箱雑記ブログ

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キングオブコメディ単独ライブ『ハンディキャップ』

行ってきました。キングオブコメディ第4回単独ライブ『ハンディキャップ』です。

昨年後半はキングを見ることをサボっていた私、実はキングを見るのは「だいた・オブ・コメディ」以来だったのでした。
この半年の間に、もうだいたさんはご結婚されてしまいましたよ(笑)

コント:今野くん
[VTR]オープニング
コント:誘拐
[VTR]Let's 英会話
コント:ハッピーラジオ
[VTR]意地汚い高橋
コント:サイン会
[VTR]また帰ってきた世界はじめてさん
コント:今野浩喜モノマネディナーショー
[VTR]今野実家へ帰る in 皇 居
コント:出待ち
[VTR]エンドロール
コント:サッカー日本代表
コントのタイトルはなんとなく付けましたので当然正式なものではないです。

とりあえず、1年ぶりのキングオブコメディの単独は、どこまでもどこまでもキングオブコメディだった、という他ない内容でございました。
東京03の単独を見るときも感じるのですが、他のお笑いライブと比べて、見る側の消耗度が異様に激しいのはなぜでしょう。とにかくひとつひとつがボディブローのようで、見終わった後はぐったりしていました。「笑い疲れた」を通り越して、ただただ「疲れた」という感じで。
それはもちろん悪い意味ではまったくなく、もう本当に笑い通しで、彼ららしいシチュエーションや言葉選びが雨あられと降ってきて、久しぶりだったこともあって、体に染み渡るというか、むしろ侵食されるようなイメージでひたすら笑わされました。
最初に見たときは本当に、すでに4つめのコントが終わったあたりで笑い疲れてぐったりしてしまい、もう笑えないって気分でいるのにこの上まだ残っている映像とコントで無理矢理笑わされて、終わったときにはもう、息も絶え絶え。体が追いつかないほどの笑いってどうなの。

前回は私が本当にキングをあちこちで追っかけて見ていたからか、余計なことを考えすぎて見ていた点も実は多々あったように思うのですが、ほんの少しだけ距離を置いてから見てみたキングは、それはもう大変なおかしさでした。だからかな、去年よりも面白く感じた気がする。
最近よく見ているPOISON GIRL BANDなり千鳥なりカリカなりという吉本の芸人さんも、頭おかしいなあ・・・としみじみ思う瞬間があるのですが(もちろん褒め言葉です)、キングを見ると、なんというか、キングの頭のおかしさはそういった並み居る芸人さんとも明らかに違う、どこか違う方向に突き抜けてしまった感じがあると思いました。褒めてますよ(笑)
「本当に頭おかしいよねー」と笑い合う明るい感じではなくて、「大丈夫なの?」「これ笑っていいのかな」と小声で話し合ってしまうような、おいおいという感じの。
決して会社や学生時代の友人にオススメできない、してはいけない、でも見てない人は勿体無いなあと思ってしまう、そんなキングオブコメディです。
相変わらずこの人たちは、不謹慎ネタ大好きだよね!

今回はとにかく映像が全て秀逸!ハズレがありませんでした。
最初の英会話の出っ歯ちゃんでまずがつんと頭を殴られて、次の意地汚い高橋さんについては、ああとうとう映像でネタにしたんだ!という(笑)話に聞けば聞くほど酷い高橋さんの意地汚さは、このVTRで完全に高みに上り詰めた感があります(笑)いやーとことん最低だった!この世に芸人という職業があって本当によかったと思った瞬間。
で、この時点でもう十分満足だったのに、再びはじめてさんとの再会も果たし、マフラーでなくヘビを首に巻いて悶絶するはじめてさんに改めて爆笑。
そしてもう笑えないよーと思っていたところに最終兵器として襲ってくる、キングオブコメディin 一 般 参 賀・・・以下略(察してください)。
やっぱりあの人たちどうかしてるよー。信じられない、一般参賀で「お父さーん!」と叫ぶ今野さん、叫ばせる高橋さん。どうかしてる!あのVTRで笑ってしまったワードを並べようと思っても、怖くて並べられないよ!

コントもそれぞれが非常に濃厚でした。特に今回は、高橋さんの大変にわずらわしく腹立たしいキャラクターが推されているコントが多くて、サイン会のコントでは本気で苛々しました(笑)
もちろん高橋さんの絶妙の返しも相変わらず堪能でき、今野くんの壁一枚向こうに隔てたようなボケの数々も相変わらず。誘拐のあの少年キャラ、たまらない。ヨントス、たまらない。
初めて彼らを見た頃に比べたら、厚みのある構成と演技をするようになったなあ、なんてことは、後から落ち着いて考えたときにやっと思うような感想でして、正直見ている間はそれどころじゃなく、もうひたすら、「サイテー!(高橋さんが)」か「頭おかしい(二人とも)」を交互に考えているような感じでした。
ただ、キャラ押しに見えて実は構成ががっちりしてたり展開が秀逸だったりするのが、キングの面白いところだとも思っているので、ラジオや誘拐はやっぱりそこらへんも堪能したのですが。
最初のコントが、設定や展開からオチまでがキングの暗の部分での楽しみを噛み締められるような展開でした。最初のコントからあれをやられてしまったら、もう、降参するしかないなあ。そこからラジオに至るまでのリンクの仕方もね。

さて、土曜公演にはカメラが入っていましたが、あれは単なる記録用だろうか、はたまた・・・という話を友人たちとしたものです。
毎回単独を見るたびに、「どのネタならテレビでやれるか」を話し合う私たちですが、今回はどうかなあ。誘拐とラジオは意外に行けるかもしれませんが、そのまま持っていくのはやっぱり厳しいかな。
ましてやDVD化はありえない・・・だろうなあ・・・(笑)

キングオブコメディはどこまでもキングオブコメディであり、キングであるということに関してはまったく私を裏切ることはなく、それはつまり、やっぱりキングは強烈に面白い、というのが今回の感想です。ええもう、本当に面白かったです。死ぬかと思ったもの。
それを改めて感じつつも、おおっぴらに笑ったことを口に出すのは憚られてしまうのでした(笑)
いやーでも、やっぱり、見たほうがいいよ!(笑)

おまけ。
土曜夜にはアンガールズの二人とエレキ谷井さん、磁石永沢さんに流れ星中島さん、火災報知器の小林くんを発見。
夜公演前にサンモール近くで待ち合わせしていたなかつさんは、どきどきキャンプの岸さんを見たということだったので、昼には岸くんが見に来ていたのかも?分かりませんが。(岸くん、キング見てからR-1の準決勝に行って、それで決勝進出したのかな。だとしたらすごいな。笑)
日曜公演には、東京03の御三方に、鬼ヶ島の野田さん大川原さん、などなど、人力舎の皆さんが見に来てましたとさ。