箱雑記ブログ

色々まとめています

PS7⇒KIJ。

昼は恵比寿にてPS7。
夜はルミネにてKIJ。豪華2本立て。

PS7はバカリズム好きのお友達が大プッシュ中で、ならば見るしかないな、ということで行ってきました。ライブに誘われることが少ない私は誘われたのが嬉しかったのもある(笑)
バカリズムプレゼンツのライブでして、事務所の後輩であるきぐるみピエロとの3組でのユニットライブでした。
いやあ、面白かった。ネタはおそらくほとんど升野さんが作っていると思われますが、バカリズムしかりPS7しかり、升野さんのネタは脳に普段受けることのない刺激を受けている気分になります。普通表玄関や裏口やベランダから入ろうとするところを、升野さんは軒下の地中に穴を掘って床板を外して中に入ろうとしているイメージ(笑)計画するのは升野さんだけど、実際に穴を掘るのは松下さんなり後輩の4人なりで、ちょいちょいそれを升野さんが邪魔してる、みたいな。
私の下手くそなたとえはともかく、升野さんのネタの作り方って、そもそも最初の一歩からして普通じゃないんだろうな、と想像できるようなコントの数々でした。テイスト的にはバカリズムと一緒。ただ、人数がたくさんいて、でも無駄な人は誰もいなくて。
バカリズム好きの友人がライブ後に言っていたのが、要するに2人じゃ出来ないネタを思いついちゃったから、じゃあユニットで形にしようか、という試みなのではなかろうか、と。なるほど納得です。言われてみれば、タクシーのネタなんてまさしくバカリズム!って感じだったけど、2人じゃ絶対できない(笑)
そんなこんなで、全体を通して楽しんできたライブでした。BS日テレでの放送と、DVD化が決定しているらしい。誰だか知らないけど責任者偉い!(笑)
10月にはバカリズム単独ライブが予定されているようです。都合がつけばぜひ行きたいな。

新宿まで移動して、友人と別れてKIJへ。
前回行けなかったので楽しみにしてました。
雰囲気的には以前一度だけ足を運んだことのある「元クラウディーズ」みたいな感じかな。3人でお題にそって面白いことをやっていこう、という。

元クラウディーズでも驚いたのですが、木村さんなり千原さんなりの、常に新しい笑いの形を探そうとする姿勢の貪欲さがすごい。あれもこれもやりようによっては笑いになるんじゃないか、なんてことを、ひょっとしたらあの人たちは365日24時間延々考えているんじゃないのかな。
スポーツ選手が一流になるには、才能や好きという気持ちだけでは足りなくて、サッカーならサッカー野球なら野球のために自分の生活において何かを犠牲にしなくてはいけない、というのが個人の持論としてあるのですが、それがお笑いにも適用できるのであれば、毎回あれやってみようこれやってみようで笑いになるかなどうかな、と延々考えていそうなあの人たちは、お笑いの第一線に乗るべくして乗った人たちなのだなあと思う他ありません。
企画力、というか、発見する力なのかな、こういうのって。
ベテランの域に達しそうな人たちがこんな貪欲なのだから、彼らの周りにいる後輩は色々とたまらないだろうなあ・・・(笑)

それと同時に、板尾さんという人の自由さに大笑いでした。
いやー、あの人、本当に自然だなあ!自然にああいう人なんだな(笑)
あんまり自然で自由で飄々と舞台にいるので、ぼーっと見てしまいましたよ(笑)ぼそっとつぶやくひとことが面白くて。

最後の方で、「過去のある場面をやりなおす」というものがありまして、ジュニアさんが入院中看護士さんに鼻に管を通す(すごく痛いらしい)のに何度も失敗して、3回失敗して4回目、というときに『何回失敗すんねん!』と言いたかったけれど弱っていて声が出なかったので言いたい、というのと、板尾さんが以前お誕生日に奥様と小さなフランス料理屋さんへ食事に行った際、料理が出てくるのが遅くて苛々しているところにシェフがハンドルを回すとメロディが鳴る箱(名前が分かりません)を持ってきてハッピーバースデーを歌い始めたときに『はよメシ作れや!』と言いたかったけど言えなかったのでやりなおしたい、というシチュエーションを再現したのです。説明長くてすみません(笑)
で、その言いたい台詞を言うまでのシチュエーション再現で、ジュニアさんのときは木村さんと板尾さんが、板尾さんのときは木村さんとジュニアさんが、それぞれ登場人物を再現するのですが、急にやることになったというのに、なんだろう、あのクオリティの高いコントは(笑)本当に面白くて。
板尾さん、「えらいもんでちょっとすっきりするなあ」と言ってました。それはよかった(笑)

今後も毎月最初の日曜にルミネで行われるそうで、来月は見に行く予定はないのですが、近いうちにまた足を運びたいなあと思いました。