箱雑記ブログ

色々まとめています

吉本コントショー(生バンド付き)

実家へ法事のために中途半端に帰省。GWにも帰るのに。
むるさんと遊ぶ約束をしていたのだけれど、断念。本当に申し訳ない。

思ったよりも余裕を持って新宿に着いたので、ライブご一緒するおかゆさんとルミネでお茶。
お互い話が尽きなくてありがたいことです。気晴らしはやっぱり必要(笑)

というわけで、『吉本コントショー(生バンド付き)』へ行ってきました。
何が目的かと問われたら、ジャルジャルと答えるこの日の私。生でジャルジャルを見るのは去年の夏のbase NEXT以来だったので、ほんっとーーーに楽しみだったの!(笑)夢に出てきそうなほど待ち遠しかった。
それからとろサーモン。ちゃんとしたコントが見たくてしょうがなかった。もちろん功太もね。
東京のメンバーも大変に素敵なラインナップでございました。

最初に、ええと、バンド名がよく聞こえずに残念だったのですが、とっても人数の多いバンドさんの歌で幕開け。ギターやベースやキーボードだけじゃなくて、ペットにサックスにトロンボーンまであるバンド構成で迫力。
そしてMC大西ライオン氏のトークで場をつなぎながら、楽器ははけるものかと思いきや、ステージ奥に置きっぱなし。ええー?(笑)
後に、「ずれる(楽器の専門的なことだと解釈)から触るな」というお達しを足蹴にしたノブシコブシ吉村さんが、シンバル叩いたりキーボードのコードに触って変な音立てたりしてわたわたしたりしてました。さすがというかなんというか(笑)
ネタ時間が押しに押してたからネタ終わりと同時にライブも終わったけれど、ひょっとして楽器がおきっぱなしだったってことは、時間があれば最後にもう一曲ある予定だったのかも?
以下ネタ一覧、タイトルは適当につけてます。

 ハリセンボン:ひっかけ橋でナンパ待ち
 ジャルジャル:電車でブリーフ(としか説明のしようがない)
 アームストロング:空手部
 ジャンクション:ブルペン
 平成ノブシコブシ:白バイと少年
 中山功太:いい奴
 ピース:米兵と少年
 あべこうじ佐久間一行:好きな子に告白
 ダイアン:ラジオ番組
 POISON GIRL BAND:野球のグローブ
 とろサーモン:ぬいぐるみ業の父とその息子
 バッドボーイズ:尻(としか言いようが。笑)
 天津:先生と木村
 カリカ:面接

みんな面白かった!
アンケートに一番面白かったコンビの名前を書く欄があった(様な気がする)のですが、もう全然選べない。みんなそれぞれが単独ライブでがっちりやっているような、10分前後の長いコントを持ってきて、気合が入っていたので見ている側も嬉しくなってしまいました。

裏MVPは天津と断言しますが。凄かった。いろんな意味で。あれは見られてよかったわー。天津は漫才しか見たことなかったけれど、萌えーとか言ってる場合じゃないじゃないですか(笑)あんなの出来る人たちなんだ!萌えジャージで漫才してる向さんよりも、スーツでこのコントやってる向さんの方がよっぽどオタクらしくて怖くて怖くて最高だった。
ホラー好きにはたまりません。あんなの好きに決まってる(笑)会場空調ききすぎて寒かったのに、コント始まってからさらに3度くらい室温下がったと思う(笑)

ジャルジャルのコントもまたむちゃくちゃな(笑)
伏線とか展開のリアリティとか言い出したらきりが無いところのツッコミどころは多々あるんだけど、そういうところを有無を言わせない変な凄みがあるんだなあ。いや、言いたいんだけど、それを言うのは無粋だと思わせる雰囲気が・・・(笑)その時点で私の負けだよなああ。ジャルジャルには叶わない。やっぱりもっと見たい。
6月にbaseで単独があるという話を耳にしたのですが、と、飛んで行きたい。

ジャンクションもダイアンも面白かったなあ。ダイアンはコントになると、途端に津田さんがおかしなことになっててびっくり。ジャンクションは、本当にどうでもいいところなんだけど、ユニフォームの胸のロゴが「ball」だったことが可笑しくてしょうがなかった。せめてbaseballじゃないのかと(笑)
功太は・・・とりあえず展開が見事でオチも抜群で嬉しくなってしまった。怖いオチは別に珍しくないし、なんだったらオチだけ怖くしてインパクトを残す作り方も安易とはいえアリなんだと思うけれど、コントの最初から連綿と続くキーワードがオチとしてどーんと来るところがたまらない。ヒントがあったけどそのヒントを踏まえて答えが意外なところから飛び込んでくるところが、痒いところに手が届く面白さ。
この人のブラックなコントは本当に容赦なくて血も涙もなくて(笑)その潔さがとっても好きです。

とろサーモンは、このところたまらない気分になることが多い。もちろん良い意味で!
こんなに好みだなんて不覚だ。久保田さんが上手いんだよーなにあのキャラ付け(笑)挙動不審で不気味な人(しかも子供)をやらせるとあんなに似合うんだなあ。
それと同じくらい、村田さんが上手くて、何でも出来そうな人だと思ってはいたけど本当に出来ちゃう人だった。至極まともな容姿でまともな言動なのに、変な格好してるっていうのがまず卑怯。まともなだけに悲哀もひとしお。あれをくどくなくやりきれてしまうところに惚れ惚れ。村田さん素敵だ。

ピースのコントは本当によく出来てるんだなあ。
綾部さんの濃いキャラの数々は、又吉さんの作る淡々と歪んだ日常世界にちょうどいいアクセント具合で心地よい。舞台設定が妙に無理がないところもいい(戦中の日本の子供が似合う又吉さん)
単独行きたかったなー。機会があれば次はなんとか足を運びたい。

ノブシコブシは先日の単独で一番好きだったコントを。
やっぱりあのネタ大好きです。吉村さんの泣きじゃくり演技は山本吉貴に続けという勢い(笑)徳井さんの少年キャラは、非常に現代っ子で、そのくせ変にませてて、子供らしい浅はかさがリアルで好き(笑)
POISON GIRL BANDはよりにもよってちゃんこ番でのコントを持ってきたので、始まった瞬間椅子からずり落ちるかと思いました。読めないわーこの人たち・・・。
吉田さんがグローブを忘れてしまったというコントでしたが、冒頭に二人の会話が追加されていて、だいぶ見やすくてほっとした(あれでも。笑)
内容はともかく、学生服を着替え始めた吉田さんがピンマイクを普通に外しているのを阿部さんが「おまえピンマイクつけてんの?」と指摘したくだり、あれがもし予定調和だったとしたら、やっぱりこの人たちのルール破壊ぶりはおかしいわーと思ったものです。アドリブかもしれないけど。

シークレットゲストは、1組だったところが2組なったと頭で大西ライオン氏から報告があったのですが、一組目があべさくで、私は約1年ぶりにあべさくのコントを見ることができて嬉しかったなあ。以前モリエールで見たときも面白かったけど、今回も大変に自由で面白かった(笑)さっくんの度胸もさることながら、あべさんて本当に拾ったり広げたりフォローしたりがいちいち頼もしい。
トリのシークレットゲストがカリカと分かった瞬間の、私達の盛り上がりぶりったら!(笑)
私はライブの途中から、これだけ面白いコントばかりのライブにカリカが出てたら最高だったのになあ・・・とひそかに考えていたところだったので、よくぞ呼んでくれた!と感動すらしました。
base芸人目当てのお客さんもルミネ芸人目当てのお客さんも、この日の最大公約数のお客さんに向けての丁寧なご挨拶的なコントだったなあという感想。相変わらず『面接』のカリカはやりたい放題で楽しい。家城さん楽しそうだった(笑)欲を言えば、もっと行ききってしまったザッツカリカコントを見せてほしかったような気もしないでもない・・・のは、カリカファンとしての欲目かなあ。

関東在住の客としては、baseの芸人さんも出ている舞台で、ルミネ芸人さんに一発ぶちかましていただきたいという気持ちもあったので、そういう意味ではピースとノブシコブシにはすかっとさせてもらったし、逆に天津ととろサーモンにはbaseの凄みを見せ付けられたりして、本当におなかいっぱい。
なによりジャルジャルがやっぱり頭おかしいんだーということが分かって(褒めてます。なんだったら絶賛)満足です。でもやっぱりもっと見たいなあ。