箱雑記ブログ

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バナナマン単独ライブ『kurukuru bird』

今更ですが、金曜夜に行ってきましたので感想。

まあ、今更感想をここで述べたところで、あちこちで皆さん絶賛している通りなので、こんなに時間が経った後じゃ中途半端とは思いますが、やっぱり自分も言っておきたい(笑)ので、言います。
本当に本当に素晴らしくよかったよ!
6本と数は少なめだけど、中身はきっちり毎年のバナナマンのクオリティ。今回特に二人がわちゃわちゃと仲良くやっていたり、ちょっといい話だったりする感じのコントが多くて、たびたびにっこりしてしまったり。
とにかく、見に来てよかったなあとしみじみ思える単独ライブでした。最高に面白くて笑えて、同時にほんわかあたたかい気分にもなれて、すごく心地よい余韻に浸れるライブでした。とにかく2時間、素敵な時間の中にいたなあ、という感想です。
最後のコントなんて、恐らく作った側がちょっとだけ主張したくてそっと控えめにこめてみた想いのようなものが、押し付けがましくなく伝わってきて(お笑いに限らず作り手の主張が過剰に表れると冷めてしまうタイプなのです)、そのくせ、本筋であるところの笑いは絶え間なく起こって、最後にはとっても優しいまとめ方をされて、なんだったら私は最後のネタの暗転と同時にほろりと涙してしまいました。そんな自分がバカだなあと思いつつ、でも面白くて心地よくて優しくてあったかいんだから、ちょっとくらい泣いちゃったって、それはもうしょうがないです(笑)
ひたすら馬鹿馬鹿しい笑いから、突破力のある笑いとか、よく練られて作り上げられた笑いとか、複雑でちょっと捻くれた笑いとか、ほんのりあたたかいお話とか、ささやかに切ないお話まで、あらゆる事柄を等しく表現してその上で彼ら流の色をまぶしたお笑いとして成立させてしまえる力とキャパシティが、バナナマンという器にはあるのだなあ、と感じたのが、今回の公演の最たる印象です。
こんな懐の深さを感じるコント師は、他にいないかもしれない。バナナマンの手にかかったら、どんな題材もどんな状況も、「バナナマンのコント」という大きな器の中で輝かせてもらえそう。

とにかく、今年もバナナマンを見ることが出来てよかった!と心から思った公演でした。

さて、以下は余談。
私はこのライブ、同行者なしで一人で行ったのですが、会場に入った際、声をかけられまして、何かと思ったらお友達がいました。チャイマトークタカトシ単独をご一緒したお友達です。
で、よーく見たら、彼女の隣が私の席だったのです。バラバラにチケット取ったのに、隣同士とは!こんな偶然は初めてで、もうその場で大興奮でした。
彼女は以前も、バナナマンのライブでなかつさんと偶然お隣になったそうで、こんなことあるんだねーと。
そりゃ、それほど広いキャパの会場ではないですけれど、公演数もそれなりにあるライブで、たった1回の公演を見に行ったら、その隣が友達だというのは、相当素敵なことですよ。
バナナマンて、こういう小さい素敵な奇跡を起こしてくれるよね、と二人で笑ったものです。バナナマンの人徳ということにする(笑)

そんな彼女とライブ後は六本木でご飯へ行きました。
ちょうど私たちが一番よく一緒にライブへ行っていた3、4年前の話に花が咲いて、最終的にチャイルドマシーン懐かしいね、という話で終わるという、彼女と話すときのいつもの流れ。
あまり会う機会のない友達との時間を作ってくれるんだから、バナナマンは本当に憎いことをしてくれます。