫才であれば立ち位置どおりに記載してます。
ネタが終わった後、それぞれMCが話を聞く時間あり。 


マツモトキヨシカナリアボン・平成ノブシコブシ徳井)
ボンさんがコンタッくん(コンタックのかぶりもの)、徳井さんが・・・出た、ニコレット(笑)
彼らが出る前に大谷さんが「最初から出オチ」と言ってしまったため、衝撃が弱まるかといえばそうでもない(笑)
ただただコンタックニコレットが他愛もない漫才をするというもの。内容、覚えてません。見た目とニコレットのいっちゃい方に気を取られまくり。
ニコレットは「うー」とか「あー」とかの他は「ニコレット!」しか言いません。徳井さんの目が、完全にあっちの人だったのがまた(笑)過去3回全部見てますけど、回を追うごとにあっち側の奥地へと行ってしまっているような。
大谷「2人とも違う種類のキチガイですからねー」
大谷さんによると、徳井さんはコンビ結成2年目のころ、ネタ帳に「爆弾爆弾爆弾爆弾・・・」と書いていたとかいないとか。徳井さん・・・(笑)
ここはボンさんが徳井さんを指名したそうな。


②おかまぼこ(Bコースナベ+ポテト少年団中谷)
ユニット名どおり、おかま二人の漫才。小さい頃が懐かしい、という話、途中からお互いの持ちギャグ合戦に(笑)
そういえば中谷さんは、以前はオカマキャラやってましたよね、エプロンで。ちょっと懐かしかった(笑)
二人のオカマ衣装は、中野ブロードウェイで揃えたそう。なるほど。


③安達と又吉(ピース又吉カナリア安達)
この二人が組んだというだけでもうずるい。参加者きってのネタブレーンが二人まとまっちゃうなんて、ずるいなんてもんじゃない(笑)
漫才、しかもその前の2組を鑑みても気持ちよいくらいの正統派漫才。又吉さんが書いた好きな人へのラブレターに関するネタ。
又吉さんがボケで安達さんがツッコミ。又吉さんのボケは当然として、安達さんのツッコミが案外違和感なくてびっくりした。シュガーライフだってボケだったのに(笑)本当になんでも出来る人だなあ。
又吉さんの独特のボケに、安達さんらしい捻ったツッコミワードが返ってくるという、このままでもM-1三回戦くらいは突破しちゃいそうな見事な完成度。安達さんの言葉選びはたまらないなあ。
大谷さんが安達さんのボケが好きだということが判明(笑)


④Pコース(Bコース羽生+ポテト少年団菊池)
コント。猿回し、ただし菊池家一郎と、猿でなくハブ八郎(笑)
羽生さんがパンツ一丁で首輪にロープがついてて、それを菊池さんが手綱として掴んでいるという図式。絵だけでも狂ってるのに、ハブ八郎が完全にどうかしてます。騒ぐのではなくて、静かに目がいっちゃってるのが・・・やりすぎですよ(笑)お客さんからも何か違う悲鳴が。
菊池さんは、羽生さんとナベさんを両方希望して、タケトさんの代わりに自分がツッコミに入るBコースを再現したかったそうです。それがあんなことになるとは・・・(笑)


ワンダと巨象コンマニセンチ堀内+グランジ五明)
五明さんは堀内さんたっての希望にて、休日返上しての特別出演。
ゲーム「ワンダと巨象」が面白いあまり、舞台上で実写でゲームを表現しよう、という試み、いやコントです。
これがもう、本当に面白かった!私自身はワンダと巨象はやってないんですけど、ずっとやりたいなーと思っていたのと、つい2、3日前に姉がクリアしたと言っていたのとで、タイミングも良かったです個人的に。
堀内さん扮する少年ワンダ(小さい)が、五明さん扮する巨象(巨大)と戦う様を3面に渡って表現。とにかく身長差がまずリアルなのと、棍棒持った五明さんが大きすぎて迫力満点なのとか、堀内さんが巨象=五明さんに背後から飛び掛って振り回されたりするのとか、とどめを刺された巨象=五明さんがゆっくりと倒れる様が素晴らしいのとか・・・もう、見所をあげたらキリがない(笑)
攻撃されて転がりながら交わす小さな堀内さんの動きもリアルだし(当たり前だ実写版だもの)、本当に臨場感満点で、その上面白いなんて、最高です。
五明さんは特に象のようなコスチュームなわけではなく、黒の全身タイツに棍棒を持ったりしているだけなんですが、それだけで異様な迫力があるのもすごい(笑)デフォルメの勝利。
やられた五明さんが、1場面終わると同時にすっくと立ち上がって何事もなかったかのようにすたすたと袖に歩いていく様も面白く(笑)
ビジュアルと発想と表現勝ち。私の中ではトップでした。思いついて実行してのける堀内さん、やっぱりタダモノじゃない。


スーパーハイテンションズ(ポテト少年団内藤+POISON GIRL BAND阿部)
今回一番予想外の組み合わせ。何の接点が?と思っていたら、何の接点もなかったらしい(笑)
普段まったりテンションの二人が、頭からハイテンションかっとばしてショートコント「相撲」。しかもボケツッコミを交代してみたり(笑)
最後はコンマニセンチお家芸(パイプ椅子でひっくり返るやつ)を、わざわざボーダーのシャツ姿に着替えて披露。
阿部さんがパイプ椅子でひっくり返るの見るのは2回目です(笑)
ネタ終わったあと、息も絶え絶えの二人、特に阿部さん。やり慣れないテンションだから・・・(笑)
今まで挨拶以上の会話がなかった二人は、打ち合わせでひとこと発するのに20分かかったそうです。


⑦CHICAGO.BULL(ピース綾部平成ノブシコブシ吉村)
兄(綾部)と弟(吉村)のクロガネ兄弟。
両親が熊(でしたか?)に襲われて亡くなってしまった二人。ダンスコンテストに合格したので練習中に、弟が内なるライオンに目覚めてしまい、兄がそれをおさめようとする。
コントらしいコント。ただし内容は不条理且つ支離滅裂(笑)
多分一番運動量が多くて、一番ドタバタしてて、一番声が大きかったコンビ。取っ組み合いするし、踊るし、脇ならすし(笑)もう何がなんだか。
あまりのぐちゃぐちゃさによく笑いました。設定だけ作りこまれてて(と言っていいものかどうか)やってることは意味不明という(笑)
大谷「診断の結果二人とも異常者ってことで」


⑧かまぼこ乳首(バッドボーイズ清人山本吉貴
漫才。山本さんが周りからどう見られているか、今後どうなるかを清人が絵にして紙芝居形式で紹介。
山本さんは本当に、ツッコミの人だなあと改めて思ったものです。全部拾って拡げるし、自分のミスもネタっぽく作り変えちゃう。今は漫才やってない人とは思えない対応力。
清人さんの絵もかなりの数あってびっくりした。このために作ったんですもんねえ。
ただ他と比べると若干インパクトに欠けたかな、というところ。何しろ周りがすごいふり幅ですから(笑)
清人「こんなに物腰柔らかく(漫才を)やれるなんて」
清人さんの感動ポイントがまたちょっと涙を誘う(笑)
ダイノジ二人がしきりに「コンビ組んで漫才やった方がいいって」と言っていたのも印象的。
あと、山本さんが袖から出てきた姿がチャイマ時代とまったく変わらなかったのでうわーとなっていたら、楽屋方面で他の出演者さんもモニタ見て「かっこいい」と言っていたそうです。


⑨エリンギ総長(バッドボーイズ佐田+Bコースタケト)
ダンダンダンダダンダンダダンダン・・・と、聞いたことのあるリズムを刻みながら登場した二人。
佐田「今から8年後輩のネタを思いっきりパクリます!」
という宣言とともに、佐田総長の武勇伝(リアル)。
途中から攻守交替でタケトさんのショボイ伝に変わる。
タケト「こえーよ総長こわすぎるよー!」※すごいよあっちゃんすごすぎるよー!調
とにかく、上手いんですよパロディの作り方が(笑)よく揃ってるし、作りこみ方が深くて、ただのパロディに留まらない感じ。面白かった!
大地「潔い!」


⑩ファイナルストーリー(佐久間一行コンマニセンチ竹永+POISON GIRL BAND吉田)
黒スーツに白ネクタイに黒のハットでこの上なくかっこよく決めた3人で、どこまでもかっこよくショートコントを見せて、いや魅せてくれる。
「かくれんぼ」「だるまさんがころんだ」「缶けり」をとにかく、気取って、かっこよく。それ故に何だか可笑しすぎる風になってしまうという。
佐久間さんのスーツ姿が新鮮で、びしっと決めるとなかなかかっこよくて、びっくりしました。竹永さんは元々男前だから予想がつくし、吉田さんはスタイルいいからスーツが似合うのは分かるんだけど。
そんなかっこいい彼らが最後はかっこよさをかなぐり捨てて、コンマニセンチお家芸(パイプ椅子でひっくり返るやつ)を・・・あれ?(笑)
竹永「ネタが被ったー!」(笑)
吉田さんが椅子からひっくり返るのは2度目でしたが、佐久間さんがひっくり返るのは初めて見ました。これまた新鮮。
終わった途端に、それまで静かに渋く決めていた竹永さんが超ハイテンションに(笑)
竹永「でかい声出せなくてちょー不安だったー!」
吉田「一回も客席見られなかった!」
吉田さん曰く、出てくる前に袖で「折れない心を養う日だ」と言い聞かせていたそうです(笑)
コンビ名は、「NSC入ったばかりの子がかっこつけてつけてスベってる」というコンセプトだったそう。


全ての組が終わって、お客さんの投票集計。
集計中は、指名ベスト3とワースト3の発表。

1位:山本吉貴
2位:平成ノブシコブシ吉村
3位:佐久間一行
4位:カナリアボン
5位:POISON GIRL BAND吉田/ピース二人/平成ノブシコブシ徳井/Bコースタケト
11位:POISON GIRL BAND阿部/バッドボーイズ二人/Bコース羽生
15位:ポテト少年団中谷・内藤/カナリア安達
18位:コンマニセンチ二人/Bコースナベ
21位:ポテト少年団菊池

奇しくも出来るツッコミが明暗を分ける結果に。菊池さんが本気でうなだれていた・・・(笑)個人的には安達さんのポジションがちょっと意外でした。もっと上だと思ってた。争奪戦だと。山本さん、やっぱり人気だったんだーとチャイマのベイビーとしては嬉しい限り。1位の山本さんは誰を指名したのかと聞くと
山本「僕はみんなとやりたかったので、誰でもいいって言いました!」
愛される所以であります(笑)


結果発表。
1位から3位までが1票差という大接戦。

1位:ファイナルストーリー
2位:ワンダと巨象
3位:CHICAGO.BULL

という結果でした。
1票差ということは、演技順でどうにでも結果が変わった可能性がありそう。4位が安達と又吉、5位がエリンギ総長。
ちなみに最下位はかまぼこ乳首で、1票しか入らなかったとのこと(笑)
9位がスーパーハイテンションズ。Pコースには5票入っていたと聞いて、山本さんが「俺らここに負けたの!?」と愕然(笑)


・・・書いてたら思いのほか長くなってしまった。全然ざっくりじゃない。後でサイトに覚書として掲載します(笑)


個人的には、ワンダと巨象がとにかく鮮烈だったのと、安達と又吉の揺るがない完成度が好きでした。
ぜひ、次もやってほしい。ユニット好きにはたまらない。大勢でやるユニットコントよりも、2人だからネタもまとめやすいし練習もしやすいのかな、と思います。全体的に見ても完成度が違いましたから。
今度はほら、犬の心とかハリセンボンとか呼んで、グランジも正式に参加したらいいと思うんですよ!