箱雑記ブログ

色々まとめています

大喜利猿→ULTRA SIMPLE

久々のライブのハシゴでした。
しかも、直前までするつもりのなかったハシゴ。
シアターDさんのチケット販売方法に疑問を持ちつつ、辛うじて前日チケット確保となりましたので、昼に大喜利猿
夜に友人が誘ってくれて、感謝しつつ一緒に同行させてもらったチョップリン単独ライブ。
どちらも面白かったです。しかも珍しいものをまとめて見ることができた気分。

大喜利猿は、私はどんなことをやるのかまったく知らなかったのですが、今回は「今年のセンター試験の問題で大喜利」。
小林さんと升野さんという組み合わせがまず不思議。会話が想像できない。
しかも小林さんの大喜利っていうのが初めて。升野さんの大喜利も、話には聞いていたけど実際に体験するのは初めて。
そんな初めてづくし、且つ大喜利づくしのライブ。
小林さんが楽しそうでした。ちょっと羽目をはずした感じでね。自分も楽しんじゃって、自分の答えで笑っちゃって、楽しそうで。
升野さんの大喜利はさすがに面白い。思っていたよりもシンプルで、私ああいうの好きなんです。ああいうシンプルな答えを大喜利で出してくる人が、コントだとああいう一風変わった展開を見せてくれるっていうのが面白いなあ。
何よりお二人とも絵を描きまくり(笑)絵の回答が多くて、それがまたクオリティ高くて、さらに面白い(笑)小林さんのミラボーが忘れられない・・・(笑)
個人的には、升野さんの「芸能の20」に大笑い。
貴重なものをたくさん見れて楽しかったです。小林さん、大喜利もさすがにやってくれます。

その後は新宿へ移動して、チョップリン単独ライブ『ULTRA SIMPLE』へ。
前回の『BOOK』から、どんな感じになったのかな、と思ったら、じりじりとした頭のおかしさ(褒めてます)に磨きがかかった感じでたまりませんでした。
設定はかっとんでてとんでもないのに、非常にナチュラルなテンションのお二人が淡々と、時にはじけてその設定をこなしていくのが、そのテイストがなんとも言えず面白い。
お葬式の棺おけの中で生き返ってしまった人の話は、普通だったら最終的に棺おけから出てきて云々、となるのではないと思うのですが、そうはならない。気持ち良いオチにはならず、後味が悪かったり居心地が悪かったりする、その感じでいいなあ。設定はぶっとんでておかしいのに、展開はシビアでリアルなんですね。面白い・・・。
そのくせ、第二の志村みたいなネタも出来ちゃう(笑)
設定と展開の妙と、ご本人たちのふり幅の広さが魅力なのかも。あと、西野さんのある程度なら何でもこなせてしまう秀才っぷりと、小林さんの見事な大根ぶりのコントラストも、絶対に魅力だと思う(笑)

エンディングの、西野さんと小林さんのコントラストも楽しかったー。なんだあれは。
小林さんのこだわりのなさと自分甘やかしっぷり(笑)肩の力が抜け切ってて、出来ないことを無理にやろうとしない様はいっそ大人物の風格すら(笑)
その横で小林さんののらりくらりな受け答えを全て大人の常識でつっこんでいく西野さんがまた・・・保護者のようですよ(笑)
小林さん、大阪公演での失敗を東京公演で再びしてしまったそうで、それを指摘されて「言うてくれたらええやん」と反論し(言ったらコントそのものがめちゃくちゃになるのでは!)挙句「このコントもうやらない」宣言を(笑)
最後やれやれといった風情の西野さんも込みで、最高です。

今年中にもう一度来れたら、みたいなことをおっしゃっていたような。
ぜひ来ていただきたいです。楽しみにしてます。

ちなみに、客席に関係者席がものすごく多くて、こんなに必要なのか?と思っていたらば、開演時には見事に全て埋まってました。ううん、さすが。