箱雑記ブログ

色々まとめています

M-1ファイナリスト。

決まりましたね、ファイナリスト。

アジアン(吉本興業 大阪)
麒麟(吉本興業 大阪)
品川庄司(吉本興業 東京)
タイムマシーン3号(ケーアッププロモーション)
チュートリアル(吉本興業 大阪)
南海キャンディーズ(吉本興業 大阪)
ブラックマヨネーズ(吉本興業 大阪)
笑い飯(吉本興業 大阪)

ざっと見た第一印象はというと、「硬い」でした。
去年のファイナリストの印象が強すぎるせいかな。今年は関東にいては見られない関西の若手がいるわけでもなく、関西にいては知りえない関東のネタの持ち主もいない、漫才の年輪をきっちり刻んできた人たちが多いなーという感想です。
いわゆる漫才師らしいメンバーが残ったといいますか。
私は関東の予選しか見てませんから、納得するしないとかそういう話が出来ませんけれども、準決勝のチュートリアルがとても「らしい」漫才でやっぱり面白い!と思ったのは本当です。麒麟南海キャンディーズもまったく外さず乗り切っていたし、もしも10年目枠なるものが本当にあるとして、それが東京会場から出てくるとしたら、品川庄司ハリガネロックのどっちかかな、とも思いました。当日のウケだけ見てたら、東京ダイナマイトよりはひょっとしてタイムマシーン3号?とも思ったなあ。
話によると大阪会場では笑い飯が爆発していたそうだし、ブラックマヨネーズはそもそも常に評判の高い人たちで準決勝も面白かったらしいから、上がってきてもおかしくないなーと。今年のアジアンが面白いっていう話もよく耳にしてましたし。

単純に誰が上がってもおかしくないなーと思っていたので、これだけのメンバーが上がってきたのも、ある意味納得。
なにより、「誰?」という名前もネタも見たことない人たちがいないというのが。・・・これが一番意外というのも変な話ですけれども(笑)順当ということですよね要するに。

で、思ったのは、去年のファイナリストの選び方はきっとイレギュラーだったんだなあ・・・ということ(笑)
過去3回の堅実なファイナリスト選びをひっくり返した(ように私には見えました)去年のファイナリストのメンバーは、私にとっては実は今までのM-1では一番魅力的なラインナップでした。なにしろ見るネタ見るネタがことごとく変化球につぐ変化球でしたから(笑)
おかげさまで、去年のM-1を見たことが切欠で、いまではすっかりPOISON GIRL BANDと千鳥にどっぷり、南海キャンディーズの魅力に打ち抜かれ、東京ダイナマイトの単独に足を運ぶなんてそれまでは考えもしなかったし、タカトシさんはもはや私の中で揺るぎ無い漫才師の地位をものにしてます。
そんな変化球好きの私なので、今年のファイナリストは「硬い」と見ました。去年のようなわくわくや高揚感は、あくまで個人的にはという前置きがありますが、それほど感じないかなあ。

ただし、チュートリアルが上がってきてくれたことはとても嬉しいし、期待もしてしまうなあ。何しろ2001年ぶりですもんね。数年ぶりの鬱憤を思い切り晴らす瞬間を見たい。
単純に南海キャンディーズのネタが見られることも楽しみだし、笑い飯の雪辱も楽しみ。(哲夫さん、決勝当日誕生日だと聞きました。お膳立ては揃ってる!笑)
唯一の吉本以外の事務所から出てきたタイムマシーン3号がでっかい花火をあげてくれることも期待。関東の漫才師さん少ないですしね、品川庄司にはそういう点にも期待したいし、最後の晴れ舞台を楽しんでほしい。
そして麒麟がこのチャンスにどこまで上り詰めてくるか、とか、見所はやっぱり多いですよね。

しかしこうなると敗者復活戦が俄然楽しみというか気になってくる・・・豪華すぎます、私的に。
大人しく家でスカパー中継を見ていようと思っているのですが、なにやらうずうずしてくるなあ(苦笑)
楽しみというか、どきどきはらはらですね。心臓に悪い。
千鳥が来たら素敵なんだけどなあ。厳しいんだろうなあ(笑)ポイズンも同じく。東京ダイナマイトはどうだろう。トータルはちょっといいかもしれない。ハリガネロックあたりは有力候補だろうな。ストリークとかはどうかな。

というわけで、何が一番残念て、千鳥がいないことがひたすら残念でなりません。
私の周りの友人たちは何気にみんな千鳥がお気に入りだということが最近判明したのですが、みんなが「千鳥には来て欲しい!」と言ってたんですよ。
その理由というのが、みんな揃いも揃って「千鳥には今年もファイナルに行ってもらって、またトップバッター引いてもらって、とんでもないネタやってくれなきゃ!」というものだったのがあれですけれども(笑)
私もそれが見たかったー。心の底から見たかった!ファイナルの大舞台でトップバッターで「何もしない」ネタか「悩み相談」を堂々とやってくれる千鳥を(笑)
それだけに非常に残念。

ポイズンも残念だったけれど、M-1という舞台だけに限定するなら、より千鳥に出て欲しかった私です。ポイズンよりも千鳥のほうがよりM-1のカラーというか。千鳥や東京ダイナマイトほどポイズンにM-1を求めていないというか。むしろもっと他のものをより求めているというか。
とはいえ、吉田さんのブログを見たら、やっぱり悔しい気持ちが出てきますけれども。

ただ、千鳥にしろ、ポイズンにしろ、東京ダイナマイトにしろトータルにしろ、その他まだまだ残り時間も伸びしろもある人たちが、こういう苦い経験を超えて作り上げるであろう何かが楽しみでしょうがない、というのもちらりとありつつ。
2001年から2002年のフットボールアワーのように。2002年から2003年の笑い飯のようにね。

とにもかくにも、25日が楽しみです。

それにしても、M-1グランプリというイベントには数々のドラマがありますけれども、ドラマの山場のひとつは間違いなくこのファイナル進出者決定の瞬間ですよね。
もうひとつはやっぱり、敗者復活戦の勝ち抜きかな。


11日の『2丁拳銃の漫才シワス!』については後ほど。
このイベント、私にとってはM-1と肩を並べるくらい、次があれば絶対に見たいと思わせてくれる素敵なイベントでした。
こういう企画を立ち上げて主催してくれる2丁拳銃は、やっぱり関東の中堅芸人さんでは本当に稀有で大事な人たちだと再認識。