箱雑記ブログ

色々まとめています

THEフォービーズ初観劇。

ちなみにこの後は→チュートリアルトークライブへ。
なんていうダブルヘッダーだ(笑)


昼は、THE フォービーズ第7回本公演『Lovely☆佐渡衛門』〜フォービーズよ!全てを解き放て!〜を見てきました。
フォービーズのことは何も知らず、予備知識もなし。知ってそうなお友達に聞いたりサイトを見てみたりしても、どんなお芝居をやっているのかまったく分からず、劇団員の皆さんも、アッハー小泉氏くらいしか分からない(笑)
なので、単純にPOISON GIRL BANDがお芝居してるのが見たいというのと、吉本の劇団のお芝居って乙女少年団とガッツ以外見たことなかったなあ、というのとで、見てきました。



時は近未来、ギャル系やらアキバ系やらあらゆるファッションが混沌としている時代に新たなるファッション侍系が出てきている時代。
ギャル系のサチエは初めて付き合った男に裏切られて以来、男の人が信用できずに体だけの関係でいい加減に生きてきた女の子。
そんな彼女が出会ったのが、侍系の生真面目な男・佐渡衛門(あだ名)。
過去にしばられて楽な方へと逃げてばかりの女の子が、佐渡衛門に出会ってちょっとずつ変わっていくお話。
人間なんて簡単に変われないけど、でも前を見て生きていかなきゃ変われるものも変われないよね、簡単なことじゃないけどね、という、地に足のついた凄く素敵なお芝居でした。
展開にスピード感もあって、主人公やヒロインはもちろん、周りのキャラクターも強烈で、小ネタもやたらと多いし(笑)ストーリーはシンプルで、無理がなくて、私みたいな人間にもすとんと納得できて、とっても楽しめました。想像していたのよりも、ずっとずっと面白い舞台だった!2時間半があっという間。


役者さんがみーんな魅力的で、人数が多いのでお名前が覚えきれないのだけれど、登場人物みんな嫌いじゃないという前向きなキャラ設定も好み。憎まれ役でさえ、どこか愛嬌があって憎めない。女の子も可愛いし、男前だし(笑)舞台上で何度も目移りしてしまった。
ダンスもね、あれだけの大人数で踊っているのを見るとやっぱり壮観。
何より、演出に無理がなくて、頑張りすぎず、奇天烈すぎず、でも細かいところが楽しくなっちゃって、最後まで素敵でした。
面白かったなあ。行ってよかったです。さすが7回も公演を打ち続けている劇団さんだと思った。


好きだったのは、アキバ系の人と、イブラヒモビッチと、元ギャル系今侍系のお姉さん。特にドラクエ好きとしては、意味もなく「ちいさなメダル見つけた」とか言われると涙流して笑っちゃうんですよ(笑)
サッカー留学生のイブラヒモビッチがちゃんとソックスの中にレガースつけてる徹底ぶりも好きだし(別にお芝居の中でサッカーするシーンはない)、何より侍系のお姉さんの粋な仕草や台詞回しがかっこよくて!
なにより、主人公が魅力的というのは大事だと思ったものです。佐渡衛門、ほんとにラブリーだった(笑)最後、刺されても死ななかった佐渡衛門は、どうあれ生きることでサチエちゃんとコースケを二人まとめて救ったのだなあ、と。


ポイズンはというと、気弱でいじめられっこのギャル系男(でも中身はいじめられっこのまま)コースケ役。
普通の気弱な男の子が、特に激することもなくナイフを取り出して人を刺すシーンは、かなりぞっとした。吉田さんの演技というより、キャラクターが引き出す怖さかな。これのためのポイズンゲストだったのかと思うくらい。
阿部さんは、ええと、なんだろうあの人は(笑)こまごまと出てきては説明したり解説したり気ぐるみ着てたりして、何役ってわけでもないのに、妙においしいポジション(笑)
双方ともにとてもらしいポジションだったと思いました。阿部さんの出番少なかったけど、最後のドラえもん気ぐるみ姿でプラマイゼロなのではないかな(笑)


ところでアッハー小泉氏は何の役で出てたんだろう?
劇団員で唯一知ってる人だったのに、全然分からなかった・・・(笑)


次回は11月で、ゲストは平成ノブシコブシだそう。
予告映像がちらっと流れたのですが、今回よりも設定が好みなので、俄然楽しみな私。なんとか都合をつけて見に行きたいな。