箱雑記ブログ

色々まとめています

スピッツのことくるりのこと。

スピッツさんがシングルコレクションを「納得の上で」リリースだそうです。
スピッツさんの『RECYCLE』(何度聞いても素敵に痛烈なタイトルだなーと感心します)についての諸々は、今更のことなので置いておくとして(代わりに公式サイトへのリンクをば)、メンバーの意思に呼応して『RECYCLE』には手を出さないでいるファンが多いみたいで、ああそうかと改めてあの問題を振り返ってみたりしました。
私なんかはどうしても、曲に罪はないと思ってしまうので、買わない、という気にはなれないのですが、たとえばスピッツさんたちが、『RECYCLE』によってお金を得るということに困惑を感じたりしているのであれば、それもまた難しいことだなあと思うわけです。難しい・・・曲に罪はないのにね。CDが作られた経緯と結果そのものが悪いだけなので、そこに入っている曲ひとつひとつはそれらの経緯とは何の関わりもないわけだ。
買う買わないということに関しては私はものすごくどちらにも葛藤がありますよ。買わないってことは曲を否定してしまいそうな気がしてやっぱり釈然としない。でもあっさり買うのも違うって分かってる。

でも、今回のシングルコレクションが発売するおかげで、ようやくその辺の葛藤から開放されます。よかった。
本当ならこんなコレクションを出すことすらなかったはずなんですよね。今回のこれは『RECYCLE』のアンチテーゼであって、『RECYCLE』がなかったらこれもないわけで。そう考えるとなんともいえない気持ちですけれど。
でもこうして堂々と胸を張ってコレクションを購入できることは、いいことだと思います。聴き手と作り手双方にとってね!

しかし今回一番の衝撃はというと、「1枚目から20枚目までのシングルはすべて製造中止」という事実ですよ。
うわ、勿体無い!いや、シングルコレクションがあって花鳥風月に色々衣があればシングル曲はすべて網羅できることは分かっているのですが、シングル1枚1枚として大好きなものとかもあってですね・・・。
CDって中に入ってるデータだけじゃないんですよね、ジャケットとかライナーノーツとかも全部ひっくるめてCDだから。それが無くなるのは惜しすぎる。
持ってないシングルは集めなきゃ、と心に誓った今日この頃です。

でも私今でも自分のiPodの中にほとんどのアルバムが入ってて、シャッフル演奏中にヒバリのこころがかかるとしばらくリピートしたりしてるんですけど(笑)

ちょっとばたばたしていてなかなか落ち着きませんが、8日にはくるりの武道館ライブに行ってきました。
今回の『NIKKI』が個人的にあまりにも好き過ぎて、ZeppTokyoだけでは足りなくて足を運びましたが、やっぱりくるりはいい。
決して派手ではないけれど静かな熱をずっと感じ続けることが出来るライブでした。
それにしてもこんなにコード進行とかベースラインが好みのバンドもそうそう居ないです。複雑なメロディ展開とか、複雑な和音とか、聴いててそのたびにたまらないです。くるりのライブに行くとずーっとベースラインに集中してしまう私。なんて複雑に練り上げられたコード進行なんだろう。あの緻密さがたまらない。
ベースといえば、佐藤コーラスは神がかっているように思えてなりません。なぜあの癖のある岸田声にしっかりとコーラスを乗せて違和感がないのだー。信じられない。
緻密で見事なコーラスなのです。酔っ払いそうでした。挙句水中モーターとか聴かされた日にはもう・・・すっかり社長モードですとも。
スーパースターのときに岸田さんがサビの手前でニット帽を脱ぎ捨てて、サビで一気に熱を開放した瞬間とかは、かなり素敵でしたけども。相変わらずメインギターなのに職人のような佇まいの達進さんも素敵でしたけれども。
なんだろう、私はくるりのメンバーの人となりとか歴史とか何も知りませんけれど、ライブでの彼らの言動とか立ち姿は、本当に飾り気がなくてシンプルで、その透明な感じがとても好きです。
岸田さんの体は華奢で細くて、眼鏡をはずしても相変わらず文科系ロッカーのイメージは残ってて(笑)、ステージ上で大きく見えるとかそういう感じでもないけれど、ただその小さな空間からあふれ出てくる静謐で時々苛烈な情熱みたいなものは、やっぱりとっても胸に迫るのです。
今年こそくるりのファンクラブに入ろうと決意。

ライブ後の私と友人は、佐藤社長がハイキングウォーキングの鈴木さんに見えるということで意見がまとまってました。最初は私も否定したけど、うん、やっぱり似てると思う(笑)髪型のせいかな、とも思うのですが。
佐藤さんをもっとワイルドにしてアゴを割ったら鈴木さんになるかもしれない(笑)
そして友人は、「Qちゃんの方がかっこいいけどね!」と言い切ります。なんたって松田さんの顔は覚えてないけど鈴木さんはかっこいいと断言する友人ですから。すごいよ実際(笑)

9日には年末にお会いしましょうと行っていたのにお会いできなかったなかつさんと新年飲み(というわけでもなかったのですが。笑)を。
なかつさんお勧めの韓国料理屋さんに連れていってもらいました。辛かったけど美味しかった!辛いのはまあまあ得意の私ですが、それでも最初はかなり辛くて飲み物が進みましたが、なかつさんは全然へっちゃらそうでした。かっこいい。