箱雑記ブログ

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POISON GIRL BAND漫才ライブ『ちょこっとライブ』

漫才ライブ、とのことでしたが、事前に配られたチラシには、「M-1を勝ち抜くつもりの彼らが3、4分程度の短い漫才をやりますのでご了承を」的な文章と、阿部さんに対する事前アンケート、吉田さんに対する事前アンケート、二人に対する事前アンケートと、事前アンケート×3がある、という状況。
相変わらず、こちらの予想通りには絶対動かないポイズンさんです(笑)

漫才:チャーハン
阿部ピントーク
漫才:カラオケで歌う歌
吉田ピントーク
漫才:遅刻
ポイズントーク
漫才:大地震に備える

本人も言ってたけど、要するに漫才のある『万博』みたいなライブでした、と(笑)

ただ、短いとはいえポイズンの新ネタ漫才を4本も一度に見られたのは初めてのような気がするので(単独でも漫才は2本くらいまでだったような)(その分やたら長かったりしましたが。笑)そういう意味では今まで感じたことのない充実度。まやかしかもしれないけど(笑)

突出しているなあと感じたのが、ネタの設定のぶっ飛び方。4つの漫才すべて発想が完全に見ているこちらの上をひょいと越えていく感じは、なかなか得られるものでもない気がします。
そんな壊れた発想を変にこねくり回すことなく、壊れた設定そのままに逆らわず淡々とネタを進めていく様子は、ポイズンの真骨頂ではないかな。
気になったのは、どうしても作りこまれた感に欠ける点ですか。あんまり練習してないんだろうなあという(笑)本人達も、最初に出てきたときに「ここで今日初めて相方と喋った」とか言うくらいだから。
いわゆる「上手い漫才」からは相変わらず程遠いんですが、たとえば彼らがまだまだ「普通の兄ちゃんの立ち話」みたいな漫才を目指すなら、ある意味レベルアップしている・・・のかもしれない。すみません適当なこと言ってます。
熟成していくのに時間がかかるのはポイズンの漫才の特徴のひとつかもしれない。ただ、ありきたりなものをわざわざポイズンに望んでもいないので、そういう意味では根っこのところで色々と納得のいくところもあった気がします。

そんなわけで、私個人としましては、漫才に関しては案外楽しめてしまいました。M-1で上に行けるかどうかは・・・分かりませんが。
行けるかどうかも大事だけれど、それ以前に上を目標に定めている志があることが分かったので、とりあえず満足してしまうあたりは、本当に単なるファンでしかありませんね・・・。

トークは万博とそれほど変わらず。
先日の万博に比べるとそれでも会話が弾んでいたような気が。それはそれでどうなのという話ではありますが(笑)

あまり関係ありませんが、劇場バイタス初めてでした。
あの閉塞感のある会場は、シアターブラッツに近いものがある気がします。あるいは銀座小劇場。